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リーガル(REGAL)の評判|プロが革靴からウォーカー、スニーカーまでおすすめ解説

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こんにちは、しょる(@SHOLLWORKS)です。本日はリーガル(REGAL)の革靴について、ラインナップや価格帯、代表的なモデルをご紹介します。

リーガルは、日本の革靴の中で最も有名と言って良いでしょう。靴に詳しくない方にも高い知名度を誇り、社会人になればスーツとリーガルの靴という方も珍しくありません。

一方、普段5万、10万、それ以上・・・という靴好きからすると「安かろうで、まずまずなんでしょ?」とも思われがちなブランドでもあります。

しかし、リーガルは非常に技術力あるメーカーです。個人的には「履いていて恥ずかしい」なんてことはないと思います。少なくとも高価格のラインは、プロの私から見ても間違いありません。

1万円程度で購入可能なものから10万円以上のものまで販売していますが、中には海外の高級紳士靴にも負けないレベルの靴まで手掛ける優れたメーカーです。

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価格差も種類も豊富なリーガル。気になるオススメのモデルや選び方についても解説するので、あなたの靴選びの参考になったら嬉しいです!

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目次

リーガル(REGAL)の特徴|どんなメーカー? どこで買えるの?【店舗】

1902年創業の「日本製靴」が前身

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リーガル(REGAL)は恐らく、日本一の知名度を誇る「革靴ブランド」でしょう。

日本全国に140店舗のショップを構える有名革靴ブランドで、(都市部に足を運べば)一軒はリーガルの店舗があるくらいのシェアを誇ります。

そんなリーガルですが、元々は1880年に設立されたアメリカのブランドでした。現在のリーガルを手掛けているのは日本のリーガルコーポレーションという企業ですが、こちらは元々日本製靴(せいか)という企業でした。

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日本製靴は元々、軍需メーカーとして旧日本軍の軍靴などを製造していた企業。日本の近代化に伴う統合を経て、設立されたという経緯があります。

リーガルコーポレーションの前身企業である日本製靴は、上記写真の通り、伊勢勝製靴工場という日本最古の製靴工場の流れを組む企業です。

新一万円札にもなる事業家、渋沢栄一による企業再興を経て統廃合を重ね、大正・昭和・平成の初期に至るまで日本国民の足元を支えるメーカーになりました。

また、日本製靴は元々、旧日本軍の革靴を製造する軍需メーカーでした。そこから戦後、日本製靴はグッドイヤー・ウェルテッド製法を導入した、一般国民向けの靴を作り始めます(ちなみに、現在も自衛隊向けの靴を製造しています)。

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また、「ニッピ」もゼラチンやコラーゲン化粧品などを手掛ける有名メーカーですが、これらは皮革のノウハウから派生した事業です。

米ブランド「リーガル」の商標権を獲得

1961年、リーガルの前身である日本製靴は、米国のブラウン社というメーカーと提携し、「リーガル」ブランドを国内で展開するライセンスを獲得しました。

この提携によって、日本国内でリーガルの靴が販売されるようになりました。

そして日本市場で受け入れられ、1990年、ブラウン社から「リーガル」の商標権を獲得したことで“リーガル=日本のブランド”になりました。社名そのものも「日本製靴」から「リーガルコーポレーション」と改称し、現在のかたちになりました。

日本国内に140店舗を展開する、高級紳士靴の入り口的ブランド

また、リーガルは全国展開&多種多様な価格帯モデルを展開することにより、広く需要を満たす革靴ブランドとなりました。多くの方が「ビジネスシューズと言えばリーガル」「高級紳士靴の登竜門と言えばリーガル」という認識を抱いていることは間違いありません。

取扱店舗数も高級紳士靴ブランドとしては圧倒的で、日本国内に約140店舗(2022年時点、店舗検索はこちらから行うことが可能です)。

一方、同じ「リーガル」の名を冠するブランドでも、実際には価格帯やライン名で中身は大分異なります。シェアが大きい分、詳しくない人には「一体どんなラインがあって、いくらくらいのものを買えばいいのか」といった疑問が生まれがちだと思います。

そこで次に、リーガルが展開する主なラインナップについて解説します。

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リーガルのラインナップは、小さなものや統廃合されたものも含めると実に多様です。そこで、ここでは現行の主要なラインについて解説します。

【2024年最新】リーガル(REGAL)のラインナップ紹介!

