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SHOLL(しょる)
皆さまこんにちは。“SHOLLWORKS”運営者のSHOLL(しょる)と申します。

1987年、山梨県甲府市生まれ。国内デザイナーズブランドを経て、ファッションコングロマリットのブランドでデザイナー職を経験。

現在は東京都在住、ブランディングとマーケティングを涵養させる活動も行っています。
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AOKI「スーツ屋の仕立てたシリーズ」が本格始動! Tシャツやニット、シャツのクールビズ向けラインナップ紹介

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AOKIは、2022年春に発売し、累計販売着数25万着を突破する(2025年5月末時点) 「スーツ屋の仕立てたTシャツ」を中核に、「スーツ屋の仕立てたシリーズ」として本格展開を開始しました。

今季より新たに「スーツ屋の仕立てたニットポロシャツ・ニットTシャツ」「同カジュアルシャツ」をラインナップに加え、 クールビズのラインナップを強化しています。

ビジネスウェアのカジュアル化が進む現代において、ジャケットのインナーとしても一枚でも「きちんと」見え、かつ快適な着心地を実現するクールビズやビジカジ向けのシリーズを拡充しています。

SHOLL
SHOLL

今回は、夏のクールビズや多様化する働き方に最適な解決策と、「ぶっちゃけどう?」という点を解説したいと思います。

著者「SHOLL(しょる)」プロフィール

1987年生まれ。国内ブランドを経て、伊ラグジュアリーブランドのデザイナーとして4年間勤務。現在はデザイナーの他、日本の服飾産業を振興するため、マーケティング支援も行っています。

素材の機能性からパターンまで精通し、シンプルかつ素敵な服装の普及に努めています。


※当サイトのコンテンツは著者の知識と専門性、情報に基づき、完全に独自に制作しています。PRの有無に関わらず、メーカーはコンテンツや評価の決定に一切の関与をしていないことを宣言します。なお、この記載は景表法第5条第3号を遵守するためのものです。

目次

なぜ生まれた?「スーツ屋の仕立てたシリーズ」の開発背景

「スーツ屋の仕立てたシリーズ」が誕生し、さらにラインナップを拡充するに至った背景。

それは、現代のビジネスシーンにおける服装の変化と、それに応えるAOKIならではの視点があります。

ビジネスウェアのカジュアル化と多様化する働き方

ポストコロナや働き方の多様化に伴い、在宅ワークの普及ビジカジが浸透しましたが、近年はオンとオフの境界線が一層曖昧になっています。

AOKIは「パジャマスーツ」を登場させることでニーズに応えたヒット商品を生み出しましたが、併せてより夏向きの商品や、セットアップのインナーの需要も発生しています。

オン・オフの境界線を越えるアイテムへの需要

こうしたニーズに応えるため、AOKIは2022年春に「スーツ屋の仕立てたTシャツ」の販売を開始。

ジャケットのインナーとして最適な設計と、一枚で着ても様になる「きちんと感」が多くの支持を集め、累計販売着数25万着を超えるヒット商品となりました。

25万着突破の「Tシャツ」からシリーズ化へ

このTシャツの成功を受け、今回はさらに「クールビズスタイルや休日のカジュアルスタイルにも使えるアイテムが欲しい」という声に応える形で、新たにニット素材のトップスカジュアルシャツが登場しました。

これらを一つのシリーズとして体系化することで、夏のオフィスカジュアルの選択肢を大きく広げ、トータルでのコーディネート提案を可能にしているとのこと。

「スーツ屋」ならではの視点が生む“きちんと感”

