【最高峰】リングヂャケットのスーツ評判!プロがラインや違い&モデルも解説【マイスター】

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もし、あなたが最高のスーツをお探しなら。

本稿でご紹介するリングヂャケット(RING JACKET)というファクトリーブランドは、その願いを叶えてくれるかもしれません。

RING JACKET 公式HPより引用

  • 日本の中でも、ブランドとして突出した技術を持つスーツファクトリー
  • マシンメイドとハンドメイドを駆使したスーツは、あらゆるハイブランドを凌駕する出来栄え
  • 特にマイスターラインはオススメ
価格
77,000円(NAVY LABEL)
110,000円(通常レーベル)
187,000円(マイスターレーベル)
275,000円(マイスター206レーベル)

こんにちは、しょるです。

本日は、個人的にオススメ度No.1、日本屈指のスーツブランドであるリングヂャケットをご紹介。

私たちは、スーツが生まれたとされる英国やイタリアのブランドに憧れを抱きがちですが、突き詰めると服作りにおいて日本の縫製技術は突出しています。中でも、複雑な工程を経るスーツはクオリティ面で顕著な差が現れますが、リングヂャケットは(ブランドとして)日本の中でも突出した縫製技術を誇る、高品質なモノづくりを代表するメーカー。

もちろん、注文服のテーラーであれば、素晴らしいファクトリーは他にも存在します。しかし、ある程度の生産規模を持つ既製服において、リングヂャケットに比肩するファクトリーは、世界的にみてもほぼ存在しません。

誰もが知るようなハイブランドのスーツは基本的に外注ですが、下請けとして一定の評価を得たファクトリーは自社ブランドを出し、やがて利益重視へとシフトしていくもの。しかし、リングヂャケットからは、高い知名度&一定の生産効率体制を確保しながら、ブランド化による利益重視路線とは一定の距離を置いている姿勢が伺えます。

そんな訳で本日は、プロのファッションデザイナーであり、スーツマニアでもある私がリングヂャケットというメーカーの評判、そしてスーツの代表的なモデルをご紹介。

良いスーツが欲しくて、立体感あるシルエットと面でとらえる着心地は、たの既製服では味わえない“絶品”。スーツ=着にくいという図式そのものも壊されるかもしれません。

あなたがもし、瘦せ型~標準体形で、ブランドネームに囚われない高品質なモノづくりが好きなら絶対見逃せない内容なので、ぜひよろしくお願いします!

リングヂャケット(RING JACKET)セットアップスーツ
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リングヂャケットマイスター(RING JACKET MEISTER)セットアップスーツ
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目次

リングヂャケットとはどんなメーカー?各レーベルの違いを解説

リングヂャケット(RING JACKET)は1954年、大阪の貝塚にて創業したメーカー。元々はいわゆるOEMメーカー(今もですが)で、1948年創業、日本初のメンズブランドであったヴァンヂャケット」のジャケットを製造していました(現在も存在するブランドですが、今は製造していません)。

ちなみに、打ち間違いではなくリング「ヂ」ャケットです。これはブランド化する際、ヴァンヂャケットの創業者にして「メンズブランドの神様」と言われた、故・石津謙介氏が命名したことに由来。

そして近年、リングヂャケットの実力を知らしめたのが、ビームスやユナイテッドアローズといった、セレクトショップの最高級ラインのスーツを手がけている実績です。10万円前後のプライスでハイブランドを凌駕するスーツを提供していることで、やがてエンドユーザーにもその名が知られるように。

スーツは主に4つのライン、アンダー10万円~40万円のものまで

リングヂャケットのラインは現在、主に4種類

  • ネイビーレーベル(~9万円程度)
  • 通常ライン(9~13万円程度)
  • マイスターライン(14~26万円程度)
  • マイスター206ライン(26万円~)

