レーデルオガワ ユニコーン(UNIQUEON)のコードバン製品と販売店舗、手入れ方法

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日本製コードバンの名前を調べていくと、必ずと言っていいほど目にするのが「新喜皮革」と「レーデルオガワ」の2社の名前です。
この記事では、コードバン仕上げに特化した職人集団「レーデルオガワ」と、その自社ブランド「UNIQUEON(ユニコーン)」について、歴史・特徴・お手入れ方法・購入先までをまとめてご紹介します。

世界的に数少ないコードバンの作り手であるレーデルオガワのプライベートブランドについて、気になる方に向けて紹介していきます。
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レーデルオガワとは?国内でも数少ないコードバン専門フィニッシャー
まず、UNIQUEON(ユニコーン)ブランドを提供するレーデルオガワについて紹介します。
1971年創業、コードバン一筋の革職人集団

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有限会社レーデルオガワは、1971年創業の千葉県柏市に拠点を置くコードバン専門フィニッシャー(仕上げ業者)です。
創業者・小川三郎氏は、「水のように透き通り、宝石のように輝く革」を理想に掲げ、生涯をコードバンと向き合い続けた職人とのこと。
その理想を追い求める中で、独自のアニリン染色技術を磨き上げ、「吸い込まれるような透明感」と鏡面のような艶を持つコードバンを完成させました。
現在は三代目がその技術と理念を受け継ぎ、半世紀以上にわたりコードバン仕上げ一筋で歴史を重ねています。

少人数ながら各工程を丁寧に積み重ねるスタイルは今も変わらず、「工芸の現場」に近い空気感を持つ工房です。
フィニッシャーという役割と、新喜皮革との分業体制
レーデルオガワがユニークなのは、原皮の鞣し工程を行わず、あくまで仕上げに特化している点です。
コードバンは、馬の臀部(お尻)のごく一部分からしか採れない希少な繊維層を用いた革ですが、世界的にも鞣せるタンナーはごく一部です。
原皮の調達から鞣し(なめし)までを一貫して行うのは兵庫県姫路市の新喜皮革で、日本で馬革(コードバン)を一貫生産できるタンナーとして知られています。
他の有名タンナーには、
- ホーウィン社(米・シカゴ)
- ロカド社(伊・トスカーナ)
の2社が有名です。

この新喜皮革が作るコードバンの素皮(クラスト)を仕入れ、レーデルオガワが
- 水染めアニリンによる染色
- ガラス玉などを用いたグレージング(艶出し)
- 色味・光沢の最終調整
といった仕上げ工程を担うことで、最終的な色と艶、表情が決まります。

つまり、新喜皮革がコードバンの「素材」をつくり、レーデルオガワがその「表情」をつくる関係と言えます。
両社は競合ではなく、役割分担をしたパートナーとして日本のコードバン品質を支えています。
国内高級ブランドにも選ばれる品質

