成人式のオーダースーツ選びをプロが教える|予算の目安やおすすめブランド、いつまでなら間に合うかなど

こんにちは、しょる(@SHOLLWORKS)です。
成人式を目前に、
オーダースーツを作りたいけど、どのブランドが良いの?
費用はどのくらい?
今から注文して間に合う?着こなしや着回し方も知りたい!
と悩んでいませんか?
普段、スーツを着慣れていないからこそ、こうした不安を抱える新成人の方はとても多いので、本記事では成人式に特化したオーダースーツの選び方をプロの視点でわかりやすく解説します。
成人式スーツのブランド選びから価格相場、納期(仕上がりまでの期間)、さらに着こなしのコツまで網羅して紹介します。

人生に一度の晴れ舞台を最高の装いで迎えられるよう、ぜひ参考にしてください。
ざっくり結論
- 成人式にオーダースーツは「かなりアリ」
スーツはサイズが合っていることが最重要で、成人式後も就活・結婚式・ビジネスで着回せる一着になりやすいです。 - 予算の目安は、スーツ本体でおおむね3万〜10万円前後
小物(シャツ・ネクタイ・靴など)を含めると、トータル5万〜15万円くらいを見ておくと安心です。 - 納期は通常3〜4週間前後が一般的
理想は10〜11月に注文、12月に入っている場合は「今すぐ」動けば、KASHIYAMAのような最短1週間の短納期ブランドなら間に合う可能性があります。 - オーダーならこのスーツブランドがおすすめ
スーツ本体で~5万円ならオーダースーツSADA、3~10万円の予算で短納期+コスパ重視ならKASHIYAMA(カシヤマ)、本格派ならHANABISHI(花菱)や麻布テーラーなど(後述にて紹介しています)。

成人式にオーダースーツがおすすめな理由
成人式において、メンズの服装は大きく分けて「スーツ」か「袴」ですが、最近はスーツを選ぶ新成人が多数派です。
既製品のスーツでも良いのですが、スーツはジャストサイズで着るものだからこそ、最も重要なことはサイズが合っていることです。
だからこそ「街の仕立屋さん」があるのですが、既製スーツ全盛時代である今は、スーツを着慣れていない方からすると「どんな感じならサイズが合っているのか」分かりにくいと思います。
そこで、現実的な価格帯(3~10万円程度)でオーダースーツを注文することで、以下のようなメリットがあります。
オーダースーツのメリット
- サイズが体型にフィットするため、既製スーツよりスタイル良く見える
「スーツで一番大事なのは生地でも毛芯でもなく“サイズの合致”」で、オーダーならではの補正で着崩れしにくい一着が手に入ります。 - デザインやディテールを好みに合わせられる
生地の色柄、ボタンや裏地、ラペルの形状など、細部までカスタマイズ可能です。もちろん、よく分からなければデフォルトのままや店員さんに聞いてもOKです。 - 思い出に残る特別感
「店頭で既製品を買って終わり」よりも、製作過程も含め記念になりますし、採寸から仕上がりまでの体験が「大人になる」イベントの一部になります。 - その後の活用度も高い
就職活動や卒業式、結婚式の参列など今後の様々なシーンで着用できるため、体型が大きく変わらなければ長く着られる投資とも言えますし、中にはサイズ調整が可能なブランドもあります。

ただしオーダースーツは完成までに時間がかかる点には注意しましょう(詳しくは後述します)。
次章から、具体的な選び方のポイントを見ていきます。
成人式スーツの相場は?既製品とオーダーの価格帯

気になるスーツの価格相場については、成人式用スーツの場合、一般的に約3万円~5万円前後が一つの目安だと思います。
超ざっくりですが、価格の差は主に、
- 生地の素材差:ウール50%×ポリエステル50%などの混紡生地(廉価で耐久性重視)かウール100%(高級感重視)か、ウールの中でどのような細さの毛を使うか
- 副資材の素材差:芯地(スーツの中に入っている副資材)が接着芯か毛芯か(あるいは併用か)/ボタンの素材(プラか天然素材か)/裏地の素材(「ポリエステル」か「キュプラ」か)など
- 縫製の差:人体に沿ったものか(ミシンでガッチリ縫うか、手縫いや手縫いを再現したミシンなど柔らかい縫い方か)
などの要素で変わります。

