テクシーリュクスの評判|プロがおすすめモデルやサイズ感、購入場所を紹介
こんにちは、しょる(@SHOLLWORKS)です。
本日は、アシックス商事が展開する「テクシーリュクス」という革靴ブランドについて。
ファッションのプロから見た特徴やラインナップ、サイズ感などを紹介していきます。


Image Photo by texcy luxe
テクシーリュクスは、「スニーカーのような履き心地」が特徴のブランド。
その通り、
- スニーカーから革靴にチャレンジしてみたい方
- 革靴の中でも軽量・軽快なものを探している方
- 手の届くリーズナブルな革靴を探している方
におすすめです。
ぶっちゃけ、カッコいいかと言われれば、本当に「普通の革靴」であるテクシーリュクス。特別なステータスがあるわけではありません。
しかし、その分、スニーカーのような歩きやすさと価格、機能性が魅力のブランドです。
テクシーリュクスの評判・特徴
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テクシーリュクスは、スポーツメーカーASICSの関連会社であるアシックス商事が開発したビジネスシューズブランドです。
本革を使用した本格革靴でありながら、スニーカーのような軽い履き心地を実現した快適紳士靴として人気を集めています。
就職活動や冠婚葬祭でも使えるシンプルなプレーントゥから、ビジネスカジュアルに適したスリッポンデザインまで、用途に応じたさまざまなモデルがラインナップされています。
テクシーリュクスの見た目は「普通の革靴」です。
しかし、履いた瞬間から足にフィットし、「一日中履いていても疲れにくい」「長時間歩くビジネスシーンにピッタリ」という口コミが寄せられるメーカーです。
開発元のアシックス商事は、親会社であるASICS本体が手掛けない価格帯の靴を担当しており、低価格と極力高い品質の両立を実現しています。
アシックス本体に匹敵する靴作りのノウハウを持ちながら価格が抑えられており、フィッティング性やクッション性など「価格以上」の品質との評価もあります。
特に、
- 通勤時や長時間の会議でも足が疲れにくい
- 軽量であることから、長時間の移動や出張などでもストレスを感じない
- ソールが柔軟で、歩行時の衝撃を和らげるため、足への負担が少なく済む
といった声が多く好評です。
これらに困っている、もしくは心当たりがある方は試してみる価値があるかもしれません。
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テクシーリュクスの主な特徴をまとめると次のとおりです。
- 軽量設計:信じられないほど靴が軽く、26.5cmサイズのローファーでわずか322g程度(女性用スニーカー並み)というデータもあります。
- 本革なのに低価格:多くのモデルが定価7,700円(税込)前後と1万円を切る価格帯で、本革ビジネスシューズとしては破格の安さです。型崩れしにくく足に馴染みやすい本革を採用しつつ、手に取りやすい価格設定となっています。
- 防水タイプあり:一部モデルにはゴアテックス素材を使用した防水仕様のものも展開されており、雨の日でも快適に歩けます。防水モデルでも価格は16,000円台程度に収まっており、悪天候用の革靴として高い人気があります。
- フィット感が良い:幅広3E~4E設計で日本人の足型に合いやすく、クッション性も高いため長時間歩いても疲れにくいです。両サイドにゴア(ゴム素材)を配したモデルが多く、足入れが楽で甲高の方でもしっかりフィットします。
- スニーカー感覚の履き心地:スニーカー開発で培われた技術が活かされ、靴底のクッションや屈曲性が優れているため、歩きやすさは段違いです。実際に「スニーカー並みに歩ける」との口コミも多数見られます。
こうした特徴によって、テクシーリュクスのユーザー満足度は総じて高く評価されています。
例えばAmazonの商品レビューでは、テクシーリュクスの各モデルが☆4以上の高評価を獲得しており、多くの購入者が履き心地や機能性に満足している様子です。
ビジネスシューズにありがちな「重い・痛い・疲れる」という不満を解消してくれる一足として、評判は上々と言えるでしょう。
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さらに、テクシーリュクスは、
- 中敷きの抗菌処理&つま先に消臭繊維MOFF採用
- 軽量なフレキシブルソール採用
- 履き口にスポンジパッド内臓
など、リーズナブルな価格設定ながら履く人のことを考えたディテールが満載です。
これらも長時間履くことに対するストレスや、履きおろしの時点からの馴染みやすさを考えたディテールです。
履きおろして、ときに痛い思いをしながらも長年かけて馴染ませる「ストーリー性」がある革靴に対し、最初から徹底的に機能性による「楽」を提供するテクシーリュクス。
こういった部分は、アンダー1万円の革靴にはなかなか採用されない配慮だと思います。
テクシーリュクスのおすすめモデル紹介
テクシーリュクスは驚くほど豊富なラインナップを揃えており、その型番は60以上にも及びます。
デザインもストレートチップやプレーントウなどの王道から、ローファーやモンクストラップ、さらにはカジュアルシーン向けのスニーカーデザインまで幅広く、用途や好みに合わせて選ぶことができます。
ここでは、その中でも特に人気が高く専門家がおすすめするモデルをピックアップしてご紹介します。
ぜひ、テクシーリュクス選びに役立ててください!
