高級ネクタイブランド9選|プロが選ぶ、50代・役員・エグゼクティブ向けおすすめ

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こんにちは、しょる(@SHOLLWORKS)です。本日は50代・役員・エグゼクティブ向けのネクタイブランドをご紹介します。

ネクタイは世間が思っているよりも、年齢層に影響されにくいもの。しかし、御年配層の場合は「あまり若々しいブランドもちょっと…」と思うでしょうし、安物に思われるのも抵抗感があると思います。

そこで、ファッションが相当好きな人や社会的地位が高いエグゼクティブ御用達の、知る人ぞ知る高級ネクタイブランドをピックアップしてみました。

とはいえ、本稿でご紹介するブランドは、年齢層はあまり関係ありません。クラシック好きな30代でも違和感ありませんし、それこそ、おじいちゃんになるまで身に付けられるものばかりです。

だからこそ、「ブランドネームよりも本当に上質なネクタイを締めたい!」という方はぜひ、最後までご覧ください。

しょる
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ちなみに、私も愛用しているブランドばかりです。一般的な認知度は低いかもしれませんが、ファッションに本当に詳しい方なら知っていない人はいないくらいの名門ばかり。セッテピエゲ編と併せて、ピッタリの一本を探してくださいね!

目次

高級ネクタイブランド9選|プロが選ぶ、50代・役員・エグゼクティブ向けおすすめ

それめは早速、50代・役員・エグゼクティブ向けの高級ネクタイブランドをご紹介して参ります。

特徴としては、

  • ネクタイとしての品質が非常に高い
  • (ハイブランドのような莫大な人件費や広告費は掛からないにも関わらず)価格も高い
  • 一般的には知名度は高くないけれど、ファッションマニアなら皆知っているというブランド

といったブランドたちです。パッと見のブランドロゴや知名度に頼らない、本当に良いモノを求めている大人にピッタリですよ。

フェアファクス(FAIRFAX)

楽天市場より引用
<参考価格>
13,200円

➡特徴&こんな人にピッタリ
・国産ネクタイを代表する有名ブランド
・上質さと耐久性を両立させたい
・シャツの出来も非常に良くオススメ

まずは、フェアファクス(FAIRFAX)。1976年、東京・青山にて創業した日本のネクタイブランドです。後述のドレイクスなどのブランドを日本市場に紹介してきた一方、600種類以上もの国産の上質なネクタイを製造・販売しています。

百貨店に入っていることが多く、落ち着いた柄から色気あるネクタイまで揃う定番ブランド。低速シャトル機で織られたシルクにウール芯を入れた上質さと耐久性を両立したネクタイを、比較的リーズナブルな価格で提供してくれます。

また、アメトラベースのスタイルを推し進めてきたブランド故に、ストライプネクタイは右下がりの「レップタイ」が中心。アメトラやアメカジを通り抜けてきた世代、40代~50代の方にもピッタリですよ。

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フェアファクス(FAIRFAX)ネクタイ
created by Rinker

シャクノネ(笏の音/SHAKUNONE)

BECOS 公式HPより引用

<参考価格>
11,000円

➡特徴&こんな人にピッタリ
・長年、有名ブランドの生産を請け負ってきたファクトリーブランド
・絹の中でも山梨や京都の有名生地を使用
・国産×品質本意の方にオススメ

シャクノネ(笏の音/SHAKUNONE)は、株式会社笏本(しゃくもと)縫製が手掛ける岡山のネクタイブランド。近年、その上質な国産ネクタイが評判を呼び、徐々に認知され始めているメーカーです。

シャクノネは、日本の地場産業やユーザーとタイアップをした“ものづくり”が特徴。日本国内でも最高峰の山梨や京都で織られたシルク生地を使用し、ハンドメイドで製作します。また、職人自らが販売の場に立つことで「ユーザーの声(=音)を活かし、形にするネクタイブランド」をコンセプトに掲げています。

価格も国産ブランドらしく高価格帯の中ではリーズナブル。落ち着いた柄のバリエーションも多く、厳かな場での勝負の一本やエグゼクティブの日常使い、プレゼントにもピッタリなブランドです。

