【米富】Yonetomi NEW BASIC T-SHIRTがインナーTとして最高だと思う理由

こんにちは、しょる(@SHOLLWORKS)です。
ジャケットやニットの下に着るインナーTシャツ選びに悩んだ経験はありませんか?
今の日本の気候においてはアンダーウェアと見なすものではなく、アウターから覗いたり1枚で着ても様になりつつ、肌寒い季節には中に着るようなTシャツです。
こういうTシャツは何でも良いとされがちですが、実際にはアウターとのバランスや1枚で着たときの感じなど、こだわると選ぶのが難しいものです。
たとえば、生地感も薄すぎて肌やインナーが透けてしまったり、かといってヘビーウェイトのTシャツは縫い目付近がごわついたりします。
あるいは、サイズ感に関しても着丈が長すぎ/短すぎる問題に直面したり、身幅とのバランスがしっくりこなかったりします。

一枚で着るシチュエーションや上に着るものとのバランスも考えると「これだ!」という一枚になかなか出会えない方も多いのではないでしょうか。
質までこだわると私でも結構難しくて、最適なブランドを探すのに四苦八苦したこともあります。


Image Photo by Yonetomi
そんな人にぜひ検討してほしいのが、山形発のニットファクトリー米富繊維による「Yonetomi NEW BASIC T-SHIRT」です。
私のような普通体型に近いややスリム気味な人~がっしりしている人まで、1枚で着ても、インナートップスとして着ても様になることが特徴です。
さらに品質そのものや着心地も素晴らしいことから、今回ピックアップしてみました。

本日はこのTシャツを実物レビューしながら、ニットはもちろん、ジャケットのインナーTとしても最高だと思う理由を解説します。
それでは行きましょう!
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米富とは?山形の高品質ニットを製造するファクトリー

Image Photo by Yonetomi
米富繊維株式会社(Yonetomi Seni)は1952年に山形県山辺町で創業した老舗ニットメーカーで、国内の服飾業界関係者ならば“知る人ぞ知る”企業です。
創業から70年以上にわたり培われた高度な編立技術を武器に、糸の開発から編み立て・縫製・仕上げ・品質管理まであらゆる工程を自社工場で一貫して行う国内屈指のニットファクトリーでもあります。
世界的なラグジュアリーブランドのニットをOEMで手掛けるだけでなく、近年は自社ブランドの展開も積極的です。

山形の伝統あるニット産業を背景に、超高品質なニット製品を世に送り出し続けている注目のファクトリーです。
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【米富】Yonetomi NEW BASIC T-SHIRTの実物レビュー
それでは早速、Yonetomi NEW BASIC T-SHIRTの実物レビューを通して、「インナーTとして最高だと思う理由」を見ていきましょう。

今回は長袖の黒をレビューしています(カラーは白と黒の2色展開/ガーメントダイは除く)。
長袖と半袖があり、価格は半袖が7,480円(税込)、長袖が9,900円(税込)です。
ちょうどよい生地厚で透けにくくゴワつかない

まず特筆すべきは生地の厚みです。
一般的な白Tシャツにありがちな、薄すぎて下着が透ける心配がない一方、ヘビーウェイトTシャツのように分厚すぎることも固すぎることもない、まさに「ちょうどよい」生地厚に仕上がっています。
Yonetomi NEW BASIC T-SHIRTはアメリカ産とオーストラリア産の綿をブレンドした太番手コットン糸が用いられ、7.5オンスという“耐久性重視だけれどちょうどよい生地”に編み立てられています。
しっかり度詰め(生地を編む際に密度をギュッと詰めて編む技法)することで、適度なハリ感とコシを持たせつつ、柔らかさも感じさせます。
インナーとして着ても透けにくく、しかも1枚で着てもサマになる絶妙な厚みを実現しているバランスになっています。
1枚で着たときの頼りなさもなく、上にニットやアウターを着たときも着心地が良いTシャツに仕上がっていることが特徴です。
丸胴編みで縫い目がなく、重ね着してもアウターに響きにくい

(うっすらと線があるのは折り目)
また、このTシャツは胴体部分が丸胴(まるどう)編みという手法で筒状に編まれており、両脇に縫い目がありません。
サイドシームがないことで肌当たりが滑らかになり、フィット感が向上しているのはもちろん、上に羽織るジャケットやニットに縫い目のゴロつきが響きにくいというメリットがあります。

Tシャツを素肌で着る方が多いと思いますが、脇の縫い代がないと生地がもたつかず、縫い目が当たるゴワつきも感じません。
ストレスフリーな着心地と、美しいレイヤードスタイルを両立できている点も、このTシャツがインナー使いに最適な理由の一つです。
横編み機で編まれた襟リブは伸びにくく型崩れしない