それぞれブランドネームタグが異なるので、判別は容易です。

過去にはまた違ったライン展開でしたが、「リングヂャケットマイスター」は前身の「サルトリアリング」時代の2007年頃にデビューし、「リングヂャケットマイスター206(トゥー・オー・シックス)」は2016年秋冬シーズンに誕生。一方、廉価版である「ネイビーレーベル」は、2018年秋冬に誕生しました。

リングヂャケットネイビーレーベル

RING JACKET 公式HPより引用

「リングヂャケットネイビーレーベル」は、主力ラインで最も新しい&廉価なライン。メーカー側は「ビジネスユースに最適」として、通常レーベルから台場仕立てなどのディテールを廃し、使用するテキスタイルもカノニコなど、ほどほどのものに限るなどが特徴。

正直、あまりオススメしません廉価といっても7万円台後半なので、もう少し出せば通常レーベルに手が届くからです。その上、マイスターレーベルや通常レーベルがセールに掛かるため、立ち位置があまりに中途半端では?と感じずにはいられません。

強いて言えば、20代中盤~で良いスーツが欲しい方向けですが、見た目は通常レーベルと同じモデルがほとんど。いずれにせよ、通常レーベルからの検討で良いと思います。

リングヂャケット(通常レーベル)

RING JACKET 公式HPより引用

「リングヂャケット(通常レーベル)」は長らく主力として据えられていたライン。以前はサルトリアリングという名前で、ブランドタグにも“Handmade”とも書かれていました。

マシンメイドとハンドメイドを箇所によって使い分ける「ハンドメイドスーツ」で、通常レーベルでも大抵のハイブランドのスーツよりは上の造りになっています。セレクトショップのリングヂャケットがOEMや別注をした際、提供されるのは大体このレーベル。

価格も9万円~13万円程度のレンジで、カノニコやロロピアーナ、ドラゴといった有名メーカーのテキスタイルを使用しています。

リングヂャケット(RING JACKET)セットアップスーツ
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リングヂャケットマイスター

RING JACKET 公式HPより引用

「リングヂャケットマイスター」は現在、オンラインストアや直営店の実質的な主力レーベルとなっている上級ライン。通常ラインも「ハンドメイドスーツ」というカテゴリーに十分に入れることのできるものではありますが、マイスターラインになると、各部分がかなりブラッシュアップされます。

通常ラインとマイスターラインの違いは主に、

  • 各所のいせ量
  • ピックステッチの有無
  • 副資材(ボタン、毛芯の構造など)


など。

全体的にアイロンワークの度合いが異なり、アームホールの形状や襟の“殺し”具合、台場仕立ての形状やボタン・毛芯の素材、ボタンホールがハンドメイドになったりと、見た目や着心地、高級感の面でも大分違います。

私は、カジュアル使いは通常レーベル、キチンとしたスーツスタイルならマイスターレーベルを選ぶようにしています。マイスターラインはナポリのサルトリアであれば、フルハンドメイドスーツとして販売されるレベル。

耐久性を必要としている部分はミシンで縫われており、ちゃんとしたサイズ感&補正を得られれば、さしずめ「3/4ビスポーク」といった着心地。今回、最もオススメするラインです。

リングヂャケットマイスター(RING JACKET MEISTER)セットアップスーツ
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リングヂャケットマイスター206 (トゥー・オー・シックス)

「リングヂャケットマイスター206(トゥー・オー・シックス)」は2016年秋冬に誕生した、リングヂャケットの最高峰レーベル。

名称は、リングヂャケットの工場が大阪・貝塚の206番地にあることに由来しているそう。

「リングヂャケットマイスター」と「リングヂャケットマイスター206」の違いは主に、「被せ襟」という技法が導入され、襟の「殺し」の度合いが異なる点。

基本的にはマイスターラインがベースとなっているため、主な違いはここだけ。しかし、首周りはスーツの重要な箇所であるため、着心地に対する差は確かに生まれます。もはや既製服と呼んでいいのか分からないレベルの、首への吸い付き感が体験できます。

206レーベルにて展開されているモデルは、「271」「295」といったクラシックなジャケット。個人的には、「253」モデルが最もで気に入っていますが、エグゼクティブな大人の男性には素晴らしいレーベルです。

