【自己紹介】“SHOLLWORKS”とSHOLL(しょる)について

目次

“SHOLLWORKS”について

“ファッション”とは何だろう?

皆様はじめまして。しょると申します。

当ページにお越しくださり、ありがとうございます。

突然ですが、ファッションとは何でしょう?

「なくてはならないもの?」

「単なる自己満足?」

「“モテる”ためのツール?」

答えは様々だと思います。

私は上記の感想を、全て抱いたことがあります。そして、私はファッションを服「装」、社会の中に生きる自己を装いによって認識する「自己表現および自己実現の手段」という解を得ています。

私たちは忙しい世界に生きていますが、等しく与えられた時間の中で各々がその消費の仕方を異にする。服や髪型、美容といった「見た目」に一日何時間も費やす人もいれば、0秒の人だっています。

しかし、関わり方は様々ではあっても、私達には必ず“纏うもの”が“纏わりつく”。「衣類」は必需品、そして「ファッション」は人間社会におけるスタイルを表現していますが、衣類とファッションは切っても切り離せない。私たちは、本能として周囲と同調と差異化を繰り返しながら、自己を表現する存在だからです。

人類は有史以来、纏うことで機能性を得て生存してきました。やがて、自己表現の一環として身分や個性を表す「美」や「権威」としてのスタイルを確立させました。今日、私たちはファッションと否応なしに関わるのは、社会に生きるからです。人類を強制的に“社会の人”たらしめるパーツのひとつ。それがファッションという「見えざる見た目の世界」です。

「見た目の世界」を通した自己承認の可能性

私たちの社会は、生存戦略から社会承認、ひいては自己実現へとステージを進めています。

「人生の意味は?」

「幸せに生きたい」

「自分を(もっと)好きになりたい」

誰しも、この様なことを考えたことがあると思います。

私もあなたも、おそらく世界一の美しさではありませんが、それでも人生の主役は自分自身です。人間は見た目の美しさが全てではありませんが、自分以外の人生に乗り換えることはできないからこそ、自分を好きになることの意味は大きい

あなた自身を、あなたの人生のストーリーの主役にする。ファッションはその一要素に過ぎませんが、全く無視できる要素でもないかもしれません。もし、自分をより好きになる可能性を秘めているとするのであれば、少しでも良いから「見た目の世界」の前で立ち止まってみませんか。

私は自分が持つ幾許かの専門性をもって、あなたが自分自身を(より)好きになる切欠と、自己実現社会に生きる力になるお手伝いをする。それが私の「自己実現の手段」ということです。

そんな考えを持った私が立ち上げた“SHOLLWORKS”は、今と未来を素敵に生きる人のためのフィールドです。読者の皆様にファッションの楽しさや奥深さを伝えることにより、服装文化の紹介を通じたファッションリテラシーの向上と、ひいては自己実現に向かう貢献を目的に作成しました。何卒、ご活用いただけましたら幸いです。

筆者SHOLL(しょる)について

ファッションデザイナーをやっています

筆者である私について、自己紹介させてください。

国内大手メーカーでのファッションデザイナーの経験があり、某コングロマリット傘下の有名ハイブランドのデザインチームに所属していました。ファッションに興味のある層であれば、誰もが知るブランドです。現在は帰国しフリーで活動しながら幾つかの事業にも携わっております。

そんな私がファッションに興味を持ったのは、大学生になってからでした。絵や工作が小さい頃から得意だったものの、同業者の中では極めて遅く、しかも「最初からおしゃれだった」とかいうオチはありません。それまで自分で服を買ったことすらありませんでした。

服に興味を持ち始めたきっかけ

大学時代に上京して、一人暮らしをさせてもらっていた私でしたが、暫くは親に買ってもらった服を何も考えずに着合わせ、大学に通う毎日でした。やがて、そんな私に向かって放たれた

