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SHOLL(しょる)
皆さま、こんにちは。“SHOLLWORKS”運営者のSHOLL(しょる)と申します。

1987年、山梨県甲府市生まれ。国内デザイナーズブランドを経て、ファッション・コングロマリットでデザイナー職を経験。

現在は東京都在住、ブランディングとマーケティングを支援する活動も行っています。
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【デメリット】ヒートテックで肌荒れや乾燥?原因と注意点、合わない人の代替案

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ヒートテックが
向いている人
ヒートテックが
向いていない人
  • 肌が強く、冬でも乾燥知らずな人
  • 動きが少ない在宅勤務&オフィスワーカーなど
  • 汗をかいてもすぐ着替えられる人
  • 乾燥肌や敏感肌、化学繊維がチクチクしやすい人
  • スポーツなど、大量に汗をかく環境
  • 静電気が苦手な人・バチッとくるのがつらい人

こんにちは、しょる(@SHOLLWORKS)です。

寒さ対策インナーは各社から発売されていますが、その中で最も有名な商品といえば、やはりユニクロのヒートテックではないでしょうか。

ヒートテックは2003年の発売以来改良を重ね続け、2017年には累計販売数10億枚、2023年には累計販売数15億枚を突破したと言われている、世界的なメガヒット商品です。

※ユニクロ公式プレスリリースより、数値はいずれも発表時点

今や、知らない人を探す方が難しいヒートテック。

近年はバリエーションも増えてファッション性重視のもの極暖超極暖といったラインナップも展開されています。

でも、ちょっと待ってください。

そもそも、なぜヒートテックは暖かいのでしょうか?

そして、あなたのお肌、ヒートテックを着る前から、そんなに乾燥&肌荒れしていましたか?

誤解のないように申し上げると、ヒートテックは恩恵を受けている人が大勢いる、超社会貢献度の高いメガヒット商品です。

商品として素晴らしいことは言うまでもありません

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しかし、少なくとも万人にとって良い商品ではありません。

それを紐解くにあたり、アパレル繊維素材に精通したファッションデザイナーの私が、ユニクロのヒートテックの暖かくなる仕組みと、乾燥&肌荒れの原因を「どんな人に向いていて、どんな人には工夫や代替案が必要か」という視点も交えて、わかりやすく解説します。

著者「SHOLL(しょる)」プロフィール

1987年生まれ。国内ブランドを経て、伊ラグジュアリーブランドのデザイナーとして4年間勤務。現在はデザイナーの他、日本の服飾産業を振興するため、マーケティング支援も行っています。

素材の機能性からパターンまで精通し、シンプルかつ素敵な服装の普及に努めています。


※当サイトのコンテンツは著者の知識と専門性、情報に基づき、完全に独自に制作しています。PRの有無に関わらず、メーカーはコンテンツや評価の決定に一切の関与をしていないことを宣言します。なお、この記載は景表法第5条第3号を遵守するためのものです。

目次

【結論】ヒートテックで肌荒れしやすい人と、今すぐできる対策

先に結論から。

ヒートテック「肌が強くて乾燥しにくい人」「汗が少ないオフィスワーク中心の人」にはとても便利なインナーです。

一方で、

  • 乾燥肌・敏感肌・アトピー素因がある
  • 汗っかきで、通勤や仕事中もよく汗をかく
  • ニットやマフラーの静電気がどうしても苦手

といった方は、ヒートテックが「ちょっとオーバースペック」になりやすく、乾燥やかゆみ、衣類によるかぶれ(接触皮膚炎)につながるリスクが高くなります。

ざっくり言うと、ヒートテックで肌荒れしやすい人がまずやるべきことは次の5つです。

  • 一度ヒートテックの着用を中止して、「綿100%インナー」に変えてみる
    ➡数日〜1週間様子を見て、かゆみや赤みが落ち着くか確認。
  • 新品インナーは必ず一度洗ってから着る
    ➡洗剤や柔軟剤の量も「規定量以下+すすぎしっかり」に見直す。
  • 汗をたくさんかく日は、スポーツ用インナーやメリノウールなど「汗前提」の素材を選ぶ
  • 暖房が効いた室内では、インナーよりもコートやカーディガンで調整する
  • 赤み・ブツブツ・水ぶくれ・ジュクジュクなど、明らかな炎症がある場合は皮膚科で相談する
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本記事では、「そもそもヒートテックがどういう仕組みで暖かいのか」➡「乾燥&肌荒れが起きる理由」➡「ヒートテックが合わない人の代替案と選び方」の流れでお話していきます。