(ブランドにも依りますし、絶対的に相関するわけではないですが)総じて高級な方が着心地が良くなる場合が多いのは確かです。
一方、リーズナブルなスーツは耐久性や量産しやすさなどを重視していることが多く、役割の差が大きいです。
いずれにせよ、今は現実的な予算(3~10万円程度)で作れるオーダースーツブランドは複数あります。
「オーダーは高いから・・・」と既製品で妥協せずとも、手の届く範囲であなただけの一着を作る選択肢があることを知っていただきたいです。
「既製スーツはイマイチ合わない」「サイズ感が分からないからプロにジャストサイズを作ってほしい」という方は、本記事では次章で紹介するブランドを中心に検討してみてください。
3万円~10万円以下で作る、おすすめオーダースーツブランド紹介
成人式向けに現実的な価格帯(~10万円前後)で作れるオーダースーツブランドを、特徴と合わせてご紹介します。
ここでは特に、下記記事でも紹介している中からSADA、カシヤマ、花菱、麻布テーラーの4ブランドに絞り、それぞれの価格帯・納期・魅力を解説します。

私は以下の記事で紹介しているブランドで全て購入したことがありますが、その中から特におすすめの4ブランドを紹介します。

オーダースーツSADA

Image Photo by ORDER SUIT SADA
「とにかく予算を抑えてオーダースーツを試したい」という方に最適なのがオーダースーツSADAです。
初回限定特典の利用で21,780円(税込)~という破格の価格設定は、学生や新社会人が初めてオーダースーツのいろはを学ぶのにピッタリですし、特に、多くの新成人の方は予算が限られていると思うので最適です。
生地や仕様は量産的ですが、最安価格でも自分専用パターンを起こすオーダー方式を採用しており、スーツ量販店並みの価格で体型補正のしっかり効いた一着が手に入ります。
全国46店舗でプロの採寸を受け、2着目以降はオンライン注文も可能なのでリピートもしやすいです。
納期は通常約2週間~1ヶ月程度ですが、急ぎの場合は有料の短納期オプションも利用できます(ただし、金額が高いので、式が近い方はカシヤマなど他の選択肢を優先して考えると良いですよ)。

仕上がり後1ヶ月以内の寸法調整無料や、(条件付きで)全額返金保証といったアフターサービスも充実しており、初めての一着でも安心して任せられます。
「できるだけ安く、それでいて自分に合ったスーツを作りたい」という方にはSADAは有力候補です。


\21,780円(税込)からスーツが作れる!/
KASHIYAMA(カシヤマ )

Image Photo by KASHIYAMA
KASHIYAMA(カシヤマ)は日本有数のアパレル企業であるオンワード樫山グループが展開するオーダースーツブランドで、大企業×自社工場体制を活かした高コスパ&短納期が特徴です。
価格は33,000円(税込)~とこちらも手頃ですが、生地や仕立てにこだわるなら~10万円のレンジでも十分作れます。
さらに、カシヤマは業界トップクラスの納期の早さで、自社工場の効率化により最短1週間でのお届けを可能にしています。
そのため、繁忙期でも2、3週間程度で届くので、12月に入っても成人式に間に合う可能性があります。
店舗も全国に約70店舗を展開して主要都市をほぼ網羅していますし、仕上がり後1ヶ月以内のサイズ微調整は無料対応などアフターケアにも配慮されています。
そしてこのカシヤマ、なんと学割制度があります。
ざっくりいうと学生証の提示だけで、通常33,000〜44,000円(税込)前後の対象オーダースーツが22,000円(税込)になります(メンズ・レディース共通生地/価格は店舗・時期により異なります)。
店舗によって実施状況やオプションによって価格は上がりますが、学生の間しか使えない制度なので「予算も準備期間も限られている」という方は優先して検討すると良いでしょう。


学割は初回20%OFFと併用はできませんが、選ぶ生地によってどちらを用いるか相談しても良いと思います。


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HANABISHI(花菱)

Image Photo by HANABISHI
HANABISHI(花菱)は1935年創業の国内老舗テーラーで、国産縫製にこだわったオーダースーツブランドです。
価格は49,500円(税込)~と入口こそやや高めですが、その分毛芯仕立て(ハーフキャンバス・フルキャンバス)という、スーツの中までこだわった仕立てに強みがあります。
HANABISHIの場合、8~10万円前後の予算で国産生地~中堅輸入生地+毛芯仕様を組み合わせると、生地と芯地のバランスが良く、しっかりした頑丈で上質な一着に仕上がりやすいです。
逆に言うと5万円台程度の予算だとHANABISHIの良さが活きにくく、他ブランドと差が出にくい面もあります。
また、HANABISHIは全国に18店舗を構えおり、主に北海道・東北・関東・静岡エリアで展開していますが、西日本には出店していません。
よって、当該地域の方は先述のSADAやカシヤマ、後述の麻布テーラーなどを検討しましょう。

