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スコッチグレインの評判|プロがサイズ感やモデルの違い、購入や修理方法を解説【おすすめも紹介】

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参考価格
37,400円(アシュランス/ベルオム)
48,400円(オデッサ)
59,400円(インペリアル)


➡特徴&こんな人にピッタリ
・下町感×グッドイヤー製法の確かな国産ブランドイメージ
・全体的にロングノーズの靴が豊富
・上級モデルは作りだけでなく革質も◎

こんにちは、しょる(@SHOLLWORKS)です。本日は国産革靴ブランドを代表するスコッチグレインについて。

スコッチグレイン(SCOTCH GRAIN)は東京・墨田に居を構える、日本の革靴界でも高い評判のブランド。

3〜6万円程度の価格帯で、メイドインジャパンの高級革靴を手掛けています。

“日本らしさ”を体現している独自の世界観が多くのファンを獲得しており、グッドイヤー・ウェルテッド製法で丁寧に作られた靴に定評があります。

革靴初心者はもちろん、中上級者にも「スコッチグレインの空気感や世界観が好き」という方が多いブランドです。

一方、スコッチグレインは、さまざまな価格帯のラインを揃えていることも特徴です。

見た目も木型も多種多様で、興味を持ち始めの方にとっては、何を選択すればよいのか迷う方も多いのではと思います。

そこで今回は、プロのファッションデザイナーにして革靴マニアの私しょるが、スコッチグレインの代表的なラインの特徴、サイズ感のレビューから評価まで解説&紹介します。

SHOLL
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アフターケアもキチンとしているスコッチグレインは、日本製の革靴を検討する際、真っ先に候補に入れても良いブランドです。

革質には注意ですが、ケアしながら付き合える“ちょうどいい感”が魅力ではないでしょうか!

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スコッチグレイン(SCOTCH GRAIN)革靴 ビジネスシューズ
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目次

スコッチグレインの靴とは?特徴や製法など解説【ソール交換可能】

Image Photo by SCOTCH GRAIN

まずは、スコッチグレインというブランドについて概要や特徴を解説します。

SHOLL
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ご存じの方も多いと思いますが、まずは以下を踏まえた上でピッタリなモデルを見つけていただけばと思います。

「ヒロカワ製靴」が作る墨田の“下町ブランド”

スコッチグレインは1978年、現在の「ヒロカワ製靴(せいか)」が個人事業時代に立ち上げたブランド。

1964年に台東区で創業し、OEMの靴作りを行いながら少しずつ事業を拡大。15年目にスコッチグレインを設立し、翌年には、現在の本社がある東京・墨田に本拠地を移転しています。

以降、40年以上に渡って靴作りを行い、日本の下町を代表する革靴ブランドとして認知されています。

昭和における日本の革靴産業は、いわゆる「山手」と浅草など「下町」に集中していました。スコッチグレインは後者を代表する存在で、「浅草靴誂」や「セントラル靴」など、実力派がひしめく下町ブランドの中でも特に有名です。

日本らしい×グッドイヤー・ウェルテッド製法の靴

 

また、スコッチグレインの靴は、基本的に「グッドイヤー・ウェルテッド製法」という底付け方法で作られている点も特徴です。

その中で、スコッチグレインは3万円台の仕事とは思えないほど、出し縫いのステッチなどが丁寧に掛けられている点が評判です。

3万円台、という価格も一般的には決して安くありませんが、価格以上の満足度を提供してくれます。

日本人が求めがちな部分を抑えた、価格に対して満足感を得られる作りになっている点が魅力です。

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高級紳士靴の世界では、グッドイヤーウェルテッド製法自体は珍しくないかもしれません。

