こんにちは、しょるです。

ここでは、日本のビジネス&ドレスシューズブランド20選(既成11+オーダー9)をご紹介。日本編では既成靴メーカーと、ビスポーク(オーダーメイド)メーカーに分けてご紹介していますが、前半部分が既成靴、後半部分(2ページ目)がビスポークメーカーになっています。

日本の洋靴産業は明治の始まりと共にありますが、本格的に普及したのは戦後の「サラリーマンの装い」が一般的となった1950年代から。戦後の混乱の中、民間企業は軍靴の解体から(再)出発し、時代による機械化の波と共に多くのメーカーや職人が立ち消え、上手く乗り越えられブランド化したメーカーが今も生き残っている格好に。

また、00年代以降、今日有名となったビスポークシューメーカーが、こぞって設立されたことも見逃せません。90年代からの不景気突入で、日本の終身雇用制度が幻想であることに気付かされた若者たちが、こぞって靴職人を目指した時期がありました。(マシンメイドの靴に慣れ切った社会においては)彼らは顧客にとって、特別な一足を作ってくれます。

日本の靴は、牛革を輸入に頼らなければならないこともあり、革質は同価格帯の英国やイタリアのブランドに一歩譲ります。しかし、その分丁寧な縫製やつり込み、底付けや仕上げが光るブランドが多く、独自性も高い。どちらを重視するかにも拠るところは大きいと思いますが、個人的には粒ぞろいだと思いますので、まずは日本編から見てください

それでは参りましょう!

目次

【おすすめ】日本のビジネス&ドレスシューズブランド11選!【既成靴】

リーガル

まずは、日本を代表するリーガル。1902年創業、かつては日本製靴という社名の軍需メーカーでしたが、戦後は民需へとシフトし、後に米ブラウン社からリーガルの商標権を取得。日本を代表するブランドになりました。

リーガルはコスパが高い訳ではありません。しかし、歴史に培われてきた魅力全国に店舗を構えるアフターフォロー性の高さが、あなたの長年のパートナーとなり得ます。価格帯も安い物で1万円、高い物は10万円程度まであります。まさしく日本人へ向けた、「量産高級既成靴」といった位置づけでしょうか。

廉価なシリーズは避けた方が良いですが、ガラスレザー&合成ソールをグッドイヤー製法で作り上げた名靴「2504」、上位ラインの4万円弱の「01DR」シリーズ、上級ラインであるシェットランドフォックスの7万円前後のラインは、比較的オススメ度の高い靴たち。私の場合、概ね26.5cmがベストサイズ。

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リーガル(REGAL)2504 外羽根プレーントウ
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ブランド名リーガル(REGAL)
創業年1902年
価格帯1万円~10万円
製法セメンテッド/マッケイ/グッドイヤーウェルテッド製法
オススメ度★~★★★

レイマー(超おすすめ)

Raymer 公式HPより引用

レイマー(Raymer)は、静岡県焼津市にて誕生した新興ブランド。いわゆる「コスパ」が高いブランドとして、靴愛好家の間で有名です。価格も徹底したコストカットによって非常にリーズナブルで、グッドイヤー製法で2万円、ハンドソーン(九分仕立て)でも3万円程度。費用対効果を求めるのであれば、このメーカーを選んでいただいて間違いありません

創業者の大石裕介は営業マン時代、安くても満足いく靴に出会えなかったことが、メーカー設立の切欠となったとのこと。消耗の激しい環境でも、安心して履ける靴作りを心掛けているブランドです。代表的な木型は、日本人向けの絞りが効いた0401ラストと、ややゆとり感と英国的な雰囲気を持つ5722ラスト。

Yahoo! ショッピングより引用

写真は、Uチップアラン(Allan)というモデル。ポーランドのワインハイマー社という世界的タンナーの革を使用したハンドソーンウェルテッド製法の靴で、ソールも伏せ縫い半カラス仕上げ。さらに、スキンステッチまで採用されている、驚異の高コスパ靴メーカーです。再版の度、即完売してしまう人気商品。

レイマーは、ネット販売オンリーのブランドです。Yahoo!ショッピング公式ショップがあるので、下記リンクから飛んでみて下さい。個人的には、ワインハイマーの革を使用したシリーズがオススメ。他には、ストレートチップのイーサン(ETHAN)や、セミブローグのエノレーン(ENOLANE) も必見の一足。

ネット販売オンリーに対処するため、フィッティングに関してはアシーレ(足入れ?)という独自のサービスがあります(詳細は公式HP)。私の場合、US9の27.0cmがベストサイズでした。