「老舗テーラーの品質で、予算を掛けて長く着られる一着を作りたい」という方には選択肢に入ります。
採寸も細かく、オーダースーツブランドの中でもよりサイズに合ったスーツを仕立ててくれます。

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麻布テーラー (azabu tailor)

Image Photo by azabu tailor
麻布テーラーは全国に約28店舗を構える、オーダースーツの人気ブランドです。
価格は49,500円(税込)~と、(決して安くはないですが)エントリーから十数万円のスーツまで幅広く取り揃えており、自社の国内工場で縫製された“ちゃんとしたスーツ作り”を得意としています。
今回紹介したブランドの中でも、多少予算を出してでも大切に着られる1着が欲しいという方に向いています。
ただし、納期は最短3週間かつ実際はそれ以上掛かることが多く、速さより採寸とフィッティングを重視するブランドのため急ぎには不向きです。
また、東北・北陸・四国地方には店舗がないため、こちらもHANABISHIやカシヤマの良いラインで仕立てるなどの選択肢が考えられます。

紹介してきたオーダースーツブランドの中で平均的なスーツの出来は一番だと思いますが、こちらもHANABISHI同様、最低価格に近い仕様だと本領を発揮しきれません。
予算に限りのある方は無理せず、オーダースーツSADAやKASHIYAMA(カシヤマ)から検討して良いと思います。
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その他の注目ブランド
上記以外にも、予算10万円以内で成人式スーツを仕立てられるブランドはいくつかあります。
例えば、グローバルスタイル(Ginza Global Style)は2着セットセールなどで知られますが、通常ラインで1着あたり5~7万円前後からまずまずの品質のスーツが作れます。
ただし純粋な仕立てのコスパでは他ブランドも検討したいところ。
また、DIFFERENCE(ディファレンス)はスマホアプリで完結する次世代型オーダーで、ペア価格(2着まとめて)なら1着あたり26,400円(税込)~という安さが魅力です。
一方でウール100%やインポート生地を選んでいくと総額10万円近くになり、そうなると割高感が出るのでバランスが大事です。
他にもファブリックトウキョウやユニバーサルランゲージ メジャーズなど都市部中心のブランドもありますが、いずれも一長一短があります。

選択肢が多すぎて迷うかもしれませんが、前述の4ブランド(SADA・KASHIYAMA・HANABISHI・麻布テーラー)で概ねカバーできるでしょう。
特にオーダースーツSADAとKASHIYAMA(カシヤマ)は全国に広く展開し、価格も成人式のスーツとして適切な範囲が得意であるため、まずはこちらから優先して検討すると良いですよ。

納期はどれくらい?いつまでに注文すれば間に合う?
というのは避けられません。
一般的なオーダースーツでは注文から受け取りまで約3~4週間、場合によっては1ヶ月以上掛かるため、多くのテーラーでは「成人式用なら10月~11月に注文を済ませておきましょう」と案内しています。
では、12月に入ってからではもう遅いのかというと、「ギリギリですが、ブランド次第ではまだ間に合う可能性があります」です。
前述したようにカシヤマ(KASHIYAMA)なら最短1週間で届くことも可能ですし、余裕をもって見て2、3週間としても、12月の上旬までなら間に合う可能性があります(もちろん、場合によると思います)。
通常は仕上がりまでに工場の稼働スケジュールや年末年始の休業も絡むため、12月中旬以降のオーダーは式典までに余裕がなくリスキーです。
できれば12月上旬までに注文を済ませておくのが望ましいでしょう。
また、どうしてもオーダーが間に合わない場合のプランBも考えておきましょう。
例えば既製スーツを購入して直しに出す方法です。
洋服の青山やオリヒカといった量販店なら、成人式向けに12月以降も豊富な在庫を揃えており、購入後すぐ裾上げなど簡単なフィッティングをして持ち帰れます。

ちなみに、レンタルという手もありますが、レンタルは成人式シーズンは混み合い料金も割高なので、(今後未来永劫スーツが必要ないという方も稀だと思いますので)個人的には購入をおすすめします。