しかし、「日本人らしい真面目で質実剛健な靴」という謳い文句は、スコッチグレインに関して確かに感じさせられる部分があります。

公式「匠ジャパン」で修理可能

また、スコッチグレインは「匠ジャパン」という、ヒロカワ製靴の関連会社で修理が可能。

つまり、公式で純正のソールやヒールを用いた修理ができることも大きな特徴です。

スコッチグレインという世界観が好きな人で、純正品にこだわる人にとっては嬉しいサービスです。

好きなカスタマイズも可能で、例えば「アシュランスにSGソールを付ける」など、用途や好みに合わせて変えることも可能です。

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「匠ジャパン」の店舗は墨田にありますが、全国から郵送可能です。

詳しい手順に関してはこちらをご参照ください。

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スコッチグレインのラインナップ紹介|代表シリーズの型番や違い、特徴を解説

次に、スコッチグレインの代表的なシリーズについて解説します。

スコッチグレインの場合、

  • よく聞く「名前」は基本的にシリーズ名
  • ディテールが異なるものはⅡやⅢなどのナンバリングがつくことも
  • モデル名は数字のみorアルファベット+数字

といった特徴があります。

例えば、「アシュランス」の中にもストレートチップ(3526)やセミブローグ(3520)が展開されています。

ジョンロブの「フィリップ」がパンチドキャップトウ、「シティ」がストレートチップといった区分とは異なります。

また、木型に関しては基本的にシリーズ内で共通しています。

しかし、一部はシリーズを飛び越えて、同一木型が採用されているものもあります(アシュランスとシャインオアレイン、インペリアルⅡおよびⅢが同一木型など)。

「モデル名」や「ラスト名」で語るブランドとは区分の仕方が異なるので、その点を踏まえた上でお読みいただければと思います。

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ちなみに、ご紹介する中ではアシュランス~オデッサまでは、楽天市場の公式ストアでも購入可能です。

また、三越伊勢丹は別注品も取り扱いアリ。公式オンラインストアではフルラインナップの購入が可能です。

アシュランス(EEE)

Image Photo by SCOTCH GRAIN

「アシュランス」は、スコッチグレインの最もベーシックなライン。

公式も、「最初のスコッチグレインにオススメ」としています。

甲がやや高め&EEE幅ということで、いわゆる甲高幅広の方にピッタリ。

スコッチグレインの中では標準的な足幅&甲の高さですが、(一般的な革靴の中では)かなりゆとりがあると思います。

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足形に悩んでいるけど、高級紳士靴にチャレンジしたいという方にピッタリです。

他の革靴の足幅だときつかったり、スコッチグレインのスタンダードを体験したい人なら、ぜひ試していただきたいモデルです。

スコッチグレイン(SCOTCH GRAIN)アシュランス
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ベルオム(E)

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「ベルオム」は、アシュランスと並ぶスタンダードグレードの有名シリーズ。

アシュランスとの相違点は、

  • セミスクエアトウ
  • 甲が低め
  • 足幅も細め(E)

という点。

一足目のスコッチグレインは、甲高幅広さんならアシュランス、逆に甲低幅細さんならベルオムを選ぶと良いですよ。

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スタイリッシュな体型の方や、シャープだけれど日本製の革靴らしく、それとない色気を演出したい人にオススメです。

Image Photo by SCOTCH GRAIN

また、「ベルオムマーブル」という、革の表面に大理石(マーブル)のような、あえて色ムラを描かせたシリーズもあります。

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「少し他とは違う茶靴にチャレンジしたい!」という方にも、(高級革靴の中では)試しやすい価格になっています。

スコッチグレイン(SCOTCH GRAIN)ベルオム
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シャインオアレイン(E~EEE)

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「シャインオアレイン」は、撥水レザーを使用したモデル。

スコッチグレインオリジナルのラバーソールを採用し、「雨の日でもそこそこ良いものを履きたい!」という方にオススメです。

また、シャインオアレインのEEEモデルは、かなり足幅・甲共にゆとりがあります。

細足の方が手を出すと、ブカブカすぎる事態になりがちなので要注意。最低でもアシュランスが足に合う方向けの木型です。

一方、近年はオデッサと同様の木型のEモデルも存在します。甲が低い方には、こちらを愛用すると良いでしょう。

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晴雨兼用の靴ということもあり、革質はほどほどです。

また、本革であることには変わりないので、(一般的な合皮の靴とは異なり)ケアをしながら付き合うシリーズです。

スコッチグレイン(SCOTCH GRAIN)シャインオアレイン
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オデッサ(E)

