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SHOLL(しょる)
皆さまこんにちは。“SHOLLWORKS”運営者のSHOLL(しょる)と申します。

1987年、山梨県甲府市生まれ。国内デザイナーズブランドを経て、ファッションコングロマリットのブランドでデザイナー職を経験。

現在は東京都在住、ブランディングとマーケティングを涵養させる活動も行っています。
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カシヤマ(KASHIYAMA)オーダースーツの評判|プロが注文の手順からおすすめの仕様を解説

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参考価格
33,000円~(クラシックオーダースーツ)
26,400円~(20%OFFキャンペーン)
22,000円~(学割価格)

➡特徴&こんな人にピッタリ
・オーダーメイド初心者や、激安オーダースーツから一歩進みたい人に最適
・初回はオンラインで仕様選択→実店舗で要望ヒアリング&採寸の安心フロー
・6~10万円程度の価格帯で作ると生地・仕立てのバランスが良く満足度◎

こんにちは、しょる(@SHOLLWORKS)です。

本日はカシヤマ(KASHIYAMA)のセミオーダースーツをオンラインで注文し、実際に作ってみた体験をレビューします。

最近は数万円台で気軽に作れるパターンオーダー(イージーオーダー)のスーツが増えました。

しかし、あまりに激安なものではオーダースーツ本来の良さが発揮されなかったり、オンライン完結ゆえに採寸誤差が大きかったりする例もあります。

特に6~10万円の価格帯で「体型に合う一着」を探す人は、既製スーツではなかなか満足できず難民になりがちです。

そこで注目したいのが、オンラインと店舗採寸のハイブリッドでバランスを取るカシヤマのオーダースーツです。

SHOLL
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本記事では実物スーツのレビューから注文手順、そしてプロの視点からおすすめの仕様まで詳しく解説します。

「初回オーダーの流れを知りたい」「予算6~10万円でベストなスーツを作りたい」という方はぜひご覧ください。

\ オーダースーツの作成はこちらから/

著者「SHOLL(しょる)」プロフィール

1987年生まれ。国内ブランドを経て、伊ラグジュアリーブランドのデザイナーとして4年間勤務。現在はデザイナーの他、日本の服飾産業を振興するため、マーケティング支援も行っています。

素材の機能性からパターンまで精通し、シンプルかつ素敵な服装の普及に努めています。


※当サイトのコンテンツは著者の知識と専門性、情報に基づき、完全に独自に制作しています。PRの有無に関わらず、メーカーはコンテンツや評価の決定に一切の関与をしていないことを宣言します。なお、この記載は景表法第5条第3号を遵守するためのものです。

目次

樫山(KASHIYAMA)とは|オーダースーツの特徴と種類

Image Photo by KASHIYAMA

カシヤマ(KASHIYAMA)は、日本の大手アパレル企業オンワード樫山が展開するオーダーメイドスーツブランドです。

2017年に「オーダーメイドの民主化」を掲げて誕生した比較的新しいブランドですが、親会社のオンワード樫山は1927年創業と歴史が長く、「23区」や「五大陸」など百貨店系の有名ブランドも手掛けてきました。

近年オンワード樫山は全体的に品質重視の路線へシフトしており、「安さだけ」でファストファッションに対抗するのではなく、価格が高くなっても付加価値で勝負する戦略を採っています。

カシヤマもその流れに沿い、生地の質や仕様、副資材まで充実させて「上質を求める人に応える」ブランドとなっています。

既製服やファストファッションでは難しい自由度の高いカスタムやクオリティを、高すぎない適正価格でスピーディーに提供している点が特徴です。

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またブランドこそ新しいものの、オンワード樫山の名前を冠しているだけあって品質や仕立てに対する信頼感もあります。

実際、着ていて恥ずかしくないしっかりしたスーツに仕上がるので安心です。

オンライン×実店舗のハイブリッドな注文フロー

カシヤマ(KASHIYAMA)の注文プロセスは、オンラインとリアル店舗を組み合わせたハイブリッド方式です。

具体的には「初回はWebで会員登録&来店予約 → 全国の店舗(現在64店舗)で採寸」という流れになります。

そして2回目以降は、初回の採寸データが保存されるため、オンライン上だけで注文完結させることも可能ですし、再度店舗に赴いて採寸し直したり、生地や副資材を相談しながら選んでもOKです。