リーガル(REGAL)

参考価格
~44,000円

➡特徴&こんな人にピッタリ
・幅広い価格帯でランクに応じた靴を展開
・価格帯に応じてセメンテッド製法/マッケイ製法/グッドイヤー製法を使い分けている
・生産国も価格に応じてアジア〜国産と幅広い

まずは、中心となるラインの「リーガル(REGAL)」から。

多様なライン展開と言えど、いわゆる何も付かない“リーガル”が大半を占めています。そのため、一言で「どのくらいのレベルの靴です!」と説明しづらいラインでもあります。

価格帯は非常に広く、廉価なもので1万円台、高価な(牛革素材の)もので4万円程度まであります。当然、靴の素材や製法も全く異なります。

代表的なモデルを挙げるなら、例えば、

  • 811R(24,200円、マッケイ製法、ガラスレザー)
  • 2504(28,600円、グッドイヤー・ウェルテッド製法、ガラスレザー)
  • 01DR(44,000円、グッドイヤー・ウェルテッド製法、仏アノネイ社カーフレザー)

など。

その他、セメント製法の簡易的な靴や、アウトレットモールなどで1万円台の靴が数多く販売されています。

あなたの予算に合わせて選ぶことが可能ですが、正直、〜2万円台中盤程度までの靴は、競合と比べてそこまで特筆すべき点はありません。

これならフォクスセンスなど、数千円〜1万円程度で同レベルの靴を販売するブランドが存在します。

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よって、「リーガルで買う意味」としての満足度を得たいのであれば、「2504」から上を選択肢に入れることをオススメします。

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フォクスセンス(Foxsense)革靴 ビジネスシューズ
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リーガルウォーカー(REGAL WALKER)

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参考価格
22,000~36,300円

➡特徴&こんな人にピッタリ
・カッコよさより、歩きやすさに特化したカジュアルライン
・レザースニーカーやチロリアンシューズなどを展開している
・大人のオフ用や、オフィスカジュアル用のシューズを探している

リーガルウォーカー(REGAL WALKER)は、その名の通り、歩きやすい機能性に特化したライン。

軽快性重視&スーツに合わせたい革靴を探している方向けのラインです。

「ダークスーツに合わせるフォーマル度高いガチガチの革靴!」というモデルはありませんが、スーツに合わせられるプレーントウやホールカット、オフィスカジュアルに使えるローファーなどの展開があります。

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また、カジュアルシューズやスニーカーは、普段スーツを着ている大人のオフ用としても◎です。

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ビジネスシューズに関しては、写真のようなホールカットやプレーントウのモデルもあります。ソール裏を見ると「高級感より機能性重視だな」というのは分かります。

価格は2万円台が中心で、(私も何度か試着させてもらったことがありますが)確かに歩きやすいと感じました。

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体力面で不安のある方やご年配層、革靴に「歩きやすさ」を重視したい方にオススメのラインとも言えます。

リーガルウォーカー(REGAL WALKER)メンズシューズ 革靴 スニーカー
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リーガルシュー&カンパニー(REGAL SHOE&Co.)

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リーガルシュー&カンパニー(REGAL SHOE&Co.)は、リーガル創業時の原点を基に、オーセンティックなデザイン×革新的なディティールを組み合わせた上級ライン。

主に1990年代や、2010年代のストリートブームを経た「スニーカー世代」をターゲットに据えています。上質な靴を、スニーカー好きにも届けることで、大人になった/なりたい層へ歩きやすさを提供しています。

落ち着きつつも、さり気ない一捻りが加えられたシャークソールリッジウェイソールのモデルが中心です。オーラリーやコモリといったドメスティックブランドとも合わせやすく、靴でもさり気ない主張が可能なシリーズ。