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レイマー(Raymar)アラン(Allan)Uチップダービー
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ブランド名レイマー(Raymar)
創業年2015年
価格帯1万円台後半~3万円台前半
製法グッドイヤー/ハンドソーン・ウェルテッド製法
オススメ度★★★★★

スコッチグレイン(上位ラインおすすめ)

SCOTCH GRAIN 公式HPより引用

1964年創業、東京・隅田に居を構えるスコッチグレイン。グッドイヤーウェルテッド製法で丁寧に作られた“日本らしさ”を体現しているメーカーで、国内の紳士靴愛好家の中でも非常に知名度の高いブランドです。ドラマ「半沢直樹」にて衣装提供を行っており、堺雅人はじめ主要人物の足元を飾りました。サイズ感は私の場合、26.5cmEEE~27.0cmEEがジャスト。

スコッチグレインは様々な価格帯のラインを揃えており、モデルではなくシリーズ名で凡そのランクが分かるようになっています。有名なのは、3万円台のベルオムシャインオアレインシリーズ、4万円台のオデッサシリーズ、5万円台のインペリアルシリーズなど。

SCOTCH GRAIN 公式HPより引用

写真はオデッサラインのストレートチップ、916BL。スコッチグレインの品質を語るには、十分な位置づけです。中底とソールの間には(クッション材として)練りコルクを敷き詰めるメーカーが多いのですが、スコッチグレインは劣化に強いウレタン材を使用。付属のシューキーパーもプラスチックと、ケミカルなパーツを使っているのも日本らしい

グッドイヤーウェルテッドの出し縫い(ソールに縫われているステッチ)のピッチが細かく、丁寧な靴です。また、つま先部分が最初から摩擦に強いラバー素材になっており、このまま履きたい人には有難い設計。ヒールも頑強なラバー製で、機能性重視なデザイン(インソックシートは、明らかにチャーチを意識しています笑)。

グッドイヤーウェルテッド製法がよく分かる動画

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スコッチグレイン(SCOTCH GRAIN)オデッサ「916BL」 ストレートチップ
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ブランド名スコッチグレイン(SCOTCH GRAIN)
創業年 1964年
価格帯3万円台前半~6万円台後半
製法グッドイヤー・ウェルテッド製法
オススメ度★★~★★★★

ユニオンインペリアル

ユニオンインペリアル(UNION IMPERIAL)は創業1952年、江戸川区にある世界長ユニオンという、一風変わった名前の企業が展開するブランド。現在の日本靴の中では、王道というよりもニッチな雰囲気です。

日本で初めて、マッケイ製法モカ縫いといった仕様を紹介した企業(現在はマッケイ製法の靴がプロダクトの中心ではありませんが)。ラテン的なデザインエッセンスや、どこか色気のある靴づくりが特徴で、トレーディングポストと協働で、ソフィス&ソリッドというブランドも展開。

アジア系特有の(踵とつま先の向く角度が異なる)足型に適応した木型、そして競合メーカーにない色気のある立体感が魅力。パッと見は細身でスタイリッシュな印象ですが、サイズ感は存外に標準的。私の場合、UK8.5サイズでジャストでした。

UNION ROYAL 公式HPから引用

写真はプレスージラインVフロントダービーU1945。ユニオンインペリアルはグッドイヤー、プレステージ、プレミアムの3段階に分かれており、ミドルグレードのプレステージライン以上はハンドソーンウェルテッド製法(九分仕立て)で作られています。

全体的にスタイリッシュなフォルムがカッコよく、ちょっと細めのスーツなどとよく合います。スーツの柄は無地やシャドーストライプ、シャツは無地はもちろん、クレリックなどとも相性が良いですよ。

また、U1945ダイナイトソールを採用。完全防水ではありませんが、滑りやすい地面にも安心のソールです。脱ぎ履きもし易くカッコいい。個人的にも、かなり好きなタイプの靴です。

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ユニオンインペリアル(UNION IMPERIAL)U1945 Vフロントプレーントウ
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ブランド名ユニオンインペリアル(UNION IMPERIAL)
創業年1952年
価格帯3万円台後半~7万円
製法グッドイヤー/ハンドソーン・ウェルテッド製法
オススメ度★★★

大塚製靴「M-5」

創業1872年(明治五年)、来年で150年の歴史を迎える大塚製靴。明治時代に万国博覧会にて入賞し、皇室御用達に選ばれるなど、国内外の要人に愛用されてきた日本の革靴と歴史を共にしてきたメーカーです。廉価な既成靴から非常に丁寧なビスポークまで、多種多様なラインを擁しています。

