スピングル(旧スピングルムーブ)の評判|プロによる履き心地やサイズ感、購入店舗や愛用芸能人を紹介
この記事の結論
- スピングルは履き心地の満足度が高い反面、モデル差が大きいブランド
- 定番のSP-110は甲がやや低めなので、甲高幅広の方は別モデルから見た方が失敗しにくい
- 価格帯は1万円台後半〜2万円台中心と決して安くはないですが、ハマる人にはかなり満足度が高い
なお、価格・在庫・交換条件は変動します。購入前は公式ページをご確認ください。
こんにちは、しょる(@SHOLLWORKS)です。
本日は広島・府中のシューズブランドであるスピングル(旧スピングルムーブ/スピングルビズ)について。
スピングル(スピングルムーブ)は、独特のフォルムと軽快な履き心地が売りの国産スニーカーブランドで、カジュアルなスニーカーからビジネス使いできるものまで展開しています。

一方、スピングルは一足2万円台~と、なかなか高価な部類です。
興味はあっても実際の評価がどのくらいか、気になる方も多いと思います。
というわけで今回は、スピングルの特徴から実際の履き心地まで、ファッションのプロである私しょるが実物レビューも含めて紹介しました。

結論、スピングルは結構おすすめで、記事内で実物レビューしている「SP-110」は、甲がやや低&足幅普通程度の足型の人にとっては非常に快適です。
また、後半にはさまざまな疑問に対しても解説しましたので、ぜひ最後までご覧ください!
スピングル(旧スピングルムーヴ/スピングルビズ)とは?概要や特徴を解説
まず、広島・府中発のシューズブランドであるスピングルのブランド概要や特徴について紹介します。
広島・府中発のシューズブランド

Image Photo by SPINGLE
スピングルは、広島・府中発の国産シューズブランド。
もともとは「スピングルムーヴ」「スピングルBiz」など、複数のブランド名で展開されていましたが、2024年1月12日からブランド名を「SPINGLE」に統一。
既存ラインは現在「スピングル」として再始動しています。

Image Photo by SPINGLE
ちなみに、ブランド名統一に際してロゴも刷新されており、より細く、シンプルになっています。

ブランドロゴの旋回マークには、「次の10年、20年と勢いよく回転させ、その回転が止まることなく旋回しながらより豊かに成長してほしい。」といった想いが込められているとのことです。
カンガルーレザー使用モデルが有名
スピングルのシューズにおける大きな特徴として、アッパーにカンガルーレザーを使用したモデルが挙げられます。
通常、「本革」には牛の革を使用することがほとんどですが、(動物のイメージのとおり)カンガルーの革はしなやかで柔らかく、軽量なことが特徴です。
また、カンガルーレザーは薄く、加工しても伸びが良く丈夫という特性があります。
そのため、(合成素材がフル活用されているスポーツ界において今なお)サッカーのスパイクなどにも使用される素材です。

Image Photo by SPINGLE

その他、スピングルでは通常の牛や馬、豚、ラクダから、クロコダイル、パイソン(ヘビ)、リザード(トカゲ)、イール(ウナギ)、といったエキゾチックレザーまで取り扱っています。
加工方法も多種多様で、見て楽しいラインナップも強みです。
自社製ソール×バルカナイズ製法による軽快感

Image Photo by SPINGLE
さらに、スピングルは、ソールにも大きなこだわりを持つブランドです。
写真の通り、ラバーソールがアッパー部分を巻き込むように包んでいます。
このスピングル独自のフォルムは、屈曲性が非常に高く、歩く際に土踏まずのアーチまでサポートしながら足指の屈曲とよく馴染みます。
これは、
- スピングルは非常に珍しい、自社でゴムを調合して1からソールを製造している
- 「バルカナイズ製法」による軽快感
といった要素によって、スピングルのアッパーに最適&専用のソールを組み合わせていることが理由です。

「バルカナイズ製法」とは、1839年にアメリカで誕生した靴の製法です。
こうすることで、
- デザインの設計自由度
- ソールがしなやかで柔らかい
- 丈夫で壊れにくい
といったメリットが得られます。
スピングルの独自性あるフォルムは、「バルカナイズ製法」ならではのもので、ポリウレタンソールのように、経年劣化による加水分解を起こさないこともメリットです。

