ファッションデザイナーかつ革靴マニアのプロが、 知っておきたい革靴ブランドをご紹介
世界の有名 、高級、一流のビジネスシューズブランドを国ごとに分けて、 それぞれランキング形式で発表
その他、大まかな価格帯&オススメ度、最初に買うべきモデルなども紹介
VASS 公式HPより引用
こんにちは、しょるです。
「おしゃれは足元から」は至言ですが、どのくらいのものを買えば良いのか悩む方も多いのがビジネスシューズです。どれも同じようにも見えるし、分からない方にとっては悩みますよね。
そこで本日は、ファッションデザイナーかつ革靴マニアの私が、 世界の有名、高級、一流の革靴ブランドを日本編、中東欧編、英国編、イタリア編、その他編に分けてランキング形式でご紹介します。
スーツ編同様、 一部ブランドのオーダーを除き、全て持っているor既に手放した、あるいは試着したことあるものだけをご紹介しています。
それでは早速、参りましょう!
【50選】世界の革靴ブランド!プロのおすすめランキング【ビジネスシューズ】
ネットで靴を購入される場合は、サイズが心配だと思いますので、参考までに私のジャストサイズも併記しました。
私の場合は人差し指の長いギリシャ型で、踵~人差し指の先端までが27.5cm、親指までが27cm、足幅の一番長い部分が10cm。
スタンスミスで27.5cm、クラークスのデザートブーツやワラビーでUK8.5のUS9、ドクターマーチンでUK9(ちょっと緩いい)、大体の英国靴で8.5サイズです。購入を検討される場合の参考にしていただけたら幸いです。
【日本】革靴ブランド20選!有名、高級、一流ビジネスシューズランキング【紳士靴】
日本メーカーの靴は、牛革を輸入に頼らなければならないこともあり、革質は同価格帯の英国やイタリアのブランドに一歩譲ります。その分、丁寧な縫製やつり込み、底付けや仕上げが光るブランドが多く独自性も高いことが特徴。
個人的には、既成靴の1位~6位まではどれも甲乙つけがたいレベルでオススメ。
【中東欧】革靴ブランド6選!有名、高級、一流ビジネスシューズを紹介【紳士靴】
続いては、ドイツ、中欧、東欧地域の革靴ブランド6選をご紹介。今回ご紹介しているブランドは、総じて英国や米国のいわゆる有名ブランドよりも数段、良い靴を作っています。
これは、地域的に工業化の遅れで変わらずハンドメイドで作っていたことが、生産性重視のマシンメイドが当たり前となった”西側諸国”にはない独自の付加価値になったことが理由。
とはいえ、今回ご紹介するブランドはいずれも例外的な存在。西欧から良質な革の供給ルートを拓き、高い技術力と融合して日の目を見たブランドが、今日のステータスを得られています。
【英国】革靴ブランド【9選】!有名、高級、一流ビジネスシューズ【紳士靴】
(現在執筆中!)
【イタリア&スペイン】革靴ブランド【10選】有名、高級、一流ビジネスシューズ【紳士靴】
(現在執筆中!)
【アメリカ】 革靴ブランド【5選】有名、高級、一流ビジネスシューズ【紳士靴】
(現在執筆中!)
【ビジネスシューズ】どんなデザインの靴を買えばよい??色は??