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レーデルオガワが仕上げたコードバンは、その透明感ある色味と上品な艶から、ホーウィン社やロカド社とは趣が異なるコードバンを提供しています。
いずれも水染め(=アニリン仕上げ)ですが、
それぞれの「アニリン仕上げ」の基本イメージ
- ホーウィン社(Horween Shell Cordovan)
- 植物タンニンで長期間鞣しを行い、オイルをしっかり含ませた後、手作業で染料を擦り込んで深いアニリン仕上げ+手グレージングという流れ。
- 仕上がりの性格としてはリッチでグロッシーな傾向。
- ロカド社(Rocado Shell Cordovan / Classic 等)
- 「Classic」仕上げは染料だけを使った完全な水染め(=アニリン)コードバンで、深みと透明感が売り。
- ロカド社も「pure aniline only(純粋アニリンのみ)」と明言しており、色ムラやトーンの違いも“味”として残す思想です。
- レーデルオガワ(Leder Ogawa アニリンコードバン/UNIQUEON)
- ベースは新喜皮革のコードバンで、そこに水性アニリン染料のみを使った水染め(丘染め)による純粋なアニリン染めを施すフィニッシャー。
- 「吸い込まれるような透明感」「水晶ガラスのようなツヤ」と形容されるように、透明感とクリスタル系の光沢に全振りした仕上げ。
といった特徴があります。
代表的な製造工程
| ステップ | 内容 |
|---|---|
| 脂入れ・伸ばし | ミモザ100%のタンニンなめし革に、創業者独自レシピの脂を一枚ずつ手作業で入れる。湿度・温度・革の状態に応じ、油分と水分の量を職人が調整。 |
| 乾燥 | 革を木の棒に打ち付け、竿に並べて自然乾燥(室内・屋外)させる。温度・湿度によって時間を調整し、熱を使わずゆっくり乾かすことで繊維へのダメージを避ける。 |
| 削り(シェービング) | 紙やすりを使い、コードバン層を慎重に削り出す。厚さ1mm以下の層を削りすぎないよう、職人の感覚と経験がものをいう工程。 |
| グレージング(艶出し) | 瑪瑙の石がついたローラーで熱と圧をかけ、コラーゲン繊維を一方向に寝かせて鏡面のような滑らかな艶を生み出す。他社の3〜4倍の時間をかけることで独特の光沢と透明感を獲得。 |
| 染色(アニリン染め) | 染料だけで色を入れる手作業による染色。創業者の技法は現在も門外不出。革本来の表情や色味の深さを引き出す。 |
| 仕上げ・ワックス&バフィング | 染色後、特殊ワックスを施し「バフィングマシン」で最終的に磨き上げ。表面のチェック後に裁断、梱包され出荷される。 |
国内の高級レザーブランドの一部では、レーデルオガワ仕上げの水染めコードバンを採用していることが公式に紹介されています。
たとえば、
- Cypris(キプリス)
- GANZO(ガンゾ)
- 土屋鞄製造所
- 万双
といったブランドが代表例として挙げられます(モデルにより仕様は異なります)。


こうしたBtoBの実績を背景に、レーデルオガワ自身の名を冠したブランドがUNIQUEON(ユニコーン)です。
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レーデルオガワの自社ブランド「UNIQUEON(ユニコーン)」とは?

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次に、レーデルオガワが2021年から展開する自社ブランド「UNIQUEON(ユニコーン)」について紹介します。

長年、国内外の有名ブランドへ数々の素材の提供を行ってきた工房が手掛けるブランドが、どのようなものか見ていきましょう。
BtoBからBtoCへ、UNIQUEON誕生の背景
UNIQUEON(ユニコーン)は、長年にわたりBtoB(他社ブランドへの素材供給)に徹してきたレーデルオガワが、自社の名と技術を前面に出してユーザーに直接届けるために、2021年に立ち上げました。
表革には当然ながらレーデルオガワ製の水染めアニリンコードバンを贅沢に使用し、内装にも国産タンナーが手掛ける上質な牛革を合わせています。

レーデルオガワが半世紀以上積み重ねてきたコードバンの透明感が、UNIQUEONの「水のように透き通った輝き」と彩度の高い色合いとして現れています。
代表的なシリーズとデザインの特徴
UNIQUEONのラインナップは、長財布・二つ折り財布・コインケース・名刺入れ・キーケース・ペンケースなど、コードバンを用いた革小物が中心です。
その中でも、ブランドを象徴するシリーズとして次のようなものがあります。
単色染めシリーズ


いわゆる「水染めアニリンコードバン」を生かした、透明感ある単色仕上げのシリーズです。
深いブラックやワイン、ネイビーなど、光の当たり方で奥行きが変わる色味が特徴です。
シリーズ名としては、シンプルな単色仕上げのモデルや、「High Ground」「Grand」「Growth」といった名称のモデルが展開されています。
二色染め「Various Activities」シリーズ(Color transition モデル)


