Attolini 公式HPより引用
こんにちは、しょるです。
こちらでは、イタリアのスーツブランドを18ブランド、一挙にご紹介させていただきます。
↓他国のメーカーも見てみたい方はこちら!
【イタリア】メンズスーツブランド18選のランキング!有名、一流、高級の格付けもご紹介!
第一位:アットリーニ(Cesare Attolini)
ISETAN MENS net より引用
- <参考価格>693,000円
レア度: (4.9 / 5)
クオリティ: (4.9 / 5)
おすすめ度: (4.9 / 5)
チェザレアットリーニ(Cesare Attolini)は1930年創業。キートンと並び最高品質のフルハンドメイドスーツを手掛けるサルトで、「ナポリ仕立て」の生みの親でもあるブランド。
バルカポケットやマニカカミーチャ(雨降らし袖)といったナポリ特有のディティールは、創業者ヴィンチェンツォ・アットリーニが考案したディテールです。個人的には、イタリア系スーツの頂点だと思っています。
既製品でも並のビスポークを凌駕する造りで、極端に扱いにくい素材のモデルも少なく極めてオススメ。購入は一部の百貨店やBEAMSで可能。
↓BEAMSにて販売中!覗いてみてください!
第二位:サルトリア・ダルクオーレ(Sartoria Dalcuore)
ISETAN MENS net より引用
- <参考価格>374,000円
レア度: (5.0 / 5)
クオリティ: (4.7 / 5)
おすすめ度: (4.8 / 5)
サルトリア・ダルクオーレ(SARTORIA DALCUOLE)は、故ルイジ・ダルクオーレによって1965年に立ち上げられたサルト。
いわゆるフルハンドメイドスーツを製造しており、サルトとして非常に高い評価を獲得している、知る人ぞ知るブランドです。
個人的にかなりオススメで、今回ご紹介する中でもイチオシのスーツブランド。スーツは一枚襟に身頃は二枚裁ちで製作されており、独特の切り替えラインがダルクオーレらしさを演出。
↓BEAMSにて販売中!覗いてみてください!
第三位:デ・ペトリロ(De Petrillo)
ISETAN MENS net より引用
- <参考価格>190,300円
レア度: (4.5 / 5)
クオリティ: (4.2 / 5)
おすすめ度: (4.6 / 5)
デ・ぺトリロ(De Petrillo)は2006年に設立した、ナポリの新鋭サルト。元々はガイオラというブランドでしたが、2014年に創業者ベネデット・デ・ペトリロの名を関したブランド名に変更。
ブランド化による拡大路線よりも、サルトの工房にて一枚ずつ丁寧に仕上げたウェアを提供しています。リングヂャケット、アットリーニ、ダルクオーレと同じく、今回のイチオシブランドです。
18万円前後という物凄い高価格帯という訳でないにも関わらず、一枚襟で製作されたりハンドメイド率が高く、全体的な着心地も非常に良好。
↓「De Petrillo」を三越伊勢丹で覗いてみる!
第四位:キートン(Kiton)
- <参考価格>1,733,900円(カシミヤ生地)
レア度: (4.9 / 5)
クオリティ: (4.9 / 5)
おすすめ度: (4.6 / 5)
キートン(Kiton)は1968年、7代に渡って続く服地卸商を家業とする故チロ・パローネによって立ち上げられたブランド。
「世界で最も美しい服を作る」というブランドコンセプトを、最高の素材と技術を以て実現します。同じくイタリアのアットリーニと並ぶ、世界最高のメンズブランドのひとつ。
価格帯は通常のウールのスーツでも70万円~のレンジ。さらに、極細のウールやカシミアに加え、ビキューナなどの超希少素材を用いたものは既製服でも200万円に迫るものも。
第五位:イザイア(ISAIA)
BEAMS 公式HPより引用
- <参考価格>363,000円
レア度: (4.5 / 5)
クオリティ: (4.5 / 5)
おすすめ度: (4.5 / 5)
イザイア(ISAIA)は、イタリアを代表するファクトリーブランド。1920年代にエンリコ・イザイアが始めたサルトは、イタリアの高品質なスーツを代表するブランドとして有名です。
スーツはグレゴリーというモデルが非常に有名で、効率よくマシンメイドも取り入れたハンドメイドのハイブリッドスーツ。その他、コルティナやセーラーといったハンド率の高いモデルも有名。
「デザイナーズブランドよりもハイクオリティなスーツが欲しいけれども、ブランドイメージも重視したい」という方にオススメ。
↓BEAMSにて販売中!覗いてみてください!