「いつも同じ服装だよね。少しはおしゃれしたら?」

という知人からの皮肉めいた一言が、ファッションの世界へと入る切欠を作ってくれました。

私はそれまでの18年間、夢や特別に情熱的になれるものがありませんでした。

小学校2年生のとき「将来の夢」について発表があったときは、クラスでただ一人「まだ決まっていない」と発言したことを覚えています。流行りに目もくれず、ただただ真っ白な「じゆうちょう」に絵を描くことや、プラモデル工作などが好きな少年でした。しかし、それらを仕事にする勇気を持てず、ただ何となく中、高、大と通っていました。

言われたときはショックを受けましたが、確かに身だしなみに全く使っていなかった私は、お世辞にもカッコよくはなかったと思います。目の前に明確な改善点が与えられたとき、それが初めて本当に夢中になれるものとなりました。

その日からは、大学の勉強や部活動もほどほどに、放課後や週末、ときには授業の合間にも都内の街へ行っては“勉強”を繰り返していました。

極めて無謀で無計画だったと思いますが、当時の私は「絵が得意だから、きっと凄くおしゃれになる」などと、根拠のない自信に満ち溢れていました。アルバイトをしては服を買い、試行錯誤を繰り返す日々が続いていたと記憶しています。

文字通り、すべてがファッションを中心に回っていた生活でした。そして、自分が絵が得意で器用であることを顧みたとき、「生み出したい」と思うようになったのは、自然な心境だったのかもしれません。

しかし、ファッション分野に対して強い情熱を持っていたにも関わらず、どうしても将来を選択に勇気を出せずにいました。「本当にこれでいいのか」という迷いが、私に行動しない理由を与えていました。

家庭環境に由来する価値観と適性のミスマッチも確かにありましたが、何より自分自身の意気地のなさから、自分の将来を決断できませんでした。しかし、「自分にはこの道しかない」という自覚と覚悟が自分を突き動かし、走り出せたのだと思います。

スタートを切れば、もう走り出すしかありません。途中で躓くこともありましたが、結果として(ひょんな伝手から)この世界で生きられるようになります。試行と挑戦の連続は、上手くいったことばかりではなかったものの、好きを仕事にしつつ今日に至ります。

“SHOLLWORKS”が掲げる、7つのテーマ

そんな私が立ち上げたこのサイトは、私自身の経験と価値観を交えた7つの方針を基に発信します。

安い服=悪い服ではない

私は、高い服も安い服も好きです

どちらも同じく着られるのは、存在する理由と価値があるからです。その価値を決めるのは、値段の高低だけではありません。同時に、「安い物」と「悪い物」は意味が違うということも、明言しておきたいと思います。

ビジネスである以上、安ければ素材や造りに限界はあります。しかし、その“限界”が個性やシチュエーションにぴったり当てはまるケースもあれば、作り手が目一杯、情熱をかけているものだってある。

だからこそ、私は様々な価格帯の服を紹介します。消費者側にとっても、経済的リソースや価値観等、それぞれにとってベストな服は違う。なるべく多くの人の価値観に合った、有益な情報を提供したいと思います。

「ひとはなぜ服を着るのか」 鷲田清一 著 (ちくま文庫)
created by Rinker

服の「差」を考察し、理由や背景を鑑みる

上の通り、良い服は値段に関わらず尊重されるべきです。しかし同時に、値段の理由を知ることも、ファッションの真に迫る過程です。

比較要素は多様に存在します。素材、パターン、縫製、意匠性、メーカーの状況・・・。それらを少しずつ深堀して、読者の「なぜ?」に応えるコンテンツ作りをできればと思います。

そして、「差」の理由はプロダクト自体にとどまりません。ときには歴史的背景や国・地域、そして社会全体の枠なども交えて紹介させていただきます

ブランディングの価値を再考する

ファッションに限らずですが、私は日本が「ブランディングが苦手な国」だと考えています。よく「高い服はブランド料だけで何の価値もない」という方がいらっしゃいますが、人間社会においてブランディングが無視されていること自体、矛盾を感じます。

産業全体にメーカー主体の終身雇用モデルを敷いていたこの国の経済的絶頂期、私たちは製品品質に注力しすぎ、比してブランディングは疎かにされました。結果として“売る力”がなくなり、結局、経済成長とセットとなっていた終身雇用モデルに根差した、製品品質の維持すらも困難になるという「ツケ」を払わされています。

