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SHOLL(しょる)
皆さま、こんにちは。“SHOLLWORKS”運営者のSHOLL(しょる)と申します。

1987年、山梨県甲府市生まれ。国内デザイナーズブランドを経て、ファッション・コングロマリットでデザイナー職を経験。

現在は東京都在住、ブランディングとマーケティングを支援する活動も行っています。
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イギリスのスーツブランド14選|プロ視点、高級・一流・有名をご紹介!

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こんにちは、しょる(@SHOLLWORKS)です。

今回はイギリス(英国)のスーツブランドをご紹介させていただきます。

英国はテーラーの原点にして、スーツの発祥といわれる国。

特に「テーラーの聖地」といわれるサヴィルロウは、日本でスーツを意味する「背広」の語源にもなったという説もあるほどです。

実は、日本にイギリスのファッションが(本格的に)紹介されたのは1980年代に入ってからです。

しかし、英国はスーツにおける歴史の中心に立ち続けてきたことは間違いありません。

また、イギリスの有名スーツブランドの特徴として、ビスポーク(フルオーダー)と既製服で価格帯が大きく異なることが挙げられます。

これは、1990年代頃からの「ニュービスポーク」という動きで、サヴィルロウの名店といえどビジネス形態を見直さなければならない程、既製服が当たり前になったということ。

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その分、既製スーツは比較的入手しやすくなっています。

この記事では、「ビスポークまでいかなくても、英国らしい一着が欲しい」という方にも分かりやすいように整理してお伝えします。

著者「SHOLL(しょる)」プロフィール

1987年生まれ。国内ブランドを経て、伊ラグジュアリーブランドのデザイナーとして4年間勤務。現在はデザイナーの他、日本の服飾産業を振興するため、マーケティング支援も行っています。

素材の機能性からパターンまで精通し、シンプルかつ素敵な服装の普及に努めています。


※当サイトのコンテンツは著者の知識と専門性、情報に基づき、完全に独自に制作しています。PRの有無に関わらず、メーカーはコンテンツや評価の決定に一切の関与をしていないことを宣言します。なお、この記載は景表法第5条第3号を遵守するためのものです。

目次

イギリス(英国)スーツブランドの特徴と選び方の基本

まずは、イギリスのスーツブランド全体の「特徴」と「選び方」をざっくり押さえておきましょう。

ここを理解してからブランド一覧を読むと、「自分ならどれを選ぶべきか」が一気にイメージしやすくなります。

イギリススーツのざっくり特徴

  • 構築的なシルエット:肩周りがしっかりしていて、胸のボリュームも豊か。きちんとした印象になりやすいです。
  • ほどよいウエストシェイプ:ウエストを少し絞り、縦長のVラインが出るように作られていることが多いです。
  • ややしっかりめの生地:イタリアの軽いスーツに比べると、英国の生地はやや重め・ハリ強め。きれいなシルエットを長く保ちやすいのがメリットです。
  • 落ち着いた色・柄:ネイビーやチャコールグレー、控えめなチェックなど、ビジネスにも馴染みやすいラインナップが中心。

ビスポーク・メイドトゥメジャー・既製服の違い(超ざっくり)

  • ビスポーク:一から型紙を起こす「フルオーダー」。採寸も仮縫いも細かく行い、体に合わせてゼロから作ります。価格は数十万円〜が一般的。
  • メイドトゥメジャー:既存の型紙をベースにサイズを調整する「イージーオーダー」。百貨店オーダーなどでよく見られる方法です。
  • 既製服(プレタ):すでに出来上がっているスーツ。サイズが合えば、その場で購入・持ち帰りが可能です。

この記事で紹介するブランドは、ビスポークに強いテーラーから、日本の百貨店で買えるライセンス系ブランドハイブランドのデザイナーズスーツまでさまざまです。

こんな方に「英国スーツブランド」は向いている

  • ただ安いだけではなく、長く着られる「ちゃんとした一着」が欲しい
  • イタリアの軽快さよりも、クラシックで落ち着いた雰囲気が好み
  • いつかはサヴィルロウのスーツを、という夢を少しずつ叶えていきたい

逆に、真夏でも涼しく軽い着心地を最優先したい方は、イタリア系ブランドや軽量モデルの方が合う場合もあります。

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この記事では、そのあたりも含めて「どのブランドが自分に近いか」をイメージしやすいように書いていきます。

