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ファッション(服装)でモテる?メンズ&レディース別に「異性ウケ」の科学的な差を解説

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こんにちは、しょる(@SHOLLWORKS)です。今回は表題の通り、ファッションを頑張ってモテるのか?というお題。

一言でいえば「人による」のですが、「じゃあ、どう人によるの?」というところが気になるでしょう。

今回ばかりは、私個人の見解ばかり述べても・・・というところですので、ソースとして学術論文を読んだ上で、サマリーを以ってレポートさせていただければと思います。

また、後半部分では「服装を頑張ってどのくらい意味があるのか?」という疑問にもお答えします。

ファッションとは、究極的には「モテ」よりも「自己実現」になる分野。特に男性の場合は顔の魅力度に関わらず、服装の良し悪しを客観的に女性に評価してもらいやすいようですよ。

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なお、あくまで一般的な傾向としてお読みいただければ幸いです。「一般的にはそういうものだ」という価値観であっても、目の前の好きな人の価値観は違うかもしれませんからね。

目次

「身体的魅力と内面的魅力が好意度に及ぼす影響の性差(佐藤、2017年)」 の要約

まずは、2017年の「早稲田大学教育・総合科学学術院 学術研究(人文科学・社会科学編)第 65 号」に掲載された、佐藤舞氏による「身体的魅力と内面的魅力が好意度に及ぼす影響の性差」という論文ご参照いただければと思います。

詳細は原文をお読みいただいた方が正確ですので、ぜひご一読いただければと存じます。ざーーーーっくり要約して説明するのであれば、

大学生の男女60人ずつが、異性の魅力度を身体的&内面的に「高」or「低」を評価し、それぞれ4パターンの場合での「好意度」を「適切と評価される空間距離感」で計ったもの。

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近ければ近づきたい相手ですので、好意度の高い対象ということですね。

検証結果の図がこちら。棒グラフの高さが低いほどモテています。

少し分かりにくいですが、左の「女性」は「女性が男性に対して下した評価」、右の「男性」は「男性が女性に対して下した評価」です。

つまり、「見た目も性格も良い男性」はめっちゃモテて、「見た目も性格も悪い女性」はめっちゃモテないようです。

「外見も内面もイケメン」が最強だが、三次元の「性格クソ男」はイケメンでもモテない

検証結果によると、男性の場合は、

  • 身体的と内面的の両方が魅力的な男性に、異性からの好意は集中する
  • 内面の魅力度「高」&身体の魅力度「低」の男性は、身体の魅力度「高」&内面の魅力度「低」よりはマシ
  • むしろ、内面の魅力度が低い男性は、身体的な魅力度が高いと逆効果まである

と言えるようです。

男性は(後述の女性とは異なり)モテるためには身体的と内面的、どちらも評価されなければならないようです。評価されれば一番甘い蜜を吸えるものの、全体的にはハードモードと言えそう。

また、「服装も髪型も頑張ってイケメンです、でも性格クソです」では、その外見の努力が効果0どころかマイナスまであるという、残酷な結果に繋がるようです(残酷なのはそいつの存在かもしれませんが・・・)。

二次元ならそれも良いのでしょうが、残念ながら三次元の世界ではメリットがほとんどないようです。まずは、内面が好かれるようにしましょう。

異性からの「好意度」が高い女性とは、身体的か内面的の「どちらかが」魅力的な女性

一方、女性の場合は、

  • 女性は外面の魅力度「高」であれば、内面の魅力度の高低はほぼ関係ない
  • 女性は外面の魅力度「低」であっても、内面の魅力度が高いとモテる
  • 外面の魅力度「低」&内面の魅力度「低」の女性が(男性含め)最もモテない

とのこと。つまり、女性は「身体的魅力度」か「内面的魅力度」どちらかが高ければモテるようです。そして、男性と大きく違うのは、どちらも高かったパーフェクト超人でも、そこまで効果がない可能性があります。