現在の主たる既成靴のラインは、2万円台の「オーツカヨコハマ」、5万円程度の「オーツカ+」大塚製靴の創業年に由来する「M-5」。前者2ラインは競合も沢山あるので、そこまで選ぶ理由があるとは思えませんが、「M-5」の100番台は価格と造りの面において、日本の既成高級紳士靴を代表する存在。

大塚製靴 公式HPより引用

写真は「M5-105」というモデルで、横一文字がスキンステッチで縫われている6アイレットのストレートチップ(165,000円)。矢筈掛けや出し抜いステッチの細かさなど、大塚製靴らしい高度な技術と意匠性で造られており、競合となる価格帯の英国やイタリアの有名ブランドと比べても、丁寧さが際立ちます

「M-5」の中では、特別なハンドステッチなどが施されていない200番台や300番台は、7万円台で購入できます。しかし、同価格帯には、後述の三陽山長宮城興業のような強力なライバルが控えます。大塚製靴の7万円台も決して悪くはありませんが、同程度の予算なら・・・といったところ。

一方、(存分に技術を活かした)ハンドソーンウェルテッドの靴やビスポークは確かに凄いのですが、4、50万円代~になるので購入できる人が限られると思います。ステータスやクオリティは申し分ありませんが、一足を作るのに時間が掛かり過ぎているのだと思います。

大塚製靴 公式HPより引用

ちなみに、「M-5」で最も有名なモデル「M5-102」ボタンブーツは、(かつて所有していましたが)非常にカッコいい。しかし、本当にボタンが固いので覚悟してください。脱ぎ履きする日本の生活様式に合わない気もするので、家を出たら帰るまで脱がない人や環境向け。「M-5」は楽天市場にて公式ショップがあるので、ぜひ覗いてみて下さい。

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【皇室御用達】大塚製靴 Otsuka M-5 m5-105 ストレートチップ
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ブランド名大塚製靴 M-5(OTSUKA SEIKA M-5)
創業年1872年
価格帯7万円~20万円(一部ハンドメイド除く)
製法グッドイヤー・ウェルテッド製法
オススメ度★★~★★★

三陽山長(おすすめ/超おすすめ)

三陽山長 公式HPより引用

三陽山長は2001年、日本の大手アパレルメーカーである三陽商会が、前年に誕生した「山長印靴本舗」から商標を獲得し始まった靴メーカー。東京・浅草にて高品質な靴づくりを適正価格で行っており、個人的に日本編でイチオシしたいブランドのひとつ。かの有名な、セントラル靴が生産を担当。

元々、国内の靴職人を選りすぐって立ち上げられた経緯があり、国内一の靴職人と言われた故・関信義がパターンオーダーを担当していたことでも知られます。7万円台の通常ラインや10万円台の「匠」ライン、そして、2021年の3月に20周年を記念して発売したプレステージライン「謹製」は、いずれも価格相応の価値ある製品

短い歴史ながらラストの開発も頻繁に行っており、代表的なものはスタンダードなラウンドトウのR2010、ややロングノーズのR3010R309、ショートノーズで外羽根のカジュアル靴向けのM3011 など。私の場合、R2010の90(27.0cm)がジャストサイズ。

至高の靴職人 関信義 手業とその継承に人生を捧げた男がいた
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三陽山長 公式HPより引用

写真はプレステージライン「謹製」ホールカット一之介。一枚革を大胆に使用したホールカットの、唯一の繋ぎ合わせ部分をスキンステッチで縫合している一足。コバの矢筈掛けといい、丁寧で細かなアッパーの縫製といい、繊細な作業を既製品で実現しているマスターピースで、14万円という高価格も納得。

機械式グッドイヤーウェルテッド製法による底付けですが、内部にリブを用いない特殊な製法。ソールの返りも良好で、手の掛け方や抜き方が(スーツでいうところのリングヂャケットに近い)、まさしく現代ブランドのお手本です。吊り込みからソール付けまで造りの丁寧さが光る、個人的にも最近のお気に入り

ちなみに、三陽山長はレインシューズを2万円台、スニーカーソールの製品なら3万円台で提供しているなど、廉価なアイテムも販売しています。無駄に価格を高価にしない、消費者に優しい日本らしさも感じさせます。通常ラインや匠ライン、いずれの価格帯でも優秀なので、予算に合わせたチョイスも可能。

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三陽山長(SANYO YAMACHO)一之介 ホールカットシューズ
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ブランド名三陽山長(SANYO YAMACHO)
創業年2001年
価格帯7万円台中盤~14万円
製法(フレキシブル)グッドイヤー・ウェルテッド製法
オススメ度★★★★(通常ライン)/★★★★★(謹製)

