L’ÉCHOPPE×Le Yucca’sに別注|唯一無二の存在感を放つ、夏のオーストリッチシューズ2型が登場

ベイクルーズが運営するセレクトショップL’ÉCHOPPE(レショップ)から、シューズブランドとして名高いLe Yucca’s(レユッカス)に別注した、2型の特別なシューズが2025年6月14日(土)に、発売されます。
今回のコラボレーションのキーワードは、「un signore」と「una signora」。
これはイタリア語で「おじさん」と「おばさん」を意味する言葉。
遠い異国の地で、素敵に年齢を重ねた人々が纏う、無作為でありながらも私たちを惹きつけてやまないような、魅力的なスタイルです。
超名門ファクトリー「Enzo Bonafè(エンツォ・ボナフェ)」の手仕事
このコラボレーションを語る上で欠かせないのが、Le Yucca’sのシューズ生産を請け負う、イタリアの超名門ファクトリー「Enzo Bonafè(エンツォ・ボナフェ)」の存在です。
1963年にイタリアのボローニャで創業したエンツォ・ボナフェは、世界中の靴好きから「良心」と称されるほどの、誠実かつ高品質な靴作りを続ける工房の一つです。
裁断から縫製、仕上げに至るまで、多くの工程を熟練の職人が手作業で行う「ア・マーノ(a mano)」の精神を貫き、グッドイヤー製法やボロネーゼ製法といった複雑な製法も自在にこなす高い技術力を誇ります。
エンツォ・ボナフェは、私も非常に好きで愛用するシューズブランドのひとつです。
Le Yucca’sのデザイナーである村瀬由香氏が描くデザインと、Enzo Bonafèの卓越したモノづくりが合わさる、非常に魅力的なプロダクトに仕上がっています。
【L’ÉCHOPPE×Le Yucca’s】別注モデルのラインナップ紹介
今回、L’ÉCHOPPE(レショップ)がLe Yucca’s(レユッカス)に別注した、2型のシューズを見て行きましょう。
un signore|無骨さとエレガンスが共存するモカシン
ひとつ目は、un signore。イタリアの粋な老紳士の足元を思わせるモカシンシューズです 。
素材として使用されているのは、オーストリッチ(ダチョウ)の革の端材。
特筆すべきは、オーストリッチレザーの象徴である、丸いプツプツとした「クイルマーク」のない腹部の革(ベリー)部分を、全面に採用している点です。
先述のEnzo Bonafèの創設者エンツォ・ボナフェ氏自身は、オーストリッチレザーをこよなく愛した人物でしたが、ボナフェはオーストリッチ革の強さを高く評価する一方、クイルマークのない滑らかな部分を特に好んで使用したことでも知られます。
今回の別注モデルは、そんな彼の哲学へのオマージュも込められているとのこと。
くすんだ風合いのアイレットに、甲をU字型に縫い上げたステッチ。
その佇まいは、まさしく“おじさんの靴”といった風情です。
しかし、Le Yucca’sならではの流麗で美しい木型(ラスト)に乗せることで、単なる懐古的なデザインではなく、モダンでエレガントな色気が漂う一足へと昇華されています 。
una signora|一期一会のバックストラップサンダル
もう一つは、una signora。夏の陽光の下で映える、エレガントなバックストラップサンダルです 。
このサンダルには、グレー、ベージュ、そしてピスタチオという絶妙な3色のオーストリッチレザーが採用されています。
このレザー、デザイナーの村瀬由香さんが個人的に所有していた貴重なストックから、特別に分けてもらったものとのこと。
そのため、今回の生産分しかこの世に存在しない、まさに一期一会のアイテムとなっています 。 色によって生産数も異なり、その希少性を一層高めています 。
デザインは、エレガントで華やかながらも、どこか力の抜けた魅力を持つ老齢の女性を思わせます。
シンプルなシャツにスラックス、あるいはTシャツにデニムといった夏の定番スタイルにこのサンダルを一つ加えるだけで、足元から着こなし全体が全く新しい、洗練された印象へと変わるでしょう 。
商品詳細・発売情報
両モデルともに、両者のコラボレーションを象徴するトライアングル型のキーフォブが付属します 。
- LE YUCCAS OSTRICH BELLY Moccasins
- 価格: 178,200円(税込)
- LE YUCCAS OSTRICH BELLY Strap Sandal
- 価格: 185,900円(税込)
- 発売日
- 2025年6月14日(土)
- 発売店舗
- L’ECHOPPE 青山店
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