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「オデッサ」は、これまで紹介してきたスタンダードグレードの中でワンランク上のシリーズ。

スコッチグレイン屈指の人気ラインで、「これぞスコッチグレイン」というシリーズです。

オデッサと他のスタンダードグレードとの一番の違いは、アッパーの革質です。

オデッサの場合、ヨーロピアンボックスや仏アノネイ社の「ベガノカーフ」を採用しており、きめ細やかさや艶やかさが魅力。

木型は細身×Eウィズのエッグトウ。少しだけ英国的でありつつ、中庸的な高級感を提供してくれるラストです。

また、甲はスコッチグレイン基準でやや低め。一般的な英国靴も履けるような方にオススメです。

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かつてはオデッサと同グレードに「ブローデン」というEEEウィズのシリーズもありましたが、現在は廃盤となっています。

スコッチグレイン(SCOTCH GRAIN)オデッサ
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スパイダー(EE)

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2011年に誕生した「スパイダー」は、その名の通り蜘蛛の巣のような切替が特徴的なモデル。

革の端材やしわのある革を再利用し、38のパーツを縫い合わせた面白い一足です。

スコッチグレインは、カジュアルシューズのラインナップも充実しています。

中でも、スパイダーは他のブランドにはない特徴的なモデルで、革靴愛好家の中でも知名度が高い一足ではないでしょうか。

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また、スパイダーは「すみだモダン」という、墨田区が掲げる地域ブランディングにて選ばれたモデルでもあります。

モノづくりのレベルの高さと意匠性、さらには環境負荷にも配慮されたコンセプトなどが評価され、スコッチグレインを革靴愛好家以外にも知らしめたモデルです。

「すみだモダン」は、墨田区の“ものづくりのまち”としての産業ブランド力を、国内外にPRする目的で立ち上げられたプロジェクトです。スパイダーは2020年、それまで選定された、さまざまな分野から選ばれた「すみだモダン」の中でも最優秀賞となる「ベストオブすみだモダン」に輝いた評判のモデルです。

 

購入はソラマチの店舗(東京スカイツリーの1階にあります)を始め、直営4店舗のみ可能。

通常モデルに黒色のラインナップはありませんが、スコッチグレインが推している「モルトドレッシング」による濃淡や色艶が非常にユニークです。

ちなみにスパイダーのモデル名は「ST634」。スカイツリー634ということだそうです。

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アシュランスよりも細め&甲が低めで、オデッサよりは僅かにゆとりがあるくらいの塩梅です。

インペリアル(E~EEE)

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インペリアル以上は「エグゼクティブグレード」と称される上級ライン。

まさにスコッチグレインの高級品として、スタンダードグレードとは異なる革質やディテールを提供してくれます。

特筆すべきは、スイス原産の「ヨーロピアンエクストラボックス」を用いているアッパーのクオリティ。

上質な革に関しては日本よりもヨーロッパに分がありますが、インペリアルは引けを取らない革が使用されています。

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インペリアルのラストは細めですが、インペリアルⅡおよびⅢはアシュランスと同じ木型です。

スタンダードグレードまでとは異なり、エグゼクティブグレードは楽天市場では販売されていません(楽天ふるさと納税を除く)。購入は公式オンラインストアか直営店舗がメイン。

インペリアルプレスティージ(E~EEE)

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「インペリアルプレスティージ」は、スコッチグレインの最高グレード。

インペリアルの派生形にして進化系のシリーズです。

インペリアルとの違いは、適度に油分を含み返りの良いオイルソールや、仏アノネイ社の「アルリー」と呼ばれる最高クラスの原皮を鞣した革を採用していること。

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さらに、インペリアル以下に採用されているヒールトップのゴムが廃され、実用性よりも靴としての雰囲気を重視しています。

