【2021春夏】ユニクロUのデザイナーおすすめメンズアイテムと着こなし!【レビュー】
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・クリーンな素材感やディティールのアイテムを優先して買う
・年配層は「過カジュアル」に注意
・ジャージーシャツジャケット、スウェットカーディガン、ワークパンツの3点が特にオススメ
こんにちは、しょるです。
「ユニクロU」2021春夏シーズンが、1月22日に販売開始されましたね。私も実際に店舗に足を運び、気になるものを購入しました。
今回は、それを踏まえてのレビューです。
今シーズンは、ニューノーマルの時代にも則しつつ、外でも着られるラインナップとのことですが、果たしてどんなアイテムが良かったのか。全体的には下記のプレビュー記事で書いた通りの内容・期待度でしたが、改めて本稿で、実際のラインナップに対するレビューを、ご紹介させていただきます。
結論から言うと、めちゃくちゃあり得ない!という程、悪いアイテムはありませんでした。ので、好きに着ていただいても良いと思いますが、それがあなたに似合うかは別問題です。
結構淡色のアイテムが多かったので、おじ・・じゃなくて、20代後半以降のお兄さんが着こなすには、ちょっとした注意点があります。「自分は若いって言われるから大丈夫!」とか幻想ですからね、はい。
そんな訳で、早速、見て参りましょう。
大人の男性へ:春夏は「過カジュアル化」に注意
先にお話しすると、シワ感があったり、カジュアルなディテールのあるアイテムは、今回、以下でご紹介しているクリーンなアイテムと組み合わせてコーディネートしましょう。
10代の学生さんなら、そこまで気にする必要はありません。しかし、これが20代後半や30代ならば、ご自分の年齢とコーディネート年齢をしっかりと意識した方が良い。端的に言えば、これをキチンと合わせないと、ダサくなります。
特に今期のような淡色が中心で、アイテムも素材感もカジュアルなものだけで組み合わせると、服装が子供っぽくなります。大人な顔に対比して服がぼんやりとして、(人によっては)却ってみすぼらしく老けて見えます。その結果、清潔感を失ってしまうのですね。
カジュアルなアイテムやカラーそのものがダメと言っているわけではありません。うまくこなれた着こなしをすれば、それも武器にはなります。
ただ、武器にできる人は、自分がどこまでぶっ飛ぶことを許されるか、分かっているのですね。つまり、着こなしが分かっていたり、顔立ちや髪型や雰囲気に清潔感があったり、服の手入れが行き届いたり。そういった理由で、“上級者向け”になります。ナイスミドルの専売特許とも言えますね。
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いずれにせよ、もし、あなたが一般的な人で、手っ取り早くレベルアップしたいのであれば、一先ず過カジュアル化は避けて下さい。
特に30代からの男性は、上下でシワ感×シワ感、カジュアルなカラーやディティールのアイテムだけで固めたそれは、過カジュアル化を引き起こします。どこかで引き締めるバランスをとった方が、あなたの顔や雰囲気に馴染む場合が多いのですね。
【2021SS】ユニクロUのおすすめ3選は、「過カジュアル化」を整えるクリーンなアイテム【春夏】
ジャージーシャツジャケット:一枚は持っていて損のないアイテム
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・一枚は持っておいて損はない、クリーンなアイテム
・昨春夏シーズンよりも厚地に、マーセライズト加工された綿ツイルによって、しっかりした光沢感あるアイテムに
・ボトムスは年齢に合わせて
実際に触ってみて、かなりの良アイテムでした。
ジャージー&シャツジャケットというカジュアル素材&アイテムを、マーセライズドされた光沢感あるツイル生地と、クリーンなディティールによって、バランスをとっている。
まさに、今シーズンのユニクロUを代表するかのような、アイテムですよね。
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新色の68 BLUEが、とてもいい感じです。
同色のカットソーと合わせたり、写真のようにインナー&ボトムスを黒にすると、シンプルなベーシックカラーによる、二色コーデが大人っぽさを引き立てます。
長尺ならば、カジュアルなデニム感のあるレギュラーフィットジーンズ、インラインのスマートアンクルパンツも良いですね。あなたの見た目や年齢に合わせて、こういった合わせる物を調整してあげると、ピッタリなコーディネートになりますよ。
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ディティール面のクリーンさは、例えばジャケットの袖先に。カフス部分が配され、内側の生地とステッチだけになりました。こういう点は、インラインにはない魅力ですね。
イエロー系の35 BROWNも、ブラックと相性のいいカラーです。(68 BLUEもですが)下記の記事で紹介している、サンドスエードのデザートブーツやワラビーといいねとの組み合わせも良いですね!