このようにユーザーに過度な手間をかけさせず、必要な部分で店舗採寸を取り入れて不安を解消するバランスの良さがカシヤマの評判を高めています。

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完全オンライン完結の激安オーダースーツとは違いますが、かといって「最初から最後まで店舗で採寸して何ヶ月も待つ」ような高額フルオーダーとも一線を画しています。

言わばパターンオーダー(イージーオーダー)ならではの効率性と、対面採寸による精度・安心感を両立したサービスです。

3万円台~15万円超まで多彩な価格帯

カシヤマではスーツ一着あたり税込3.3万円~15万円以上まで、選ぶ生地やオプション次第で幅広い価格帯のスーツを仕立てることができます。

エントリー向けの安価な生地から、高級輸入生地を使った一着まで予算に応じて対応可能です。

クラシックオーダースーツは33,000円~と手頃ですが、生地にこだわれば10万円超えの本格スーツを作ることもできます。

最短1週間~2週間で届く驚きのスピード仕上げ

納期の早さもカシヤマの大きな特徴です。なんと注文してから最短でわずか1週間でスーツが完成し、自宅に届きます。

繁忙期でも2週間程度と非常に短納期で、他社と比べても圧倒的なスピード提供を実現しています。

これはオンワード樫山グループ自社の最新鋭工場(中国・大連工場)でCAD/CAMを駆使した効率生産・直送(ファクトリー・トゥ・カスタマー/F2C)体制を整えているためで、短期間でも高品質なスーツを仕立てられるのです。

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実際に仕上がったカシヤマのスーツをレビュー【リアルな評判は?】

私物のカシヤマスーツです

私自身がオーダーした、実際に届いたカシヤマ(KASHIYAMA)のスーツを紹介します。

結論から言うと、「7万円クラスのセミオーダースーツ」としてかなり満足度の高い仕上がりでした。

オンラインで仕様選択~店舗採寸を経てからわずか10日間ほどで自宅に届いたスピードにも驚きです(通常仕上がり目安は1~2週間)。

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スーツとしての出来はなかなか良く、マシンメイドながら着心地が良好。

(既成ブランドでもなかなか決定打となるものがない)6~10万円の範囲内で作るオーダースーツとしては、かなり優秀な部類ではないでしょうか。

シャツもカシヤマです
ノンアイロンから高級感あるものまで充実しています

首周りは二枚襟ですが、かなりソフトな着心地でノボリも良好です。

着用して動いても変な隙間が生じたりはしませんでした。

腕も上げやすく、肩回りの追随感も◎。また、脇の突き上げ感も程よくあるため、流石はセミオーダーといった感触。

流石に最高レベルのスーツではないですが、こちらの記事でいうところのクオリティ3.6はありますし、特徴的な体型の方にも合ってくれる分、加点しても良いと思いました。

ボタンはあえて合成樹脂に。樹脂ボタン(練りボタン)の中ではかなり良いと思いました。

ただ、カシヤマ(KASHIYAMA)では3、4回オーダーしたことがありますが、せっかくなら本水牛ボタンをオススメします。

また、本水牛にするならば、袖部分の仕様は「本切羽仕様」が良いと思います。

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オーダーメイドということで、その方が“らしい”です。

数万円でこの仕様を楽しめるのは既成だとないです。

ジャケットの見返し部分。内ポケットの配置も細かく、キュプラの滑りや放熱性も良好です。

袖裏は直線ミシンのガチャ縫いではなく、まつり縫いでした。

ここをミシンでガチャ縫いすると着心地が悪くなるので、価格を押さえつつもスーツの重要ポイントを理解できている印象です。

パンツも野暮ったくないラインです。

「シロセット加工」や「尻シック」「後ろスリット」の採用によって、あらゆる動きにストレスのないパンツに仕上がりました。

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生地のランクを高めにしても10万円余程度です。

今回のように、標準的な生地のシングルスーツならば6~7万円程度。価格に対してかなり優秀ではないでしょうか。

スーツ以外にもシャツやセットアップのオーダーOK

カシヤマではメンズスーツだけでなく、ビジネスシャツフォーマルウェアカジュアルなイージーセットアップスーツなどもオーダー可能です。

実は私もカシヤマでオーダーシャツやイージーセットアップを作ったことがありますが、スーツの仕上がりに満足できた方は、ぜひ他のアイテムも検討してみると良いでしょう。

初回限定20%OFF&ペア割などキャンペーンも充実

2025年現在、カシヤマではお得なキャンペーンも展開しています。

特に初めて利用する方は「初回購入限定20%OFF」が適用され、例えば定価66,000円のスーツが52,800円に、90,000円のスーツなら72,000円になるので非常にお得です。