個人的にはスチールトウを付けるのが好きなので、同様の嗜好の方にも嬉しい仕様ですね。

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本当にスコッチグレインが好きなら手を出すべきです。

クオリティも非常に高く、この価格帯で買えるベストに近いシリーズです(ぶっちゃけほとんどの既成英国靴より良かったりして)。

国産靴の丁寧さ×ヨーロッパのハイクオリティな素材を両立した秀逸な一足。まさしく「革靴界のレクサス」だと思います。

おまけ:匠シリーズ(アウトレット専用)

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匠シリーズは、アウトレット専用のスコッチグレイン。日本全国にあるアウトレットに入っているスコッチグレインや、東京・有楽町にあるファクトリーストアなどで購入可能です。

匠シリーズの場合、特定のランクではないことが特徴です。

これまでご紹介してきた多くのグレードに相当するクオリティの靴を、アウトレット品として提供しています。

つまり、オデッサ相当の「匠」もあれば、インペリアル相当の「匠」もあります。

型番などもオリジナルですが、お買い得な価格で販売されているため、アウトレットモールに行く際は要チェック。

ちなみに、アウトレット品である匠シリーズと通常のスコッチグレインとの違いは革の選定によるランク分け。革の「血筋」や「トラ」といった独特の模様が(スコッチグレイン基準で)目立つものは匠シリーズと銘打たれます。

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スコッチグレインのサイズ感!選ぶ際の注意点は??

次に、スコッチグレインのサイズ感について。

木型と足の相性にも依りますが、スコッチグレインは全体的に大きめな作りです。

特にオンラインでの購入の際は、下記を参考に選んでください。

全体的に、表記サイズに対して大きめ&ややロングノーズ

まず、サイズに関しては、全体的に表記数値に対して大きめです。

スニーカーなどと同じサイズ感と思うと、相当大きいものを選んでしまうため要注意です。

参考までに私の場合、スコッチグレインの靴はオデッサやインペリアルの26.5Eがジャスト。

人差し指の長いギリシャ型で、踵~人差し指の先端までが27.5cm、親指までが27cm、足幅の一番長い部分が10cm程度です。

スタンスミスで27.5cm、クラークスのデザートブーツやワラビーでUK8.5(US9)、ドクターマーチンでUK9(ちょっと緩い)、大体の英国靴で8.5Fサイズです。

ただし、私の場合は足も細め&甲もやや低めで、英国靴などでもサイズ選びに困らないタイプです。そういった方は、スコッチグレインの場合、インペリアルなど甲が低い木型がオススメです。

ハーフサイズ落としたアシュランスなどの26.0EEEも履けますが、正直合っているという感覚はないです。やはり、EEEのものは、レイマー同様に、日本人の平均程度の足幅や高さがある方向けだと思います。

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革靴初心者で甲高幅広さんなら「アシュランス」「シャインオアレイン」を、細めの方なら「ベルオム」を。

そして、背伸びしたい初心者の方や手入れが好きな方は「オデッサ」「インぺリアル」のウィズが合ったラストを。そんな選び方をすればバッチリです!

また、スコッチグレインはクラシカルな英国的なラウンドトウなラストというより、ややロングノーズなラインナップが中心です

見た目の好みの問題ですが、中庸的なラウンドトウの国産靴を求めている方は、リーガルの上級ラインやレイマーなど、他のブランドを検討しても良いと思います。

Eウィズでも、英国靴の標準的なウィズよりも若干広い

また、スコッチグレインはDウィズ~EEEEウィズまで幅広く展開していることも特徴。

特に、主力となるのがEウィズEEEウィズですが、Eウィズでも英国靴の標準的な足幅と同等程度のサイズ感です。

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ブランドとしては、やはりいわゆるトラディショナルな日本人の足形向け。