↓「ISAIA」をYOOXで覗いてみる!
第六位:スティレラティーノ(Stile Latino)
ISETAN MENS net より引用
- <参考価格>286,000円
レア度: (4.2 / 5)
クオリティ: (4.2 / 5)
おすすめ度: (4.2 / 5)
スティレラティーノ(Stile Latino)は2004年、先述のアットリーニ経営一族である、ヴィンチェンツォ・アットリーニが立ち上げたブランド。
「ラテン式(スタイル)」を意味するブランド名の通り、イタリアらしい色気あるスーツやコートを展開しています。
ハンドメイドとマシンメイドを組み合わせたスーツは、ブランド的カッコよさを打ち出しています。クラシック過ぎない意匠性と、クオリティを両立したスーツが欲しい人にオススメ。
↓BEAMSにて販売中!覗いてみてください!
第七位:ジャンフランコ・ボメザドリ
BEAMS 公式HPより引用
- <参考価格>198,000円
レア度: (4.8 / 5)
クオリティ: (4.0 / 5)
おすすめ度: (4.2 / 5)
ジャンフランコボメザドリ(Gianfranco Bommezzadri)は1956年創業、イタリア・パルマのファクトリーブランド。
マシンメイドとハンドメイドを上手く使い分けたファクトリーブランドで、かつてはジルサンダーのOEMを手掛けていたことでも知られます。(高級ブランドの中では)なかなかのクオリティを、比較的リーズナブルな価格で実現。
日本では知名度が高くないブランドですが、日本でも稀にオーダー会を開催しており、知る人ぞ知るブランドとなっています。価格とクオリティのバランスも良好で、個人的にはオススメしたいブランドの一つ。
第八位:ジョルジオアルマーニ(GIORGIO ARMANI)
ARMANI 公式HPより引用
- <参考価格>550,000円(マンハッタン)
レア度: (4.0 / 5)
クオリティ: (3.8 / 5)
おすすめ度: (4.0 / 5)
ジョルジオアルマーニ(GIORGIO ARMANI)は、イタリアおよび世界を代表するラグジュアリーブランド。
メンズスーツといえば最初に思い浮かべる人も多いブランドで、ファッションに詳しくはない人でも、「アルマーニのスーツ」というワードは聞いたことがあるのではないでしょうか。
1965年にヒットマンのデザイナーに抜擢されたジョルジオ・アルマーニは、1975年に自身の名を冠するシグネチャーブランドを設立。以降、80年代のソフトスーツブームを経て、ミラノのトップブランドとして君臨しています。
ファーストラインのジョルジオアルマーニだけを切り取っても、スーツの価格が広いブランドです。SOHOラインなどベーシックなもので30万円程度、メイド・トゥ・メジャー(セミオーダー)のハンドメイドラインで70万円程度の価格帯。
(上位ラインは)デザイナーズブランドとしては非常に優秀なクオリティで、ブランド力は言わずもがな。コスパが高いとは言えませんが、いわゆるハイブランドのスーツが欲しければ、非常に良い選択肢です。
第九位:カナーリ(CANALI)
CANALI 公式HPより引用
- <参考価格>291,000円
レア度: (4 / 5)
クオリティ: (4 / 5)
おすすめ度: (4 / 5)
カナーリ(CANALI)は1934年、イタリアのミラノにて創業した名門ブランド。
ファッションブランド化しながらも品質、デザイン共に優れており、バラク・オバマ元米大統領が愛用しているスーツとしても有名。
日本ではあまり知名度が高くはなく、一時期は国内市場からも撤退していましたが、2018年に再上陸を果たしたブランド。
第十位:ブリオーニ(Brioni)
ISETAN MENS net より引用
- <参考価格>759,000円