※本記事は一般的な情報提供であり、診断・治療を目的としたものではありません。発疹・腫れ・水ぶくれ・強いかゆみなどの症状がある場合は、ヒートテックの着用を中止し、皮膚科専門医に相談してください。

【まず最初に】ユニクロのヒートテックが暖かくなる仕組み

ヒートテックの暖かくなる構造は、どの繊維にも存在する「吸着熱」という仕組み(布が水分を吸い取るときに、ほんの少し熱が出る現象)を、複数種の化学繊維によって強化したものです。

決して超絶特殊な構造で作られていたりするなどの“魔法”はありません。

具体的には、

素材のレーヨンが体表の水分(汗や水蒸気)を吸い上げ、衣類が水分を吸う際に吸着熱という現象が発生し、そこで生まれた熱をアクリル繊維などが保温する

という仕組みです。

(ユニクロ公式の説明でも、体から出る水蒸気を吸着して発熱する構造であることが示されています。)

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繰り返しますが、「体温の熱を閉じ込め、保温する機能」は、どんな服にも多かれ少なかれ存在するため、ヒートテックが特別な衣類というわけではありません。

基本的な構造は「複数の化学繊維をブレンドした生地」

Image Photo by Uniqlo

実際には、ヒートテックの種類によって若干異なりますが、今回は写真の最もベーシックなヒートテッククルーネックT(9分袖)をピックアップしてみましょう。

多少の素材の配合率や機能は異なりますが、基本的には他のヒートテックや他社競合商品も同様です。

ちなみに、ある時点の公式HPの商品詳細欄には、代表的な例として、

素材

ポリエステル・アクリル・レーヨン・ポリウレタンといった複数の化学繊維を混ぜた構成(※商品番号やシーズンによって比率は変わります)。

ユニクロ公式HPより(執筆時点の一例)

といった記載があります。

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この記事では、代表的な配合例をベースに話しますが、実際に購入する際は、必ずユニクロ公式サイトやタグの組成表記をチェックしてください。

年やラインによって、微妙に比率が変わっていることがあります。

ポリエステルの特徴・特性

  • とにかく強度や伸縮性に優れる
  • 生産コストが低く、加工性も高い
  • 蒸散性(水分を発散する性質)に優れる
  • 静電気や臭いをため込みやすい

ポリエステルは、ポリアルコールと多価カルボン酸を脱水縮合することで生成される素材です(ざっくり言うと、石油を原料にしたプラスチックの一種と思ってください)。

(1941年に英国で発明され、日本では「テトロン」という名前でも有名です。)

ポリエステルは加工性、染色性に加え、耐久性、伸縮性、速乾性、蒸散性において優秀な特性を持ちます。

動きの激しいスポーツウェアの大半がポリエステルで作られており、ヒートテックにおいても同様の機能を担当しています。

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ポリエステルは複数種存在しますが、最も産業利用されているのはポリエチレンテレフタレート、略してPET。

ペットボトルの素材です。

一方、ポリエステルの欠点としては、臭いをため込みやすい点。

また、マイナスに帯電しやすく静電気を発生させやすいことも欠点に挙げられます。

「放置したスポーツウェアの臭いがとれなくなった!」という経験をした方もいらっしゃると思いますが、主にポリエステルの素材特性が原因になっています。

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ヒートテックの中でも、抗菌や消臭効果が付与されているものがありますが、これはポリエステル素材が持つ欠点を補う加工が施されたものです。