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マスターリーガル(The MASTER REGAL)

参考価格
55,000円

➡特徴&こんな人にピッタリ
・2021年にローンチされた上級ライン
・革質やディテール面で、アップデートされた上質な既成靴
・特別感と日常使いを両立したい人向け

マスターリーガル(The MASTER REGAL)は、リーガルブランドの上級ライン。日本上陸60周年を記念して2021年に新設されたブランドです。

「リーガル」ブランドの上級ラインと比べても、一層の高級感を追求したディテールが特徴です。既成靴らしい足形の「守備範囲の広さ」も意識しながら、中庸的×上質な雰囲気を意識しています。

アッパーやライニングには、エルメス傘下のタンナーであるデュプイ社のカーフレザーを使用しています。全体的なデザインセンスも高く、革靴マニアが手を出しても十分足るレベルの本格靴です。

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6アイレット故に履き口はやや高めで、一方でウエストの絞りは控えめ&踵も小さめ。既成靴らしい足形の「守備範囲の広さ」も意識しながら、中庸的×上質な雰囲気を意識しています。

革靴マニアが手を出しても十分足るレベルの本格靴です。オリジナルロゴや赤のステッチも特徴的で、全体的なデザインセンスも高いと思います。

価格は5万円余。また、高級品としてのサービスを追求したラインのため、販売は一部の実店舗のみ。店員さんがフィッターとして親身にアドバイスして決めてもらう、顧客の体験価値にも注目しているラインです。

リーガルトーキョー(REGAL TOKYO)

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参考価格
69,300円(既成靴)

➡特徴&こんな人にピッタリ
・リーガルの最高峰ライン
・ハンドソーン・ウェルテッド製法の既成靴
・繊細なアニリンカーフのアッパーや、作り込まれたソールの靴が欲しい

リーガルトーキョー(REGAL TOKYO)は、「リーガル」の名を冠するブランドの中で最高級のライン。元々はビスポークシューズ(注文靴)ブランドで銀座店のみ取り扱われていたラインですが、現在は既成靴も販売しています。

革質や作りの細かさが一線を画すラインです。アノネイ社の「アニリンカーフ」をアッパーに採用しつつ、ハンドソーン・ウェルテッド製法(九分仕立て)で底付けされています。

入手性の低さが欠点ですが、運が良ければ御殿場などアウトレットモールでも入手可能です。気に入ったモデル&サイズ感があれば絶対にオススメですので、ぜひ足を運んでみてください。

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ちなみに、マスターリーガルリーガルトーキョーの既成靴はどちらが良いかというと、(甲乙がつけがたい・・・ですが、)総合的にはリーガルトーキョーの方が上だと思います。

革はマスターリーガルがデュプイで、リーガルトーキョーの既成靴は多くアノネイのアニリンカーフ。

底付けの製法ではリーガルトーキョーに軍配が上がりますが、ディテールの特別感はマスターリーガルの方が素敵だと思います。

シェットランドフォックス(SHETLANDFOX)

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参考価格
48,400~121,000円

➡特徴&こんな人にピッタリ
・「リーガル」とは一味違うスタイリッシュなライン
・ムラ感あるカーフレザーや、絞り込まれたウエストなど「色気」を感じさせる
・全体的に細足の方向け
 

シェットランドフォックス(SHETLANDFOX)は、リーガルコーポレーションが手掛ける高級既製靴ブランド。1982年にブランドがスタートし、90年代に休止するものの2009年に再始動しました。

リーガルの名を冠するラインとは異なり、英国靴がもつような「色気」を前面に出していることが特徴。ウエストを細く作るため、ウエスト部分のみマッケイ製法、その他の部分をグッドイヤー・ウェルテッド製法として、耐久性とスタイリッシュさを押し出しています。

シェットランドフォックスの場合、リーガルの提携工場の中でも最高ランクである「チヨダ製靴」で製造しています(「リーガル」系の一部のモデルも「チヨダ製靴」で製造)。

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また、木型(ラスト)の形状がモデル名のように使用されている点も、シェットランドフォックスの大きな特徴。