驚いたのが、最も「好意度」が高かったのは、身体的魅力「低」で内面的魅力が「高」の女性。

この実験では身体的&内面的魅力に「高」「低」のみで、「中」はない点が気になるところです。美人過ぎるのも男性から距離を置かれるというのは、ひょっとしたら当たっているのかもしれません。

外見的魅力度に自信がない人は、内面を見てもらいやすい環境で勝負しよう

また、この実験は内面的魅力度にも高低を付けているため、被験者同士が知り合いの状態で評価しています。

男性、女性の違いはあれど、いずれも内面的魅力度を知ってもらえることが、有利といえます。

いずれにせよ、たとえあなたの身体的な魅力度が十分ではなかった場合、お互いに知ってもらえる環境で戦うことが(より)重要です。

一方、マッチングアプリのような外見で勝負する割合が大きな世界だと、どうしても上図のようになってしまいます。特に女性は外見的魅力が「低」の場合、「中身までよく知ってもらえるフィールド」で勝負すると良いと思います。

もちろん、上図の「絶対的な捕食者」男性でも、内面的魅力度が低いとバレてしまえば上手くいくとは限らなくなります。

よって、外見の魅力の自信のない男性も、相対的に内面を見てもらえるフィールドで戦うことは重要です。相手がイケメンかつ内面まで魅力的だったら潔く諦めましょう。

いずれにせよ、「見た目に自信がないからマッチングアプリ」は“養分”になる可能性が大です。「リアルではモテないから・・・」と、手を出すべきものではないかもしれませんね。

身体的魅力度とは、「身体の特徴(スタイル)」がかなり重要らしい

とはいえ、内面で圧倒的に勝負できる女性を除き、身体的魅力度を上げるに越したことはありません。特に内面が魅力ある男性にとって、身体的魅力度を上げることは一気に“勝ち組”になれる可能性を秘めています。そのままでも「イケメンだけど性格クソ」よりは良いようですが、どっちも良いと思われる可能性を捨てるべきではありません。

そして、本研究の実験では、身体的魅力および内面的魅力に関しての自由記述欄が設けられました。身体的特徴の場合、体型や顔立ち、身だしなみ(ファッション)、雰囲気、表情などのトータルのこと被験者となった異性の魅力度に関する自由記述欄が設けられています。異性がどの部分に注目しているかを表す、一つの指標として設けられたと考えられます。

女性からの男性の身体的な魅力度に関する詳細を記すと、

  • 「身体の特徴(顔を除く部分と体型に関する部分)」が44.7%(圧倒的!)
  • 「顔(顔を構成するパーツ)」が16.0%
  • 「身だしなみ(髪型・服装などのファッション)」が14.7%
  • 「雰囲気(外見に関する抽象度が高い部分。ここもファッション?)」が13.5%
  • 「表情」が11.7%

とのこと。人によっては、意外な結果だと思われるのではないでしょうか。

つまり、外見に関する評価でも、顔立ちが整っているだけではそこまで評価がされない可能性が高いですし、髪型や服装だけがオシャレでも、あまり評価されないようです。

いずれにせよ、「身体の特徴」以外、単体ではどれも決定打にはならないことが特徴。

裏を返せば、あなたがいずれかの要素に自信がなかったとしても、他の複数の要素で勝負する「総合的なカッコいい」を目指していくことで、十分カバーできる可能性が高いとも言えます。

顔そのものに自信がなかったとしても、体型や雰囲気、服装で作り上げた「雰囲気イケメン」も「モテ」には結構効果が高いのではないでしょうか。

女性の身体的魅力に関しては、「身だしなみ」に関する言及も多かった

一方、男性からの女性の身体的な魅力度に関する詳細を記すと、

  • 「身体の特徴(顔を除く部分と体型に関する部分)」が33.9%
  • 「顔(顔を構成するパーツ)」が18.1%
  • 「身だしなみ(髪型・服装などのファッション)」が26.0%
  • 「雰囲気(外見に関する抽象度が高い部分。ここもファッション?)」が14.1%
  • 「表情」が7.9%