「スーツ屋の仕立てたシリーズ」の根幹にあるのは、AOKIが長年培ってきたスーツ作りのノウハウです。

単なるカジュアルウェアではなく、「スーツ屋が仕立てた」というコンセプトの元に“キチンと感”あるディテールが随所に盛り込まれています。

ジャケットとの相性を計算した設計

本シリーズは、ジャケットのインナーとして着用した際に、最も美しく、そして快適に見えるように設計されているとのこと。

例えば、Tシャツやニットは、ジャケットを羽織っても腕周りがもたつかないよう、すっきりとしたアームホールのシルエットに調整されています。

カジュアルシャツも同様に、ジャケット着用を前提としたゆとりとシルエットが追求されています。

皮脂汚れを防ぐ襟高仕様の配慮

シリーズ共通の大きな特徴として、後ろ襟部分を高く設計している点が挙げられます。

これにより、ジャケットの襟に直接肌が触れるのを防ぎ、皮脂による汚れを軽減することができます。

また、ネックストラップをかけた際に首が擦れるのを防ぐといった細やかな配慮も、スーツを日常的に着用するビジネスパーソンのことを深く理解しているAOKIならではの視点と言えるでしょう。

【2025年夏版】「スーツ屋の仕立てたシリーズ」注目のラインナップ

本格的にシリーズ展開される「スーツ屋の仕立てたシリーズ」の各ラインナップは、それぞれに異なる素材と特徴を持ち、様々なシーンや好みに対応します。

【新登場】「スーツ屋の仕立てたニットTシャツ・ポロシャツ」

今季新たにラインナップに加わったニットTシャツ・ポロシャツは、夏のビジネスカジュアルをワンランク格上げする、上品さが魅力の一着です。

シルク混素材がもたらす高級感と快適性

素材にはシルクが混紡されており、柔らかな質感と滑らかな肌触り、そして品の良い光沢感が特徴です。

Tシャツの手軽さでありながら、ニットならではの落ち着いた雰囲気を演出し、ビジネスシーンにふさわしい品格をもたらします。

一枚でも様になる立体的な仕立て

ニット特有のストレッチ性に加え、身体のラインを拾いにくいプレーティング編みや、動きやすさを考慮した立体的なアームホール設計により、一枚で着用しても美しいシルエットを保ちます。

自宅の洗濯機で手軽に洗えるウォッシャブル機能も備え、デザイン性と実用性を両立しています。

【リニューアル】「スーツ屋の仕立てたTシャツ」

シリーズの火付け役となったTシャツは、顧客の声を反映し、さらに快適で扱いやすくリニューアルされました。

型崩れしにくいダブルジャージー素材へアップデート

全アイテムの生地を、ハリがあり型崩れしにくいダブルジャージー素材にリニューアル。

これにより、繰り返しの洗濯による縮みや、襟元のよれといったTシャツにありがちな悩みを大幅に改善しました。

さらに、縫い目をフラットにするメローロック縫製を取り入れることで、肌への刺激が少ないストレスフリーな着心地を実現しています。

夏に嬉しい機能素材と豊富なカラーバリエーション

吸汗速乾性と接触冷感性のある夏に最適な機能素材を採用したアイテムも新たに登場。

カラーバリエーションも、ビジネスシーンで使いやすい白や黒、紺といったベーシックカラーから、休日のコーディネートのアクセントになるボーダー柄、夏らしい爽やかなビタミンカラーまで豊富に取り揃え、様々な着こなしを楽しめます。

【新定番】「スーツ屋の仕立てたカジュアルシャツ」

Tシャツやニットに加え、よりきちんと感が求められるシーンにも対応できるカジュアルシャツもラインナップ。

立体的な襟立ちと計算された着丈のバランス(とのこと)

スーツのインナーを知り尽くしたAOKIらしく、専門のシャツ工場で縫製することで、立体的で美しい襟立ちを実現しているとのこと。

第一ボタンを開けて着用した際にも上品に見えるよう、ボタンの間隔にもこだわっています。

着丈は、パンツにインしてもアウトにしてもバランス良く決まるように設定されており、裾脇のガゼット(補強布)が、タックアウトした際のスタイリングを格上げ・・・とのことです。