予算・シーン別|おすすめ英国スーツブランド早見表

続いて、「いきなり14ブランド見ても分からない・・・」という方向けに、予算と用途でざっくり整理してみます。

詳細はこの後のブランド紹介で深掘りしますので、まずは自分のゾーンをチェックしてみてください。

スクロールできます
予算の目安
(スーツ1着)
主な用途ブランド例ざっくりイメージ
〜15万円前後日常のビジネス/少し良いスーツポールスミス、マーガレットハウエル、ハケットロンドン英国らしさ+遊び心。
「ちょっと良いスーツ」から始めたい方向け。
15〜25万円前後ビジネス+セレモニー兼用アクアスキュータム、マッキントッシュ ロンドン、ダックス百貨店で買いやすい英国トラッド。
長く使える一着を探すゾーン。
25〜40万円前後節目の1着/ワンランク上のビジネスダンヒル、バーバリー(一部モデル)、ティモシーエベレスト(既製服)素材・仕立てともに本格派。
「一生モノに近い」クラスに入ってきます。
30〜50万円〜特別なオーダー、記念の一着ハンツマン、ヘンリープール、ギーブス&ホークス(ビスポーク/MTM)サヴィルロウの世界。
採寸から仮縫いまで、スーツ作りを体験したい方向け。
デザイン次第(高価格帯)パーティ/モード寄りの装いアレキサンダー マックイーンモードの世界観を楽しむスーツ。
「仕事用」よりも非日常シーン向き。
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このあと紹介する各ブランドは、どのゾーンに属するかを意識しながら読んでみてください。

「予算」「用途」「好み(クラシックか、モードか)」の3つが決まると、かなり選びやすくなります。

イギリスのスーツブランド14選|プロ視点、高級・一流・有名をご紹介!

ここからは、テーラーの聖地サヴィルロウ発のブランドから、英国トラッドブランド、デザイナーズ・ラグジュアリーブランドまで、タイプ別に14ブランドをご紹介していきます。

※ 価格や仕様、取扱店舗は執筆時点の情報です。変更される場合がありますので、最新情報は必ず各ブランドや百貨店の公式サイトでご確認ください。

サヴィルロウ系テーラーの英国スーツブランド

まずは、スーツ好きなら一度は耳にするサヴィルロウ系テーラーから。

ビスポーク(フルオーダー)をルーツに持ちながら、既製服やメイドトゥメジャーで手の届きやすいラインも展開しているブランドたちです。

ハンツマン(HUNTSMAN)

Image photo by HUNTSMAN

参考価格
400,000円(既製服)

ハンツマン(HUNTSMAN)は、英国・サヴィルロウの中でヘンリープールと並ぶ最高峰のテーラー。

創業1849年、スーツの歴史と共に歩んできたテーラーは、王侯貴族やエグゼクティブを中心に顧客を抱えています。

ビスポークが非常に有名ですが、既製スーツも少数ながら販売・購入可能です。

イギリスのスーツブランドは既製服の価格を抑えるところが中心ですが、ハンツマンの場合は非常に高価で、30~40万円程度がプライスゾーンとなっています。

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既製服でもオーダーメイドでも、英国テーラーの中でもトップクラスの権威を誇るブランドです。

あなたが本当の服好きならば、ハンツマンの一つ釦テーラードジャケットは必見の一着です。

ヘンリープール(HENRY POOLE)

Image photo by HENRY POOLE

参考価格
300,000円~(オーダースーツ)

ヘンリー・プール(HENRY POOLE)は1806年創業。

サヴィルロウに現存する最古のテーラーにして、今日まで数々の有名顧客を抱える名店です。

具体的には、ナポレオン三世やウィンストン・チャーチル、白洲次郎など歴史的な人物が名を連ねます。

日本では、百貨店のメイド・トゥ・メジャーが中心です。

オリジナル型紙をもとに日本人体型を考慮して調整された型紙を使った日本製オーダーメイド・スーツですが、ヘンリー・プールらしさを体感できるれっきとしたスーツです。

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ちなみに、初めてタキシードスーツを製作したのもヘンリー・プールです。

プリンス・オブ・ウェールズ(後の英国王エドワード7世)がヘンリー・プールに「モーニングを短くカットしてほしい」と依頼したことが、スーツの丈が現在の長さになる切欠となったそうです。

ギーヴス&ホークス(GIEVES&HAWKES)

Image photo by The ROYAL WARRANT HOLDERS

参考価格
270,000円(既製服)

ギーブス&ホークス(GIEVES&HAWKES)は、1785年創業の「ギーブス」と1771年創業の「ホークス」が統合して生まれた、サヴィルロウの老舗テーラー。

皇室や軍服の仕立てを通じて歴史を重ねてきたブランドで、現在もサヴィルロウを代表する存在として知られています。

ギーブス&ホークスは前身ブランド時代から長年にわたり、英国王室御用達(ロイヤルワラント)を授与されてきたテーラーです。

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ハンツマンやヘンリープール同様、超一流のオーダーメイドと既製服の双方を展開しています。

