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【プロ視点】2020秋冬:ユニクロ「+J」メンズのおすすめベスト5を発表【ジルサンダー】

 【2020秋冬】今回は、カジュアルアイテムばかりを選出

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こんにちは、しょるです。

今回は表題の通り、2020aw「+J」メンズの、私的ベスト5をご紹介します。

選出基準は、

①パッと見のカッコ良さ(完全に主観)

②ユニクロを選ぶ理由(構造的か否か)

③その他ディティールの工夫など

です。

①と③は読んで字の如くなので、説明は不要だと思います。②に関して、今回はカジュアルなアイテムばかりを選出しています。

というのも、単純にユニクロは構造的であればあるほど、向いていません(こちらに関しては、下記記事もお読みいただけたら嬉しいです)。

 

(値段を考えれば)テーラードジャケットやコートも悪くはありません。しかし、どうしても工程数が多ければ多いアイテムほど、コスト差が出てしまうことは避けられません。ユニクロのスーツはまだ、有名量販店を食えるようなレベルではないと思います。

それに、ユニクロの歴代ヒット商品も、ユニクロの得意分野を物語っています。フリース、ブラトップ、カイハラデニム、ヒートテック、ウルトラライトダウン、エアリズム・・・

すべてカジュアルか機能性アイテム、あるいはその両方であって、フォーマル(ビジネス)なものは一つもないですよね。

そんなわけで、今回はカジュアルアイテムばかりを紹介しています。カシミヤブレンドコートや、セットアップが気になったり買った人はごめんなさい。とはいえパッと見はカッコいいので、どうしても好みであれば(自信をもって)買ってください。

 

【プロ視点】デザイナーがユニクロ「+J」メンズのおすすめベスト5を発表

第5位:ハイブリッドダウンパーカー

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好みは分かれると思いますが、個人的に購入して、とても気に入ってます。

良い意味でユニクロっぽいですよね。

フード裏の“テラテラ感”も、なんだか許せちゃいます。見た目も近未来的で、アイテムとしてすごく面白いと思いました。ポケットの数は、多様なニーズに応える為という面もあると思いますが、実際に全て使用する人は殆どいないと思います。

欠点としては、ダウンとしてはあまり防寒性が高くないこと。肉感が薄くオーバーサイズなので、中をしっかり着込まないとあまり暖かくないです。インナー一枚だけでダウンの防寒性に頼るという着方の人は、気を付けて下さい。

その分、テーラードジャケットのオーバーコートとしても着られます。厚手のローゲージニットと相性が良いと思いますし、第三位のアイテムとの組み合わせも良いですね😌

 

第4位:ダブルフェイスウールワークジャケット

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ユニクロの「構造的なアイテムが向いていない」点をすべて解決している良アイテムです。

風合いも柔らかく、肌に触れても優しい感覚があるので、ダブルフェイスの素材としても及第点だと思います(ダブルフェイスに関しては、ユニクロUのレビュー記事で書いたのでご参照ください)。

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欠点はやはりボタンの質感。付け替えると見違えますが、消費者の99.9%は付け替えないので4位です。

写真のオリーブグリーン…と見せかけたダークグレーがおすすめです。ん、ダークグレー…??

…これはグレイッシュなグリーンですね🧐

 

第3位:ミドルゲージリブフルジップセーター

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見た目が私の好み過ぎるので3位です。

スタイリッシュでジップの質感も良かったです。ウールはナイロンを混紡することで耐久性を向上させ、マーセライズド加工がされていると思われ。生地感が柔らかく、品質的にも文句のないアイテムですね。

ただし、シルエットが着る人を選ぶと思うことと、単純に入手困難なことが問題です。自分に自信のある方に選んで欲しいアイテムだと思います。

 

第2位:スーピマコットン クルーネックT (長袖)

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「え?」って思わられる方が7割くらいだと思いますが、こちらが二位です。