バルカナイズ製法は、アメリカの発明家チャールズ・グッドイヤーによって発明された製法です。
ちなみに、革靴の「グッドイヤー・ウェルテッド製法」も、息子のチャールズ・グッドイヤー・ジュニアによって確立されています。
スピングル(旧スピングルムーヴ)の代表&おすすめモデルを解説

それでは次に、個人的におすすめするスピングルのモデルを紹介します。

超定番の人気モデルや、カジュアルにもビジネスにも使用できるシューズが含まれています。
プロのデザイナーがおすすめするモデルなので、ぜひ、これらを中心に検討してみてください!
| モデル | ざっくり特徴 | サイズ感の目安 | 公式価格 |
|---|---|---|---|
| SP-110 | 定番。カンガルーレザーの履き心地が魅力 | 基準モデル | 22,000円 |
| SP-1034 | クッション性とソールの上質感を強めたい方向け | SP-110と同程度 | 27,500円 |
| SP-6128 | オンオフ兼用しやすいホールカット | SP-110より大きめ | 23,100円 |
| SP-528 | 軽さ最優先。春夏に気持ちいいニット系 | 足当たりがかなりソフト | 18,700円 |
| SPM-469 | 撥水スエードのサイドゴアブーツ | SPM-110より大きめ | 25,850円 |
SP-110


Image Photo by SPINGLE
「SP-110」は、スピングルの中で最も有名なモデルであり、「スピングルと言えばこのモデル」といっても過言ではありません。
カンガルーレザー素材のローカットモデルで、とにかく履き心地が抜群です。
(後述の通り)私も所有しているモデルで、歩くと踵からの入りやすさ、土踏まず部分の優しいフィット&サポート感、つま先が地面を抜けるまで素晴らしい履き心地です。
ライニングにも通気性が高い&劣化に極めて強い合皮を採用している点や、インソールのクッション性も見逃せません。
スニーカーのクッション性とフィット感、履き心地を満たした珠玉の一足です。

こちらのモデルはやや甲が低め×足幅がやや細~標準程度に設計されています。
「自分は甲が高めで足幅も広めだ・・・」という方は、公式オンラインストアで、「サイズ感:SP-110より大きめ」と書かれているモデルを中心に選ぶと良いですよ。
SP-1034


Image Photo by SPINGLE
「SP-1034」は同じくローカットの甲がやや低めのモデルですが、「SP-110」と比べると重厚感あるソールになっています。
最大の特徴は、スピングルオリジナルの「RUBEAR(ルベア)NRソール」を採用している点で、「SP-110」と比較してもクッション性が高く、さらに耐久性の高いことが特徴です。

スタンスミスなど、“ぼってりした”スニーカーが好きな人向けです。
写真の通りつま先が上がっており、見た目に反して軽快な履き心地です。
SP-6128


Image Photo by SPINGLE
「SP-6128」は、ビジネスライクな見た目のスニーカーで、オンオフ共に使えるホールカットモデルです。
オフィスカジュアル用として、最適なスピングルで、「SP-110」よりも静かで大人っぽいモデルな上に、公式ではサイズ感が“SP-110より大きめ”と案内されています。
比較的、甲高さんにも候補に入れやすい一足です。
カンガルーレザーではなく表面が滑らかな牛革を使用し、アッパーを天然ゴムを用いたソールで圧着しているてんはスピングルらしいモデルです。
アッパーには撥水加工も施されており、急な小雨くらいであれば頼もしさもあります。
※防水靴ではないため、強い雨や深い水たまりを前提にする靴ではありません。

SP-528


Image Photo by SPINGLE
「SP-528」は、好きな人は好きになる尖ったモデルだと思います。
非常に軽量で、履いていないような感覚に陥るスニーカーで、まるで「靴下にソールが付いている」ような感覚で、とにかく軽快な履き心地を求める方にピッタリです。