UNIQUEONならではの挑戦として、純粋な水性染料を二段階に重ねてグラデーションを表現した二色染めシリーズがあります。
コードバン一枚ごとの個体差を見極めながら、色の濃淡をつけることで、一つとして同じ表情のない仕上がりになっている点が売りとのこと。
世界屈指と称される透明度を持つコードバンに、あえて色の濃淡やグラデーションという変化を与えることで、独特の一品へと仕上げているのがUNIQUEONの大きな特徴です。
UNIQUEONはどんな人に向いている?
UNIQUEONの商品は、高品質なコードバンを用いるため価格は一般的な牛革財布より高価です。
詳細は後述しますが、代表的なものでいえばミドルウォレットで4万円前後、ラウンドファスナー長財布で8万円台と、かなり高額な部類です。
その分、素材・仕立て・ストーリーを含めて「長く愛用できる一本」を求める方に向いていますし、昨今のコードバンの価格を考えると決して高すぎる価格設定ではないと思います。
- コードバンの透明感のある色味が好きで、特に「水染め」の表情に惹かれる方
- ブランドロゴや派手な装飾よりも、素材そのものの美しさや品質を楽しみたい方
- トップクラスの職人仕事や、メーカーの顔が見えるものづくりに価値を感じる方
- 革の経年変化だけでなく、「どんな人たちが作ったか」という背景も含めて楽しみたい方
という価値観を持っている方には特に相性が良いブランドです。

デザイン自体は比較的シンプルで薄さや使い勝手も考えられていると思います。
ビジネスシーンでも違和感なく使えるのもあれば、オフの日に注目されるカラーまで展開されています。
UNIQUEON(ユニコーン)の代表的なラインナップ&購入店舗を紹介
続いて、UNIQUEON(ユニコーン)の代表的なラインナップを紹介します。
長財布ライン

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- 代表商品:コードバン ラウンドファスナーウォレット、バンドルウォレット(束入れ)など
- 代表カラー:アトモスフィア、メソスフィア、ブラック、グリーン、キャメル、ネイビーなど
- 価格帯の目安:67,100円〜85,800円前後(税込)
UNIQUEONの長財布ラインは、ブランドの世界観を最もダイナミックに味わえるフラッグシップ的な位置づけのシリーズです。
ラウンドファスナータイプはカードや紙幣、小銭まで余裕を持って収納でき、束入れタイプはスーツの内ポケットにも収まりやすい薄さと直線的なシルエットが魅力です。

いずれも大きな一枚革でレーデルオガワ製コードバンの透明感と艶を堪能できるので、初めてUNIQUEONを選ぶ方にも、自分へのご褒美として“一生物”を探している方にもおすすめです。
中財布・コンパクトウォレット


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- 代表商品:ミドルウォレット、ライトウォレット、ミニウォレット「レイズ -raise-」
- 代表カラー:アトモスフィア、メソスフィア、マンゴーラッシュ、オールブルー、グリーン、キャメル、ガーネット、バーガンディー、ブラウンなど
- 価格帯の目安:25,300円〜44,000円前後(税込)
中財布・コンパクトウォレットは、ミドルウォレットやライトウォレット、ミニウォレット「レイズ」など、日常使いにちょうど良いサイズ感のモデルを集めたラインです。
アトモスフィアやメソスフィアといった代表カラーに加え、マンゴーラッシュやオールブルーなどの遊び心あるカラーも選べるため、ポケットサイズながら存在感のあるスタイルを楽しめます。

価格帯は25,300円〜44,000円前後(税込)と長財布に比べて手に取りやすく、キャッシュレス派の方やサブウォレットとしてコードバンを取り入れたい方にもフィットしやすいゾーンです。
革小物(カードケース/コインケースなど)


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- 代表商品:コードバン名刺入れ(カードケース)、BOXコインケース、L字ファスナーミニウォレットなど
- 代表カラー:ネイビー、グリーン、ブラック、アップルグリーン、ガーネット、キャメルなど
- 価格帯の目安:23,100円〜39,600円前後(税込)
革小物ラインは、コードバン製の名刺入れやBOXコインケース、L字ファスナーミニウォレットなど、財布と合わせて持ちたくなる小物を中心に構成されています。
ネイビーやグリーン、ブラックといったベーシックカラーに加え、アップルグリーンやガーネットなどの差し色もあり、ビジネス用からカジュアルな差し色アイテムまで幅広く選べます。