フルオーダーの価格はもちろん、既製服に関しても20万円台~と、後述のテーラーよりも高めの価格設定です。

ティモシーエベレスト(Timothy Everest London)

Image photo by 大賀(ohga)

参考価格
100,000円(大賀製)

レア度:4 out of 5 stars (4.0 / 5)
クオリティ:3.5 out of 5 stars (3.5 / 5)
おすすめ度:3.5 out of 5 stars (3.5 / 5)

ティモシーエベレスト(Timothy Everest London)は1989年、ティモシー・チャールズ・ペト・エベレストによって立ち上げられた新興テーラリングブランド。

1990年代以降のスーツに対するニーズの変化を感じ取り、ファッション要素を導入したブランドです。

創業期からプレタポルテ(高級既製服)市場に進出した「ニュービスポークテーラー」として知られます。

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一方、比較的歴が浅いブランドながらテーラーとしても格が高く、ビスポークに関しては40万円前後がプライスゾーン。

日本市場の流通分は大賀(おおが)というメーカーが製造しているライセンスブランドですが、良質な既製スーツを提供しています。

リチャードジェームス(RICHARD JAMES)

Image photo by RICHARD JAMES

参考価格
125,000円(既製服)

レア度:4.5 out of 5 stars (4.5 / 5)
クオリティ:3.3 out of 5 stars (3.3 / 5)
おすすめ度:3.4 out of 5 stars (3.4 / 5)

リチャードジェームス(RICHARD JAMES)は1992年、英国・サイヴィルロウにオープンしたブランド。

こちらも「ニュービスポーク」に属する現代型スーツブランドのひとつで歴史の深いテーラーというわけではないものの、ビスポークとしてのクオリティは屈指の実力派です。

時代の流れに乗ったコンテンポラリーラインと、テーラーとしてのクラシックラインを融合させた展開が特徴です。

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現在は日本市場から撤退しているものの、グローバルなECストアにて購入可能です。

英国トラッドを代表するクラシックブランド

続いて、日本の百貨店などで比較的手に取りやすい「英国トラッド」系ブランドです。

ビジネススーツとしても使いやすく、入手性も高いのが魅力です。

アクアスキュータム(Aquascutum)

Image photo by Aquascutum

参考価格
176,000円

レア度:3.8 out of 5 stars (3.8 / 5)
クオリティ:3.8 out of 5 stars (3.8 / 5)
おすすめ度:4 out of 5 stars (4.0 / 5)

アクアスキュータム(Aquascutum)は1851年、ロンドンにて創業した歴史あるブランド。

ブランド名は水(aqua)+盾scutumに由来し、クリミア戦争や第一次世界大戦において、英国軍へ防水生地のコートを提供したことで知名度を高めていきました。

元々は英王室御用達(ロイヤルワラント)ブランドとして名を馳せ、非常にハイクオリティなブランドとして有名でした。

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現在は破綻した旧レナウンから、オッジ・インターナショナル(老舗アパレルの小泉の子会社)へ譲渡され、そしてオッジインターナショナルは2024年11月に新生「レナウン株式会社」へ改称。

価格も高いものの、高品質な日本製製品としてなかなかの出来映えになっています。

マッキントッシュ(MACKINTOSH LONDON)

参考価格
143,000円

レア度:3.5 out of 5 stars (3.5 / 5)
クオリティ:3.2 out of 5 stars (3.2 / 5)
おすすめ度:3.4 out of 5 stars (3.4 / 5)

マッキントッシュ(MACKINTOSH LONDON)は、英国レインコートの元祖ブランド「MACKINTOSH」の流れを汲む日本向けラインです。

元祖MACKINTOSHは、スコットランドの化学者チャールズ・マッキントッシュが1823年に発明したゴム引き防水布に端を発しています。

現在のMACKINTOSH LONDONは、コートだけでなく、スーツなどトータルウェアを展開するファッションブランドとして、日本市場で広く展開されています。

コート同様、スーツに関しても価格は高め。

世界の有名ミルから提供された生地を用いて、それなりのスーツにしています。

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世界初の防水布としてコートなどを提供する一方、2007年には本家MACKINTOSHが日本の八木通商の傘下に入りました。

その流れもあって日本市場での展開も充実しており、MACKINTOSH LONDONは三陽商会によるライセンスブランドとして百貨店などで幅広く展開されています。

\ マッキントッシュの購入はこちら/

ダックス(DAKS)