トレーディングポスト(おすすめ)

TRADING POST 公式HPより引用

1984年設立のセレクトショップ、トレーディングポスト。アメリカのアレンエドモンズ、スペインのカルミナ、英国のクロケット&ジョーンズなど、欧米の有名靴メーカーを輸入販売する一方、世界長ユニオンとの協働であるソフィス&ソリッドや、プライベートブランドの靴を販売しています。

ショップおよびPB名の「トレーディングポスト」は、アメリカの開拓期、先住民族とヨーロッパ系の開拓者が品物を持ち寄り、物々交換をした場所に由来します。廉価なモデルで2万円代中盤、最上位のモデルで5万円程度の価格帯で、造りもれっきとした本格靴。その他、オーダーメイドのスペシャルラインもあります。

動画のメインで紹介されているのは、新発売のヘリテージコレクションから、キャシディ(CASSIDY)というモデル。ロングウイングチップという種類の靴で、フルブローグ(ウイングチップ)の羽根を後方部分まで伸ばしたアメリカ靴に見られるデザイン。往年のフローシャイムハノーバー(倒産)といったメーカーの、代表的モデルでもあります。

トレーディングポストでは、ストームウェルトながらシングルソールでボリューム感を抑え、コバの仕上げも日本らしく緻密で上品に。ジャケパンやデニムだけでなく、スーツにも合わせられる一品。同じくアメリカンなボタンダウンシャツや、レジメンタルタイなどと合わせると、雰囲気がありますね。

購入は、公式オンラインストアZOZOTOWNが充実しています。

ブランド名トレーディングポスト(TRADING POST)
創業年1984年
価格帯2万円台~5万円台前半
製法グッドイヤー・ウェルテッド製法
オススメ度★★★(廉価ライン)/★★★★(ヘリテージコレクション)

ロイドフットウェア

創業1991年、現在は銀座に居を構えるロイドフットウェア(LLOYD FOOTWEAR)。元々は代官山で英国物のアンティークを取り扱っていたショップでしたが、日本に英国靴が紹介され始めた1980年代を期に、英ノーザンプトンにある「クロケット&ジョーンズ」「チーニー」といったファクトリーに発注した靴が、ブランドの発端。

ロイドフットウェアの展開する靴は、現在も英国のファクトリーにてOEM生産をしており、日本人に合わせて展開していることが最大の特徴。価格帯ごとに製造元が分かれ、Vシリーズ(バーカー製)Mシリーズ(チーニー製)マスターロイド(クロケット&ジョーンズのハンドグレード)など。

また、いずれのラインもOEM元が販売しているブランドより、リーズナブルに購入できる点が◎。英国靴が好きだけれど、より自分の足に合った既成靴を探している方には、かなりオススメできるブランドです。私の場合、どのラインも概ねUK8.5がジャスト。

lloyd footwear 公式HPより引用

写真のVシリーズは、ロイドフットウェアの中では最もベーシックなグレード。バーカー(Barker)という英国ブランドが製造を手掛けています。元々、コストパフォーマンスに優れるブランドですが、ロイドネームになると更にお得です。チーニー製のMラインも、価格とクオリティのバランスが良好。

最も廉価なVシリーズは、全てダイナイトソールで作られています。全グレード共通でグッドイヤー・ウェルテッド製法。英国靴だけあって(ハンドーソーン・ウェルテッド製法ではないものの)、それぞれの価格に対する革質は高めです。3万円台という価格で英国靴を体感するには、ベストな選択肢ではないでしょうか。

販売は、楽天市場Yahoo!ショッピングが充実しています。楽天市場ならETON HOUSEYahooであればLOOP SHOES SHOPさんが取り扱いも豊富。3万円台のダイナイトソールがVシリーズ、4万円台のレザーソールがMシリーズです。

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ロイドフットウェア(Lloyd Footwear)1214/EW10 Black 外羽根プレーントウ
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ブランド名ロイドフットウェア(LLOYD FOOTWEAR)
創業年1991年
価格帯3万円代(Vシリーズ)、4万円代(L、Mシリーズ)、5万円台(Mシリーズ上級、Hシリーズ)、6万円代(Jシリーズ)、7万円代(マスターロイド)
製法グッドイヤー・ウェルテッド製法
オススメ度★★★~★★★★

MIYAGI KOGYO(超おすすめ)

創業1941年、70周年を迎えた東北を代表する靴メーカーの宮城興業。社名は宮城県にて創業されたことに由来し、戦後、山形県に移転。現在もなお、山形の南陽市に居を構えます。「和創良靴」をスローガンとし、価格に十分見合った良靴を提供いているメーカー。