夏の晴れの日など、サンダルで行くにはやや遠い場所へお出かけするときなどに良いですね。
近所のお散歩にも心強いモデルだと思います。
SPM-469


Image Photo by SPINGLE
「SPM-469」はスエードに撥水加工を施したサイドゴアブーツで、スピングルらしいフォルムと実用性を兼ね備えた便利な一足です。
「廉価な合皮のレインブーツは蒸れるし嫌だけど、本格的な高級紳士靴を濡らしたくない」という方に、ちょうどいいと思います。
アッパーが撥水スエードなので小雨や濡れた路面では頼もしさがあります。
※防水靴ではないため、強い雨や深い水たまりを前提にする靴ではありません。
普段のオフィスカジュアルに合わせるもよし、雨の日のスーツスタイルと合わせる靴としても有用です。
ライニングが通気性ある合皮&クッション性の高いインソールで、ただのレインブーツよりも蒸れにくいことが特徴です。
実際にスピングル(旧スピングルムーヴ)のスニーカーをレビューしてみた

それでは実際に所有している、スピングルのスニーカーを実物レビューします。
モデルは先述の通りSP-110で、カラーはホワイト一色のものです。

私物なのでスピングル「ムーブ」時代のスニーカーですが、仕様やサイズ感は現行品と同様です。
(正直、現行ロゴの方が良いなって思っています。)
ちなみに、私のスピングルのジャストサイズはLL(27.5cm)。
私の場合は、人差し指の長いギリシャ型で、踵~人差し指の先端までが27.5cm、親指までが27cm、足幅の一番長い部分が10cm。
スタンスミスで27.5cm、クラークスのデザートブーツやワラビーでUK8.5(US9)、ドクターマーチンでUK9(ちょっと緩い)、大体の英国靴で8.5Fサイズです。
カンガルーレザーのアッパーが美しく馴染みやすい

全体像はこんな感じで、何よりもカンガルーレザーのアッパーが美しいと思います。
SP-110は、アウターを着るシーズンはビッグシルエットのコート、夏のトップスはオーバーサイズTなどが似合います。

ボトムスは、あまり選ぶ感じはしません。
バギージーンズからEZYジーンズのようなタイトめなものまで適応できますし、パラシュートパンツのようなギア系もいけちゃいます。


つま先の「上がり」が歩きやすさを提供

つま先が上がっています。
これも先述の「バルカナイズ製法」が成せる技ですが、スニーカーで、つま先がここまで上がっているメーカーは少ないです。
高品質な革靴もこうなっていますが、歩きやすく躓きにくい作りです。
アーチサポートもやや強めで、足と靴の内部に隙間が少ない“ピッタリフィット感覚”です。

ライニングは合皮ですが、吸湿性もキチンとあるタイプの素材で思っていたよりも蒸れません。
アッパーやインソールのクオリティも高く、見た目と履き心地はかなり良かったです。
サイズ感の結論|捨て寸あり&甲はやや薄めで、迷ったら足囲優先
簡単に言うと、こんな感じ
- 甲が普通〜やや低め、足幅が普通程度ならSP-110はかなり有力
- 甲高幅広なら、最初から「SP-110より大きめ」と案内されているモデルもチェック
- オンラインで買うなら、サイズガイドと交換条件を先に読む
ここはレビューだけでなく、公式のサイズ案内も踏まえて書いておきます。
スピングル(とくに「SP-110」)はつま先に捨て寸があり、甲はやや薄めなスニーカーです。
そのため、足長よりも足囲のフィット感を基準に考えた方が選びやすいです。

Image Photo by SPINGLE
SP-110の甲は、普通~やや低め程度。足幅(ウィズ)はEEで標準程度です。
つまり、かなりの甲高幅広さんや偏平足の方でなければ、フィットする確率は高いスニーカーです。

