こんにちは、しょる(@SHOLLWORKS)です。
本日は、ビジネススーツに合うワイシャツブランドについて。
中でも、日常使いにピッタリな「コスパ」が高いものを紹介します。
ワイシャツは、服の中でも特に消耗が激しいですよね。
首周りや袖周りは汚れるし、ノンアイロンシャツじゃないとアイロン掛けも大変です。
そこで今回は、シャツの中でもリーズナブルで着まわしやすい「ノンアイロンシャツ」を中心にチョイスしました。
併せて、ビジネススーツに合うワイシャツの選び方も解説しているので、ぜひ最後までご覧ください!
ワイシャツとは?特徴や廉価なシャツの選び方、避けるべきモデル
ワイシャツとは本来、白いシャツ(white shirt)を指す
日本ではすっかり一般的になった「ワイシャツ」という言葉ですが、まさしく“和製英語”と言われるものです。
ワイシャツは、「白いシャツ」を意味する“white shirt”を、ネイティブらしい発音でカタカナ表記したもの。
ホワイトシャツ➡ホワイシャツ➡ワイシャツ。
決してTシャツの「T」に対し「Yの字のシャツ」というわけではありません。
日本では、色のついたシャツに対しても「ワイシャツ」と言う風潮があります。
しかし、英語圏では単に「シャツ」「ビジネスシャツ」「ドレスシャツ」などと呼ばれることが多いです。
今回は、色のついたシャツも便箋上“ワイシャツ”と記述しています。
本当は「シャツ」「ビジネス」シャツ」「ドレスシャツ」といった呼称が正確なので、その点も踏まえてください。
「ビジネススーツに合うワイシャツ」と、そうでない「カジュアルシャツ」の違い
ファッション初心者の方にとっては、スーツに合うシャツと、そうでないオフの日用のシャツの違いが分かりにくいですよね。
基本的には、カジュアルシャツはビジネススーツには合いません。
例外も多数あるのですが、「TPOを弁えろ」「ダサいと思われたくない」など、さまざまな思いがあることも理解できます。
結論、ビジネススーツに合うワイシャツとは、
- 台襟(えり)や上襟がやや大きい
- 着丈が長い
- ピチッとした生地感
といった特徴があります。
具体的な例を挙げて行きつつ、それぞれ解説します。
台襟や上襟がやや大きい
Image Photo by Uniqlo
ビジネススーツに合う“ワイシャツ”と、カジュアルシャツとの違いは、まず「台襟」と「上襟」の大きさが挙げられます。
上記の写真の場合、1枚目のシャツの方が相対的に襟が大きい(太い)のがお分かりいただけるでしょうか。
首の後ろに当たる台襟部分の高さが、4~4.5cmほどあるものがビジネススーツ用のワイシャツ。
一方、カジュアルシャツは3~3.5cm程度のものが多いという特徴があります。
これは、ビジネスシーンではピシッとしている感が求められるため、首元がだらんとしていると“だらしなく見える”という理由。
また、ネクタイを締める際に台襟が小さいと、ネクタイが首の後ろからはみ出てしまうことも挙げられます。
また、上襟(正面から見てぴらぴらしている襟)の大きさも、ビジネススーツに合わせるドレスシャツ(ワイシャツ)の方が大きい場合がほとんどです。
(詳細まで説明すると長くなるのですが)テーラードジャケットのラペルとのバランスを考え、カジュアルシャツと比べて大きめに設計されています。
着丈が長い
Image Photo by Uniqlo
加えて、着丈の長さの違いも、ビジネススーツに合う“ワイシャツ”とカジュアルシャツとでは異なる場合があります。
こちらも、ビジネススーツに合うシャツの方が、着丈が長い場合が多いです。
ビジネススーツに合うワイシャツは、ズボンの外に出して着用すると違和感が生まれます。
生地感はキチンとしているのに、着方がだらしないとミスマッチが起こるもの。