具体的には、

  • 「ケンジントンⅡ」(ラウンドトウ、細め/グッドイヤー+マッケイ製法)
  • 「ブライトン」(セミスクエアトウ、細め/グッドイヤー+マッケイ製法
  • 「アバディーン」(やや廉価、全体的に細め&甲低め/グッドイヤー製法)

など。イギリスやアメリカの地名に由来する名前を付けて、形状を区別をしています。あくまでモデル名ではないという点に要注意してください。

全体的に細身&ロングノーズの木型が多い反面、エントリーモデルに関しては中庸的なものが多いです。その他、コードバンプレーントウ(10万円オーバー)は、“ぽってり感”ある木型。

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シェットランドフォックスは、定価6万円円辺りのモデルから検討候補にすると良いですよ。廉価なラインは残念ながら革が良くないです。

楽天市場などでは多少ディスカウントされている場合が多いので、ラスト名などを参考に注意してください。

シェットランドフォックス(SHETLANDFOX)革靴 ビジネスシューズ
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リーガルの代表的なモデルもご紹介!気になるサイズ感は?

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それでは次に、リーガルの有名モデルについて、いくつかご紹介させていただきます。

また、ある程度サイズ感の目星がついていた方が試しやすいと思います。私の場合は人差し指の長いギリシャ型で、踵~人差し指の先端までが27.5cm、親指までが27cm、足幅の一番長い部分が10cm。

リーガルのサイズ感はやや大きめ。私の場合、下記で紹介するものは全て26.5cm(UK8.5サイズ)がジャストです。スタンスミスで27.5cm、クラークスのデザートブーツやワラビーでUK8.5(US9)、ドクターマーチンでUK9(ちょっと緩い)。購入を検討される場合の参考にしていただけたら幸いです。

リーガル「2504NA」(税込28,600円)

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リーガルの最高傑作といえば「2504」で間違いありません。発売60周年を迎えた、日本のリーガルにおける原点にして最高傑作です。現在は、2504NAといったモデル名で販売されています。

頑強な見た目に違わず、ガラスレザー&合成ソールで雨や雪などのスリップにも強く高耐久、日本のさまざまな天候にも心強い一足。

完全にスーツ向けの靴というよりは、オフィスカジュアルからジーンズとのコーデ向けの一足です。スーツと合わせる場合は、ツイードや千鳥格子、グレンチェック柄などとよく合います。

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ヴァンリーガル(VAN REGAL)(税込33,000円)

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ヴァンリーガル(VAN REGAL)は、日本初のメンズブランド、ヴァンヂャケット(VAN JACKET)とリーガルとのコラボレーションライン。

かつて1960年代に始まり、双方の知名度向上の一翼を担った「名コラボ」は、その後も不定期で発表されていました。2021年にはリーガルの日本上陸60周年を記念し、10年ぶりの復刻が話題になりました。

ヴァンヂャケットの創業者、故・石津謙介氏は「日本メンズファッションの神様」といわれた人物です。ブルックスブラザーズなどに大きく影響されたアメトラスタイルを、日本人として初めて世に打ち出したことで知られます。

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アメトラらしいコインローファー

ペニーローファーともいわれ、アイヴィーリーグの学生がローファーの甲部分にペニー(アメリカの硬貨)を挟めていたということで、こう呼ばれます。

ヴァンヂャケットの石津謙介氏は、日本屈指のスーツブランド「リングヂャケット」の名付け親でもあります。

リーガル 01DRCD(税込44,000円)

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また、01DRCDなどの「DRシリーズ」も、無地リーガルの上級ラインとして有名です。四万円弱の靴として優秀で、仏アノネイ社のボカルーやベガノカーフをアッパーに採用しています。

同じ価格帯のスコッチグレイン「オデッサ」や、ユニオンインペリアル「エクスクルーシブ」と比べても、革質の高い個体が多い印象。このクラスで革質を重視する方にとっては、かなり良い選択肢だと思います。