元々はリーガルなど有名メーカーのOEMや、廉価(3~4万円前後)で製作可能なセミオーダーシューズの評価が高いメーカーです。自身の名を関する“MIYAGI KOGYO”は、2009年、ワールドフットウェアギャラリーと共同で立ち上げたブランド。個人的にはこちらが非常にオススメなので、既成靴編にて紹介しました。

WORLD FOOTWEAR GALLARY 公式HPより引用

写真はMIYAGI KOGYOのストレートチップ、BENIBANAⅡ。2018年にラストを一新したブランドですが、こちらは従来の6000番台を使用したシンプルなラウンドトウのラスト。

6万円の既成靴としては極めてハイクオリティで、今回のレイマー、三陽山長に比肩する個人的オススメ。上記の6000番台AR713ラストなら、UK8.5が私のベストサイズ。ワールドフットウェアギャラリーのHPにて購入可能です。

蛇足ですが、ワールドフットウェアギャラリーでは(製造している会社が異なりますが)風雅心ペルフェットといった、ラテン的な色気あるブランドも購入可能。私はMIYAGI KOGYOがベストバイだと思いますが、粒ぞろいであることは間違いありません。興味のある方は覗いてみてください。

ブランド名MIYAGI KOGYO
創業年2009年
価格帯6万円
製法グッドイヤー・ウェルテッド製法
オススメ度★★★★★

42nd ロイヤルハイランド

1983年創業、代官山に居を構える紳士靴専門店の42ndロイヤルハイランド。ハンドソーンウェルテッド製法やグッドイヤー、ノルヴィージャン・ウェルテッド製法で作られたオリジナルブランドに加え、チャーチパラブーツグレンロイヤルといった有名ブランドを揃えるショップです。

自社ブランドは現在、複数のラインに分かれており、最も高いエクスクルーシブラインで税込6万円~後半程度、グッドイヤーのラインで3~4万円台。全体的にスタイリッシュで、シェイプにメリハリが効いたライン&モデルが多いことが特徴。私の場合、UK8.5サイズがジャストです。

42nd ROYAL HIGHLAND 公式HPより引用

人気のダブルモンク、EX843F-01ハンドソーンウェルテッド製法(九部仕立て)にて製作されているシューズで、シャープなエッグトウとサイドウォールの立ち上がりが特徴。革質も良く縫製も細かく丁寧で、取り扱っている英国ブランドの靴よりも造りの面では上ですね。

ロイヤルハイランドも(2000年代の前半は)関信義がパターンオーダーを担当していたそうです。現在でもオーダー会が実施されているので、気になる方はチェックしてみてください。ECでは、中堅ラインのエクスプローラーやネイビーコレクションといったラインが豊富に探せます。

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【42nd ロイヤルハイランド】EX843F-01 ダブルモンクシューズ
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ブランド名42nd ロイヤルハイランド
創業年1983年
価格帯2万円台~6万円台
製法グッドイヤー/ハンドソーン/ノルヴィージャンウェルテッド製法
オススメ度★★★~★★★★

銀座ヨシノヤ

創業1907年、銀座にて紳士靴および子供靴の製造販売から始まった、銀座ヨシノヤ。日本の靴メーカーを代表する一社であり、現在はレディースの靴が主力ではあるものの、メンズのラインも継続して販売しています。

ここまで紹介してきた靴メーカーは、殆どがグッドイヤーウェルテッド製法を主体とするブランドばかりですが、銀座ヨシノヤでは、マッケイ製法をよく使います(オーダーメイドでは、九部仕立てなどのハンドソーンにも対応)。グッドイヤーの方が格上と思われがちですが、軽量で返りの良いマッケイ製法も捨てたものではありません

銀座ヨシノヤ 公式HPより引用

写真は既成靴のトップライン、紳士靴600ブラック。1981年から発売されているモデルだそうです。73,700円という立派な高価格帯の一足ですが、長すぎず短すぎずのノーズとバランスの良さが光ります。

アッパーも仏アノネイボカルレザーを使用し、ソールの仕上げも繊細で優雅な一足。個人的にはグッドイヤーやハンドソーンの靴が好きですが、マッケイも決して捨てたものではないと思います(3万円台のスニーカーやビジネスシューズには、あまり惹かれませんが・・・)。耐久性よりも軽さを求める人には、良い選択肢です。

ブランド名銀座ヨシノヤ(GINZA YOSHINOYA)
創業年1907年
価格帯3万円台~7万円台
製法マッケイ製法
オススメ度★~★★★

次ページでは・・・

日本のオーダーメイド紳士靴メーカー9選!

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