となってそう。性別が逆の場合と比べると、「身体の特徴」に関する言及がやや少なく、「身だしなみ」に関する言及が多かったようです。

「女性のファッションに対する評価」は、後述の通り着用者の「顔」によって大きく左右されてしまうのですが、身だしなみを評価する姿勢はあるようです。

また、雰囲気もファッションに含めるのであれば、全体の40%はファッションに関する何らかの言及がされていました。「ファッションは女性のもの」といった社会的な観念が影響し、影響させているのかもしれませんね。

【ちなみに】内面的魅力は男女とも「心配り」が最重要、女性は「明るさ」男性は「寛容さ」も評価されやすい

重要事項ですので、内面的魅力度に関する言及もご紹介します。左列の「女性」は、女性が言及した、男性の内面的魅力度に関する項目、右列の「男性」は、男性が言及した、女性の内面的魅力度に関する項目です。

男女ともに内面で最も評価されるのは「心配り」「優しさ」「マメさ」に直結する項目が、最も内面への評価に繋がるようです。また、女性は「明るさ」、男性は「寛容さ」を見られているようです。

ちなみに、本検証結果は生物学的な性差を必ずしも表しているわけではありません。ジェンダーによる、私たちの個人および全体が抱えるの社会的な観念としての結果でもあります。

その点を踏まえた上で、「今、自分はどうふるまえば良いのか」のあくまで一資料としてお役立てくださいね。

「顔の魅力が服の魅力評価に与える影響とその性差(新美・山田、2020年)」の要約

続いては、新潟大学の新美 亮輔・山田 真也 両氏の 「顔の魅力が服の魅力評価に与える影響とその性差」(2020年) という研究論文を要約してみようと思います。

論文:https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjpsy/advpub/0/advpub_91.19004/_pdf/-char/ja

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表題の通り、服の魅力度を他者が評価する際、顔の良し悪しがどのような影響を与えるかの研究レポートです。興味のある方は、上記のリンクから論文を覗いてみてください。ここでは、結果について解説させていただきます。

男性は他者から服装の良し悪しを「客観的に」評価されやすい

早速ですが、検証結果がこちら。英語ですが、●がAttractive(魅力的)なM(Male:男性)もしくはF(Female:女性)○がUnattractive(魅力的ではない)M(男性)もしくはF(女性)を表しています。

縦軸が今回の検証で評価された「顔写真込みの服の魅力度(1~7の7段階で評価)」。横軸が論文の冒頭で別の被験者グループに評価させた、「服だけの魅力度」によって3段階に区分されたLow(低評価の服)、Mid(中評価の服)、High(高評価の服)という基準。

つまり、あらかじめ服だけの写真で評価させておいて、この実験では顔も込みで服の点数「だけ」をつけさせようとする。服だけを評価しようとしても潜在的に、顔の良し悪しで服の点数が変化してしまうのかどうかという実験です。

そして、2つあるグラフの左(A)の●が左から、男性が評価した、魅力的な女性が着た「低評価の服/中評価の服/高評価の服」に対する「服の魅力度」の点数(15人の平均点)。○が左から、魅力的でない女性が着た「低評価の服/中評価の服/高評価」の服「服の魅力度」の点数

向かって右(B)の●(見えませんが)が左から、女性が評価した、魅力的な男性が着た「低評価の服/中評価の服/高評価の服」に対する「服の魅力度」の点数(15人の平均点)。○が左から、魅力的でない男性が着た「低評価の服/中評価の服/高評価」の服「服の魅力度」の点数 です。