スニーカーなので調整は利きますが、「自分は甲が高いんだよね」という方は先述の通り、別モデルや別ブランドを検討すると良いでしょう。

【現在】3年経過しましたが、特に問題なし

2025年3月時点。
3年ほど週1ペースで履きましたが、良い感じに年季が入りつつまだまだ綺麗です。
歩きやすいので春夏は特に良く履きます。

一部で、
という話もありますが、私の場合は微妙に縁が浮いているものの、まだ全然剥がれそうにないです。

甲が高い方が屈曲する回数が多いと製法上剥がれることがある雰囲気はあります。
剥がれるだけならまだしも、アッパーが切れてしまうと修理が難しくなってしまうため、足の形を基準に購入可否を考えた方が良いかもしれません。
どこで買うと失敗しにくい? 公式通販・取扱店舗の違い
スピングルはサイズ感にモデル差があるブランドなので、どこで買うかで満足度が変わります。
スピングルの注意点|サイズで失敗しやすい人
ここまでの内容のとおり、スピングルは「良いけれど足型が合う人向け」という見方ができるブランドです。
だからこそ、「サイズ感で失敗しないか」「どこで買えば安心か」という不安も多いと思います。
このあたりは先に整理しておいた方が、買い物で迷いません。
- SP-110基準で考えると、甲高幅広の方は窮屈に感じやすい
- モデル差が大きいので、「スピングル全体のサイズ感」を一括りにしない方が良い
- 取扱店は全国にあるが、店頭在庫や修理受付可否は店舗ごとなので事前確認が無難
試着したいなら、取扱店舗一覧を先に確認
やはり一番安心なのは店頭試着です。
公式の店舗一覧から近くの取扱店を確認して、在庫や気になるモデルの有無を問い合わせるのが確実です。

ちなみに、公式FAQでは店頭在庫の取り寄せはできないと案内されています。
つまり、「近くにあるから行けば何でもある」と思わず、事前確認した方が良いです。
オンラインで買うなら、交換・返品条件も先に読む
ただし、商品発送日を含む14日以内に連絡、屋外使用や履きシワ・汚れがある場合は対象外など、条件は事前に確認しておいた方が安心です。

また、公式以外で買った場合は、その購入店へ問い合わせる形になります。
返品や交換のしやすさまで含めると、最初の一足は公式オンラインか試着できる店舗がかなり堅いと思います。
スピングルの着用・紹介・コラボ事例|メディア露出まとめ
2016年の「アメトーーク!」で話題になった回がある
そうなんですー。アンガールズさんは広島府中の「府中市ふるさと大使」していただいておりますhttps://t.co/cg5pXSxrsO https://t.co/OiMEMgFaZZ
— SPINGLE (@spingleofficial) August 16, 2019
スピングルがより広く話題になったきっかけとして、「アメトーーク!」の回を挙げる方は多いと思います。
この回の放送日は2016年6月23日の、テーマは「観光大使芸人」です。

広島県府中市発のブランドであることもあって、アンガールズや府中市の文脈とともにスピングルの存在を知った方も少なくないはずです。
グッドウォーキン上田さんとのコラボモデルも

Image Photo by SPINGLE
また、「スニーカー芸人」として知られるグッドウォーキンの上田さんとのコラボモデルも発売されています。
YouTubeの「goodwalkin SPINGLE」というコラボチャンネルから誕生したモデルで、2023年に5品番が各100足限定で展開されました。
上田さんが考えたデザインを、スピングルがアッパーからテープのライン、ピスネームまで忠実に再現していました。

オムライスやナポリタンなどの「食べ物」をキャンバス地の人気モデル「SPM-141」に落とし込んだ、かなり遊び心ある企画です。
高山都さん着用企画でも掲載
さらに、2025年10月発売のLEE 11月号では、「高山都さんが履くスピングルの名品スニーカー」として、SP-110とSP-442が掲載されています。

こうした露出を見ると、「ただの知る人ぞ知る靴」ではなく、ファッション感度の高い層にもきちんと届いているブランドなのだとわかります。
【Q&A】購入前の疑問に答える
そして、ここまでの内容やその他をまとめて、Q&A形式にしました。
終わりに|スピングルはやや玄人向けの日本製スニーカー

Image Photo by SPINGLE
今回は以上です。
スピングルは、やや玄人向けの国産スニーカーブランド。
超有名なブランドというわけではないかもしれませんが、非常に上質で歩きやすく、生産性よりも人の足を考えたシューズを提供してくれることは間違いありません。
また、モデルによって幅広い足形に対応してくれます。
SP-110の場合は甲がやや低め×足幅は普通程度の方によく合うと思いますが、“やや大きめ”と書かれているモデルは甲高さんにも合ってくれるモデルです。
見た目の“靴の作りを分かっているな”感と併せ、機動力や軽快感にもすぐれるので、上質を愛する大人の方にぜひトライしていただければ幸いです。
ぜひ、素敵なスニーカーを愛用してみてください!
おしまい!
(少しでもお役に立てたなら、SNSに拡散していただけると嬉しいです!)