シャクノネ(笏の音/SHAKUNONE)ネクタイ
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ドレイクス(DRAKE’S)

楽天市場より引用
<参考価格>
27,500

➡特徴&こんな人にピッタリ
・数少ない英国の高級ネクタイブランド
・ヘビーツイルの重厚感が好き
・上質さと耐久性を両立させたい

ドレイクス(DRAKE’S)は1977年、マイケル・ドレイクが創業した英国ブランド。「英国のネクタイブランドといえばドレイクス」といっても過言ではありません。

英国は、1980年代の製造業危機によって統廃合が進められたため、特に高価格帯のネクタイ専業ブランドは少なくなりました。その中で、ドレイクスは英国内でハンドメイドタイを作り続けているメーカーです。

ドレイクスの定番は、いわゆる50オンスの「イングリッシュヘビーツイル」を用いたシルクタイ。シワになり難く、復元力も高い上質感溢れるネクタイは、あらゆるシーンで年配層や役員の首元を彩る上質な一本。

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ドレイクス(DRAKE’S)ネクタイ
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E.マリネッラ(E.Marinella Napoli)

楽天市場より引用
<参考価格>
40,700円

➡特徴&こんな人にピッタリ
・ネクタイ専業の世界的有名ブランド
・セッテピエゲのネクタイが特に有名
・様々な重さの生地を器用に展開している

E.マリネッラ(E.Marinella Napoli)は、イタリア・ナポリを代表するネクタイブランド。シルクを密に織ったネクタイは、1994年にナポリで行われたG7を切欠に、世界的な有名ブランドとして認知されました。

レギュラータイからセッテピエゲ、裏地の有無まで幅広いラインナップを展開しています。高級感の中にも耐久性を重視したいか、あるいはスカーフのような揺らぎと色気を重視するかで選ぶのも◎。

また、マリネッラはシルク糸の細さ(重さ、オンス)も巧みに使い分けているブランドです。定番となる36オンスは、多くのスーツに合うバランスの良い生地。一方で、20オンスという非常に繊細でラグジュアリー感溢れるネクタイも手掛けています。

E.マリネッラ(E.Marinella Napoli)ネクタイ
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ステファノビジ(STEFANO BIGI)

Imn より引用

<参考価格>
19,800円

➡特徴&こんな人にピッタリ
・明るくファッショナブルなネクタイが欲しい
・20代から60代まで幅広い年齢層向け
・ボウタイ(蝶ネクタイ)を代表するブランド

ステファノビジ(STEFANO BIGI)は、1938年に創業したイタリア・ミラノのブランド。親子三代に渡る家族経営による、イタリアらしい手工業を家業として営むブランドです。

ステファノビジの特徴としては、幅広い年齢層で愛用できるブランドである点。ミラノのブランドだけあって、カントリー調のディープな感じよりは都会的でファッショナブルな、明るいトーンのネクタイが目立ちます。

その他、既製品は三つ折りのネクタイですが、伊勢丹やシップスなどで行われるパターンオーダー会では、クワトロピエゲ(四つ折り)やセッテピエゲ(七つ折り)のネクタイもオーダー可能。

しょる
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また、通常のネクタイに加えて、ボウタイ(蝶ネクタイ)の展開も充実していることも特徴。パーティーやブラックタイに合わせる高級ネクタイは、ステファノビジがオススメです。

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ステファノビジ(STEFANO BIGI)ネクタイ
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E.G. カペッリ(E.G. CAPPELLI)

楽天市場より引用
<参考価格>
22,000円

➡特徴&こんな人にピッタリ
・ヘビーシルクがお家芸のイタリアブランド
・ガッシリとひらひら、両極端なネクタイを幅広く展開している
・“そこそこ”の価格で、どこへ行っても恥ずかしくないものが良い人向き