AOKI独自の「1枚ヨーク仕立て」による高い通気性

背中のヨーク部分を、通常2枚の生地で仕立てるところを1枚で仕立てるAOKI独自の「1枚ヨーク仕立て」を採用。

これにより、煙突効果で衣服内の熱が抜けやすくなり、通気性が向上

通常のシャツよりもさらに涼しく着用できる工夫が施されています。

ファッションプロが思う「スーツ屋の仕立てたシリーズ」の価値

で、ぶっちゃけ私がどう思っているのかというと、

  • ニットTシャツは良いと思う
  • Tシャツもアリ
  • カジュアルシャツはナシ

です。

ニットTシャツ・ポロシャツの素材感と工夫が面白い

特にオススメしたいのがニットTシャツ・ポロシャツです。

そこまで安くはないものの、プチプラの範囲内に収まる中では圧倒的に面白い素材感で、柔らかな肌触りとサラッと感があって夏にも着やすい素材です。

また、もたつかないアームホールやジャケットの上襟に首が当たらない仕様なども面白く、この価格&ここで買う理由のあるニットTシャツだと思いました。

SHOLL
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ただし、やや繊細な生地なので、ネットに入れて裏返して洗濯&乾燥機NGは徹底しましょう。

Tシャツはちょい高めだけれど、工夫が◎

また、「スーツ屋の仕立てたシリーズ」の最初からあるTシャツも◎。

こちらもジャケットのインナーとしての用途に向いていますし、オーバーシルエット中心の中で「だぶつかないけれどゆとりがある」点や、肌当たりのことも考えた縫製仕様を踏まえると、買う価値のある商品だと思います。

SHOLL
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ユニクロのエアリズムコットンオーバーサイズTよりもジャケットの下に着るのに適していますし、生地的にも着崩れしない点もGood。

あとは、被りにくい点も当然◎です。

カジュアルシャツはちょっと厳しい

ごめんなさいですが、カジュアルシャツはちょっとナシかなって思います。特に半袖。

ストライプ自体は好きですがシンプルに柄が嫌なのと、タックアウトできるのは良いのですが、ちょっと裾のラインがチープです。

生地も縫製、パターンもそこまで工夫があるとは言えませんし、下記記事で紹介しているようなシャツの方が良いと思いました。

SHOLL
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AOKI公式の宣伝文句にある「脇にガゼットを設置したことでアウトで着た際もスタイリングが決まります。」というのもちょっと無理があります。

(ちょっと意味が分からない・・・。)

ラインナップ一覧

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商品名主な素材カラー展開税込価格
スーツ屋の仕立てたニットTシャツ再生繊維50%・ポリエステル35%・レーヨン10%・シルク5% 黒・紺・ライトグレー 5,489円
スーツ屋の仕立てたTシャツ綿59%・ポリエステル34%・ポリウレタン7% 白・黒・ライトグレー・紺・茶・ミント・ブルー・オレンジ・イエロー・ボーダー 4,389円~
スーツ屋の仕立てたカジュアルシャツ綿95%・ポリウレタン5% レンガ・ブルー 4,389円

終わりに|夏の快適なトップスに使えるものアリ

今回は以上です。

「スーツ屋の仕立てたシリーズ」に関しては、AOKIのパジャマスーツのヒットも相まって拡充が急がれていたシリーズだったと思います。

パジャマスーツと合わせてよし、夏に1枚で着ても良しのカットソーたちです(カジュアルシャツはごめん!)。

特に、ニットTシャツは面白いと思いました。

シルクを混紡した上品な素材感はもちろんのこと、ジャケットの襟元を汚さないための工夫などをしているTシャツは他にもありますが、素材の面白さと相まってなかなか見つけられなトップスだと思います。

夏のビジネススタイルを品良く格上げしてくれる、完成度の高い一着と言えるでしょう。

定番の「Tシャツ」もまた、インナーウェアとして高く評価できます。

ジャケットを羽織った際に身体へ美しくフィットするシルエット×機能性素材を求める方であれば、検討しても良いと思いました。

SHOLL
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ぜひ、夏のインナー選びの参考になったら嬉しいです!

ではまた次回!

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本当に良い、ブランドを。

SHOLLWORKSは、プロの目線からファッションに関する情報と価値観をお届けします。

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1987年生まれ。国内ブランドを経て、伊ラグジュアリーブランドのデザイナーとして4年間勤務。
現在はデザイナーの他、日本の服飾産業を振興するため、マーケティング支援も行っています。
素材の機能性からパターンまで精通し、シンプルかつ素敵な服装の普及に努めています。



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