よって、しまって着用していてもパンツから裾が出てこないように、着丈が長めになっています。
Image Photo by Uniqlo
一方、カジュアルシャツは元々“だらん”とした雰囲気です。
だからこそ、「パンツから出して着ても問題ない」という判断がされています。
ジーンズやチノパンなどのボトムスを、シャツの裾が隠し過ぎてもアンバランスになってしまうことも理由です。
歴史的には、ワイシャツは元々下着。しかも、下半身の下着を兼ねていました。
タックインするシャツの着丈が長めなのは、その名残とも言えます。
着丈とは
Image Photo by ozie
着丈とは、ドレスシャツ(ワイシャツ)の背中側の台襟下から裾の先までを計ったもの(図の8番を指します)。
近年は、カジュアルシャツもオーバーサイズが流行っているので、数値自体は差がなくなってきています。
しかし、「胸周りや胴回りは比較的タイトなのに、お尻を隠し過ぎるもの」はビジネス用のシャツ、そうでないものは裾を出して着られるシャツといえます。
スッキリ&きめ細やかな生地感
Image Photo by Uniqlo
最後に生地感の違いも、ビジネススーツに合う“ワイシャツ”と、カジュアルシャツを区別する要素です。
ビジネススーツに合うドレスシャツ(ワイシャツ)のほうがキメが細かく、上品でドレッシーです。
この感覚がパッと分かる方は、ファッションセンスがあると思います。
一枚目の写真の方が生地の目が細かく、シワ感が少なく、スッキリとした生地感ですよね。一方、二枚目のカジュアルシャツの生地は、ぼこぼこ&ザラザラしています。
その他、カジュアル向けのシャツは、ミシンで縫うステッチの色が違っていたり、ステッチのピッチも大味になっていたり。
ビジネススーツに合うシャツの方が“お上品な”生地や縫製です。
とはいえ、初心者にとっては、極めて分かりにくい違いだと思います。
「自分が買うワイシャツがスーツに合うか不安・・・」という方は、後述で紹介しているブランドから選べばOKです。
【ダサい?】こういうドレスシャツ(ワイシャツ)は、やめた方が無難
「全てがダメ!」とは言えないのですが、たとえば下記に該当する廉価なドレスシャツ(ワイシャツ)は、一般的には「あまりセンスが良くない」と思われがちなものです。
私はあまり「こういうのはNG!」というのは言わないのですが、流石にこれらは着ません。
「ああ、初心者だな」とも思います。
上襟に濃色のハンド風ステッチ
Amazonより引用
まず、上襟やカフス(手首が当たる部分)部分に、黒や濃色のステッチが入っているワイシャツ。
ぬいぐるみやバッグなら可愛いかもしれません。
しかし、ドレスシャツ(ワイシャツ)に入っていたら「カッコいい」「お洒落」とは思いません。
台襟やカフス裏だけ柄物
Amazonより引用
第二に、首が当たる台襟の内側部分や、カフスだけ柄物になっているドレスシャツ(ワイシャツ)。
具体的には、ドットや花柄、チェック柄になっているものです。
こちらは、モノによっては悪くないものは存在します。しかし、特に廉価なシャツの場合、センスを感じさせないものがほとんどです。
淡色生地にボタンだけ暗い色
Amazonより引用
3つ目が、ドレスシャツ(ワイシャツ)の生地だけが白や淡色なのに、ボタンだけ黒光りしているもの。
こちらも、全てがダメというわけではありません。
しかし、1枚数千円レベルのワイシャツの場合、大抵格好悪いと思っていただいて間違いありません。
「どうしてもこれらがお洒落に見える!」「絶対に着たい!」「気になる子やパートナーが着てほしいとせがんでくる!」というのであれば止めません。
しかし、プロの目線からしても、基本的には避けることをオススメします。
安いワイシャツブランド|ビジネススーツに合う「コスパ最高」は?