【日本最高峰】リングヂャケットのスーツ&メーカーの凄さ

それでは次に、リングヂャケットというブランドの優れた点をお話しします。

①:クオリティ面:10万円台で、あらゆるメゾンブランドのスーツを凌駕する

リングヂャケットの優れた点といえば、何よりもまずスーツのクオリティが挙げられます。

創業以来、「注文服のような既製服」をブランドテーマに掲げていますが、本当に既製服らしからぬ素晴らしい着心地のスーツを世に送り出しています。

着てみると、全体的な面での身体へのフィット感、襟の首周りへの吸いつき、肩のフッと乗る感覚、脇の突き上げ・・・ジャケットに袖を通した瞬間、ブランド物や量販店のスーツとは、「あ、違う。」と、思っていただけると思います。

「この感覚」は、数十万円する一流ビスポークテーラーであれば、体感できないものではありません。しかし、ビジネス面での生産性重視&ブランドイメージ先行での既製服が全盛となった今、10万円台でこの体感が出来るブランドは、私は他に知りません。

「日本のビジネスマン全員に買って欲しい!」というのは、(既製服である以上)体型的な相性があるので無理ですが、気持ちとしてはそのくらい素晴らしい造りのスーツです。

どのくらいかのクオリティかと申し上げておくと、リングヂャケットマイスター(14〜26万円程度)のスーツは、ジョルジオアルマーニやトムフォードといった、50〜70万円くらいするメゾンブランドのスーツよりも上です。

繰り返しますが、ハッキリと上です。ブランド力の優劣は置いておくとしても。

スーツ専業ブランドで比較しても、40万円弱の現行イザイアよりは上で、特に襟付け部分の技術が違います。流石に使われている副資材などの面で、アットリーニやキートンの方が上だと感じますが、ダルクオーレの既成スーツと比較してどうかなというレベル。価値観の部分の差もありますが、トータルでは、そのくらいのクオリティです。

さらに、彼らは個人のテーラーの多くが抱えているウィークポイントである、カッコよく見せられる技術もあります。中身が大変しっかりしつつ、リングヂャケット的なデザイン性やブランド感を確立している点も強み。

近年では、その技術とコストパフォーマンス、そしてブランド感が評価され、日本にとどまらずアジア圏やイタリア、NYのショップでも取り扱いが広まっています。

②:世界中の有名メーカー生地や、自社のオリジナル生地を”こなせる”

リングヂャケットは毎シーズン、世界の有名ミル&マーチャントから生地を仕入れ、スーツを製作し販売しているファクトリーブランド。ひとえに「仕入れている」と言っても、様々な生地をしっかりと自分たちのモデルに落とし込む器用さは、ファクトリーの実力を如実に表しています。

具体的にはゼニアやロロピアーナ、ドーメル、アーサーハリソン、ウィリアムハルステッド、フォックスブラザーズ、ピアチェンツァ・・・英国、イタリアを中心に、目付も織り方も異なる、あらゆる生地をこなして自分たちのデザインへと製作してしまう技術力を持ったブランド。

今のハイブランドは、ロロピアーナのあまりランクの高くない独自の生地を「エクスクルーシブ」と銘打って使わせてもらったり、(悪くはないものの)カノニコの定番であるSuper110’s(リングヂャケットマイスターでも14万円ほどで販売されていますが)クラスを確保して、ファクトリーにOEM生産させるというのが定番の流れ。

普通、既製服ブランドでここまでの生地を揃えることは非常に難しいし、作れることはもっと難しい。だからこそ、自信を持って「このスーツには、この生地を使っています」といったアピールも可能。

③:オリジナル生地が過小評価され過ぎている

そして、本記事を執筆するにあたって様々な文献を漁ってみたのですが、リングヂャケットが日本のテキスタイルメーカーに作らせているオリジナル生地が、過小評価され過ぎていると感じました。リングヂャケットはあらゆる生地から自分たちのデザインを行えるファクトリーだけあって、生地に対する知見のレベルが変態的なレベルで凄い。