レア度: (4.9 / 5)
クオリティ: (4.7 / 5)
おすすめ度: (3.8 / 5)
ブリオーニ(Brioni)は「007」歴代のジェームズ・ボンドも愛用したスーツで知られるトップブランド。1945年創業、厳かなローマのスタイルを提案する、イタリアらしい色気と英国的な厳粛さを兼ね備えています。
ブリオーニは1952年、メンズブランドで初めてコレクションを行い、2000年代にはブランドステータス調査で1位に輝くなど、トップブランドとしての道を歩んできました。
スーツに関しては、廉価な価格帯でも50万円~、高価なものであれば100万円に届くレンジ。やはり今回ご紹介する中でトップクラス。
2011年にケリング(グッチグループ)の傘下になると、デザイナーズ色を取り入れてレディースラインのローンチや、大人気ロックバンドの「メタリカ」を広告に起用したりと、「ファッションブランド」化に舵を切りました。
一方で既製スーツのクオリティは下がり、上述のキートンやアットリーニと比べると、1段階下の造りになっています。
第十一位:エルメネジルドゼニア
Zegna 公式HPより引用
- <参考価格>440,000円(トロフェオ生地)
レア度: (4.2 / 5)
クオリティ: (3.6 / 5)
おすすめ度: (3.2 / 5)
エルメネジルドゼニア(Ermenegildo Zegna)は1910年、テキスタイルメーカーとして創業したブランド。現在も世界中のテーラーやファッションブランドへ生地を供給する一方、ファッションブランドとしても展開しています。
ゼニアはビスポークともなると流石に良いスーツですが、(生地はさておき)ファッションブランドが物凄くオススメかと言えば、正直そこまででもありません。
ちなみに、個人的にオススメの生地は、日常使いならトラベラーかエレクタ。どちらも耐久性や防シワ性が高く、日々の相棒として優秀な生地。ダークスーツ用ならトロフェオ、夏用のクールエフェクトも悪くありません。
第十二位:ブルネロクチネリ
ISETAN MENS net より引用
- <参考価格>649,000円
レア度: (4.4 / 5)
クオリティ: (3.6 / 5)
おすすめ度: (3.2 / 5)
ブルネロクチネリ(BRUNELLO CUCINELLI)は1978年の創業以来、最高品質のカシミア製品を生み出し続けるブランド。
1985年にはブルネロ・クチネリの妻フェデリカの故郷、中部ペルージャのソロメオ村にある古城を購入し、以来本社としています。さらには村の地元住民を従業員として雇用し、村に職人学校まで建てる「町おこし」を実現しました。
ペルージャ地方は元々ニット産業が盛んでしたが、ブルネロはカシミヤ素材に注目し、今ではブランドを代表する素材となりました。
ビジネスの方法、世界観によるブランドイメージ、地場産業に根付いた展開と、非常に美しいストーリーを描くブランドです。柔らかでナチュラル、上質なコレクションが魅力のブランドですが、スーツに関しては非常に強気な価格設定。
確かに生地のクオリティは高いのですが、少なくともコスパという点ではオススメはできません。あくまで世界観と雰囲気が好きな人向け。
第十三位:パルジレリ(Pal Zileri)
- <参考価格>337,800円(セレモニアライン)
レア度: (4.2 / 5)
クオリティ: (4.0 / 5)
おすすめ度: (3.2 / 5)
パルジレリ(PAL ZILERI)は1970年創業、ミラノコレクションの常連にもなっているサルト。ファッションブランド的な要素が強く、スポーツ、カジュアルからサルトリアラインまで揃え、色気と堅実さを兼ね備えたコレクションが特徴です。
トータルウェアを提供しているブランドですが、スーツとしてのクオリティも決して低くはありません。
