綿100%メンズインナーおすすめブランド8選|リーズナブルから高級品まで、臭わない方法も解説
こんにちは、しょる(@SHOLLWORKS)です。
本日は、メンズ用の綿100%インナーシャツをご紹介します。
昨今、流行りのポリエステルなどでできた機能性インナーは乾きやすいというメリットがある反面、吸湿性が低く蒸れやすいため、臭いがこもりがちだったり、ため込んでしまったり。
蒸れた状態が続くと雑菌も繁殖しやすく、臭いや肌荒れの原因にもなります。
そんな時こそ、綿100%素材のインナーが◎ですが、どんな場合がオススメなのかや、どの商品を選べば良いか分からないという方もいらっしゃると思います。
そこで今回は、実用派のメンズに向けて、綿100%インナーを選ぶメリット・デメリットや夏に快適な素材の選び方、さらにオススメのブランド8選をプロの視点でご紹介します。
ぜひ、夏のインナー選びに悩む方はぜひ参考にしてください。
綿100%インナーのメリット・デメリット
まずは、綿100%インナーのメリット・デメリットについて確認しましょう。
メリット|すぐれた通気性と吸湿性、肌へのやさしさ
綿100%インナーのメリット(利点)としてまず挙げられるのは、何と言っても優れた通気性と吸湿性です。
綿は繊維内に空気を含みやすく、生地が汗を素早く吸い取って蒸散してくれるため、肌がサラッと快適に保たれます。汗をかいても蒸れにくく、不快なベタつきや臭いの発生を抑えやすい点が大きな魅力です。
また天然素材の綿は肌への刺激が少なく、化学繊維混紡の肌着を着用できないほど肌が弱い方にも優しい素材です。
実際、敏感肌向けの肌着素材として医師にも綿100%が推奨されており、化学繊維の下着が苦手な人でも綿100%なら相対的に心地よく着用できます。
さらに綿素材は静電気が起きにくく、ホコリを寄せ付けにくい点も見逃せません。
デメリット|乾きにくい、洗濯時の型崩れ
一方、綿100%インナーのデメリット(欠点)として代表的なのは乾きにくさです。
綿は汗を吸いやすい反面、水分を多く含むと乾燥に時間がかかります。
そのため、洗濯後にポリエステル製品よりも乾きが遅れたり、汗を大量にかいた際に生地が肌に貼りついて冷たく感じる場合があります。
また綿は繊維が伸びやすく、洗濯による縮みや型崩れも起きやすい素材です。
特に、薄手の綿生地は洗濯や乾燥機で縮みが発生しやすいので、購入時はサイズにゆとりを持たせるか洗濯表示どおりのケアが必要です。
織り方/編み方によってはシワになりやすい点や、伸縮性が低いため体にフィットするシルエットを出しづらい点もデメリットと言えます。
綿100のインナーは肌触りと余裕を持っている人のもの
上述のメリット・デメリットをふまえると、綿100%のインナーはまさに
のための服といえます。
化学繊維のインナーは乾きが速く、洗濯によるサイズ変化や型崩れにも強いです。
一方で肌荒れの原因になったり、汗をかきすぎると繊維が蒸散できずに熱を溜め込んでしまい、不衛生で熱のこもる状態になってしまいます。
どちらのインナーも汗をかきすぎて飽和してしまったら不快感MAXであることには変わりありません。
しかし、綿100%インナーの方が“限界”に達するまでの余裕はあります。
夏を涼しく過ごす綿素材・機能の選び方
また、綿100%インナーでも、素材や編み方、加工の工夫によって夏場の快適性は変わります。
ここでは「通気性」「速乾・涼感機能」「抗菌防臭」の観点から、綿インナー選びのポイントを解説します。
通気性を高める編み方|天竺・メッシュ・ガーゼなど
肌着の生地には様々な編み方がありますが、夏に少しでも涼しく着たいなら通気性の良い編み生地を選びましょう。
上図のような、一般的なTシャツに使われる平編み(天竺編み)は比較的薄手で風通しが良く、夏用インナーに適しています。
また、生地にメッシュ状の編み目を採用したり、二重ガーゼのように空気層を持たせた素材は汗をかいても生地が肌に張り付きにくく、蒸れにくい特徴があります。
例えばグンゼなど各社から発売されている「夏用メッシュインナー」は、綿100%でも網目から空気が抜けやすく汗が乾きやすいので、暑がりの方におすすめです。
一方、フライス編み(リブ編み)は最も一般的な編み方で、伸縮性が高く体にフィットしやすい利点があります。
ただし、生地が比較的厚めで密度が高いため、インナー使に関しては盛夏にはやや暑さを感じる場合もあります。
その分汗を吸いますし、トップスのTシャツとしては決して悪くはないですが!