10年ちょっと前くらいから存在する「カームツイスト」や、近年登場した「クラドックモヘア」は、毛素材の品質もさることながら、日本の気候的にも非常にオススメの生地(いずれ別記事で説明します)。

しかも、自社がディレクションしたテキスタイルなので、インポート物よりも比較的廉価で購入できます。参考までに、カームツイストのマイスターモデルはシングルのスーツで16万5000円(2021年現在)。

高級感、シャリ感、通気性・・・本当に日本での生活に則した、素晴らしいトータルバランスの生地を開発しています。同じ造りのマイスターラインならば、20万円オーバーの価格帯で提供されている有名ミルのテキスタイルよりもオススメします。

④:セレクトアイテムのチョイスや、「リングヂャケットナポリ」のOEMも素晴らしい

また、「リングヂャケット」ブランドは、セレクトショップとしてもチョイスが非常に優秀。例えば、スティレラティーノのコート、フォスター&サンの靴、ドレイクスのネクタイといった、いずれも各分野で一流メーカーというだけでなく、一定以上のクオリティ(かつ高コスパ)を誇るラインナップ。ブランドコンセプトに共感あるチョイスが光ります。

一方、様々なナポリの超一流ファクトリーに製作を依頼する「リングヂャケットナポリ」ラインのカシミヤコートの生地はピアチェンツァ、シャツはチリエッロ、パンツはロンドンハウスのスーツも手掛けていたアントニオ・モーラの一族が営むファクトリーに製作依頼するといった具合。

自ブランドのスーツ以外のアイテムも「分かっている」としか言いようのないセレクト&チョイスです。

リングヂャケットナポリ(RING JACKET NAPOLI)MILETA レギュラーカラーシャツ
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リングヂャケットの様々なモデルをご紹介!【184/253/269/286】

続いては、リングヂャケットの主要モデルを解説。最初にジャケット、続いてパンツをご紹介します。

184モデル

RING JACKET 公式HPより引用

「184」リングヂャケットの最もベーシックなモデル。現行モデルでは最もロングセラーで、主に通常ラインやネイビーラインを中心に販売されているモデル。マイスターライン仕様の「184AH」も3年ほど前までは販売していましたが、今は出ていないようです。

ラペル幅がやや狭く、ボタン位置がやや高めのジャケットで、他の既成服からリングヂャケットを試してみるエントリーとしても最適。もちろん、リングヂャケットらしさは健在で、ウエスト周囲のくびれたサイドライン、襟から型、袖に掛けてのなだらかなラインが美しい。また、裾にかけてのラインはシャープに描かれており、躍動感があります。

襟幅だけでなく、肩幅、チェスト、ウエストと全体的に細目に作られています。個人的には、20代後半~の比較的若年層の方や、細身でシャープな方に着ていただきたいモデル。

253モデル

RING JACKET 公式HPより引用

「253」マイスターラインのスタンダードモデル。30代からの大人の男性のためのモデルで、エグゼクティブ感とリングヂャケット感を併せ持ち、程よくエレガントで中庸的なバランス。個人的には一番好きなモデルです。

ウエストのボタン位置がやや低めで、Vゾーンがやや深め。184と比べても裾にかけてのラインもシャープ過ぎないパターンです。「静」「動」どちらの場面でも映え、繊細な生地からブランドのオリジナル生地まで幅広く対応する万能モデルです。

肩幅は他のモデルよりも余裕がありますが、実はウエストは一番タイトなモデル。よって、引き締まった&やや筋肉質な体型向きです。一方、骨から筋肉まで細めという方は、184モデルの方が向いていると思います。

269モデル

RING JACKET 公式HPより引用

「269」重厚感あるクラシック×エレガントなモデル。レギュラーラインを中心に、(繊細なベタ生地というよりは)目付が重かったり、ざっくりとした生地に使われることが多いモデルです。