成人式スーツの色・デザイン選び
また、折角作るスーツの色や柄も悩みどころですよね。
成人式は人生のひとつの節目を祝う式典ですが、厳密なドレスコードはなく、基本的にはスーツの色も自由です。
ただ、あまり奇抜すぎると、後々になって着回せなかったり、もっと大人になったときに黒歴史を感じたりする(かも)ので、ここでは定番かつ好印象なスタイルを紹介します。
カラーは「ネイビー」か「チャコールグレー」が基本

Image Photo by ORDER SUIT SADA
成人式のスーツで最も多いのは紺(ネイビー)系やチャコールグレー系(黒に近いグレー)で、これらはスーツの基本色として、さまざまなシチュエーションで活躍します。
もちろん黒も定番ですが、黒無地スーツは就活生や喪服のイメージが強く、「無難すぎる」「量産型」「エージェントス〇ス」と思う人もいますし、私も避けた方が良いと思います(詳しくはこちら)。

多くの人にとってネイビーがおすすめで、チャコールグレーはやや落ち着いた印象を与えたい人に◎という感じです。
柄物で個性を出すのもアリ

無地以外ではストライプ柄やチェック柄のスーツも定番かつ人気です。
ストライプならシャドーストライプなど控えめなものを選べばスッキリ大人っぽく、チェックならグレンチェックやウインドウペンで華やかさを演出できます。
柄の種類によって印象が大きく変わるため、自分のキャラクターに合った柄を選ぶのも大切です。
たとえば明るい性格なら少し太めのストライプでシャープに、落ち着いた性格なら細かなチェックで渋く、という具合です。

ただし、あまり派手すぎる柄(奇抜な色のチェックなど)はその後のイベントや仕事で使いにくい可能性があるので、迷ったら細ピンストライプやシャドーストライプなど控えめな柄が無難です。
3ピーススーツもおすすめ

Image Photo by KASHIYAMA
成人式はせっかくの晴れ舞台ですから、可能ならベスト付きの3ピーススーツにしてみるのも良いですよ。
ベスト(ジレ)があるとフォーマル感と貫禄が増し、写真映えもします。
オーダーならベストを追加しても同じ生地で綺麗に仕上がるので、一石二鳥です(追加料金はブランドに依りますが、概ね+1~1.5万円程度です)。

就活でベストを着る方は多くないかもしれませんが、社会人のスーツや結婚式のお呼ばれなどにも活用できますよ。
ジャケットは「2つボタン」か「段返り3つボタン」がおすすめ

Image Photo by 洋服の青山
スーツのジャケットには、ボタンの数や留める位置が微妙に異なります。
基本的には「2つボタン」のシングルスーツが中庸的で、「段返り3つボタン」もおすすめです。
また、スーツのボタンは、
- 一番下のボタンは留めない
- 座るときはボタンは外す
が基本です。
さらに、同じく3つのボタンがある「3つボタン」と「段返り3つボタン」の違いは、ラペル(ジャケットのロールして体の内側から外に返っている襟)の中にボタンがあるかないかで判断します。

そして、「段返り3つボタン」は一番上のボタンも留めません。
自然にラペルが返っているため、留めると違和感があると思います。
成人式スーツの着こなしポイント
スーツが仕立て上がったら、次は当日の着こなしです。
いくら良いスーツでも、着方を間違えると台無しになってしまいます。

以下のポイントを押さえて、成人式当日はオーダースーツを着こなせている新成人を目指しましょう。
シャツとネクタイの選び方
シャツは白orサックスブルーの無地

チャコールグレーのスーツに合います
ネイビーやチャコールグレーのスーツと合わせるのに、基本は白無地かサックスブルー(薄い水色)のシャツがおすすめです。
襟はレギュラーカラーかセミワイドで、ボタンダウンやワイドカラーはあまりおすすめしません。


おすすめのネクタイの色柄は?

ネクタイは定番も良いですし、明るめの色や華やかな柄でお祝い感を出しても◎。
おすすめは、
- 鉄板:ネイビー〜ブルー系(無地 or 小さめドット)
- 華やか:ボルドー/ワインレッド系(小紋 or レジメンタルストライプ)
- こなれ感:ダークグリーン/ディープパープル系(小紋)
など。

避けたいのは真っ黒無地のネクタイで、これは弔事を連想させるため成人式にはNGです。
結び方はプレーンノットできっちりと、首元は第一ボタンまで留めてネクタイをしっかり締めましょう。