「楽して儲ける(と誤解されている)」ことを、一概に悪とする風潮はやめるべきです。私はブランディングが下手であるが故に、すばらしい技術を持った職人が潰えることこそが悪だと考えます。専門性の保護と、消費者にイメージ・広告戦略などを通じた満足度という価値提供も与える。生き抜く強かなビジネスマインドの涵養もまた、日本全体の課題だと思います。

「隠れた良いアイテム」の紹介

一方、品質的な意味でのコストパフォーマンスもまた、消費者視点で重要です。

上記の通り、「ブランド物」を持つことを悪とはしません。デザイナーズブランドの分かりやすいブランド感も、ときに大きな武器になり得ます。しかし、特に構造的な複雑性に対し、再現度の高いアイテムについては専門的技術を一層リスペクトしています。

品質もまた、デザインの一部であることは間違いありません。そういった「隠れた良いアイテム」の紹介を通じ、微力ながらブランディングを推進できるようなコンテンツを発信します

「スーツの神話」 中野香織 著(文春新書)
created by Rinker

デザイナーズブランドは、デザイン物を

ブランディングマインドの涵養にも連なる項目です。全てのブランドは世界観を構築するためのアイデンティティーを保有し、継続する理由ともなっています。

最も消費者に分かりやすくアイデンティティーを届けるのは、固有のデザイン物。だからこそ、私はそのブランドにしかないデザインを尊重します。そのアイテムを選ぶ理由を示し、読者の心に響くコンテンツを提供できればと考えます。

台頭する諸地域や、洋装の蓄積ある欧州や米国から何を得られるのか

「洋」服と、言にする人は減りました。それは、すでに「洋」だけのものではないからです。

背景に大きな市場規模や人的リソースを抱える国家の台頭と対照的に、私たちは相対的な力を失い続けます。今度はそれらを相手に、私たちはどう学び、ブランディングして生存戦略を図るべきか

また、洋装文化の発祥としての欧州や米国、そこから今日に連なる関連性を紐解くことも、ファッションを知る上で重要と考えます。

「英国王室御用達」-知られざるロイヤルワラントの世界- 長谷川 喜美 著(平凡社新書)
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日本の背景から、何を生み出せるか

他国だけでなく、自国にも目を向ける必要があると考えます。ダイバーシティを尊重した上で、この国の未来と産業にどう関わり、文化的魅力度の向上へ貢献できるかを考察して行きたい。私たちにも誇りある蓄積を。そして発信を。

昨日よりも今日よりも、確実にこの国の明日は暗い。皆分かっていることですが、人生の質が全体的な経済的凋落だけで決まる訳でもない。価値観のパラダイムシフト、足らないことからの発生、そして驕りの中に潜んでいた不得意分野の克服こそ、未来をより強くする可能性だと考えます。

私は「日本型のファッション」を、もっともっと推進したい。そして、その思考実験たるコミュニティとして、力強く生きたい人達の場として。多方面で、価値あるコンテンツにしたいと思っています。

おわりに:あなたの人生を楽しくする“知識のセレクトショップ”として

いかがでしたでしょうか。

今回は僭越ながら私自身、そしてSHOLLWORKSでの発信する価値観について、お話しさせていただきました。

いずれにせよ、誰もが一瞬の判断が求められ、ぱっと見の重要さが増している世の中で生きています。知識や背景を交えた上で、あなたが少しでも自分の人生を楽しく生きるための魅力的なコンテンツをお届けできればと考えています。

SHOLLWORKS知識のセレクトショップとして、あなたのファッションに貢献したい。自分が得た経験やスキルを惜しみなくお伝えするからこそ、ついてきて下さる皆様に後悔をさせるつもりはありません。

そのためにも、まずは一人でも多くの皆様に

「このページにたどり着いて良かった!」

と、思っていただければ幸いです。

これからどうぞ宜しくお願いします。

「ひとはなぜ服を着るのか」 鷲田清一 著 (ちくま文庫)
created by Rinker

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