253よりも襟幅が広く、ゴージラインの角度はゆるやか。わずかに着丈は短く、ウエストはゆとりがあります。184よりもタイト感が少ないため、違った方向で普通の既製服から移行するのにも抵抗感が少ないモデル。根強い「269」ファンもいます。

リングヂャケットの中ではウエストのゆとりがあるので、お腹周りが多少気になる30代~壮年までの方にも良いですよ。ブローギングシューズとの相性も良く、カジュアルなジャケットとしても◎。

286モデル

RING JACKET 公式HPより引用

「286」は、253モデルと合わせて人気の高い現在の主力モデル。2019年秋冬シーズンにローンチされたモデルで、マイスターを中心に展開するクラシックタイプのジャケットです。

最大の特徴はゴージラインで、かなり急な角度がついています。また、襟の“殺し”処理は253や269よりも大変だと思います。ラペル幅そのものや、ウエストや着丈といったサイズ感は269に準拠したモデル。

他のモデルに比べ、大剣幅が広いネクタイが似合います。クラシックスタイルに徹したい方にオススメ。

パンツは、172/178/182の3モデルがメイン

RING JACKET 公式HPより引用

パンツの主要モデルは、

  • 172(ワンタック、スリムストレート)
  • 178(ツータック、テーパードパンツ)
  • 182(ツータック、ワイドシルエット)

の、3モデルが最近の定番。

178は、ワタリは172よりもゆとりがありますが、裾幅は細くなっているテーパードパンツ。股下の補正も若干短めがオススメ。

一方、182は股上が深く、ワタリも裾幅も太め。いわゆるクラシックなスタイルにピッタリなパンツです。

リングヂャケットのスーツは、どこで購入できる?

オフラインでは、リングヂャケットの直営店および、伊勢丹やGINZA SIXなどのテナントでショップを構えています。詳しくはこちらでご確認ください。

(注意:206レーベルのみ、大阪の淀屋橋&東京の青山店のみ取り扱いがあります)

また、基本的に「リングヂャケットマイスター206」以外は、オンラインでも購入可能。特に楽天市場では、公式オンラインストアの他に公式アウトレットストアもあります。

リングヂャケットの気になるサイズ感は?

RING JACKET 公式HPより引用

特にオンラインで購入する際に慎重になるのが、サイズ感だと思います。

上の写真は253モデルのサイズチャートですが、リングヂャケットはイタリアサイズ表記。ご自身のチェスト÷2の数値が、(特徴的な体型でなければ)概ねジャストサイズになっています。

例えば私の場合、チェスト96cmなので、÷2した48サイズがジャストサイズとなります。体型的にあまり特徴がないので、ジャケット&パンツのウエストやヒップ回りなど、本当にちょうどいい感じです。ちなみに、私は181mの69kg、チェスト96mウエスト82㎝ヒップ96cm。

補正はいつも袖は+3cm(普通無理なのですが、ジャケットの襟裏に使用されるカラークロスを内側に使用して補正)、また、少し後ろの着丈が足りないので、襟下から少し出してもらっています。こんな感じで補正してもらうと、「3/4ビスポーク」といった感じになります。

ユニクロのサイズチャートは、あくまで平置き

注意してほしいのが、リングヂャケットはその立体感ゆえ、例えば46サイズ=Mサイズとは一概には言えません。

ユニクロのオーダーメイド感覚のジャケットだと、肩幅や身幅の数値上では48ではなく46サイズが私のベストサイズなのですが、これはリングヂャケットは立体的な作りで着用感が平べったくなく“丸い”ためです(加えてユニクロは色々な体型の人にも受け入れられる製品を作らなくてはならないので、ややルーズにしている)。

リングヂャケット253のサイズチャートに記載されているジャケット(48サイズ)の上胴は109.5cmですが、だからといって身幅は平置きで半分の約54.75cmにはなりません(実際に測ると52cmくらい)。芯地や縫製が立体的なので“潰れない”のですね。