アクリル繊維の特徴・特性

  • 保温性・染色性に優れたウールを意識した合成繊維
  • 丈夫で耐久性・対候性が高く、害虫にも強い
  • 吸湿性は低く、静電気が起きやすい

アクリル繊維は、石油を小さな孔(ノズル)から圧力をかけて押し出して成形される合成繊維。

ウールを意識した素材で、優れた保温性や染色性から秋冬物に使用されることが多い素材です。

アクリル繊維は非常に高い耐久性を持っています。

シワになりにくく、腐食や劣化に強く、しかも燃えにくい。

また、さまざまな繊維長や断面に加工可能で、光ファイバーにも使用されている素材です。

一方、吸湿性がほぼなく静電気が発生しやすい上、摩擦で毛玉が発生しやすいという欠点もあります。

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ちなみに、同じ名前を冠する“アクリル”樹脂(下敷きやパーテーションなどの素材)とは、主成分が異なる別物です。

レーヨンの特徴・特性

  • 光沢感が強く、なめらかで肌触りが良い
  • 吸湿、放湿性に優れ、水分を吸い上げる
  • 静電気が起きにくい
  • 吸湿した状態での摩擦に弱い

レーヨンは化学繊維の中でも再生繊維に属する、絹に似せることを目的として作られた素材です。

綿やパルプといったセルロース系繊維を再利用し、名前は、ray(光線)とcotton(綿)を掛け合わせたことに由来します(天然素材をいったん溶かして、もう一度糸にしたようなイメージです)。

レーヨンは滑らかな肌触り光沢感吸湿性が特徴。

光沢感と染色性に優れており、静電気も起きにくい素材です。

一方、吸湿時の摩擦には弱く、素材単独だとどうしても耐久性に難があります。

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(現在の製法とは異なりますが、)最初のレーヨンは1855年に発明された初の化学繊維でもあります。

ちなみに、帝人の前身は帝国“人造絹”絲株式会社、東レは創業時から1960年代くらいまで「東洋レーヨン」という社名でした。

ポリウレタンの特徴・特性

  • とにかく伸縮性が高く軽量
  • 耐摩耗性、耐油性に優れる
  • 温度や湿度の変化に弱い
  • 加水分解を起こし、自然とボロボロになっていく

ポリウレタンはゴムのような伸縮性を持つ、1930年代にドイツで発明された合成繊維。

ポリウレタンは他の繊維に織り込み、ストレッチ性を持たせられます。

抗張力や耐摩耗性、耐油性に優れ、伸縮性からシワ回復能力も高い繊維で、ストレッチジーンズやスキニージーンズなどには、綿に数%のポリウレタンが混紡されていることがほとんどです。

一方、ポリウレタンの欠点といえば経年劣化です。

加水分解といった現象が起こり、水に濡れたまま放置するとひび割れたり、表面がポロポロと剥がれ落ちていきます(時間が経つと自然に壊れていく性質がある、というイメージです)。

ヒートテックは上記繊維のブレンドによって暖かさを提供している

Image Photo by Uniqlo

ユニクロのヒートテックは、先述の4種類の素材をブレンドし、

  • ポリエステルの耐久性&速乾性
  • アクリル繊維が持つ保温性
  • レーヨンの吸水性(&滑らかな肌触り)
  • ポリウレタンのストレッチ性

の、特性を組み合わせた商品です。

加えて、ヒートテックに使用されるアクリル繊維には(その成形自由度から)保温効果がさらに高まる形状をしているものが使われています。

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そして、ユニクロのヒートテックは、イメージによる価値提供も大きい商品です。

「ヒートテック」という名前を聞いただけで、暖かくオレンジ色のホカホカとしたイメージが浮かんできますよね。

【デメリット】ヒートテックで肌荒れや乾燥?原因と注意点について

ヒートテックのメリットについては、説明する必要がないくらいに世間一般に広く知られていると思います。

そこで、ここでは乾燥&肌荒れという、ヒートテックのデメリットについて解説します。

※繰り返しになりますが、本記事は一般的な情報提供です。症状が強い場合や長引く場合、「自己判断で我慢し続ける」のではなく、皮膚科で原因を相談することをおすすめします。