インナーとしての綿100%記事であれば、天竺やメッシュ、あるいはフライスでも薄手仕様のものを選ぶと良いでしょう。
吸汗速乾・涼感機能が付与されているものも
Image Photo by GUNZE
「綿=乾きにくい」という弱点を補うため、各ブランドが工夫しているのが吸汗速乾性と接触冷感(冷感タッチ)です。
例えばグンゼの「SEEK(シーク)」シリーズでは、着た瞬間にひんやり感じる特殊加工綿「ICEY COTTON(アイシーコットン)」を採用し、綿100%の柔らかな肌触りながら汗をかいてもすばやく乾く機能性を実現しています。
汗取りパッドも付けることで脇汗によるベタつきや汗ジミも軽減し、夏のビジネスシーンでも快適さを保っています。
強撚糸によって編まれた綿生地は肌離れ◎
また、強撚糸(きょうねんし)という、通常より強く撚った綿糸を使うことで、生地に独特のシャリ感(さらりとした肌触り)を持たせた商品も人気です。
強撚糸はねじれが強い分、生地がざらっとした肌感になります。
結果として肌に張り付きにくく、汗を素早く吸い上げて空気中に発散させるため、暑い季節に向いた生地になります。
後述している老舗ブランドの中でも「アサメリー」などでは超長綿を強撚加工し、毛羽を焼き切ることでさらさらと涼しい着心地を追求しています。
いわゆる「高品質なインナー」を選んだ場合、こういった違いを得ることが可能です。
国内メーカー編|綿100%インナーの定番ブランド
次に、綿100%インナーのオススメブランドをご紹介します。
まずは国内メーカー編から行きましょう。
グンゼ(GUNZE)
Amazonより引用
「グンゼ」は、日本を代表するインナーブランド。創業120年以上の歴史で培った生地開発力に定評があり、先述のような編み方や豊富なライン展開が魅力です。
グンゼの綿100%インナーは、生地の柔らかさと着やすさにこだわり、襟のタグを廃止してプリント表示に変えるなど細部まで肌ストレスを軽減する工夫が光ります。
価格も一枚あたりの定価が1,000〜2,000円程度と手頃で、Amazonや楽天はもちろんのこと、全国のスーパーでも入手しやすくコスパ抜群です。
Amazonより引用
涼しさは、先述の「SEEK」シリーズで、接触冷感と吸汗速乾性を備えた「ICEY COTTON」を採用したモデルを展開。
また定番の「快適工房」シリーズでは抗菌防臭加工を施し、汗のニオイ対策も万全です。
敏感肌の方にも優しい綿本来のやわらかな風合いで、オールシーズン快適に使える信頼のブランドと言えるでしょう。
その他にも、脇汗パッド付きで汗ジミを防ぐ仕様もあり、ビジネスシーンでスーツの下に着ても安心です。
無印良品
Image Photo by 無印良品
「無印良品」の衣料品ラインも、綿100%インナーの優秀な選択肢です。
無印らしくオーガニックコットンこだわっており、化学的な蛍光増白剤を使わない生成りに近い風合いや、タグの印字工夫など、肌が敏感な方でも安心できる設計です。