よって、身幅は平置きで〇〇cmだから・・・というよくあるネット上での判断ではなく、上記の点や、ご自身の体形の特徴も踏まえた上でサイズ選びが重要。

それでも、「判断できないからざっくりとでも良いから言って!」というならば、「44はSでA4.5サイズくらい、46はMでA5.5サイズくらい、48はLでA6.5サイズくらい」の感覚だと私は思います。

個人的に所有している、おすすめのリングヂャケットについて(別記事/執筆中)

以下、順次所持しているリングヂャケットを公開していきます(鋭意執筆中)。

リングヂャケットマイスター253/172×「カームツイスト」のスーツをレビュー

(鋭意執筆中)

リングヂャケットマイスター253/172×「ロロピアーナ フォーシーズンズ」のスーツをレビュー

(鋭意執筆中)

リングヂャケット「マイスター206」295/178×「ラッシャーミルズ」のスーツをレビュー

(鋭意執筆中)

終わりに:リングヂャケットは、モノ作りのクオリティ&ブランドを楽しみたい人へおすすめ

今回は以上となりますが、いかがでしたでしょうか。

リングヂャケットはクオリティだけではなく、独特なデザイン性もまたクセになる魅力があります。規模が物凄く大きいという訳ではなりませんが、この辺りはちゃんと「ブランドをやっている」部分。

リングヂャケットは80年代頃からイタリアへ研修に赴き、高品質な副資材の供給ルートを拓きながらデザインを吸収していったそうです。現在もジャケットやパンツがイタリア、特にナポリ仕立てがベースになっていることは確かですが、確実にそれだけではない、日本的かつリングヂャケット的なエッセンスがあります。

ネクタイの独特な柄であったり、イタリアと和の色彩感が入り混じったスーツであり、日本人の体型に適した(前肩仕様など)造りであったり。ファッションに最も必要なものは、マクロ・ミクロのレベルを問わない独自性です。リングヂャケットには、リングヂャケットという世界観があります。

テーラーでもあり、ブランドでもあり、そして他にはない独自性を持っている。単なるスーツのコスパの枠組みを超えて、私がこのブランドを「日本最高のスーツブランドである」と推す理由です。

一方、既製服を注文服のような構造で実現しているため、サイズ感が結構シビアです。決してタイトな造りではないですし、太いとか細いとかとは別次元の話です。そもそも、本当に身体に合ったビスポークは面全体で身体を捉えられるため、「どこかしらが極端な特徴を持っていると合わない」といった事態になりがち。

要は、高品質なモノ作りの半面、その立体感ゆえに体型を選びます。例えばお腹周りだけが気になるなどの方は、面で捉えるリングヂャケットのフィッティングが仇となる場合も。ビジネス目的で過度に色々な人のために作られた服に慣れ過ぎた方にとっては、違和感が生まれがちです。

尤も、スーツは本来、いかに身体にあったジャストサイズを着るかの世界。リングヂャケットが既製服で貫いていることは、決して独善的な判断ではありません。

万人に受け入れられる服作りこそ難しいものの、逆に体型作りの目標にもなってくれるブランドでもあります。理想像へ少しでも近付けるフィッティングを技術で叶えているからこそ、私は全力でオススメします。

ひとりでも多くの人のビジネスライフを素敵に彩ったり、勝負服としてのスーツスタイルに。

心からオススメできるリングヂャケットというメーカーのスーツが、あなたの大切な服となれればと思い紹介しました。

おしまい!

リングヂャケット(RING JACKET)セットアップスーツ
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リングヂャケットマイスター(RING JACKET MEISTER)セットアップスーツ
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SHOLL(しょる)
皆さまこんにちは。“SHOLLWORKS”運営者のSHOLL(しょる)と申します。

1987年、山梨県甲府市生まれ。国内デザイナーズブランドを経て、ファッションコングロマリットのメガブランドでデザイナー職を経験。

現在は東京在住、デザイナー含め様々な事業に携わっています。

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