ヒートテックのデメリットとは、使用されている「合成繊維の素材特性による人体への影響」が挙げられます。

基本的に、天然繊維は種を守る機能性を確保するため、一つの素材で“あれもこれも”カバーする必要があります。

仮にですが、コットンなら吸水性が100点、保温性が50点ウールなら吸水性が50点、吸湿性および保温性が100点といったバランスで構成されています。

一方、化学繊維は人間が意図的に、特定の機能を担うために開発した繊維。

どれかを200点にすることができる一方、その反動で0点や10点の要素があったり、思わぬ副産物を生み出したりします。

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また、200点のような優秀すぎる点が、ときに人体にとってオーバースペックになることもあります。

たとえ、バランスよく配合していようが、相殺を試みていようが、強すぎる素材特性がヒートテックの欠点にもなります。

ヒートテックの欠点①:摩擦や乾燥による「接触皮膚炎(かぶれ)」のリスク

ヒートテック第一の欠点として、化学繊維の強度が高く、乾燥した肌との摩擦で刺激になりやすい点が挙げられます。

たとえば、コットン製品の場合は繊維長が短く、吸湿性が高く、摩擦で毛羽立つために、ある程度肌に“負けて”くれます。

しかし、ポリエステルやアクリルは非常に強靭で、人間の肌には少し強すぎるため、乾燥した状態で密着+摩擦が続くと、小さなキズのような刺激になりやすいのです。

こうした「衣類が触れることで起きるかぶれ」は、医学的にはまとめて「接触皮膚炎」と呼ばれます。

大きく分けると、

  • 刺激性接触皮膚炎:こすれ・乾燥・汗・洗剤残りなどによる刺激
  • アレルギー性接触皮膚炎:ごく一部の人が、特定の成分(染料・樹脂加工剤・金属など)にアレルギー反応を起こすもの

といった2種類があります。

「化学繊維アレルギー」と一口に言っても、繊維そのものより、染料や樹脂など“一緒に使われている成分”に反応しているケースも少なくありません。

いずれにせよ、乾燥した肌に、強度の高い化学繊維が長時間こすれ続ける状況は、敏感肌の方には負担が大きいです。

特に首まわり・脇・肘や膝の内側など、動きが大きい部分は要注意ポイント。

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ヒートテックに関しては「極暖」シリーズのように、肌面を綿素材だけのものにしたタイプなど、工夫されているものもあります。

ご自身の肌悩みに応じて、「肌に直接当たる面は何の素材か?」を一度チェックしてみてください。

赤み・ブツブツ・水ぶくれが出ている場合は、まずヒートテックの着用を中止し、綿100%など刺激の少ない素材に切り替えた上で、症状が続くようなら皮膚科で相談を。原因物質(繊維・染料・樹脂など)は専門医と一緒に切り分けるのが安全です。

ヒートテックの欠点②:汗をかくと逆に冷えやすい(ハードなスポーツや汗っかきには不向き)

ヒートテック第二の欠点として、汗をかき過ぎると、かえって身体を冷やしやすい点。

この原因となるのは、レーヨンの吸水性が高く、乾きが遅い点にあります。

レーヨンが肌から蒸散する水分を吸い過ぎると、吸着熱が発生しづらくなります。

すると、同じく混紡されるアクリルが保温機能を発揮できなくなります(アクリル繊維自体には吸水性がありません)。

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結果として、インナーが「じっとり濡れているだけ」の状態になり、汗本来の役割である「身体を冷やす機能」が勝ってしまうのです。いわゆる「汗冷え」が起きやすくなります。

「いやいや、一緒に混紡されているポリエステルは速乾素材じゃん!」と思われるかもしれません。

ポリエステルそのものは水分をほとんど吸わない繊維で、ざっくり言うとウールの数分の一〜数十分の一程度しか水分を含みません。

そのため、レーヨンのように「自分がしっかり水を抱え込む」タイプの繊維とは役割が違います。

つまり、レーヨンと混ぜて活きるアクリルの保温特性が、「レーヨンが水を抱え込み過ぎている状況」+「吸水しないポリエステル」が混ざることで、うまく機能しなくなってしまうイメージです。