Image photo by ONWARD CROSSET

参考価格
132,000円

レア度:3.8 out of 5 stars (3.8 / 5)
クオリティ:3.3 out of 5 stars (3.3 / 5)
おすすめ度:3.4 out of 5 stars (3.4 / 5)

ダックス(DAKS)は1894年、ロンドンにてテーラーとして創業したブランド。

テーラー発ながら、現在はメンズ・レディース共に既製服を中心とするトータルファッションブランドです。

ダックスが有名になったのは、やはりスーツでした。

1920年代にはミシン縫製が中心となる、マシンメイドのテイラード「シンプソンスーツ」の量産や、ベルトレスパンツ「DAKS TOP」などを発表。

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以降、英国を代表するブランドとして認知されるようになりました。

現在は日本のオンワード樫山が手掛けており、価格もなかなかの高さですが程よいブランド感と一定のクオリティを提供しています。

マーガレットハウエル(MARGARET HOWELL)

Image photo by MARGARET HOWELL

参考価格
121,000円

レア度:3.8 out of 5 stars (3.8 / 5)
クオリティ:3.2 out of 5 stars (3.2 / 5)
おすすめ度:3.4 out of 5 stars (3.4 / 5)

マーガレットハウエル(MARGARET HOWELL)は1970年、メンズシャツから始まったデザイナーズブランド。

タイムレスなラインナップが魅力で、クラシカルなトータルウェアを展開しています。

スーツに関しては、英国を代表する生地メーカーである「フォックスブラザーズ」の生地を使用したものが有名です。

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日本の株式会社TSIが親会社となっており、布帛商品は日本製や中国製が中心。

都会的というよりはナチュラルで、どこか抜け感があるスタイルが好きな人に向いています。

デザイナーズ&ラグジュアリーブランド

最後は、英国らしさにデザイン性・世界観を強く乗せたデザイナーズ&ラグジュアリーブランドです。

ビジネス用というよりは、「自分のスタイルを表現したい」「ブランドの世界観が大好き」という方に刺さるラインナップです。

ダンヒル(Dunhill)

Image photo by dunhill

参考価格
242,000円

レア度:3.5 out of 5 stars (3.5 / 5)
クオリティ:3.5 out of 5 stars (3.5 / 5)
おすすめ度:3.4 out of 5 stars (3.4 / 5)

ダンヒル(dunhill)は1893年創業、スーツを中心に据えているメンズクロージングブランドにして、ロンドンを代表するファッションブランド。

テーラーの伝統や格式とはまた違った、高いブランドイメージによるラグジュアリー感が特徴です。

スーツを中心として、ビジネス&ビジネスライクなトータルファッションを提案しています。

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ダンヒルは(エルメスと同じく)馬具専門店として始まりました。

自動車の時代の到来と共に「旅行をイメージさせるメンズウェア」を展開したことで、一躍大人向けのブランドとして知名度を上げました。

Image photo by dunhill

デザイナーズブランドらしく生産性を重視したマシンメイド率の高いスーツですが、生地や副資材に高級感があり、フィッティングも決して悪くはありません。

また、サッカー日本代表のオフィシャルスーツも提供しており、スーツやネクタイなどを毎年「SAMURAL BLUE COLLECTION」として発売しています。

バーバリー(BURBERRY)

Image photo by BURBERRY

参考価格
429,000円

レア度:3.5 out of 5 stars (3.5 / 5)
クオリティ:3.5 out of 5 stars (3.5 / 5)
おすすめ度:3.4 out of 5 stars (3.4 / 5)

バーバリー(BURBERRY)は1856年、トーマス・バーバリーによって創業した英国のファッションブランド。

元々はコートがブランドのアイデンティティとなっていますが、合わせて着るスーツも注力しています。

バーバリーの場合、近年までは日本ではライセンスブランドを中心に人気を博していましたが、2010年代中盤よりブランド路線を切り替え。

ライセンスを停止した高級路線に舵を切りました。

英国のトップデザイナーズブランドのひとつで非常に高価ですが、ステータスあるブランド物が欲しい方向けです。

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バーバリーは1879年、農耕民のために防水性に優れた綿素材生地であるギャバジンを発明し、ボーア戦争ではタイロッケンコートを製造しました。

さらに、第一次世界大戦前後ではトレンチコートを開発・製造し、戦後、民間に“軍モノ”が流れたことでバーバリーの名も知れ渡るようになり、トレンチコートを代表するブランドとして認知を獲得しました。