シューズとベルトに気を配る

右がプレーントウです
革靴は基本、黒の革靴(ストレートチップかプレーントウ)をおすすめします。
黒ならその後の就活や式典全般で使い回せますし、スーツとの相性も良いです。
一方、茶色はおしゃれですが、特にスーツが無地であったり、ネクタイをシルバーにするなどの組み合わせではイマイチになるため黒の方が汎用性が高いです。
また、「靴とベルトの色を揃える」のも鉄則で、ベルトも黒に統一しましょう。

新品を用意する場合は、式の前に一度靴を履いて慣らし、軽く磨いておくと当日ピカピカの足元で迎えられます。
意外と人の足元は見られているので、キチンとした靴を履くだけで好印象につながります。


当日の最終チェックは?
当日朝はスーツに付属のタグ類(袖のブランドタグやベントの糸かがり)をすべて外したか確認しましょう。
オーダースーツの場合は心配無用ですが、新品スーツあるあるとして袖にブランド名や生地の刺繍タグがついたままの人がたまにいます(あれは外すものです)。

靴は前述の通り磨いておく&靴ひもが解けないようしっかり結んで、髪型も清潔感重視で整髪料を使いセットしてください。
【Q&A】成人式オーダースーツの疑問に答える
そして、ここまでの内容やその他をまとめて、Q&A形式にしました。
まとめ:成人式スーツは計画的に、そして楽しんで準備を!
成人式に着るオーダースーツの選び方について、ブランド、相場、納期、着こなし、着回し、注文時期と盛りだくさんに解説してきました。
最後に要点を振り返ってみましょう。
オーダースーツのメリット
自分の体型に合わせて補正して仕立てるため、既製スーツよりサイズ感が合っている場合が多いです。
また、生地やボタン、ラペル形状などのディテールも好みに合わせて選べます。
「一生に一度の晴れ舞台」の特別感を楽しみつつ、成人式後も就活・卒業式・結婚式参列など幅広いシーンで長く着回しやすい一着になりやすいです。
価格相場
成人式用スーツの目安は、スーツ本体でおおむね3万〜10万円前後です。
初めてのオーダーなら3万〜5万円台でも実用的な一着が作れ、小物(シャツ・ネクタイ・靴・ベルトなど)まで揃えるとトータル5万〜15万円ほどを見ておくと安心です。
最近は10万円以下でもオーダーが可能で、特にSADAやカシヤマは3〜5万円台で注文できるブランドとして要チェックです。
おすすめブランド
予算〜5万円でオーダーを試したいならオーダースーツSADA(安さ重視)、3〜10万円レンジで短納期+コスパ重視ならKASHIYAMA(カシヤマ)、国産縫製と毛芯仕立てにこだわる本格派ならHANABISHI(花菱)、予算を掛けて「ちゃんとした一着」を長く愛用したいなら麻布テーラーが鉄板です。
それぞれ価格帯・納期・仕立ての方向性が異なるので、自分の重視ポイントに合う一社を軸に選びます。
納期と注文時期
多くのオーダースーツは注文から仕上がりまで3〜4週間前後掛かるため、成人式用なら本来は10〜11月のうちに注文しておくのが安心です。
すでに12月に入っている場合は今すぐ行動し、カシヤマのような最短1週間仕上げなど短納期ブランドを優先して検討しましょう。
それでも間に合わない場合は、既製スーツを購入して裾上げなどのお直しでフィットさせるプランBも用意しておくと安心です。
色・デザイン
成人式後も使いやすいのはネイビーやチャコールグレー無地の定番色です。
黒無地は就活生や喪服のイメージが強くなるため避けた方が無難で、必要に応じて派手すぎないストライプやグレンチェック、ウインドウペンなどでさりげなく個性を出しても◎。
ジャケットは2つボタンか段返り3つボタンで、ベスト付きの3ピースもアリです。
着こなしのコツ
- シャツ:白またはサックスブルーの無地、襟はレギュラーカラーかセミワイドを選ぶとスーツになじみます。
- ネクタイ:ネイビー〜ブルー系やボルドー系の小紋・細ストライプなど華やかさのある柄がおすすめで、真っ黒無地のネクタイは弔事用なので成人式では避けましょう。
- 靴とベルト:黒で統一し、ストレートチップかプレーントウの革靴を磨いておくと足元からきちんとした印象になります。
成人式は人生の大切な節目。
そこに向けた準備を通じて、ぜひ大人の身だしなみや服装への意識を高めていただければと思います。

スーツ選びに悩む時間も含めて良い思い出になるはずです。
晴れやかな成人の日に、素晴らしい1日になることを願っています!
おしまい!
(少しでもお役に立てたなら、SNSに拡散していただけると嬉しいです!)