「さらっと綿インナー」シリーズは汗をかいても蒸れにくい機能性が特徴。生地表面の毛羽を抑える独自加工により、肌に触れるとひんやり心地良い接触冷感効果を実現。
Image Photo by 無印良品
無印のインナーはシンプルで飽きのこないデザインも魅力。丸首やVネックのシャツは薄手でインナーラインが表にひびきにくく、ビジネス用にも重宝します。
縫製にも工夫があり、たとえば脇に縫い目をあえて入れて洗濯後のよじれ(ねじれ)を防ぐなど、長く愛用できるよう耐久性にも配慮されています。
価格帯も1枚1,000円前後とリーズナブルで、こちらもまとめ買いしやすい点も嬉しいポイントです。
アングル(ANGLE)/アサメリー
Amazonより引用
「アサメリー」は、日本製高級肌着ブランドANGLE(アングル)が手掛ける綿100%インナーシリーズです。
明治時代に創業した「山本發次郎商店」が前身。120年以上肌着を作り続けてきた、素材・編み・加工のすべてがハイレベルな商品を送り出しています。
最大の特徴はエジプト綿などの超長綿を使用し、細い繊維から引き揃えた極細糸によるしなやかな生地にあります。
繊維一本一本が非常に細く長いことでシルクのようになめらかで光沢ある風合いが生まれ、肌が弱く化繊混の肌着を着られない方にも優しい、触れてホッとする安らぎの着心地を実現しています。
Amazonより引用
独自の「シャリ感」を生む、清涼な肌触りもアサメリーの魅力です。
先述の強撚糸にガス焼き加工を施し、生地表面の毛羽をガス火で丁寧に焼き切ることで、汗をかいてもベタつかないサラサラの着心地に仕上げています。
価格帯はタンクトップやTシャツで5,000〜7,000円程度と決して安くはありませんが、その品質と着心地は一度味わうと手放せないほど。
海外メーカー編|上質インナーで快適さを格上げ
ヘインズ(Hanes)
Amazonより引用
アメリカ生まれの「ヘインズ」は、世界的に有名なアンダーウェアブランドです。特に、白無地のパックTシャツはヘインズの代名詞で、日本でも多くの男性が愛用しています。
ヘインズのTシャツが人気な理由は、その「肌馴染みの良い着心地」「絶妙な厚さの生地」「リーズナブルな価格」のバランス。
生地は厚すぎず薄すぎない適度なコットン地で、インナーとしてはもちろん一枚で着ても透けにくく、着心地も柔らかです。
3枚組パックなど低価格で手に入るため、デイリーに気兼ねなく使えるのも支持されるポイントです。
Amazonより引用
ヘインズの綿100%インナーは、シンプルゆえに特別な機能こそありませんが、コットンの持つ吸汗性と通気性で汗をかいても快適さを保ちます。
近年は、日本人向けに着丈や身幅を調整した「ジャパンフィット」モデルも登場し、体型に合ったシルエットでインナーラインが響きにくく改良されています。
タグレス仕様(プリントタグ)など肌当たりを良くする工夫も随所に見られ、とにかく価格重視で枚数を揃えたい方、休日に気軽に着倒せる綿Tシャツを探している方にとって、ヘインズは最有力の選択肢でしょう。
B.V.D.