EEEウィズは、例えば「チーニーやクロケット&ジョーンズなどの英国靴だと窮屈で痛い!」くらいの方向けです。

実際に履いてみた感想はどう?→「ハマる魅力」を感じるブランド

私物のスコッチグレインです

実際に、26.5cm/Eウィズのスコッチグレインを愛用している感想としては、

  • 全長や足幅だけでなく、甲周りのフィッティングも良好で小指と親指の当たり方も良好
  • 革質は「めちゃくちゃキメ細かい!」というほどではない
  • 踵部分に関しては、(私はかなり小さいので)少しだけ緩い

といった感じ。

革質だけならレイマーの方が上ですが、スコッチグレインはかなりモデルが豊富なので選びやすく、そして合ったモデルを選んでいるので快適です。

そして何より、日本の高級革靴ブランドを代表しつつ、(下町の魅力を彷彿とさせるような)クセになるブランドイメージを感じさせます。

ここが高級靴の初心者はもちろん、中上級者的にも“たまらない”評価ポイントだと思います。

その他、「匠ジャパン」による公式の修理が可能な点も魅力。修理料金も同じ技術を持つ他店と比べて高くはない上に、スコッチグレインならではの仕様を選べます。

SHOLL
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長期的な目線やブランド全体に沼ることを考えると、評判通り、かなり良いブランドだと思います。

で、結局どのモデルがおすすめなの?

個人的には、オデッサインペリアルがスコッチグレインでオススメできるシリーズです。

また、匠シリーズでも9から始まる型番はオデッサ相当、HGから始まる型番もエグゼクティブグレードのアウトレット品で要チェックです。

正直言うと、靴そのもののレベルで言えば「アシュランス」や「ベルオム」はレイマーには勝てません。

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レイマーの価格に対する革質の高さが異常とも言えますが、人件費の掛かり方などが異なるため仕方ない部分でもあります。

一方、スコッチグレインには、実店舗で楽しめたり純正の修理が可能というアドバンテージもあります。

(もっとも、純正であることの欠点もないとは言えませんが・・・!)

よって、

  • 本当に良い革靴が欲しい・・・オデッサグレード以上
  • 初心者×4万円以内で高級な革靴を試したい!店員さんと相談しながら決めたい・・・アシュランスやベルオムなど

といった選び方をすると良いと思います。

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終わりに|スコッチグレインは革靴界の「クラウン」

今回は以上です。

スコッチグレインの革靴は、全体的に”しっかりとした”、堅実な雰囲気を感じさせます。

サントーニやコルテのような色気はありませんし、シルバノラッタンジのような意匠性もありません。

極端にウエストにくびれをつくったり、シェイプの効いたシルエットなどは採用せず、「ボテっと」「ガチっと」した、実に日本の革靴らしさを感じさせます。

しかし、色気を感じさせない穴飾りなど、むしろ多くのアジア系に似合う靴だと思います。

さしずめ、エドワードグリーンが「アストンマーチン」なら、スコッチグレインは「クラウン」といったところでしょうか。

もしかすると、“ドヤれる”ほどのブランドステータスは、ないかもしれません。

しかし、故障しにくく、修理しやすく、きちんとした丁寧な作りだからこそ、安心感を提供してくれる毎日の相棒にピッタリです。

よく「革靴の初心者向け」「登竜門」などと評判が聞こえるスコッチグレインですが、個人的にはそうは思いません。

中上級者でも楽しめる既成靴も展開されており、メイドインジャパンらしさも感じさせる。

英国靴などを一周してきた方にも感じてほしい、奥深さや面白さも持ち合わせている良ブランドだと思います。

日本の高級革靴ブランドを代表するスコッチグレイン。それは、決して「お手頃な価格だから」だけではないと思いました。

ぜひ、あなたのお気に入りのスコッチグレインを見つけて、何年も愛用してくださいね。

おしまい!

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SHOLL(しょる)
1987年生まれ。国内ブランドを経て、伊ラグジュアリーブランドのデザイナーとして4年間勤務。
現在は日本の服飾産業を振興するため、マーケティング支援活動を行っています。
素材の機能性からパターンまで精通し、シンプルかつ素敵な服装の普及に努めています。
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