価格帯は23,100円〜39,600円前後(税込)で、UNIQUEONのコードバンの質感をまず試してみたい方や、ギフトとして上質な小物を探している方にも選びやすいレンジになっています。
文房具系・ケア用品


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- 代表商品:コードバンA5ノートカバー「Links cv」、CORDOVAN CARE WAX(コードバンケアワックス)、特注真鍮ペン先など
- 代表カラー(ノートカバー):ワインレッド、ガーデングリーン、オールブルー、アースブラウン、ミッドナイトブラックなど
- 価格帯の目安:ノートカバーは52,800円前後(税込)、ケアワックスや真鍮ペン先は990円〜2,750円前後(税込)
文房具系・ケア用品ラインは、A5ノートカバー「Links cv」をはじめとしたステーショナリーと、CORDOVAN CARE WAXや特注真鍮ペン先などのケア・関連アイテムで構成されています。
ノートカバーはワインレッドやガーデングリーン、オールブルー、アースブラウン、ミッドナイトブラックなど豊富なカラー展開で、デスク周りでもUNIQUEONのコードバンの透明感と艶を楽しむことができます。

価格帯はノートカバーで52,800円前後(税込)、ケアワックスや真鍮ペン先は990円〜2,750円前後(税込)と、コードバンのお手入れ環境を整えたりするのにちょうど良い設定です。
UNIQUEON(ユニコーン)はどこで購入できる?
UNIQUEON(ユニコーン)が購入できる場所は基本的に、
- 公式オンラインストア
- 銀座ギャラリー(Breton Ginza Gallery内)
の2か所です。
多くの方は公式オンラインストアでの購入になると思います。
公式オンラインストアでは、カラー展開や在庫状況はもちろん、アイテムによってはカラーオーダーの相談が可能な場合もあります。
「この色で長財布が欲しい」「名刺入れと色を揃えたい」といった要望があれば、問い合わせフォームから相談してみると良いでしょう。
実際にコードバンの質感や色味を確かめたい方のために、2023年には東京・銀座に初の実店舗となる旗艦ギャラリーがオープンしました。
銀座1丁目の奥野ビル3階にあるBreton(ブレトン)銀座ギャラリー内に、UNIQUEON製品を全ラインナップ展示・販売するコーナーが設けられています。
さらに、ブーツなどの商品のオーダー会が催されることもあるため、気になる方はInstagramをチェックしてください。

銀座ギャラリーは概ね12〜19時の営業で、火・水曜が定休となっています。
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レーデルオガワ製コードバンのお手入れ方法は?
レーデルオガワが生み出すコードバンは先述のとおり、アニリン染めならではの透明感とガラスのような艶が最大の魅力です。
一方、購入時だけでなく実際に使い込み、適切にケアすることで、美しさの維持や革の変化によってさらなるお気に入りな一品に仕上げたいものです。

そこで、ここではコードバンの手入れ方法について紹介します。
日常ケアに必要な道具
レーデルオガワ製コードバン(・・・というか、コードバン全般)のお手入れに必要な道具は、実はそれほど多くありません。
基本的には、
- 柔らかいブラシ(馬毛ブラシなど)
- コードバン用ワックス
- 拭き取り用のやわらかい布(ケアクロス)
の3点で事足ります。
なぜか?
コードバンは基本的には水も油も吸い込みにくい素材で、基本的に水分や油分を補給するクリームなどは、あまり繊維の奥まで浸透しません。
むしろ、無理にクリームを塗るとベタつきや汚れを集める原因となり、さらにミンクオイルのような浸透性の高いものを無理やり入れようとすると型崩れの原因になります。
ちなみに、コードバンは大量に水を浴びると「ブク」という水ぶくれのようなものがごく浅い層にできますが、使用を重ねたり、かっさ棒のようなもので押し込むと消えます。