オススメのまとめ
速乾性/防シワ性/コスパ重視・・・「i-Shirt」「オリヒカ」「スーツセレクト」「サビルロウ」
アイロン掛けられる×高級感×スリム体型・・・「サロンドグローバルワーク」
綿100×イージーアイロンでなるべく良いシャツ・・・「ラフェッタブルー」
それでは、具体的にオススメのビジネススーツに合うドレスシャツ(ワイシャツ)ブランドをご紹介します。
初心者の方は、サイズ選びが不安だと思います。
ドレスシャツ(ワイシャツ)の場合、実店舗で購入する際も試着しにくいと思いますが、その場合は以下の表を参考にしてみてください。
ワイシャツのサイズは主に、「首回り」と「裄丈(ゆきたけ)」という2つの要素で選びます。
お互いに何パターンずつもあるので、組み合わせも膨大です。
一般的な日本人のサイズ感としては、
ボディサイズ | S | M | L | XL |
---|---|---|---|---|
首回り(cm) | 37 | 39 | 41 | 43 |
裄丈(cm) | 78 | 80 | 82 | 84 |
くらいが標準的とお考えください。
あなたの体型が“普通of普通”なら、上記の表に近い数値のものを選んでくれてOKです。
もし、あなたが以下の場合に該当する場合、
- 肩幅が広いor腕が長め・・・首回りに対して、裄丈を長めのシャツを選択する
- 首が太め・・・裄丈に対して、首回りが長めのサイズを選択する
といったサイズを選んでください。
ちなみに、下記で紹介しているワイシャツブランドの中で、最初の3つはワイシャツの質的にはほぼ差がありません。
よって、最もあなたに近いサイズ感があるブランドや、メーカーのイメージやワイシャツの見た目で選んでOKです。
i-Shirt(アイシャツ)
Amazonより引用
参考価格:4,290円
i-Shirt(アイシャツ)は、「紳士服のはるやま」が展開する完全ノーアイロンシャツとして人気を博している“ワイシャツ”です。
特徴としては、日本製のポリエステル100%生地による快適なストレッチ性&速乾性。
色や柄、サイズ展開も非常に多く、ベーシックな形で誰もが着やすいワイシャツだと思います。
先述の選んではいけない色柄などを参考に、そうではないモデルを選んでいただきたいと思います。
Amazonでのラインナップが充実しているので、お近くに店舗がなくても買いやすい点も◎。
オリヒカ(ORIHICA)
Amazonより引用
参考価格:4,290円
ネクタイ編でも登場したオリヒカ(ORIHICA)。
ポリエステル100%で、とにかく速乾性とストレッチ性に優れた“ワイシャツ”であることが特徴。
特に若年層向けで、良く動く方向けです。先述の「買ってはいけないデザイン」のモデルも多いのですが、キチンと選べば問題ありません。該当しないものを選んでください。
こちらも販売は、Amazonが充実しています。
サイズや柄、カラー展開も豊富なので、ぜひ覗いてみてください。
\ 公式オンラインストアはこちら/
スーツセレクト(SUIT SELECT)
Amazonより引用
参考価格:4,290円
スーツセレクト(SUIT SELECT)の4Sシリーズも、「スーツに合うワイシャツ界」では有名なヒット商品。
4Sとは、“SUPER NON IRON”“STRETCH”“SOFT TOUCH”“SLIM”の頭文字とのこと。
確かに、手触りもソフトながら速乾性に優れ、シルエットもややスリムで伸縮性もあります。
こちらも若年層向きですが、スリムな年配層も着られるワイシャツブランド。
Amazon、楽天市場の両方とも種類が充実しています。
サロンドグローバルワーク(Salon de GW )
Image Photo by .St
参考価格:6,930円
「サロンドグローバルワーク(Salon de GW)」は、グローバルワークが2021年に立ち上げたドレスライン。
主にスーツやシャツといったビジネス用の服を、グローバルワーク価格で提供しています。
このラインの凄いところは「リングヂャケット(RING JACKET)」の監修を経て企画・製造されている点。
シャツにおいても100番手双糸のコットン100%生地を用いるなど、プチプラ価格の限界を引き出しています。
シルエットはややスリムでA体からYA体向け&袖丈は長めです。
アイロン掛けの手間はありますが、スリムで腕が長めの人には非常にお得なシャツになると思います。
サヴィルロウ(Savile Row)
Amazonより引用
参考価格:6,490円
続いては、サヴィルロウ(Savile Row)という「洋服の青山」で展開される高級ライン。