個人的にはカナーリの方がオススメですが、雰囲気の好きな方を選んで良いと思います。
第十四位:ベルべスト(Belvest)
- <参考価格>324,500円
レア度: (4.2 / 5)
クオリティ: (3.8 / 5)
おすすめ度: (3.2 / 5)
ベルベスト(Belvest)は1964年、アルド・ニコレットが立ち上げたファクトリーブランド。
創業以来、オーダーメイドを維持しつつも展開した高級既製服(プレタポルテ)が欧州を中心に広まり、かつてはエルメスのスーツをOEM生産していたことでも知られます。
芯地を使用せずに折りたためるほどの軽さを誇るモデル、「ジャケットインザボックス」が非常に有名。価格の割にマシンメイド箇所が多いのですが、ニットジャケット的な使用ができるため、昨今のオフィスカジュアルにも対応できる点が◎。
第十五位:ラルディーニ(LARDINI)
BEAMS 公式HPより引用
- <参考価格>144,100円
レア度: (3.8 / 5)
クオリティ: (3.4 / 5)
おすすめ度: (3.0 / 5)
ラルディーニ(LARDINI)は1978年創業、イタリアのフィロットラーノで創業したファクトリーブランド。
ドルチェ&ガッバーナやヴェルサーチといった、イタリアのトップメゾンのOEMを担当していたことで有名になり、現在はファクトリーブランドとして世界的に展開。
ラペルに刺されたウールの花とシャープなラインが特徴で、人気ブランドの地位を確立しました。
第十六位:タリアトーレ(TAGLIATORE)
BEAMS 公式HPより引用
- <参考価格>132,000円
レア度: (3.8 / 5)
クオリティ: (3.4 / 5)
おすすめ度: (3.0 / 5)
タリアトーレ(TAGLIATORE)は1998年、ピーノ・レラリオが創業したファクトリーブランド。
幼少からテーラーの道を志していたピーノは、祖父が靴の革を裁断する、「タリアータ」であったことから命名。
タリアトーレのジャケットは、大きなラペルと絞り込まれたドロップといった独特のセクシーさを持つことが特徴。映画「バットマン」の衣装も手掛けたブランドです。
第十七位:コルネリアーニ(CORNELIANI)
ISETAN MENS net より引用
- <参考価格>220,000円
レア度: (3.8 / 5)
クオリティ: (3.5 / 5)
おすすめ度: (3.0 / 5)
コルネリアーニ(CORNELIANI)は1958 年創業、イタリアのマントバに居を構えるファクトリーブランド。
上述のラルディーニやタリアトーレよりもやや高価格帯で、懐古的なイタリアンクラシックを現代的にブラッシュアップしたコレクションが特徴。
コルネリアーニは、生地の選定から製造までをマントバにて一括しており、地元で600人のテーラーやカッター、縫製士を雇用して製造させる一大ファクトリーです。ブルネロクチネリと同じく、イタリアによくある地域型のファクトリー。
第十八位:ボリオリ(BOGLIOLI)
- <参考価格>144,100円
レア度: (3.8 / 5)
クオリティ: (3.4 / 5)
おすすめ度: (3.0 / 5)
ボリオリ(BOGLIOLI)は1974年創業。有名ブランドのOEMを担当していた経験と実績を活かしたファクトリーブランド。
パッドや芯地を省略したアンコンジャケットが代名詞となっています。2000年に発売された「Kジャケット」や、2008年に発売された「ドーヴァー」は、世界中の有名百貨店やセレクトショップで販売されている有名モデル。
ブランド感があってカッコいい一方、スーツのクオリティは並です。着心地も普通レベルで、ブランドイメージや見た目が好みであれば、手を出しても良いかもというレベル。
↓他国のメーカーも見てみたい方はこちら!