ビジネスシューズの重要な点として、決められたデザインによって区分されていることが挙げられます。
同じ用途目的のための「ユニフォーム」や「ラケット」を複数メーカーが出しているのと同じく、「ブランドA」も「ブランドB」も同じカテゴリーに属する靴を販売しています。
靴のデザインは大半が20世紀初頭に決められ、「この装いにはあの靴」「こういった場にははこの靴」といったドレスコードが制定されました。まさしく、スポーツのルールと同じです。
そして、ここでは最初に買うべき紳士靴のデザインをご紹介。
もちろん、同じジャンルの靴でも革質、造りの丁寧さ、そして靴の形状を決める木型(ラスト)など、ブランドによる個性はあります。決められた枠組みの中でいかに傑作に触れられるかも紳士靴界の醍醐味ですよ。
【おすすめデザイン①】紳士靴の基本【内羽根ストレートチップ】
まずご紹介するのが、内羽根ストレートチップというタイプの靴。つま先に横一文字のキャップが被せられていることが特徴で、キャップトウとも呼ばれますが、紳士靴の最も基本の形にして、冠婚葬祭にも対応するフォーマルな靴です。
内羽根(オックスフォード)とは、靴紐を通す穴部分のパーツが足の甲部分の革に対して、内側に位置するものを指します。ヴィクトリア王朝時代のアルバータ公が考案したとされ、ルーツからもフォーマル度が高い。
フォーマルシーン向けのデザインなので、あまりデニム等とは合わせません。スーツはダークスーツにソリッドタイといった厳かな装いはもちろん、シャドーストライプやピンヘッドのスーツ、ライトブルーの無地シャツやドット柄のネクタイなど、冠婚葬祭~少しドレスダウンした組み合わせに良いですよ。
【おすすめデザイン②】コーデの幅とサイズ調節がし易い【外羽根プレーントウ】
続いては、外羽根プレーントウ。キャップトウと比べても、更にシンプルですよね。plain(装飾の無い)toe(つま先)という意味で、全体的に穴飾り等が何もないデザインの靴を指します。
外羽根(ダービー)というのは、靴紐を通すペロペロした部分(羽根)が足の甲部分の革に対して、上から後付けされているものを指します。内羽根式に比べるとフォーマル度は下がりますが、アメリカでは舗装路が普及する1920年頃まではレッドウィングなどをスーツに合わせていたそうです。
軍用靴がルーツとされ、ワークブーツを経てビジネスシューズに導入されました。また、外羽根はサイズ調節の自由度が高いため、甲が高い人も合わせやすいことも特徴。無地に加え、ストライプやチェックのスーツやシャツと合わせてもOK。
【おすすめデザイン③】 脱ぎ履きしやすくスタイリッシュ【Vフロントダービー】
最後に、Vフロントダービー。物凄くメジャーという訳ではないのですが、外羽根プレーントウの一種です。
先述のプレーントウと比べると、正面(フロント)から見たときに、羽根がV字を描く&外羽根を英語でダービー(derby)と呼ぶことから、こう呼ばれます。
メーカーやモデルによって異なりますが、紐を通す穴(アイレット)が少ないので、日本の屋内外で脱ぎ履きする環境に適しています。見た目も外羽根プレーントゥの中で別格のドレッシー感があり、無地のダークスーツと合わせも大丈夫。
【ちなみに】色は何色を選べば良い?【最初の3足は、全て黒で良い】
靴の色は、最初の3足は全て黒でOK。茶色やバーガンディといったカラーもファンが大勢いらっしゃると思いますが、上述のフォーマル度は全て黒であることを前提に話しています。ストレートチップでも、黒以外は冠婚葬祭には向きません。
そのため、最初は黒から揃えて、4、5足目から茶色を購入すると良いと思います。また、ビジネスのコーディネートは靴に対して鞄やベルト、出来れば財布も色を統一した方が良いですよ。
終わりに:良い靴を履く以上に、磨いて手入れをすることが大事!
いかがでしたでしょうか。
今回は国ごとにオススメの革靴ブランドをご紹介させていただきましたが、良い靴の真価を発揮するのはちゃんと手入れをすること。
あまり革質が低すぎる靴では「磨いても光らない」という問題がありますが、オススメ度の高いブランドは投資価値があると思います。
え?肝心な手入れはどうやってするのかって??
メンテって結構情報が錯綜して、中には不必要なものまで沢山氾濫しています。ということで最低限、私が初心者でもできるメンテをご紹介します!
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【これだけでOK】ビジネスシューズのメンテナンス方法と必要アイテム(執筆中)