春先のアウターとしても、夏の夜の羽織にも使える一枚だと思います。
スウェットカーディガン:期待通りのマストバイアイテムだった
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・期待通りの良アイテム
・生地の滑らかさ、厚すぎない生地感
・生地特性を最も発揮していたのは、32 BEIGE
予想通り、かなり良いアイテム。生地に関しては、中厚と言えるか言えないかくらいの薄さという点も、カジュアルアイテムなのにクリーンな雰囲気をアシストしていました。
プレビュー記事ではブラウンが良いと書きましたが、実物はベージュが最もツヤ感ある生地特性を活かしていた、バランスの良いアイテムだったと思います。
一方、ブラックは濃いグリーンに近い薄めの黒。綿素材によくある染色です。ブラウンはかなりオレンジが強めな色味なので、気になる方は実店舗で確認した方が良いと思います。当初はブラウンを購入するつもりでしたが、赤味の強いアイテムが得意ではないので、結局ベージュを買いました。
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このカーディガンは、スウェット素材で作られながらも、きめ細で品のある印象。カジュアルなアイテムと合わせてもクリーンに纏まりますので、大人の男性にこそ着て欲しいアイテムですね。
例えばインナー類と合わせる場合、30 NATURALや33 KHAKIなどのカットソーやシャツとのトーンオントーン(同系色)で合わせるのが王道です。あえて(ネイビーよりも黄味がある)68 BLUEとも濃淡差が生まれつつ、メリハリの利いたコーデになります。
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ブラックなら、エアリズムコットンTやモックネックプルオーバーに使用されている10 PINKや、37 BROWNなどがお互いを引き立てつつ、素材感もカジュアルにならなさ過ぎて良いですね。
落ち着いた、大人のオシャレ配色です。
レギュラーフィットワークパンツ:ユニクロ史上、最高のワークパンツ
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・ユニクロ史上、最高のワークパンツ
・チノパンなのに、ドレスパンツのようでもあるディティール
・オリーブグリーンは超おすすめ!
こちらも、期待通りの一本でした。
もちろん、いわゆる”デザイン物”なので、好みは分かれると思いますが、個人的に逸品だったと思います。プレビュー記事に書いた通りのアイテムでした。
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ユニクロはレギュラーヴィンテージチノも良いですが、どうしてもボトムに太目の淡色かつ、カジュアルなアイテムを持ってくると、おじさん臭くなりがちです。
このパンツは、79サイズで股上27.5、裾幅20.5、渡り幅35.5と、数値上は決して細身ではありません。しかし、短めの丈やセンタープレスといったクリーンなデティールやなよって、妙にドレッシーでおじさん臭くならない。短めの股下も、若々しさを演出します。
股上はやや深め(ハイライズ)なので、ウエストの実寸を元に選択してください。特にお腹が引っ込んで、ヒップがあるような人は、いつものミドルライズなどとサイズ感の差に注意してくださいね。
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このパンツならば、今期のシャツ類と合わせてもカジュアル過ぎず、インラインのチノと合わせた場合よりもクリーンに纏まります。おすすめは、オリーブのパンツに、写真のリラックスフィットシャツの11 PINKを合わせるコーデ。トーンが落ち着いていると、不思議と良く収まりますよ。
リラックスフィットシャツは、30 NATURALも63 BLUEも合うので、お好きな組み合わせをトライしてみて下さい。ちなみに、「カジュアル化しすぎないように!」と言っても、ビジネスシャツは合わせないでくださいね。台襟の高さや硬さ、着丈の長さで、雰囲気が損なわれてしまうので…
おすすめビジネスシャツの記事(執筆中)
その他、気になる注目アイテムもレビュー!