ちなみに、02DRがクオーターブローグ、03DRが内羽根フルブローグ。リーガルはアメリカブランドだったということもあり、内羽根フルブローグやサドルシューズへの力の入れようを感じさせます。

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リーガル 09TRCG(ゴアテックスモデル)(税込40,700円)

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個人的には09TRCGという、ゴアテックス加工が施されたサイドゴアブーツもオススメです。こちらも通常のリーガルの中では高価格帯の一足ですが、価格に見合った商品です。

ゴアテックスは、アウトドアウェアの定番素材。その実は「ゴアテックスメンブレン」というフッ素樹脂を薄く伸ばした膜を指します。水滴より小さく水蒸気より大きな穴が空いていることで、防水×通気性を確保しています。

また、サイドゴアブーツとは、横部分のゴムになっている部分が伸縮することで着脱可能なブーツ。

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元々、英国女王のために作られたとあって、高いドレス感が特徴です。1960年代にはビートルズをはじめとする(ロンドンの)チェルシー地区のアーティストが履いていたことから、チェルシーブーツとも呼ばれます。

リーガル(REGAL) 09TRCG(ゴアテックスモデル)サイドゴアブーツ
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シェットランドフォックス ケンジントンⅡ

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最後に、シェットランドフォックス「ケンジントンⅡ」をご紹介。シャープなラスト(木型)で、近年の英国靴らしい雰囲気も併せもちます。

先述の通り、シェットランドフォックスは必ず高価格帯のモデル(6万円前後~)を選ぶこと。4万円台のシェットランドフォックスの革質はどれも微妙で、実物は明らかに靴の雰囲気とマッチしていません。

個人的には、リーガルらしい内羽根フルブローグやUチップがオススメです。どちらも“やぼったい”印象を与えがちですが、「ケンジントンⅡ」はスタイリッシュでカッコよく、スーツスタイルを彩ってくれますよ。

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リーガル(REGAL)の疑問に答える|リペア(修理)はできる?

リーガルは修理(リペア)できる価格帯が◎!修理の方法も解説

リーガルの場合、予算や好みに合わせて幅広く選べることは大きなメリットと言えます。

しかし、選ぶべき価格帯やモデルと、そうでもないものに分かれることも事実です。

(比較的)高価格帯を選ぶべき理由として、パッと見の高級感の差に加えて修理のしやすさ&可能回数の違いが挙げられます。

  • 811R(24,200円、マッケイ製法、ガラスレザー)
  • 2504(28,600円、グッドイヤー・ウェルテッド製法、ガラスレザー)
  • 01DR(44,000円、グッドイヤー・ウェルテッド製法、仏アノネイ社カーフレザー)

グッドイヤー・ウェルテッド製法で製造された靴の場合、他の製法と比べオールソール(ソール交換)可能な回数が多く、何年も大切に履くことが可能です。

しかし、セメンテッド製法の場合は難しく、マッケイ製法は1回程度であればソールの交換が可能ですが、やはり長年履くというのは難しいでしょう。

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さらに、リーガルの場合、自社で純正のソールに交換してもらえることも強み。私はそこまでこだわりがあるわけではないのですが、やはり「買ったときと同じ純正ソールにしてほしい!」という方もいらっしゃると思います。

また、修理の方法は極めて簡単です。埃などを軽く落として最寄りのリーガルに持ち込むだけで、あとは店員さんが対応・手配してくれます。

ご自身のリーガルが修理可能かも含め、一度相談すると良いと思います。

なぜ、グッドイヤー・ウェルテッド製法は何回も修理が可能なの?