正直、青山のシャツは、上記の「選ぶべきではないワイシャツ」に該当するものばかりですが、「サヴィルロウ」は例外です。
大人っぽい上質感&NON IRONMAX (形態安定加工)に加え、防汚加工、制菌加工などの機能性は、ユニクロのシャツにもない清潔感を提供してくれます。
Amazonでも取り扱いがありますが、こちらは楽天市場の方がサイズ展開が豊富です。
6,000円で買えるドレスシャツ(ワイシャツ)としてはかなりオススメなので、ぜひ検討してみてください。
ラフェッタブルー(La Fete Bleu)
Amazonより引用
参考価格:9,790円
ラフェッタブルーは、人吉(HITOYOSHI)という熊本県人吉市のファクトリーのブランドが手掛けるノンアイロンシャツ。
ノンアイロンシャツ界において、非常に上質感あるシャツを提供しています。
綿100%のモデルが多いため、他のブランドと比べると耐シワ性はほどほどですが、洗濯後にキチンとピンとすればアイロンを掛けなくても着ることが可能。
ちょっと良いスーツ&ネクタイならば、ワイシャツもあまり廉価なものを着たくないと思います。
そんな方に、ピッタリのノンアイロンシャツですよ。
SOLVE(ソルブ)はサイズ調整が可能
あるいは「サイズ調整可能×そこそこのシャツが欲しい」という需要に対しては、SOLVE(ソルブ)が有力候補になると思います。
ソルブは、オンライン上で各所の数値が入力可能なイージーオーダーのシャツブランド。
「サイズが分からない・・・」という人にも合うサイズをデータから算出してくれる、至れり尽くせりなオンライン専用のイージーオーダーシャツです。
加えて、生地も高級感重視からノンアイロンのものまで多種多様です。
サロンドグローバルワークと同程度~やや高めくらいの価格からオーダー可能なため、
などと思った方は、ぜひ覗いてみてください。
\ SOLVEの購入はこちら/
最後に|ユニクロのワイシャツ以外を選ぶ理由とは?
最後に、ユニクロの「ワイシャツ」以外を選ぶ理由について、お話させていただければと思います。
正直、先述で紹介させていただいたブランドの中でも、「ラフェッタブルー」「サロンドグローバルワーク」「SOLVE」は明らかに「ランクが上」の商品ですし、価格も異なります。
その他のブランドに関しては、品質的には“どっこいどっこい”です。だからこそ、以下の理由を基に、最適なものを選んでみてください。
ユニクロの「ノンアイロンシャツ」は、白とライトブルーの無地しかない
パッと見の観点から言えば、ユニクロの「スーパーノンアイロンシャツ」は、基本的に白とライトブルーの無地しかありません。
(厳密には黒無地もありますが、ビジネス使いされる方は多くないので割愛。)
“ワイシャツ”という点ではベーシックですが、織柄も色展開も多くはないため「味変」ができません。
実際、私もユニクロのシャツを何枚も持っていますが、毎日着ると飽きてしまいます。
だからこそ、同程度の予算で少し織り方が異なったり、柄や細かな部分が異なる“ワイシャツ”を着ることは意味があります。
単純にユニクロが嫌だ(ブランドイメージや被るのが嫌)
第二に、そもそもユニクロというブランドを好きになれない人。
こればかりは、好き嫌いの問題なので仕方ありませんし、ビジネスにおいても“ユニバレ”が嫌な人も該当します。
ちなみに、出勤&帰宅時間に新宿や丸の内などを歩けば、ユニクロのワイシャツを着ている人を見ない日はありません。
「あ、この人ユニクロのシャツ着ている」というのは、すぐに分かります。
一方、今回ご紹介したブランドの方が、「あ、あのブランドだ!」とは思われる場合は非常に少ないと思います。
「ポリエステル100」のノンアイロンシャツの方が速乾性がある
ユニクロのドレスシャツ(ワイシャツ)は、基本的に綿100%生地。
そのため、洗濯後の乾きは、ポリ100%のシャツと比べると遅いです。
今回ご紹介したメーカーのノンアイロンシャツは、多くがポリエステル100%です。
もちろん、肌への優しさなどは綿100%の方が良い場合が多いのですが、肌が強めの方であれば問題ないでしょう。
そして、一口に「ノンアイロン」といっても、綿100とポリエステル100ではシワのなさが異ります。
アイロンの掛け方が全く分からない方、忙しくて乾いたシャツを引っ張り出して出勤するような方は、ポリエステル100%の恩恵に与れる場合が多いですよ。
というわけで、今回はビジネススーツに合うドレスシャツ(ワイシャツ)をご紹介しました。
以上のことを踏まえて、あなたの日々を支えてくれるシャツブランドを選んでみてください。
おしまい!
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