TU-7774(3E)
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まずは、パンチドキャップトウの「TU-7774」。Amazonの革靴ベストセラー1位にも輝く、迷ったらコレというモデルです。
定価7,700円(税込)と、非常にリーズナブルなエントリーラインの一足です。
この価格でも、本革のアッパーが採用されている他、取り外し可能&立体感のある中敷や、屈曲部が曲がりやすく歩行しやすい設計などの機能がてんこ盛りです。
ストレートチップに属するモデルであるため、日々のビジネスシーンでは無地やストライプのスーツなど、幅広く合わせられます。
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「TU-7774」は、ウィズも3Eでやや広め程度。
甲も通常~やや高めで、多くの日本人に合う木型です。
「通常の革靴だとキツイ思いをしたことがある」という人の多くにとって合うゆとりを確保しています。
TU-7045(3E)
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「TU-7045」は、スタンダードラインの内羽根ストレートチップ。
こちらは定価12,100円(税込)でAmazonセールならば8,000円強で購入可能です。
先述の「TU-7774」よりも価格分だけ高級感があり、程よいラウンドトウで体型や年齢層問わず、多くの方やスーツに合うモデルです。
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テクシーリュクスの多くのモデルに採用されているのが、写真の赤丸部分の切れ込み。
ここがサイドゴアになっていることで、靴紐を結び直さずに脱ぎ履きが可能です。
高級靴でも「レイジーマン」といったデザインの靴がありますが、いずれもオフィス内や出先などで靴を脱ぐ(ぎたい)場合に重用するディテールです。
TU-8013(2E)
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「TU-8013」は、ゴアテックスを採用した外羽根プレーントウ。
定価17,600円(税込)とやや高価な部類に入りますが、機能性を存分に堪能するならこのモデルがおすすめです。
スーツはもちろん、ジャケパンなどのビジカジスタイルにも合う、ややボリューム感あるモデルです。
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中敷きもエントリーやスタンダードな価格帯のものよりも、高級感ある仕様になっています。
写真の外羽根プレーントウの場合、無地のスーツからストライプ、チェック柄まで合わせられるので、汎用性の高さも長所です。
また、TU-8013の場合はウィズが2Eと、わずかにタイトなモデルです。私はやや甲が低め&足幅がやや狭いため、テクシーリュクスを選ぶ場合は2Eモデルがベストです。
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ゴアテックスとは、「メンブレン」という内部に微細な孔(あな)を無数に持つ、薄い膜のような素材を指します。
1インチ四方の GORE‑TEX メンブレンには水滴の20,000分の1という非常に小さな孔が約90億個あり、水滴を通さずに空気だけを通します。
素材に貼り合わせることで、「水は通さず湿気を逃がす」という特徴を持たせることが可能です。
TU-8018 チロリアン(E)
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続いては、チロリアンシューズの「TU-8018」。
チロリアンシューズとは、革靴の甲を「モカシン縫い」という、1枚革で足を包むように作られた靴のこと。パラブーツの「ミカエル」などが代表的です。
テクシーリュクスのチロリアンシューズの場合、足幅がシングルEと細足の方向けに設計されたスタイリッシュさが特徴です。
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カジュアルシューズと位置付けられがちなチロリアンシューズ。
しかし、テクシーリュクスの場合はスタイリッシュに仕上げられていることで、ジャケパンスタイルに最適です。
写真の白パンツにも合いますが、例えばグレーの伸縮性あるイージーセットアップに、無地Tシャツといったスタイルにもよく合いますよ。
TU-7027(2E)
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「TU-7027」は、近年、他ブランドでも取り扱いが増えた「ドレススニーカー」。
テクシーリュクスの中でもかなり人気の高いモデルで、学生さんから社会人まで愛用する商品です。
他モデルも軽快な履き心地のテクシーリュクスですが、実際に履いてみたところ、より柔らかいクッション性を感じられました。
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個人的にはワインカラーがオススメです。
形が内羽根のストレートチップなので、こちらもビジカジのセットアップが良いと思います。
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公式のモデル写真のように、ベージュのチノパンと合わせるようなカジュアルダウンはオススメしません。
テクシーリュクスのサイズ感と選び方
ビジネスシューズ選びで気になるサイズ感ですが、テクシーリュクスは「やや大きめ」であるとよく言われます。