Amazonより引用
「B.V.D.」はアメリカ発祥の老舗アンダーウェアブランドですが、日本では富士紡ホールディングスが半世紀にわたって展開するライセンスブランドでもあります。
リブ編みのランニングシャツ(タンクトップ)や半袖シャツは丈夫で長持ちすることから昔ながらのファンも多く、価格も1枚あたり1,000円前後と安価で実用的です。
Amazonより引用
B.V.D.でも強く撚った糸でシャリ感を出した「強撚綿100%」素材に脇汗パッドを付けた夏向けインナーシリーズを展開しています。
おり、汗取り機能で不快なベタつきを軽減していたり、抗菌防臭機能や吸水速乾性をプラスした綿100%シャツを販売しいたりと、汗の臭いが気になる方でも安心です。
シーサー(Schiesser)
楽天市場より引用
「シーサー」は1875年創業の、ドイツの老舗インナーウェアメーカーです。
130年以上の歴史の中で生地・縫製・デザインの改良を重ね続け、現在もヨーロッパの下着市場で大きなシェアを誇り、とりわけドイツのメンズ市場では圧倒的なメーカーです。
フィット感・素材感・耐久性の高さで非常に高く評価されており、クラシックな佇まいと現代的な品質管理が行き届き、生地やステッチ、ネームタグからパッケージに至るまで妥協のないものづくりが特徴です。
楽天市場より引用
シーサーの綿100%インナーは、ドイツらしい頑丈さと実用性を備えつつ、肌触りは驚くほどソフトです。
上質な長繊維綿を使用したリブ編みシャツやタンクトップは伸縮性があり体に優しくフィットし、一度着ると何年でもへたらない耐久性を持ちます。
創業当時の製法を復刻した「リバイバル」シリーズでは、60年以上前の丸編み機を使って編み立てられた趣ある風合いの生地を用いたインナーです。
価格は(商品にもよりますが)日本で購入するとTシャツで4,000〜6,000円程度とやや高め。
しかし「良いものを長く使いたい」と考える方にはアサメリー同様に◎です。
サンスペル(Sunspel)
Image Photo by SUNSPEL
「サンスペル」は英国発のラグジュアリーな日常着ブランド。創業は1860年と古く、世界で初めてTシャツを開発したブランドの一つとも言われています。
綿100%のインナーにおいて、主に使用される生地はサンスペル独自開発のセルラー・ワープ「Q14」生地。
ノッティンガムの伝統的なレース編機をカスタマイズして、1914年に開発された生地ですが、メッシュの素材は独特な方法によって糸が固定されているため、非常に丈夫で耐久性があります。
Image Photo by SUNSPEL
サンスペルのインナーは、まさに「上質ベーシック」の代表格です。
価格はTシャツで7,000〜10,000円程度、ボクサーパンツで7,000円前後と高価ですが、その分得られる満足感は大きいでしょう。
シンプルな装いでも質の良さで差をつけたい、大人の男性にぜひ試していただきたいブランドです。
ヅィメリ(Zimmerli)
楽天市場より引用
スイスの「ヅィメリ(Zimmerli)」は、世界最高峰の高級インナーブランドとして知られます。
綿100のインナーは生地の薄さと軽さ、シルクを思わせる光沢感となめらかな肌触りに驚くレベル。超長綿を限界まで細番手の糸に仕上げ、独自の編みで生まれる生地は、着ているのを忘れるほど軽くサラッとした着用感です。
1891年創業以来、一貫して最高品質の素材と職人技により極上の下着を作り続けており、そのラグジュアリー感はまさに別格です。
楽天市場より引用
代表的なシリーズ「Royal Classic」は最高級の長繊維綿を使用し、繊維一本一本の中空部までしっかりとした構造を持たせることで、汗の吸湿性にも優れています。
さらに、自社工場でボディラインに沿う立体裁断で縫い合わされて製造されることで、一日中ストレスフリーの心地よさを実現しています
価格はインナーTシャツ1枚で2万円、ボクサーパンツで1万5,000円前後と非常に高価ですが、「一度着たら他には戻れない」と言われる究極の着心地は、その値段に見合う満足感を与えてくれます。