逆に言えば、ヒートテックが効果を発揮しやすいのは、レーヨンの吸水力が限界を迎えない程度に発せられる水分量の環境下です。

つまり、汗がじっとり出るほどではない、「冬の室内や通勤程度のうっすら汗」を想定した設計だと考えてください。

そのため、ヒートテックは家の中やオフィスワークなど、適度に体表から水分を発する環境で効果を発揮する商品です。

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たまに、スポーツの市民大会やバイクのツーリング、登山などにヒートテックを着て臨んでおられる方がいらっしゃいますが危険なケースがあります。

汗をたくさんかく前提のシーンでは、もっと「汗を逃がす」ことに特化したインナー(スポーツ用・登山用のベースレイヤーなど)を選んだ方が安全です。

ヒートテックの欠点③:ウールのアウターと着ると帯電し、静電気バリバリマン爆誕

 

ヒートテック第三の欠点に、乾燥は静電気が起こりやすい環境を生み出し、静電気は肌荒れを生み出す点です。

「暖かいから」という理由でヒートテックの上に直にウールのセーターやジャケット、あまつさえコートを上から羽織る人もいらっしゃいますが、バリバリ音を立てるスーパーサイヤ人状態になります。

一応、ヒートテックの名誉のために述べておくと、ヒートテック単体では静電気防止加工が施されている商品もあります(初期の商品に比べればバリバリしなくなってきてはいます)。

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ただし、完全防止は難しい上に、インナーは静電気が素肌に直接当たるため、肌へのダメージも大きくなります。

また、商品単独ではある程度対策されていても、上に重ねるニットやマフラーが静電気バリバリな素材だと、結局トータルでは帯電しやすいコーデになってしまう点にも注意が必要です。

ヒートテックが合わない人へ|どんなインナー&寒さ対策をすればいい?

ここまでお読みいただければ、「一般的なヒートテックが合わない人もいる」ことはお分かりいただけたと思います。

では、ヒートテックが乾燥&肌荒れする人は、どのようなインナーにすれば良いのでしょうか。

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「ファッションだけで全て解決!」というわけにはいかないでしょうが、ベターな策をいくつか提示させていただきます。

まずはセルフチェック|ヒートテックとあなたの相性

  • ヒートテックを着た日の夜、決まって首まわりや脇、腰まわりがかゆくなる
  • 同じニットでも、綿インナーの日は平気・ヒートテックの日だけ赤くなる
  • 暖房の効いた室内にいると、途中から暑くて汗ばみ、そのあと一気に冷える
  • アクリルのマフラーやニットで静電気がバチバチ起きやすい

このあたりに心当たりがある方は、「ヒートテックを頑張って着続ける」のではなく、「素材と着方を見直す」ほうが結果的にラクなケースが多いです。

綿100%のインナーを着る

まず考えられるのは、コットン100%のインナー

乾燥&肌荒れする方におすすめで、肌へのやさしさの面でベターな選択肢ですし、もちろん化学繊維インナーがチクチクしやすい方にも◎です。

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着用する際は静電気から肌を守るため、間に透けないトップスを着た上でアウターを着るのが安心です。

白シャツの透けにくさを重視するならば、ベージュやライトグレーがおすすめです。

ヒートテックコットンVネックT(極暖・9分袖)

Image Photo by Uniqlo

写真のヒートテックコットンVネックT(極暖・9分袖) に関しては、(モデルやシーズンによって多少変わりますが)「綿が6割前後、アクリルが3割弱、ポリウレタンが数%」といった構成になっています。

特に、肌面が綿の部分が接する設計になっていることで、(完全に問題がなくなるとは言い切れませんが)先述の欠点①および②にある程度対応しており、かなり改良されていると思います。

体表の水分をよく吸うレーヨン&吸わないポリエステルの蒸散性をカットし、肌面には綿(とポリウレタン)を配置することで、肌への摩擦によるダメージや汗冷えを軽減する構造になっています。

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「普通のヒートテックは合わないけど、暖かさは欲しい」という方が試す価値のあるシリーズです。