客観的視点ではむしろ一位です。正直、最後まで迷いました。

欠点はありません。1,990円は卑怯です。カットソーは何枚あっても良いですし、10枚買っても損しないと思います。多分。購入制限があったので、私はネイビーのLサイズを一枚だけ購入。質感も十分です。

以上ですが、カットソーに関しても熱く語る機会があればいいと思います。

 

第1位:スーピマコットン オーバーサイズシャツ (長袖)

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わかってます。

意外性も何もない結果だということは。

ジルサンダーと言えばシャツ!みたいに言われる方も多いので、とりあえずシャツ買っておこうという方も多いですよね。ユニクロ側も、シャツに関しては物凄い在庫数を用意しているようです。

SHOLLWORKSは、極力忖度しない“是々非々”をモットーにしたサイトです。私もこれが一位だと思ったので仕方ない。正直に3,990円は素晴らしいです。何よりカッコいい。

(以下、ちょっと長めの解説)

 

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台襟のカーブは、相変わらずめちゃくちゃ甘い・・・というか、僅かながら逆方向に反ってから、カーブしていますよね。レディースのアイテムでたまにあるタイプです。

お持ちの方は分かると思いますが、スタンドカラーの場合、この台襟のパターンと上襟がないことで、第一ボタンを留めるとVネックのような形状になります。これはこれでアリだと思ったので、レギュラーカラーではなく、スタンドカラーを選出しています。

身頃脇の縫い代が大きくとられているのもですが、コストダウンを上手くデザイン性に落とし込んでいるところが、ユニクロの出来る最適解として素晴らしいと思いました。

 

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ヘムライン(裾)のカーブが、個人的にとても好きです。マーガレットハウエルなどでもよく採用されるタイプのヘムラインで、タックアウトするシャツでは一番好きな仕様です。

ガジェット(「+J」のロゴが入っているパーツ)も、ちゃんとついているのがポイント高いです。マーガレットハウエルなどは、片方を三つ折りの裾部分に巻き込んでから縫っているので縫製の手間は異なりますが、3,990円なら許せます。

ただし、この部分の縫製が雑なものがあるので、神経質な方は注視してください。

 

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生地の目付(糸の密度)も高く、ボタンも高瀬貝(白蝶貝の下のランクの貝ボタン)を綺麗に磨いてあったので生地・副資材・縫製・デザイン性どれをとっても文句の付けようががありません。二位と最後まで悩みましたが、コストカットをあまりに上手く活かしているので、工夫面を加味してこうなりました。

前回の「+J」のシャツは“120番手双糸使用!”と謳っていたものの、薄過ぎた上に接着芯との相性が悪く、アイロンを掛けると浮いてしまいました。この部分も改善されたと思います。ただし、今回は(高密度な生地故に)シワになりやすいですね。

(大きなお世話かもしれませんが)自分がアイロンかけられないのに、こういうアイテムを買ってパートナーに掛けさせるのは良くないと思います。服好きなら、自分で掛けられるようになりましょう。

(↓個人的におすすめするアイロンです。ある程度重さがあった方が、大きなシワが取れ易いですよ)

DBK 家庭用スチームドライアイロン ジ・アカデミック(The Academic)
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結論:1位と2位がマストバイ、あとは好みで!

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結論としては、題の通り1位と2位が極めておすすめです。3位は入手困難なアイテムですにで、持っている方は大切にしてくださいね。4位と5位は好きならばで大丈夫だと思います。あとは、ライトダウンボリュームパーカと、ウールブレンドイージーパンツもランキングに入れるか迷ったアイテムです。

一方、テーラードジャケットやコートは、前回の10awや11awシーズンと比べて進化しておらず、むしろ退化した部分もありました。これらは、次シーズンに期待させてください。今回のスタンドカラーシャツのように、コストとデザイン性をどう落としどころを付けるのか。こういうアイテムが増えて欲しいと思います。

おわり!

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