E.G.カペッリ(E.G. CAPPELLI)は、1995年創業のイタリア・ナポリのネクタイブランド。薬剤師であったとパトリツィオ・カペッリが、ネクタイ好きが高じてブランドを開業したことでスタートし、ナポリのネクタイを代表するブランドのひとつになりました。

イタリアブランドながら、しっかりとしたヘビーツイルを使用したものが中心モデル。しっかりとした厚さ&耐久性があるため、「イタリア版ドレイクス」のような逞しさがあります。

また、裏地なしネクタイの「スフォデラート」仕様も充実しています。今回ご紹介する中では“そこそこ”のブランドですが、幅広いラインナップやシチュエーションに合わせた選択肢が魅力。50代・役員・エグゼクティブの普段使いに最適です。

E.G. カペッリ(E.G. CAPPELLI)ネクタイ
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フランチェスコ・マリーノ(Francesco Marino)(特におすすめ)

BEAMS 公式HPより引用

<参考価格>
19,800円

➡特徴&こんな人にピッタリ
・イタリアらしさを体現するブランド
・「裏地なし×三つ巻き」のネクタイに、徹底的にこだわっている
・イタリア製ながら「レップタイ」を展開

フランチェスコ・マリーノ(Francesco Marino)は、ナポリ近郊にあるイタリアブランドの聖地、サン・ジョルジオ・ア・クレマーノに工房を構える高級ファクトリーブランド。最もイタリアらしいブランドで、元々は、洒落者で有名だった父フェルディナンドが、家族経営&家内制手工業で生産・販売していたことがブランドのルーツです。

ハンドメイド感あふれる「裏地なし×三つ巻き」仕様に拘っていることが特徴。裏地はないものの、若干厚めの生地を使用することが多く、価格もリーズナブルであることが特徴。

ちなみに、フランチェスコ・マリーノのストライプタイは、(ヨーロッパ式の左下がりではなく)アメリカ式の右下がりであるレップタイ仕様。これは、フランチェスコ・マリーノ氏が一時期、ニューヨークのネクタイメーカーで修業をしていた名残りだそう。

しょる
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レップタイの他にも、無地のソリッドタイも評判が高いブランドです。今回ご紹介するブランドの中でも、価格・ネクタイの締めやすさ・耐久性のどれをとっても好バランスな高級ネクタイブランド。プレゼントにも非常にオススメです。

\ フランチェスコマリーノの購入はこちら/

フランチェスコ・マリーノ(Francesco Marino)ネクタイ
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アットヴァンヌッチ(Atto Vannucci)(特におすすめ)

BEAMS 公式HPより引用

<参考価格>
35,200円

➡特徴&こんな人にピッタリ
・「セブンフォールド」社による、日本市場向けの高級ブランド
・知名度よりも中身を取りたい人向け
・質と柄のセンスが非常に高く、ファッションマニア向け

セッテピエゲ編で紹介したアットヴァンヌッチ(Atto Vannucci)は、2016年に創業。イタリアのセブンフォールド社が日本市場向けに手掛けるハウスブランドで、ファッションマニアに密かな人気があるブランド。

非常にハイセンスな柄の、上質なネクタイが特徴です。世界的な知名度という点では、恐らくこの中のどのブランドよりも二ッチだと思います。しかし、後述の「タイユアタイ」の本流が手掛ける日本版ブランドだけあり、実力は折り紙つき。

タイユアタイと並び、最もオススメする高級ネクタイブランドです。もちろん、50代・役員・エグゼクティブ向けのネクタイブランドとしても申し分ありません。

\ アットヴァンヌッチの購入はこちら/

アットヴァンヌッチ(Atto Vannucci)ネクタイ
created by Rinker

タイユアタイ(TIE YOUR TIE)(特におすすめ)

Imn より引用

<参考価格>
35,200円

➡特徴&こんな人にピッタリ
・セッテピエゲを代表するブランド
・質と柄のセンスが非常に高く、ファッションマニア向け
・小紋柄やストライプタイが好き

同じくセッテピエゲ編でも紹介したタイユアタイ(TIE YOUR TIE)は、1984年にイタリア・フィレンツェにて故フランコ・ミヌッチが創業したセレクトショップ。日本でも90年代の後半に上陸した、知る人ぞ知る名店でした。