男性は「顔がいい女性」の着ている服により高い評価をつける

服魅力の単純主効果は男女どちらの 参加者でも有意だったが(ps < .01),参加者の性別の 単純主効果は低魅力・中魅力服条件で有意でない一方 (ps > .10),高魅力服条件で有意傾向となり(p = .079),女性参加者の方が評定値が高い傾向があった。

上記の棒グラフの左側(A)の結果は、 男性は「顔がいい女性」の着ている服により高い評価をつけるということ

つまり、男性は美女が服を着ると、美女じゃない人が着ているときよりも高い評価をつけてしまうという結果に。男ってやーねー!・・・と、言いたいところですが、後で衝撃的な結果が待っています。

女性は男性の「イケメン度」に左右されず、服装を評価できる

一方、上記の棒グラフの右側(B)の結果は、女性は服の魅力度の評価に対して、着用者の顔の良し悪しはほぼ関係しないということです。

確かに、私も女性(異性愛者)に「〇〇(その女性のパートナー)の服装を何とかしてくださいよ~」と言われたことが幾度とあります。

異性愛者の場合、パートナーの服装を気にするのは女性が多い個人的な実感はあります。

【ところが】女性が女性を評価する場合、「顔の良さ」に比例して服を魅力的だと評価した

先ほどの検証は異性に対する評価であったため、今度は被験者を15人から30人にして、同性による評価も検証した結果がこちら。

検証方法は同様で、(A)が男性が男性を、(B)が男性が女性を、(C)が女性が男性を、(D)が女性が女性を評価した結果です。

(B)と(C)は、先ほどの(A)と(B)と同様で、(被験者およびNが30と増えたため)若干の違いはあるものの、概ね同じような結果に。

最も注目すべき結果は(D)女性は、魅力的な女性が着ている服を(男性が評価したように)高く評価しました。

男性ほど魅力的でない女性が着る服に対する評価は低くなかったものの、魅力度が高ければ高いほど、着ている服にも+補正が掛かるようです。

男性が女性の身体的魅力度を見ている割合は確かに高いようですが、かといって女性が女性に評価される際も、「顔」の魅力度によって服の魅力度は左右されている。むしろ、評価者の性別よりも、被評価者の性別の方が重要なようです。

男性は評価者の性別がどうであれ、魅力的な服を正当に評価されやすい

そして、(A)および(C)の結果から、顔の影響をあまり受けずに服の魅力を評価できるのは、対象者が男性の場合だけという結果になりました。

そもそも服装がその人の魅力度に占める割合は佐藤(2017)の通り、そこまで割合が高くはありません。「服が評価されたからモテる」というわけでは総じてないようですが、オシャレを頑張ることは全くの無意味というわけでもなさそうです。

優先順位は、評価されたい人が何をどのくらい得意としているのか、ファッションがどのくらい苦手なのか。そして、結ばれたいお相手が、どのような価値観を持っているのかにも拠りますね。

終わりに|服装を変えたい!お洒落になりたいあなたへ

というわけで、今回は以上です。

ファッションの「モテ」に対する割合は、一般的には「とっても重要」という程の割合ではなさそうです。

しかし、評価されたい相手の価値観にも拠りますし、まったく意味がないという程でもありません。

いずれにしても、何でも良いに越したことはありません。

私たちは服は着て、社会的な生活を営んでいます。どうせ着るのであれば、なるべくお金を掛けずにファッションで「損をしない着方」をしてみても良いのではないでしょうか。

SHOLL
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ファッションが人の魅力度のほんの一部にしか過ぎなくとも、少しでも必要とする人にとって有益な情報となれれば幸いです。

それではまた!

おしまい!

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SHOLL(しょる)
1987年生まれ。国内ブランドを経て、伊ラグジュアリーブランドのデザイナーとして4年間勤務。
現在は日本の服飾産業を振興するため、マーケティング支援活動を行っています。
素材の機能性からパターンまで精通し、シンプルかつ素敵な服装の普及に努めています。
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