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生地の標準生地のスーツがより手頃になりますし、インポート生地を使った高級スーツも割引価格ならチャレンジしやすいでしょう。

さらに「ペア割」も実施中で、一度に2着以上オーダーするとスーツ代金が20%OFFになります。

自分用に2着まとめて注文してもOKですし、ご家族やご友人と1着ずつ頼んでも適用されます。

メンズとウィメンズ、ビジネススーツと礼服、春夏物と秋冬物など自由に組み合わせて2着以上購入できる柔軟さも魅力です(※ペア割は来店予約での注文限定で、オンライン完結の注文は対象外)。

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カシヤマはキャンペーン自体は定期的にありますが、ここまで幅広く割引されるのは珍しく、複数スーツが必要な方やワンランク上の勝負スーツが欲しい方にも見逃せない内容となっています。

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カシヤマのオーダースーツの注文方法(初回と2回目以降)

 

では、カシヤマのオーダースーツを実際に注文する手順も簡単に説明します。

特に初めて利用する方は、Web上で注文を完結させることはできず必ず店舗での採寸が必要になる点に注意しましょう。

【初回】会員登録をして来店予約

まず、カシヤマ公式サイトで会員登録を行い、採寸を受ける店舗の来店予約を取ります。

予約なしで直接店舗に行くことも可能ですが、正直なところ飛び込み来店のメリットはほとんどありません

というのも、予約が埋まっていて対応してもらえない可能性がある上に、仮にお店に行っても結局タブレットで会員登録や住所入力をする必要があり、やることは同じだからです。

【2回目以降】仕様選択→オンライン注文も可能

初回に店舗で採寸を行うと、そのデータがオンラインアカウントに保存されます。

2着目以降はログインして、オンライン上で生地やデザインなど仕様を一通り選択し、来店不要でオーダーを完了させることもできます。

忙しくてなかなか店舗に行けない方でも、採寸データさえあればスマホやPCからいつでも新しいスーツを注文できるので非常に便利です。

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体型が変わったという方は、再度店舗で採寸し直すことも可能です。

そういう場合、折角のオーダーなので、可能であれば無理にオンラインで完結させずに店舗へ赴きましょう。

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初回のオンライン登録~来店予約方法

初回の方の場合、まずはこちらのページから入ります。

(画面はスマートフォンですが、PCも基本的に同様です。)

TOPに入れたら、まずは右上の人型マークをタップ(クリック)し、先に会員登録を済ませます。

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ここで入力をしておかないと、この後の「来店予約」時に名前の入力が必要で二度手間な上、店舗でもタブレットで入力することになるため、先にやった方が良いです。

初回の方はまず、画面下の「新規登録する」から会員登録を行いましょう。

すでに会員登録している方は(ログアウトしていたら)「ログインする」から入ります。

ログインが完了すると、先ほどの画面(TOPページ)に戻ります。

そうしたら、今度は右上の「来店予約」を押しましょう。

店舗と日時を入力して予約完了

あとの流れは、至ってシンプルです。

  • 店舗を選択(お近くの店舗)
  • 日付&時間帯を選択
  • 基本情報入力(会員登録していれば入力されている筈です)

電話で来店予約/WEBで来店予約のどちらかが選べますが、WEBの方が良いと思います。

会員登録したデータが既に入力されているため、実際に店舗へ赴いた際に楽な上に齟齬もないからです。

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あとは、決まった日時に店舗へ行ってスーツを作ってもらえばOKです。

2回目以降は、オンライン完結も可能

一方、カシヤマ(KASHIYAMA)は2回目以降、オンライン上で生地や副資材などの仕様を選び、

  • そのままオンラインで注文完了
  • 来店予約で再び注文

の、どちらかを選べます。

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カシヤマ(KASHIYAMA)はオンラインでも、生地や細かな仕様が分かりやすいと思います。

一方、「自分じゃ決められない」「実際のサンプルを見て決めたい」「体型が変った」という人は、再び「来店予約」をした方が良いでしょう。

性別とスーツの種類を選べます。

通常のビジネスや就活用ならば、メンズ/レディース共に「上質な着心地のクラシックオーダースーツ」を選びましょう。

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「オーダーシャツ」や「KASHIYAMA EASY」は、上記画面を横スクロールすると選べますよ。

スーツ(上下作る)/ジャケット/パンツ/ベストなどの選択肢があります。

今回、私はスーツを選びました。

プロおすすめの生地&仕様はこれ!