特別な日の自分へのご褒美や、大切な人へのギフトにも選ばれる、究極のラグジュアリーインナーです。
価格と品質で見る、主要ブランド比較表
ブランド(国) | 価格帯 | 特徴・品質 | こんな人におすすめ |
---|---|---|---|
グンゼ(日) | 安価(~1,500円) | 柔らかく肌に優しい定番綿肌着。抗菌防臭・冷感など機能モデルも充実 | コスパ重視で安心品質を求める人 |
無印良品(日) | 安価(1,500円前後) | オーガニック綿100%で肌に優しい。シンプルで飽きないデザイン | 敏感肌でナチュラルな素材を好む人 |
アサメリー(日) | 高価(4,000~5,000円) | 超長綿使用でさらっと涼しい最高級肌着。日本製の丁寧な作り | 肌着にも上質さを求める人、敏感肌の人 |
ヘインズ(米) | 非常に安い(1枚700円前後※) | コットン100%のパックTが人気。生地厚も程良く肌触りも◎ | 枚数を安く揃えたい人、普段使い用に最適 |
B.V.D. (米/日) | 安価(1,000~1,500円) | 丈夫でスポーティー。強撚糸や汗取りパッド付きで夏も快適 | 汗をよくかく人、動きやすさ重視の人 |
シーサー(独) | 高価 (8,500円前後) | ヨーロッパNo.1品質。丈夫で長持ち、クラシックで上質な作り | 長く使える良質な基本肌着を求める人 |
サンスペル(英) | 高価(8,000円~30,000円) | 英国製の高級綿インナー。薄手で上品、肌触り・シルエット◎ | ベーシックを格上げしたい大人の男性 |
ヅィメリ(瑞) | 最高級 (~30,000円) | 世界最高峰の肌着。極上の素材と着心地だが非常に高額 | 究極の着心地を求める人、自分へのご褒美に |
※価格帯は日本国内で購入する場合の目安(税込)です。ヘインズの価格はパックT(3枚組¥2,000前後)の1枚あたり単価の目安。
個人的には、廉価なものなら(なんだかんだ)グンゼやヘインズがオススメ。
ちょっと背伸びするならシーサーやサンスペルを狙うのも◎ですし、アサメリーは品質に対して価格が安いという意味で、かなりコスパが高いと思います。
ビジネスで使う綿100%インナーの選び方!色や形、手入れ方法
そして、上記のような綿100%のインナーを購入する際、色や形といった面での選び方を紹介します。
インナーとしては、色は薄いベージュやグレーが◎
夏場でもスーツの下にインナーを着ることでワイシャツへの汗染み防止や肌荒れ防止になりますが、薄手のシャツや白シャツを着る際はインナーの色に注意しましょう。
白シャツの下に真っ白な肌着を着ると輪郭が透けて目立ちやすいです。やや厚地のシャツの場合はまだしも、薄地のブロードなどのシャツを着る場合、基本は外から透けにくい色・デザインを選びましょう。
そのため、実はベージュやグレー(厳密には肌の明るさに近い色)のインナーの方が目立ちません。
上述で紹介したブランドですと、グンゼや無印良品、ヘインズなどは薄いベージュやグレーがあります。
実は、高級ブランドほど白と黒の2色展開のみだったりする場合が多いため、透けないことを重視したい方は廉価なものを狙った方が良いかもしれません。
半袖とノースリーブはどちらにすべき?
次に、インナーで半袖を選ぶか、それともノースリーブを選ぶかという点について。
これは基本的に、半袖のインナーが良いと思います。半袖は脇汗をしっかり吸収してくれるメリットがあり、清潔感や上に着るシャツを長持ちさせるという点でメリットが大きいからです。
ただし、上に着るものの袖丈によっては、袖口からインナーが見えてしまう恐れもあります。
Image Photo by SUNSPEL
ノースリーブ(ランニング型)は袖丈を気にせず着られますが、その分脇汗が直接ワイシャツに染みやすいです。
袖が見えるのを防ぎたい場合、深めの袖ぐり設計になったインナーや脇汗パッド付きのものを検討すると良いでしょう。
綿100%インナーを長持ちさせるお手入れ方法は?