フーデッドコート:似たものを持っていない人は、買っても良いアイテム
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・全てに軽さを優先したディテール
・やっぱりグレーがオススメ
・フードのドローコードだけ気になった
こちらの記事で、「実物を見て検討させてください」と述べたフーデッドコートですが、
結論、まあまあ良かった。気になる生地感はハリがあって、安っぽくもないので悪くないと思います。ナイロンが57%なので、畳んでカバンに入れておき、春夏の夜やちょっとした雨風にも良い素材ですね。
中のディテールが少な目なので、9,990円という価格に対して良いかは微妙なラインですが、そもそもユニクロ自体がコスパ凄いので、同じようなものが無ければ買いだと思います。
色はやはり、07 GRAY が良かったと思います。汚れないだけでなく、上のオリーブのワークパンツなどとも相性抜群だったり、インナー類のライトカラー主体のコーディネートを引き締めてくれます。
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フードのドローコードは、恐らく軽さを優先したとおもいます。ここはちょっとチープなので、取ったり差し替えても良いかもしれません。
大きく着たいレディースもOKです。ただ、ウエストを絞るコードはないので、絞りたい!という方には向きません。大人しくレディースの方を買いましょう。
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一方、レディースを着たい男子であれば、こちらのトレンチコートに手を出すのもアリです。ドレッシーに纏まるので、セットアップのオーバーコートにも、カットソーのアウターにも良いですね。
気になるサイズ感は、メンズにしては丈行きがやや短めですが、着丈、身幅共に十分にゆとりがあります。というか、(昨年も思いましたが)明らかにユニセックスを狙ってますよね。
beautiful people 路線!
トラッカージャケット&デニムパンツ:脱「総書記ルック」に挑戦してみます??
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これ、似合えば破壊力高いルックだと思うのですが、導入ハードルは高いですよね。一言でいうなら、完全に総書記ルックです。写真のアフリカ系の方が着られると、そうでもないですが・・・
潜在的に「チャレンジして着てみたいけど、似合わないかもなあ・・・」と思われている方が多そうなアイテムです。
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とはいえ、アイテム自体に魅力はあると思います。色も、ヴィンテージデニム調の黄味掛かったブラウンやブルーが展開されており、生地感も今のデニムのような平滑さがない。ユニクロでも12、3年ほど前、この様なブルーのジーンズを発売していましたが、今思えば結構わざとらしいディティールでした。
ユニクロUのこれは、ディティールがとてもスマート。ポケットのデザインなんか、かなり秀逸だと思います。色々な部分でフランスらしい、一品に仕上がっていますね。
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そんなデニムのセットアップと合わせるアイテムで個人的にオススメするのが、ワイドフィットスタンドカラーストライプシャツ。例えば青のデニムには30 NATURALを、黄色のセットアップには08 DARK GRAYを合わせると、ナチュラルさも保持しつつ、セットアップになることで引き締まります。
それでもハードルが高い!という方は、両方買って春はボトムを濃色に、夏はデニムパンツとエアリズムコットンTを合わせるコーディネートも良いですね。デニムの微かなタテ落ち感と、生地の表情が無地のTシャツを引き立ててくれますよ。
おわりに:今回は、クリーンなアイテムを中心に、+カジュアルでコーディネートが良いと思います
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いかがでしたでしょうか。
春夏物はどうしても、素材感が軽く、カジュアルな雰囲気になりがちです。さらに淡色~中間色も多くなるので、普段ダークカラーに慣れ親しんでいるメンズの皆様にとっては、なかなか違和感があって、ハードルが高くなると思います。
そんなときはまず、上記に挙げたクリーンな雰囲気を持つアイテムを入れてあげると、ぐっと引き締まって違和感がなくなります。カラーも一色だけ軽いものを持ってくるのも、導入しやすいのでオススメですよ。
それでは本日はこの辺で。
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今後とも、よろしくお願いします!
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