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ここから、いよいよ生地やデザインなどを決めていきます。

スーツに精通したプロの私が、カシヤマ(KASHIYAMA)で選ぶべきオススメの仕様も記してあります。初回の方も、リピーターの方も、ぜひ注文時の参考にしてください!

生地
「エントリー」生地を選ばないこと/「スタンダード」の中から考える

まずは生地の選択です。ここでのポイントは、30代以上の方なら「スタンダード」を中心に考えること。

「エントリー」生地は、就活生や新卒の方であれば良いと思います。

ウールとポリエステルが50%ずつ混紡された生地で比較的安く作れますが、摩擦でお尻や肘、膝がテカリやすいという欠点があります。

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もちろん「ウール100%だけど体型に合わないスーツ」よりはマシですが、高級感を重視する大人の方は、なるべくウール100%の生地を選ぶことをオススメします。

私のオススメ生地は、

就活生/新入社員/1着目のスーツ
0401/0402/0501/7528/0452/0454/8500
2、3着目のスーツを作りたい
0403/0453/0503/8516/7558/0502
予算もあり、良いスーツを作りたい
6749/6750/6618/0655/8613/8615

など。

ただし、「1着目のスーツ」を、ご年配の方が作ってもおかしいというわけではありません。

極論、「スタンダード」であれば好きなものでOKです。

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「自分の好きなものが分からない!」という方は、上記を参考にしてみてください。

ちなみに、個人的には8万円~のブランド生地も非推奨です。

もちろん良いものではありますし、セールなどでプライスダウンしているなら積極的に狙っても良いのですが、

  • 生地だけ良くても、予算の都合で他の仕様を安っぽくするのは本末転倒
  • 15万円オーバーなると、リングヂャケットのような既成スーツ/フルオーダーも可能

ことが理由。

是々非々で申し上げるならば、カシヤマ(KASHIYAMA)でスーツを作る場合は「55,000~77,000円の生地」の中から選ぶと、生地・仕様・予算のバランスが良くオススメです。

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上述で紹介したスーツは、「0454」の生地をチョイスしています。

「デザイン・サイズ調整に進む」をタップ(クリック)します。

すると、次から仕様を選択する画面に移ります。

デザイン
普通~お堅い仕事なら「クラシック仕立て」、軽快感あるスーツが好きな方なら「軽量仕立て」も◎。
特にこだわりがなければ「2つボタン」「段返り3つボタン」のどちらかがオススメ。

お堅い仕事や冠婚葬祭、一般的なビジネスマンは、クラシック×上記のボタン仕様にすれば間違いありません。

私も今回は「クラシック仕立て」「2つボタン」にします。

ベント
冠婚葬祭用ならノーベント/お堅い仕事用ならセンター/普通の仕事や就活用ならサイド(デフォルト)のままでOK。
裏地
基本「総裏」でOK、生地を選ぶ段階でSpring/Summerの生地を選んだ方は「背抜き」にしてもOKです。

オールシーズン用や、秋冬用の生地を選ばれた方は「総裏」にした方が使いやすいと思います。

日本はジャケットを脱ぐ時期も長いため、それなら秋冬に向けた仕様の方が、通年で自然なチョイスになることが理由です。

胸ポケット
カジュアルなスーツでない限りはデフォルトの「バルカ」でOKです。
腰ポケット
迷ったらデフォルトで。胸ポケットをパッチにしている方は、こちらも「パッチ」にすると統一感が出ます。