Image Photo by UNION ROYAL

グッドイヤー・ウェルテッド製法の場合、上記写真のアッパー(甲革)とインソールを直接縫い付けず、ウェルトやリブと呼ばれるパーツなどを挟んで縫い合わせる構造になっています。

靴底が摩耗した場合、(上記写真の出し縫い糸&すくい縫い糸を解くことで)アウトソールが外れ、張り替えが可能です。

実際には、リウェルトやリブの交換が必要になるケースなどがあるため、無限に可能というわけにはいきません。しかし、基本的には内部を通っている糸によってアッパーが裂けない限り、パーツを交換しつつ長年付き合うことが可能です。

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製法名は、米国のチャールズ・グッドイヤー2世という人名が(源流となっていた)ハンドソーン・ウェルテッド製法の機械化に成功したことで「グッドイヤー・ウェルテッド製法」と命名されました。

グッドイヤー製法の修理|具体的な修理料金&納期はこちら(目安)

リーガルのリペア価格や納期に関しては、あくまで時期にも左右されますが、

底の張り替え(オールソール/左右両足)
合成ゴム底の場合・・・16,720円~23,650円(税込)程度
革底の場合・・・19,360円~30,580円(税込)程度

➡底の種類で変動アリ。また、底の張り替えは中底替えを含む価格。中底替えが不要の場合は、表示価格から4,840~5,390円(税込)が差し引かれます。

となっています。

また、踵だけがすり減って交換したい場合は、

ヒールの交換(左右両足)
3,960円~8,030円(税込)程度

➡ヒールの種類で変動アリ。

とのこと。また、修理の納期に関しては(あくまでもリペアの内容や込み具合によるものの)概ね1~2ヵ月間だそうです。

ただし、パーツの供給が十分に行き渡っていない新商品や生産終了品の場合、納期が遅れることもあるとのことです。

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価格面に関しては、(純正品ということもあってか)やや高めだと思います。正直、物凄くソールの品質が高いというわけでもないので、純正にこだわりが無ければ他の修理店でリペアしても良いのではないかと思います。

ミスターミニット(MISTER MINIT)メンズ ソール交換(往復送料無料)
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ちなみに、ミスターミニットも最近、Amaonや楽天市場で修理サービスを始めています。

ビブラムのオールソールで14,000円程度(往復送料無料)ですので、こちらの方がお得感がありますね。

ミスターミニット(MISTER MINIT)メンズ ハーフラバー&ヒール交換(往復送料無料)
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また、レザーソールの場合、ハーフラバーを貼るのも耐久性や耐滑性が高くなるのでオススメです。

レザーソールそのものの高級感も良いのですが、ハーフラバーやヒールにも雨が多く湿度の高い日本らしさがあると思います。あるいは、「冠婚葬祭用」と「ビジネス用」で分けても良いかもしれません。

もちろん、ある程度履いて摩耗してからでもOKですし、つま先が削れ過ぎない時点で貼ればベストです。

【全然関係ないけれど】オンラインストア見にくい問題

商品とは全然関係ないのですが、リーガルは公式オンラインストアのUIを早急に改善すべきだと思います。BASEを無理矢理カスタムし過ぎて、物凄く検索しにくい&見にくいです。

これ感じているの、絶対に私だけではないはず・・・。

その他|リーガルに合わせるベルトは?

リーガルの特徴として、革靴と同じ革を使用してベルトも製造していることも挙げられます。

「靴とベルトは色を揃える」というのは営業マンにとって鉄則と思います。さらに、色どころか革そのものまで揃えることで、牛が持つ微妙な色味の違いやキメの細かさなども統一感を得ることが可能です。

エドワードグリーンやジョンロブ、オールデン、トリッカーズなどの有名ブランドもベルトを製造していますが、日本ではどうしても入手性が高くありません(そして高い)。

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その点、リーガルのベルトは数千円のものから1万円オーバーまで揃っており、靴同様に予算や好みに合わせたチョイスが可能です。

リーガル(REGAL)TF67EC ベルト
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調整可能で、良いベルトを一本持っておきたい人にもオススメですよ。

(その他、おすすめのベルトに関しても下記記事にて紹介しています。気になる方は、ぜひ覗いてみてください!)

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1987年生まれ。国内ブランドを経て、伊ラグジュアリーブランドのデザイナーとして4年間勤務。現在は日本国内のファッションを振興するため、マーケティング支援を行っている。
素材の性質や機能性、パターンまで精通し、シンプルかつ素敵な服装の普及に努めている。



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