ショップは一度消滅しましたが、2021年に復活。店名が意味するTIE YOUR TIE(あなたのネクタイを締めなさい)は、「あなたのスタイルを確立しなさい」という意味。当時から、オリジナルレーベルのネクタイは主力商品でした。

中厚地~やや薄め程度の生地感のネクタイが多く、何より「セッテピエゲといえばタイユアタイ」です。そのため、スーツもゴリゴリの厚地よりは、やや繊細な雰囲気を持った生地との相性が抜群です。

しょる
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50代・役員・エグゼクティブの方には、迷ったら「タイユアタイ」か「アットヴァンヌッチ」であれば喜ぶと思います。私も、(普段スーツを着ないのに)十数本持っているくらいには気に入っているネクタイブランド。

\ タイユアタイの購入はこちら/

タイユアタイ(TIE YOUR TIE)ネクタイ
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ネクタイの疑問に答える|「恥ずかしくない」ネクタイの装いについて

ここまで、50代・役員・エグゼクティブ向けのネクタイブランドをご紹介して参りました。そして、このクラスのネクタイを愛用するにあたり、重要なことは装いのセンスです。

そこで、本項ではネクタイの「あれこれ」について解説してみました。

ネクタイの「セッテピエゲ」「スフォデラート」って??

ここまで読んでくださった方の中には、途中で“ちょいちょい”登場した「セッテピエゲ」「スフォデラート」という言葉に、疑問を持たれたかもしれません。

セッテピエゲとは、「7つ折り」のネクタイのこと。通常のネクタイが三つ折りであることに対して、大判の生地を贅沢に使用してパタパタと折るラグジュアリーなネクタイです。

また、スフォデラートとセッテピエゲは、イコールではありません。詳細は上記記事にて紹介していますので、ぜひご覧ください(ちなみに、今回とは別にオススメのセッテピエゲも紹介しています)。

高級ネクタイに、ピッタリのネクタイピンはある?

Creema より引用

ネクタイは渋くて「玄人向け」のブランドなのに、ネクタイピンが“これ見よがし”なブランドだと気が滅入りますよね。そこで、私が長年愛用しているネクタイピンブランド、一銀工芸舎(いちぎんこうげいしゃ)をご紹介させてください。

一銀工芸社は、純銀製男性用装身具の専門工房。通常のシルバーは“SILVER 925”いわゆる「スターリングシルバー」ですが、上記のネクタイピンは“SILVER 950”、通称「ブリタニアシルバー」です。

10年くらい愛用していますが、現役バリバリ&買って損なしの上質なネクタイピンです。もちろん、50代・役員・エグゼクティブにもピッタリの、上品×上質な一本。

\ 一銀工芸舎の購入はこちら/

しょる
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価格もいわゆる“ブランド料”がほとんど乗っていないので、一本一万円程度で購入可能です。カフスボタンも販売しているので、ぜひ覗いてみてください。

ただし、スフォデラートのような裏地のない軽やかなネクタイに関しては、あえてネクタイピンをしないという選択肢もあります。

私の場合、裏地付きや三つ折りのネクタイの場合はネクタイピンをします。しかし、セッテピエゲのネクタイを締める場合、ネクタイピンはしません。

つまり、(ある程度)重厚感あるネクタイなのか、ふわっと舞うネクタイなのかによって、ネクタイピンをする/しないを分けると良いですよ。

上手く使い分けて、お洒落な着こなしを実現してみてくださいね!

おしまい!

(少しでもお役立てられたなら、TwitterやWEBページに拡散していただけると嬉しいです!)

SHOLL(しょる)
皆さまこんにちは。“SHOLLWORKS”運営者のSHOLL(しょる)と申します。

1987年、山梨県甲府市生まれ。国内デザイナーズブランドを経て、ファッションコングロマリットのブランドでデザイナー職を経験。

現在は東京在住、デザイナー含め様々な事業に携わっています。
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