Tシャツの寿命を左右する首元(襟)のリブにも注目です。
Yonetomi NEW BASIC T-SHIRTでは、襟部分にニット専門機(横編み機)で編まれた度詰めリブパーツを採用しています。
一般的なTシャツは着用や洗濯を繰り返すうちに襟ぐりがヨレて伸びてしまう弱点がありますが、この製品では編み目の詰まったしっかりとしたリブを縫い付けることで、首周りの型崩れを徹底的に防止しています。
実際に何度か洗濯してみましたが、襟が波打ったりダルんと広がってしまうような劣化は見られません。
着脱を繰り返しても首元のフィット感が長持ちするタフな作りは、ちゃんとしたニットメーカー謹製のTシャツだと感じました。

襟がヘタらずシャキッと立つので、ジャケットの下に着てもだらしなく見えず上品さを保てる点も嬉しいポイントです。
リブ付き袖口で袖がまくれ上がらず、アウターの袖先から覗きにくい

長袖モデルにおいて個人的に良いと思ったディテールが、袖口に配された細めのリブです。
袖先に程よいフィット感を持たせることで、腕まくりしなくても手首でしっかりと袖が止まってくれるため、上に着たニットやジャケットからインナーの袖がズルズルと飛び出してしまう心配がほとんどありません。

実際に、ジャケットの中に着て1日動いてみても、袖口が勝手に覗いてくることなく快適でした(シャツの場合とは異なり、Tシャツの裾は出ない方が良いと思います)。
181cm/72kgの私にはサイズ3がジャスト、洗濯後もほとんど縮まない
Yonetomi NEW BASIC T-SHIRTのサイズ感に関しては、体型にも依りますがやや大きめという印象です。
NEW BASIC T-SHIRT サイズ表
| サイズ | 着丈 | 身幅 | 肩幅 | 袖丈 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 68 | 50 | 46 | 19 |
| 2 | 70 | 53 | 48 | 20 |
| 3 | 73 | 56 | 50 | 21 |
| 4 | 76 | 59 | 52 | 22 |
NEW BASIC T-SHIRT〈LONG SLEEVE〉サイズ表
| サイズ | 着丈 | 身幅 | 肩幅 | 袖丈 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 67 | 50 | 46 | 61 |
| 2 | 70 | 53 | 48 | 62 |
| 3 | 73 | 56 | 50 | 63 |
| 4 | 76 | 59 | 52 | 64 |

私(身長181cm/体重72kg)は当初サイズ4(XL相当)を選ぶつもりでしたが、このTシャツの場合サイズ3(L相当)でジャストサイズでした。
サイズ3でも身幅に適度なゆとりがありつつもダボつかず、裄丈(袖丈+1/2肩幅)も88cmあり、インナー用途でも一枚で着てもバランス良く決まります。
また、サイズ4の場合はニットのインナーとしてタックインするならばOKですが、ジャケットのインナーとして着る場合はやや着丈が長いと感じたため、結果サイズ3で正解でした。
また、度詰めされている生地によって、洗濯(家庭洗濯・陰干し)してみても生地の縮みはごくわずかで、洗濯で極端に縮んで失敗・・・という心配が少ないのも嬉しいポイントでした。

基本的には普段お召しのサイズを選んで問題ないと思いますが、ゆったり着たい方はワンサイズ上げるのもありでしょう。
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終わりに|どこにもない個性を、ありきたりから編み出す
今回は以上です。
Yonetomi NEW BASIC T-SHIRTは、透けにくく適度な厚みの生地と細部まで配慮の行き届いた作りによって、「インナーとしても一枚でも使える理想のTシャツ」を見事に実現していると感じます。
まさに品質、サイズ感、マルチロール性において「こういうのが欲しかった!」と思える完成度で、高品質かつ実用的な一枚です。
また、Yonetomi NEW BASIC T-SHIRTのパックには、
ひとであろうと、モノであろうと、衣服であろうと・・・どこにでもありがちなもののなかでこそ輝いて見えるものではないでしょうか。
と書かれています。
まさに私もそう思いますし、シンプルな見た目の中に、考え抜かれ、日常や特別な場などそれぞれに相応しい、あなたの体験とともにある美しい一枚こそ、本当に買う価値のある服なのだと思います。

良いジャケットに、ニットに、いざというときの一枚着に。
このYonetomi NEW BASIC T-SHIRTはその役割として、とても素晴らしいTシャツだと思いました。
おしまい!
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