実際、普段27.5cmのスニーカーを履く人がテクシーリュクスでは26.5cmを選ぶケースもあるほどで、スニーカーサイズより1cm程度小さいサイズを選ぶのが目安です。
特に幅広3E設計のため足入れにゆとりがあり、甲高・幅広の足でも窮屈になりにくい反面、細身の足だとワンサイズ下げてちょうど良いフィット感になることがあります。
普段の靴より1cm下げて試す
初めてテクシーリュクスを履く場合、まずは普段履いているスニーカーサイズより1cm小さいサイズを試してみましょう。
そのくらいのサイズ感で、革靴として標準的なフィット感になるケースが多いです。
私の場合、人差し指の長いギリシャ型で、踵~人差し指の先端までが27.5cm、親指までが27cm、足幅の一番長い部分が10cmありますが、テクシーリュクスは26.5cmの2Eがジャストサイズです。
※スニーカーのスタンスミスは27.5cmがジャストサイズです。
テクシーリュクスはスニーカーのような履き心地ではあるものの、サイズ表記に対する大きさは革靴だと心得ましょう。
足幅(ワイズ)にも注目
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テクシーリュクスは基本3E幅で作られており、いわゆる甲高・幅広の足にも合いやすいです。
それでも合わないほど足囲が大きい方には、4E幅の専用モデル(TU-7795など)が用意されています。
逆に足幅が細めの方は、先述のEや2Eのモデルなどを選ぶとフィットしやすくなります。
用途に合ったデザインを選ぶ
就活や冠婚葬祭まで網羅したいなら黒のストレートチップ(例:TU-7774)がおすすめです。
脱ぎ履きの多い営業職なら両サイドゴアの外羽根式やローファータイプが便利です。
雨の中を歩く機会が多いなら防水モデル(例:TU-7788)を検討しましょう。
他ブランドと比べると、ちょっとタイトかも
そして、実際に履いた立場から思うに、テクシーリュクスは一般的な足幅表記に対してやや狭めだと感じます。
私の場合、他ブランドではシングルEが多いのですが、テクシーリュクスの場合は2Eが最も心地よく履けます。
テクシーリュクスの購入場所と他ブランドとの比較
テクシーリュクスは全国に直営店が78店舗展開されています。
ただ、ABCマートやシュープラザ(チヨダ)といった大手靴チェーンでは、自社オリジナルの革靴ブランド(例:ホーキンス、ハイドロテック等)を推している関係もあり、店頭でテクシーリュクスを見かける機会は減ってきているのが実情です。
そのため、現在では公式オンラインショップやAmazon、楽天市場など通販サイトでの購入が最も手軽でおすすめです。
Amzonで購入するのが最安&返品・交換可能
公式通販や大手ECサイトでは、店舗在庫に左右されず豊富なラインナップから選べるメリットがあります。
サイズや色違いの在庫も豊富なので、「店頭で自分のサイズが売り切れ・・・」という心配も少ないでしょう。
まずはAmazonの商品ページでレビューや価格をチェックし、自分に合いそうなモデルを見定めてみるのがおすすめです。
リーガル/ホーキンス/ハイドロテックとの比較
テクシーリュクスは、同価格帯のビジネスシューズと比べて群を抜くコストパフォーマンスと快適性を備えています。
例えば、リーガルは2~3万円台くらいのモデルは良い革靴と言えますが、1万円台のモデルならばテクシーリュクスの方が良いでしょう。
一方、ABCマートのホーキンスやチヨダのハイドロテックといった量販店系のリーズナブルな革靴ブランドも存在しますが、モデルによっては合成皮革主体だったり、防水性能やデザインのバリエーションで劣る場合があります。
テクシーリュクスはアシックスのスポーツシューズ技術を背景に持つ強みから、素材・歩きやすさ・履き心地の良さで一歩リードしている印象です。
テクシーリュクス vs フォックスセンスなら?
そして、リーガル以上にテクシーリュクスのライバルとなるのが、中国のフォクスセンスというブランドです。
価格帯も近く、モデル展開も豊富でライバルと言えるくらい売れるブランドです。
これに関しては、
- パッと見のカッコよさならフォクスセンス
- 歩きやすさ&本革の安さを選ぶならテュクシーリュクス
です。
(フォクスセンスも結構履きやすいので)迷うところですが、あとは日本のブランドか否かというところも選ぶポイントになるのではと思います。
幅広や細足の方の場合、テクシーリュクスの方が選べる幅が広いと思います。
【Q&A】テクシーリュクス(texcy luxe)の疑問に答える
そして、ここまでの内容やその他をまとめて、Q&A形式にしました。
終わりに|“ラク”な一足が日々を支える
今回は以上です。
革靴選びに迷う中で、「快適さ」と「手に取りやすさ」の両立は本当に難しいテーマですよね。
テクシーリュクスは、そんな日々の“足元の悩み”に寄り添うブランドだと感じました。
定番の見た目に安心感がありつつ、履き心地や軽さ、機能面での工夫が随所にあることが伝わったかと思います。
もちろん、誰にとっても完璧な靴ではありませんが、「得られる快適さ」と「自分に合う選び方」のバランスが大切ですね。
まずはご自身の足型やライフスタイルに合わせて、気になるモデルをオンラインでチェックしてみたり、いつもの靴よりワンサイズ下げて試し履きしてみるのがおすすめです。
毎日を少しラクにしてくれる一足が、あなたの背中をそっと押してくれるはずです。
ぜひ、この記事を参考に、自分にぴったりの一足を見つけてみてください。
おしまい!
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