【中東欧】革靴ブランド6選!有名、高級、一流ビジネスシューズを紹介【紳士靴】

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こんにちは、しょるです。

今回は、中東欧の革靴ブランドをご紹介。

日本編に続いて、(紳士靴の中心地である英国や米国、イタリアよりも先に)中東欧の有名靴ブランドを紹介させていただくのは訳があります。

今回ご紹介しているブランドは、総じて英国や米国の有名ブランドよりも数段、良い靴を作っているからです。

例えば東欧諸国の場合、全体的に産業革命が遅れ、さらにソビエト連邦の構成国家であったことから、機械化する資本やタイミングがないまま冷戦の終結と民主化を迎えました。

結果、冷戦後30年経った現在も、ハンドメイドによる靴がプロダクトの中心になっています。機械化の遅れで変わらずハンドメイドで作っていたことが、マシンメイドが当たり前となった”西側諸国”にディクローズされ、西欧や米国にはない独自の付加価値に。

とはいえ、今回ご紹介するブランドはいずれも例外的な存在。当該地域は工房による実力差も激しく、産業的にも原料となる牛の飼育体制が(西欧や米国ほどには)確立されていない。西欧から良質な革の供給ルートを拓き、高い技術力と融合して日の目を見た結果、今日のステータスを得られています

いずれのブランドも、相当な靴好きでないとご存じないブランドだと思います。しかし、どれも優秀でオススメ度の高いメーカー揃いであることは間違いありません。

目次

【中東欧】革靴ブランド【6選】有名、高級、一流ビジネスシューズ【紳士靴】

↓他国のシューメーカーも見てみる!

第一位:ヴァーシュ(VASS)

VASS 公式HPより引用

参考価格
156,600円(国内販売価格)
70,000円(個人輸入)

ヴァーシュ(VASS)は1978年、ラズロ・ヴァーシュによって立ち上げられたハンガリー・ブタペストのブランド。東西冷戦時代から高名な靴職人として知られたラズロの手掛ける靴は、工程のほぼ全てをハンドメイドで少数生産。革質も高いですが、造形とフィット感が既成靴とは思えないくらいに抜群。

ヴァーシュの工房はミシンがないそうです。アッパーの製甲工程は外注だそうですが、ミシン目が非常に細かくてふっくらしており、カーブでもピッチが乱れません。ジョーレンデンバッハソールをフルハンドソーンで底付けし、さらにべヴェルドウエスト仕上げ。

現在の国内価格は15、6万円程度。クオリティを考えれば納得の価格ですが、ハンガリーの物価もあり、公式HPからの個人輸入が6~7万円程度で可能なため破格。

まずは、バランスの良いFラストか、東欧靴らしいブダペストラストをオススメします。私の場合、概ね42.5サイズがジャスト(ブダペスト/3636/P/P2ラストは42サイズ)。また、ラズロ・ヴァーシュの著書「紳士靴のすべて」は、紳士靴の歴史から製法まで記された靴好き必見の書。日本語訳も発行されたので、ぜひ読んでみてください。

価格
安い
高い
クオリティ
低い
高い
オススメ度
低い
高い
「紳士靴のすべて」 ラズロ・ヴァーシュ / マグダ・モルナール著(日本語版)
created by Rinker

第二位:マテルナ(MATERNA)

MATERNA 公式HPより引用

マテルナ(MATERNA)は、ヨーゼフ・マテルナが1907年に立ち上げた、オーストリア・ウィーンのビスポークシューメーカー。既製靴も生産しており、いずれもリーズナブルな価格で非常にハイクオリティな靴を購入可能。

特にオーダーメイドは必見で、革も通常のカーフやコードバンなどに加え、エイ、カンガルー、ペッカリーや、各種エキゾチックレザーなどでも製作可能。アトリエも、革マニアにはたまらないストックが見られます。

現在の経営者であるヨーゼフの孫、ゲオルグ・マテルナは、「希望さえあればどんな革、色でも用意する」という職人スタイルを貫き通し、それを叶える実力も折り紙付き。

マテルナはウィーンで非常に有名なシューメーカーですが、残念ながら日本では購入ルートが確立されていません。現地のアトリエでは、英語なら対応可能。靴好きに訪れて欲しいショップです。

価格
安い
高い
クオリティ
低い
高い
オススメ度
低い
高い

第三位:エドワードマイヤー (EDWARD MEIER)

EDWARD MEIER 公式HPより引用

参考価格
175,000円(レッドタン、個人輸入)

創業1596年、現存する世界最古のシューズブランドであるエドワードマイヤー(EDWARD MEIER)。かつてはバイエルン王家御用達でもあった名門は、現在もブランドロゴにロイヤルワラントを掲げています。ビスポークは2000年代に廃止されてしまいましたが、現在も高品質な既成靴を提供しています。

直営店は、世界にミュンヘンの一店舗のみ。エドワードマイヤーは主に4つのラインに大別され、クロケット&ジョーンズなどがOEM生産するグッドイヤー・ウェルテッド製法のライン(グリーンタン、パープルタン、ブルータン)と、ハンドソーンウェルテッド製法のレッドタンに分かれます。

写真はレッドタンラインのローファー、Andrassy。かなりロングノーズの385ラストで製作されています。その他、082ラストも有名で、私の場合は9がジャストサイズ。オンラインストアの販売価格は1,150ユーロ