重厚感を出したい方は「フラット&チェンジ」にしてもOK。

ただ、予算を抑えたい方は無理しなくとも良いと思います。

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ちなみに「フラップなし」は、フォーマル度の高い仕様。

畏まった場でのビジネス用や、冠婚葬祭用に特化させるなら、フラップなしでも良いでしょう。

袖釦
型で段返り3ボタンにした方は「4個(重ね)」がオススメ。2つボタンにした方は「並び」でも「重ね」でもOKです。

型を「1つボタン・ピーク」にした方は、ボタンを3個にしても良いかもしれません。

ダブル6ボタンの場合、4個(重ね)が良いでしょう。

袖口形状
オーダーメイドなので「本開き」をオススメします。

とはいえ、無理して本開きにするほどではないので、予算がない方は標準でもOK。

先述にて紹介したスーツでは、あえて「開きみせ」にしました。

ステッチ
暗い無地の色でビジネス使いするなら「あり(AMFステッチ)」を入れておくと◎。

冠婚葬祭用や柄物のスーツにする場合は、無くても構いません。

(ボタン)
「本水牛」を強くオススメします。

ボタンはスーツの質に対する印象を左右します。

ナットボタンも良いですが、初心者は本水牛にして、生地の暗さに合わせてブラック/ダークブラウン/ライトブランを合わせるのがチャレンジし易いでしょう。

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先ほどご紹介したスーツでは、あえてデフォルトの合成樹脂にしました(合成樹脂の中では結構良いものでした)。

ただし、やはり本水牛の方が「格」が増すので、よほど予算に余裕がない方以外は、アップチャージをオススメします。

裏地
「キュプラ無地」にしましょう。色は、生地の色に合わせて同じ濃さ~少しだけ薄い色がセオリー。

「標準」より圧倒的にメリットが大きいので、ここはお金を掛けるところ。

基本ネイビーのスーツならネイビーのものを。ダークグレーならダークグレーかミディアムグレーを。

迷ったら、来店予約して店員さんに相談すればOKです。

刺繡字体
名前などを入れられて、ローマ字もしくは漢字で刺繍可能。

今回は記事のためにスーツを作るので、私はナシで行きます。

続いてはパンツ編です。

脇ポケット
基本ナナメ。フォーマルさを重視する人や、お腹周りが気になる方、ポケットにモノを入れない方は、タテを選んでも構いません。
裾口
冠婚葬祭ならシングル、ビジネス使いなら「ダブル3.5cm」「ダブル4.0cm」がオススメ。お堅い仕事もダブルでOKです。

裾口は、スーツの印象を大きく変える部分。

合わせる靴にも依りますが、ビジネス使いならダブルが良いと思います。

膝裏
可能なら「総裏」が◎。耐久性に大きく関わる部分です。
セット加工
頻繁に着用するつもりなら、シロセット(Gセット)を選ぶと◎。
サスペンダー釦
ビジネス用であれば、なくてもOKです。
尻シック
可能なら入れたいです。
ループ
オーソドックスな人はデフォルト、クラシックさを演出したいorベルトレスで使用する人はループなし(サイド尾錠付き)を選びましょう。
後ろスリット
可能ならあった方が良いです。
すべり止め
シャツが良く飛び出してしまうという方はあった方が良いです。ない人は付けなくてOK。

まとめると、

マストな有料オプション

本水牛orナットボタン(釦)/キュプラ無地(裏地)/総裏(膝裏)

可能であれば入れた方が良い

本開き(袖口形状)/AMFステッチ/サスペンダー/尻シック/後ろスリット

といったところ。

あとは好みで構いません。

全ての入力が終わったら、右下の「サイズ調整にすすむ」を押しましょう。

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既に採寸データがある方は、店舗へ行くかこのまま決済するかを選べます。

体型があまり変わっていないという方は、オンラインで完結してもOKです。

購入後1年間は無料でお直し可能

ちなみに、カシヤマ(KASHIYAMA)の場合は、

  • 1カ月間は無料でサイズ調整が可能
  • 購入後1年間、ウエストの変化によるお直し無料

です。

「オンラインだから・・・」と不安になる必要がない点も嬉しいですね。

SHOLL
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こういったアフターサービス力も、カシヤマ(KASHIYAMA)の魅力と言えるでしょう。

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【Q&A】樫山(カシヤマ/KASHIYAMA)の疑問に答える

そして、ここまでの内容やその他をまとめて、Q&A形式にしました。

KASHIYAMAのスーツはいくらから作れますか?

クラシックオーダースーツの場合、通常は33,000円から作れます。

初回限定の20%OFFキャンペーン利用で26,400円~となり、学生の方は学割価格で22,000円~の特別料金でオーダー可能です。

どのくらいの価格帯がオススメですか?