せっかくお気に入りの綿100%インナーを見つけても、ケアをおろそかにすると型崩れや劣化を早めてしまいます。
お手入れのコツとして、まず洗濯時は、他の衣類に揉まれて生地が伸びたりヨレたりしないよう、洗濯ネットに入れて優しく洗うのが基本です。
洗剤は中性洗剤を使い、柔軟剤は繊維をコーティングして吸水性を損なう場合があるため控えめにしましょう。
あとは、乾燥機は可能な限り避けること。
綿製品は高温で縮みやすく、生地を傷める原因にもなります。
脱水後は形を整えてから陰干しし、乾いた後も強いシワが気になる場合は軽くアイロンを当てるとパリッと仕上がります。
インナーに限らず、大切なTシャツなども乾燥機は掛けないようにしましょう。
綿100%インナーが臭わないためのコツ|毎日を快適に過ごす工夫
そして、綿100%のインナー素材は肌触りが良くて吸水性も抜群ですが、乾かない状況や洗濯方法によって、雑菌が繁殖しやすい状況になります。
この「雑菌の繁殖」が臭いの元となるため、臭いを防止するためのTIPSを共有させていただきます。
やはり、基本は「着たら必ず洗濯」すること
インナーは直接肌に触れているので、着たら必ず洗濯しましょう。
汗や皮脂がついたまま放置すると、どんどん臭いが強くなりますし、「今日はそんなに暖かくなかったから大丈夫だろう」というのは止めましょう。
また、洗濯機内部のカビ・雑菌が服に臭いを与えてしまうこともあるため、定期的に洗濯槽クリーナー(塩素系 or 酸素系)でメンテナンスはした方が良いですよ。
お湯の温度や洗剤を見直すと除菌力アップ
多くの場合、洗濯に関しては上記を徹底すれば方法でOKですが、
- ぬるま湯(40℃前後)+消臭・抗菌効果のある洗剤を用いる
- 汗や皮脂汚れには「酸素系漂白剤」や「セスキ炭酸ソーダ」のつけ置きも効果的
といった対処方法もあります。
基本的には低温の水や中性洗剤で洗った方が良いため、なるべく使わずに済むように管理・日々のケアをして行きましょう。
とにかく早くしっかり乾かす!
洗濯だけでなく、乾かし方も要注意です。
生乾きは臭いの大きな原因なので、部屋干しの場合は扇風機や除湿機で短時間で乾かすのがオススメです。
日光に晒すと退色は進みますが、臭いの元を絶つという点では天日干しもGOODです。
ただし、乾燥機は生地を急速に傷めるため、大切なインナーの場合は掛けない方が良いですよ。
汗をかいたらこまめに着替える
特に暑い季節や運動後は、汗で濡れたインナーをそのままにしないこと。
替えのインナーを持ち歩くと安心です。
あるいは、タオルなど汗を拭くものを持ち歩いて、こまめに使用することとでインナーが汗で飽和状態になるのを防ぐのも良いですよ。
身体も清潔に洗うことを心掛けて!
ワキやデリケートゾーンを毎日優しく洗うことも大切です。
汗をかきやすい方、臭いが気になる方は「ミョウバン」や「制汗スプレー」なども使ってみてください。
柔軟剤や香りでごまかすより「清潔第一」です。
香り付きの柔軟剤やスプレーでごまかすより、「しっかり洗濯&乾燥&着替え」を習慣にした方が根本的な解決につながります。
終わりに|上質な綿100%インナーで毎日を快適に
今回は以上です。
快適な綿100%のインナーは、見えないところでおしゃれと健康を支える縁の下の力持ちです。
「上質なベーシック」を身につけることで気分も上げつつ、高温多湿な日本の夏を少しでも快適に乗り切るための着こなしを実現できます。
上質な綿100%のインナーを着ることで、パッと見だけでない、内面も整うスタイルにしましょう。
「おしゃれは見えないところから」という言葉があるように、まず肌に触れるインナーをしっかり選ぶこと。
そうすることで、一日中感じる快適さと自信が全く異なってくるはずです。
ぜひ本記事を参考に、自分にぴったりの綿100%インナーを見つけて、毎日の暮らしをワンランクアップさせてください。
おしまい!
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