エドワードマイヤー最大の特徴は、ぺドゥフォームというドイツの整形外科学に基づいた足型の開発。20世紀から医療分野との協働で研究開発に着手し、現行の仕様は90年代から展開しているようです。土踏まずを固定する一方、足先は広めの設計とすることで足の随所にかかる負担を軽減し、アッパー立体感と相まってい非常に歩きやすい。

価格
安い
高い
クオリティ
低い
高い
オススメ度
低い
高い

第四位:ハインリッヒディンケラッカー

 Heinrich Dinkelacker 公式HPより引用

参考価格
130,000円(カーフレザー)
159,500円(シェルコードバン)

1879年創業、ドイツを代表する高級紳士靴メーカーのハインリッヒディンケラッカー(HEINRICH DINKELACKER)。 ドイツのブランドですが、1960年代から工房をハンガリー・ブダペストのドナウ川流域に構え、東欧靴らしいイモ虫型の靴(通称ブダペスト靴)を中心に製造してきたブランド。

創業者ディンケラッカーは元々、高齢者富裕層向けに靴作りを行っいた靴職人で、履きやすく高級感が溢れる靴は「靴のロールスロイス」と形容されます。実際に足幅も広く、外羽根なので甲も調節しやすく見た目の重厚感も印象的。また、80年代まではアポロというブランド名で、ビンテージマニアの中でも「旧ディンケラッカー」は広く認知されています。

写真は、代表的ラストのRIO70年以上続く超ロングセラーで、写真のフルブローグの他にプレーントウや、キャップトウのモデルもあります。トリプルソールは二層目までがハンドソーンで縫われ、地面に接する三層目をセメントで圧着。堅牢で重厚感ある見た目ですが返りが良く、歩きやすい靴になっています。

革質や造りもレベルが高く、ホーウィン社のシェルコードバンもグレードの高いものが採用されています(コードバンにありがちな色味の差が少ない)。ジョーレンデンバッハソールに打ち込まれた化粧釘も見事、ハンドソーンウェルテッド製法&縫製ピッチも丁寧で独自性も高く、何より履きやすい。

その他、ノルヴィージャンウェルテッド製法(ツォップナート)のBUDAや、ストレートチップなどに採用されるLONDONなども有名。生産数は少ないものの、ジュンヤワタナベとのコラボレーションや、ビームスなど大手セレクトショップでも扱いがあるため、日本でも手に入りやすい靴。

ただし、2021年にハンガリーの工房が閉鎖され、スペイン製に切り替わりました。今後品質面でどうなるか、注視する必要があるブランドです。

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ハインリッヒディンケラッカー 革靴 ビジネスシューズ
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価格
安い
高い
クオリティ
低い
高い
オススメ度
低い
高い

第五位:サンクリスピン(SAINT CRISPIN’S)

SAINT CRISPIN’S 公式HPより引用

参考価格
200,000円

靴の聖人の名を冠したオーストリア・ウィーンの靴ブランド、サンクリスピン(SAINT CRISPIN’S)マイケル・ローリックが1985年頃から靴作りを始め、1992年にサンクリスピンネームでブランドを創業。現在はルーマニアに工房を構え、ハンドソーンウェルテッド(九分仕立て)の靴を少数生産しています

かつてボノーラ(BONORA)という90年代、ジョンロブの最高峰モデルを製造していた伝説の靴メーカーが存在しました。サンクリスピンはボノーラの下請けを担っており、「旧ボノーラ」のソールにウッドネイルが打たれたモデルは、主にサンクリスピンが製造していました。

サンクリスピンは、超有名という程のモデルはありませんが、スタイリッシュで美しい靴作りが特徴

また、公式HPにてサイバーフィッティングというサービスを展開しています。自宅まで仮履き用の靴を送付してくれて、サイズ感をフィードバックすることで適切なサイズを提案してくれます。また、全体的にアーチが隆起して土踏まずをホールドしてくれるので、非常に履き心地と歩きやすさにも優れています。

価格に見合った価値は提供してくれるブランドです。私の場合、CLASSICラストでUK8.5がジャストサイズ。日本にもストラスブルゴや伊勢丹など代理店はありますが、まともに入荷しないので公式HPでの購入がベスト

価格
安い
高い
クオリティ
低い
高い
オススメ度
低い
高い

第六位:ルーディックライター(LUDWIG REITER)

LUDWIG REITER 公式HPより引用

参考価格
90,000円

1885年、ウィーンで創業した総合靴メーカーのルーディックライター(LUDWIG REITER。当初はオーストリア・ハンガリー帝国軍の将校や警察にブーツなどを供給していた軍需メーカーであり、20世紀になると中欧でいち早くグッドイヤーウェルテッド製法を導入。近年では、スニーカーで有名だったキッツマンテル社を買収し、様々な靴を展開しています。

オーストリアでは有名なメーカーで、現在の代表的モデルの3ホールのプレーントウダービーと、ジャーマントレーナーのスニーカー。試着のみ経験した印象ですが、グッドイヤーウェルテッド製法の中では良く出来ており、600ユーロという価格設定も妥当だと思います。

また、個人的にはロングブーツを推しています。オーストリア・ハンガリー帝国軍にブーツを卸していた歴史的背景からも、お家芸とも言えるアイテム。

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価格
安い
高い
クオリティ
低い
高い
オススメ度
低い
高い

 

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SHOLL(しょる)
皆さまこんにちは。“SHOLLWORKS”運営者のSHOLL(しょる)と申します。

1987年、山梨県甲府市生まれ。国内デザイナーズブランドを経て、ファッションコングロマリットのブランドでデザイナー職を経験。

現在は東京在住、デザイナー含め様々な事業に携わっています。
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