実際にオススメするのは6万円~10万円程度の価格帯です。

この価格帯であれば、生地や副資材の質、カスタマイズの自由度などバランスが良く、オーダースーツの魅力を最大限に味わうことができます。

オーダーメイド初心者でも問題ないですか?

KASHIYAMAは特にオーダーメイド初心者や、激安オーダースーツから一歩進みたい方に最適です。

初回はオンラインで仕様を決め、その後に実店舗で採寸や細かな要望を伝えるという流れなので、初心者でも安心してスーツを作ることができます。

オンライン注文だけでもスーツを作れますか?

初回の注文は必ず実店舗での採寸が必要です。

2回目以降は、初回に取得したサイズデータを元にオンラインのみでも注文完結が可能になります。

注文から完成までどのくらい時間がかかりますか?

通常、最短で1週間、繁忙期でも2週間程度でスーツが仕上がります。

スピード感ある仕上がりもKASHIYAMAの魅力の一つです。

購入後のお直しはできますか?

1カ月間はサイズの調整が無料で、購入後1年間であればウエストの変化による直しが可能。

オンライン注文であっても安心してオーダースーツを楽しめます。

スーツ以外にもオーダーできる商品はありますか?

KASHIYAMAではスーツの他にも、ビジネスシャツやフォーマルウェア、イージーセットアップなど幅広いアイテムがオーダー可能です。

初回購入のキャンペーンについて教えてください。

初回購入者限定で20%OFFキャンペーンを実施中です。例えば通常33,000円のスーツが26,400円、90,000円のスーツが72,000円と大変お得になります。

このキャンペーンを利用して、ぜひ質の良いスーツをお得に手に入れてください。

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終わりに|カシヤマは、一歩良い×体型に合わせたスーツが作れる

今回は以上です。

カシヤマ(KASHIYAMA)のオーダーメイドスーツは、セミオーダースーツの中でもオーダーメイド初心者や、手軽に+αをしたい方にピッタリのサービスだと思いました。

激安のオーダーメイドと比べても品質は高いですし、数万円クラスのスーツの中で優秀な着心地です。

もちろん、数十万円するフルオーダーのような極上のスーツとはいかないですが、それでもこの価格では間違いなく優秀です。

また、「既成スーツを本切羽にしたい!」などカスタムを考えている人は結局、高くついてしまうこともあり、結局トータルで安くなる点も大きなメリットです。

カシヤマ(KASHIYAMA)のオーダーメイドスーツは、例えばユニクロ「カスタムオーダー」スーツなどと比べて倍くらいの価格はします。

しかし、評価として、倍以上の自由度&クオリティはあると思います。

ブランド自体の歴史は浅いものの、日本のファッションを支えてきた大手アパレルメーカーの名前を冠して展開するブランド。

着ていて恥じないスーツであることも間違いありません。

だからこそ、「ユニクロ」や「洋服の青山」の廉価なスーツなどを着ていた人が「自分だけのスーツを作ってみようかな?」と思った際、ピッタリな選択肢ではないでしょうか。

そして、個人的には上述の採用するべきポイントを押さえ、6万円~10万円程度の、なかなかの仕立て×体型に合った「手軽にちょっと良いスーツ」をオーダーすること。

これこそが、カシヤマ(KASHIYAMA)でスーツを作るポイントだと思います。

安すぎてもあまり良い生地を使えませんし、かといって15万円をオーバーしてしまうと、今度はリングヂャケットのような国産最高峰のメーカーが現れてしまいます。

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安くはないけれど周りとちょっと差をつける価格帯のスーツを選び、しかも体型にも合っている。

仕事にも打ち込める素敵なスーツで、充実した社会人生活を過ごせる切欠としていただけたら嬉しいです。

ぜひ、今回の記事を参考に、カシヤマ(KASHIYAMA)のオーダースーツにチャレンジしてみてくださいね!

おしまい!

(少しでもお役に立てられたなら、SNSに拡散していただけると嬉しいです!)

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本当に良い、ブランドを。

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1987年生まれ。国内ブランドを経て、伊ラグジュアリーブランドのデザイナーとして4年間勤務。
現在はデザイナーの他、日本の服飾産業を振興するため、マーケティング支援も行っています。
素材の機能性からパターンまで精通し、シンプルかつ素敵な服装の普及に努めています。



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