アレキサンダーマックイーン(ALEXANDER McQUEEN)

参考価格
528,000円

レア度:4.5 out of 5 stars (4.5 / 5)
クオリティ:3.2 out of 5 stars (3.2 / 5)
おすすめ度:3 out of 5 stars (3.0 / 5)

アレキサンダーマックイーン(ALEXANDER McQUEEN)は、型破りなショーやルックで評価を浴びる、前衛的なデザイナーズブランドです。

創業者リー・マックイーンは、1992年に自身のブランドをスタートし、革新的な表現で世界的評価を確立した英国屈指のデザイナーでした。

リー・マックイーンは2010年に40歳で亡くなりましたが、ブランドはその後も継続しており、サラ・バートンが長くクリエイティブを率い、現在はショーン・マクギアー(Seán McGirr)がクリエイティブ・ディレクターとしてブランドを手掛けています。

スーツに関しては、伝統的なテーラリングを土台にしつつ、マックイーンらしい鋭いシルエットやドラマチックなディテールが入るのが特徴です。

いわゆる「就活・営業用のスーツ」というよりは、パーティ、式典、撮影、特別な外出など“非日常”の場で映えるタイプのスーツです。

また、過去には英国の老舗テーラーであるハンツマンが製造を手掛けたスーツが展開されたこともあり、「モードとテーラリングの接点」が感じられるラインナップがあるのも面白いところ。

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デザイナーズブランドは「世界観が好きかどうか」が何より大事。

普段のビジネススーツとして向いているかは別として、刺さる人には強烈に刺さるブランドです。

【Q&A】英国スーツブランドの疑問に答える

そして、ここまでの内容やその他をまとめて、Q&A形式にしました。

なぜ、スーツ=英国というイメージがあるのか?

英国はサヴィルロウに代表される仕立て文化が成熟し、現代スーツの基本形を育てた中心地だからです。

イギリススーツのざっくり特徴は?

構築的な肩と胸、ほどよいウエストシェイプ、やや重めでハリのある生地、落ち着いた色柄が基本です。

軽快さより端正さ・耐久性・クラシック感を重視しやすく、ビジネスで「信頼感」を出したい人に向きます。

どんな人に「英国スーツブランド」は向いている?

「安さより、長く着られる“ちゃんとした一着”が欲しい」「軽快さよりクラシックで落ち着いた雰囲気が好き」「いつかサヴィルロウに憧れがある」人に向きます。

端正に見えやすい反面、軽さ最優先の人は別系統が合うことも。

ビスポーク・メイドトゥメジャー・既製服の違いは?

ビスポークはゼロから型紙を起こすフルオーダー、MTMは既存型紙をベースに調整するイージーオーダー、既製服は完成品を買う方式です。

価格と自由度は「ビスポーク>MTM>既製」、手軽さは逆になります。

サヴィルロウ系テーラーは、既製服やメイドトゥメジャーでも買える?

買えます。

ビスポークをルーツにしつつ、既製やMTMで手の届きやすいラインを展開するブランドが増えています。

体験として「採寸〜仮縫い」まで楽しみたいならビスポーク/MTM、まず英国らしさを試すなら既製が入口になります。

終わりに|「英国らしい一着」を、自分のペースで選ぶために

英国スーツは、サヴィルロウの歴史や仕立て文化に裏打ちされた「端正さ」が魅力で、ただ流行を追うのとは違う満足感があります。

とはいえ、いきなりビスポークを目指さなくても、既製服やメイドトゥメジャーでも“英国らしさ”は十分に楽しめます。

まずは「自分にとっての理想」を、無理のない範囲で形にしていくのが一番です。

選びやすくするコツは、記事内でも触れた通り「予算」「用途」「好み(クラシックか、モードか)」を先に決めてしまうことです。

ここが固まると、サヴィルロウ系の憧れを追うのか、百貨店で手に取りやすい英国トラッドにするのか、あるいはデザイナーズで世界観を楽しむのかが、自然と見えてきます。

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今回は以上です。

ぜひ、スーツ選びの参考にしてくださいね!

(少しでもお役に立てたなら、SNSに拡散していただけると嬉しいです!)

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本当に良い、ブランドを。

SHOLLWORKSは、プロの目線からファッションに関する情報と価値観をお届けします。

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1987年生まれ。国内ブランドを経て、伊ラグジュアリーブランドのデザイナーとして4年間勤務。
現在はデザイナーの他、日本の服飾産業を振興するため、マーケティング支援も行っています。
素材の機能性からパターンまで精通し、シンプルかつ素敵な服装の普及に努めています。



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