コードバンは他の革と比べて浸透させるべきではないため、コードバン専用クリームは浸透力よりも、表面の艶感を増すことが目的のものが多いです。
ちなみに、私がおすすめするクリームは下記です。
コードバンは「適度な油分」と「乾燥し過ぎない状態」を保てれば、非常に強靭で半世紀でももつ素材です。
基本はブラッシングのみでOKで、繊維を乱さず、ワックスで薄いロウの膜をつくるイメージでケアしてあげると、ツヤ感や透明感を損なわずに愛用できます。
お手入れの基本5ステップ
基本的なお手入れの流れは、次の5STEPです。
難しいことはなく、「塗って拭く」動作が中心になります。
- ホコリを落とす:柔らかいブラシや布で表面の埃やゴミをやさしく払い、汚れを取り除きます。
- ワックスを塗る:指の腹や柔らかいクロスにコードバン専用の固形ワックスを少量取り、革表面に薄く塗り広げます(薄すぎると思うくらいでOK)。
- 浸透させる:ワックスを塗ったら、5分ほどそのまま放置。
- 拭き取る:柔らかい布(ケアクロス)で、表面に残った余分なワックスを力を入れずにやさしく拭き取ります。
- 乾拭きで艶出し:仕上げに、別のきれいな布で乾拭きして表面を磨き上げます。
以上でお手入れ完了です。
塗り込みと乾拭きというシンプルな作業だけでも、コードバンの艶は見違えるほど維持・向上できます。
もしワックスを塗りすぎて一時的に曇りが出ても、時間の経過とともに油分が革に吸収され、透明感は少しずつ戻ってくるので安心してください。

保管は直射日光を避け、湿度が高すぎず低すぎない環境で保管すればOKです。
ケアの頻度と、やってはいけないこと
ケア頻度の目安としては、「乾燥してきたかな?」と感じたタイミングで軽くワックスを入れる程度でOKです。
毎日使う財布だとしても、数週間〜1か月に1度程度のケアから始めてみて、環境や使用状況に応じて調整すると良いでしょう。
また、次のようなケアは避けましょう。
- 乳化クリームや油分の多いクリームをたっぷり塗る
- 濡れた布で何度もこする
- 強い力でゴシゴシと磨く
- 濡れたまま放置する
コードバンは繊維が寝て透明感を発揮する革ですが、これらは繊維を起こしてしまい、鏡面が曇ったり毛羽立ちの原因になりやすい手入れです。

「とにかくブラッシング」「繊維を寝かせた状態を保つ」意識で、薄く、やさしく、ほどほどに行うのが、コードバンと長く付き合うコツです。
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【Q&A】レーデルオガワ製コードバンとUNIQUEONの疑問に答える
そして、ここまでの内容やその他をまとめて、Q&A形式にしました。
まとめ|ストーリーとともに楽しむコードバン
レーデルオガワは、コードバンの仕上げに特化した国内でも数少ないフィニッシャーとして、新喜皮革が作る高品質な素材に命を吹き込んできたメーカーです。
その技術と想いが凝縮された自社ブランドが、2021年に立ち上がった「UNIQUEON」です。
水染めアニリンコードバンならではの透明感と、ガラスのような艶。
一つとして同じ表情のない二色染めシリーズ。
そうした魅力的なコードバンを、シンプルで使いやすいデザインと日本の職人仕事で形にしているのがUNIQUEONのアイテムです。
コードバンは水や過度の乾燥には気を付けたい素材ですが、財布やカードケースなら触るだけで基本的な水分や油分に困りづらい素材です。
お手入れも基本は「ホコリを払って、専用ワックスを薄く塗り、やさしく拭き上げる」だけで、繊維を寝かせた状態を意識してケアしてあげれば、長く美しい輝きを楽しませてくれるはずです。

オンラインストアでラインナップを眺めるも良し、お近くの方は銀座ギャラリーで実物を手に取るも良し。
素材の背景や革の表情や希少度に思いを馳せながら、とっておきの一品を選んでみてください。
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※ 本記事の内容は2025年12月時点の情報をもとに作成しています。営業時間・定休日・ラインナップ・仕様等は変更となる場合がありますので、最新情報は必ず各ブランドや店舗の公式サイト・SNS等でご確認ください。