シルク・メリノウール・スポーツ用インナーも候補

ユニクロのラインナップ以外も含めると、シルク・メリノウール・スポーツ用インナーも有力な候補です。

  • シルクインナー:なめらかな肌触りで、薄くても保温力があり、敏感肌の人と相性が良いことが多い
  • メリノウール:ウールの中でも繊維が細かく、汗を吸っても冷えにくい。登山やアウトドアのベースレイヤーとしても定番
  • スポーツ用インナー:ランニング・トレーニング用の「吸汗速乾インナー」は、汗を大量にかく日にはヒートテックより合理的

それぞれ一長一短はありますが、「乾燥肌・敏感肌×汗をあまりかかない日」ならシルクや綿「汗をかく日」ならメリノウールやスポーツインナーといった具合に、シーンごとに使い分けるのが◎です。

朝夕で寒暖差が激しかったり、暖房が完備されている環境なら暖かいコートでOKでは?

そもそも、乾燥&肌荒れしてしまう人に、本当にヒートテックは必要でしょうか?

オフィスの空調設備が不十分であったり、外にいる時間が長い方なら必要かもしれません。

しかし、一日中暖房が効いた環境にいる人にとって、そこまで必要なアイテムでしょうか?

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「電気代の節約!」とか「暖房は乾燥するから!」と暖房類の使用を控えめにするのはもちろん結構です。

しかし、肌荒れが原因で皮膚科に通ったり保湿クリームを買ったりしたら、電気代の節約分がむしろどこかに消えてしまうかもしれません。

Image Photo by Uniqlo

「いやいやいや!確かに職場(学校)は暖かいけれど、通勤(通学)時は寒いんだ!」とか、「私は寒がりだから!冷えたら良くないから!」とか思う方もいらっしゃるかもしれません。

通学や通勤時だけ寒いのであれば、高機能なアウターを着て首元を締め、暖房の効いた学校やオフィスでは脱ぐ方が合理的です。

冷え対策ならシルクの腹巻や、上に着るカーディガンなど選択肢はたくさんあります。

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もちろん、ヒートテックとダブルで着ても良いですが、「インナー(肌)で守る」のか、「アウターで守る」のかを、一度ご自身の肌環境や生活環境、他の選択肢も含めて整理してから判断してみてください。

おまけ|寒くなる季節の防寒アイテムを、素材特性から考えるべし

アクリル繊維の存在は否定しません。

乾燥肌や髪質を気にする方は、アクリル繊維のマフラーやスヌード、耳当てはやめた方が良いですよ。

今まで書いてきたことの復習になりますが、アクリル繊維の強靭さとウール素材の髪との相性が悪く、静電気が髪にダメージを与えます。

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「ヘアケアは入念だけど、首まわりの衣類はアクリル製」なんて言語道断です。

あなたの肌や髪を思うならば、毛の細いウールやカシミヤのマフラーを選んでください。

終わりに|思考停止で、商品名だけでなびくんじゃあない!

今回は以上です。

誤解のないように申し上げておくと、私は「ヒートテックは危険だ!買うんじゃない!」と言いたいわけではありません

合う人には立派な商品だと思っています。欲しくて身体に合うなら文句ありません。

しかし、あなた自身や、周りにいる大切な人に本当に合ったものか、一度立ち止まって考えてみる価値は絶対にあります。

意外と身近なところに原因があるかもしれないのに、「肌荒れで苦しんでいる方」、さらには「肌荒れなんてないことにしている方」が多すぎるのではとも感じます。

そして、(マニアックだろうが何だろうが)知識は、あなた自身や周りの個性を見つめ直す契機にもなります。

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私はファッションとは、身に纏う人の幸せあってのものだと考えています。

ただ「可愛い」とか「有名」だとか、そんなことよりも重要なことが、あるのではないでしょうか。

おしまい!

(少しでもお役に立てたなら、SNSに拡散していただけると嬉しいです!)

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本当に良い、ブランドを。

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1987年生まれ。国内ブランドを経て、伊ラグジュアリーブランドのデザイナーとして4年間勤務。
現在はデザイナーの他、日本の服飾産業を振興するため、マーケティング支援も行っています。
素材の機能性からパターンまで精通し、シンプルかつ素敵な服装の普及に努めています。



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