キプリス(CYPRIS)の評判&おすすめレビュー【財布・革小物】



目次

キプリス(CYPRIS)の評判&おすすめをレビュー【財布・革小物】

 

・価格に対するクオリティが非常に高く、私しょるも愛用しています

 

・良い点だけでなく、問題点についても話しました

 

・オススメのメンズ&レディース用アイテムをご紹介

ハッキリと言おう。

もし、あなたが「これ見よがし」なブランドロゴばばーんなアイテムではなく、

シンプルで高品質な財布バッグ、その他革小物をお求めなら、このキプリスは非常に素晴らしいブランドであるということを。



(公式オンラインストアは、こちらのバナーから!)

こんにちは、しょるです。

本日は日本を代表する革小物ブランド、キプリス(CYPRIS)についてのご紹介。

私、いわゆるロゴマークどどーんな財布、使ったことがありません。それに近いブランドで働いていたこともありましたが、自分で買うとなると無縁でした。

キプリスは、そんな私と同じような人のためのブランド。ロゴの主張よりもシンプルで価格以上の品質を誇る。そんな革小物をお求めの方には、とても良いメーカーではないでしょうか。

 

 

キプリスは1995年、母体となる株式会社モルフォと共に立ち上げられたブランドです。社名およびブランド名は、主に南北アメリカに生息する「モルフォ蝶属」の中で一際美しいとされる、キプリスモルフォから名付けられました。

キプリスモルフォは、青く宝石のような輝きを放つ蝶。(私を含め)特に昆虫に造詣が深くない方でも、図鑑や標本で見たことがあるかもしれません。キプリス製品はタイムレスでベーシックなデザインでありつつ、繊細なディテールと品質の高さが魅力です。

キプリスモルフォ蝶 アクリルフレーム入り 標本
created by Rinker

 

【優れた点】キプリス(Cypris)の評判と購入方法【微妙な点】

私が思うキプリスの優れた点は3つ。特に、技術的なレベルの高さは特筆事項です。

日本鞄ハンドバッグ協会認定の、革小物一級技術認定職人の多くがキプリスに所属していることからも、国内(どころか世界的にも)随一のレベルを誇ります。

・製品品質、特に造りのレベルは随一

 

・高価格帯ブランドの中では高コスパ

 

・直営店はないが、公式オンラインと百貨店で取り扱いがあり

キプリスの品質:特に「造り」が素晴らしく、様々な革を用いたハイランクな製品

CYPRIS 公式HPより引用

写真の財布の角は、菊寄せという革を何層にも重ねてカーブさせる技術を駆使しています。シワを均一に逃がせないと革がダルダルにってしまうので、菊の花のように重ねることによって美しく纏めています

菊寄せをするためには、カーブで重ねる部分を更に薄く漉(す)く必要があります。漉いた革の厚さは0.02mm、新聞紙の半分の薄さしかありません。

 

 

私が使用していた写真のジルサンダーは45°で一折。これも見た目は綺麗ですが、柔らかいディアスキン(鹿革)の財布なので、角が立っていると(いずれ)潰れてしまいます。

(1、2年で買い替えるなら大丈夫ですが)こういった仕様は手間が掛かかるため、デザイナーズブランドには導入が難しい。知名度向上のための(莫大な)広告費や、デザイナーへの人件費等を回収できなくなるからです。

 

CYPRIS 公式HPより引用

縫製技術も非常に高い。

縫い返しは(一般的な服作りと同様)2枚の革の表側を内側にして縫い合わせた後に、革をめくって表を外側にする工程。ミシンステッチが隠れるため、クリーンな見た目になります。

 

CYPRIS 公式HPより引用

こちらは忍び縫い。キプリスは縫製技術も非常に高い

あらかじめ革端を余らせて漉(す)いておき、余った部分を内側の革へ縁(へり)返して被せることでステッチを隠す。接着だけでなく、中でキチンと縫い合わせているので耐久性も高い。

あくまで一例ですが、これらはごく一部のブランドにのみ掛けられるような手間です。ブランドの知名度よりも造りの良さを味わいたいのであれば、キプリスは良い選択ではないでしょうか。

 


 

また、キプリスは世界中からの原皮を活かした製品づくりを、各ラインナップに揃えています。例えば、中心ラインナップのシラサギレザーは北欧産の原皮、レーニアカーフは希少な国産牛(食牛は殆どが輸入のため、国産の原皮は非常に希少)の原皮を使用といった具合です。

https://basic.cypris.co.jp/mens/

上のURL(キプリス公式)の“PRODUCTS”にある通り、多様なラインナップを擁しています。

革も動物や使用する部位によって特性が異なるので、それぞれ適したアイテムや縫製方法も異なりますが、多様な展開を可能にするためには、色々な作り方ができる人材が必要。

さり気なくシリーズとして展開していますが、技術力に長けた職人が多数いない限り、このような展開はできません。凄いことなんですね。

 

高価格帯のメーカーの中では高コスパ

キプリスはハイブランドはもちろん、同等品質の専業革小物ブランドと比べてもリーズナブルな価格設定です

同じ国産、クオリティも近いブランドとしてはガンゾ(GANZO)土屋鞄製造所が挙げられますが、それらと比べても良心的な価格設定になっています。

例えば、表側がブライドルレザーの長財布(ファスナー小銭入れあり)であれば、

キプリス 37,400円
ガンゾ 42,900円
土屋鞄製造所 39,600円

といった具合。いずれも英 J&E セドウィック社によるブライドルレザーを使用し、概ね縫製コストも同等程度ではないでしょうか。

土屋鞄製造所とは微差に思えますが、キプリスは内側に使用している革がルーガショルダー、土屋鞄製造所は通常のヌメ革が使われています。素材のコスト差を考えると、もう少し差があると思われます。

 

FRAME オンラインストアより引用

ちなみに、英国を代表する革小物ブランドであるホワイトハウスコックスの販売価格は63,800円。関税や代理店も関係してか、かなりの高価格になっています。

ただ、造りの丁寧さは価格は必ずしも比例しません。菊寄せは日本のブランド特有の技ですが、見ての通り角の処理には大分差がありますよね。

尤も、ホワイトハウスコックスの他にもグレンロイヤルエッティンガーといったブランドにも英国的なブランドイメージと魅力があるため、国産メーカー勢の強力なライバルではありますが!

 

キプリスはどこで買える?→百貨店かECサイト、特に公式オンラインは修理無料サービスもありオススメ

「キプリスをどこで買えば良いの??」という疑問については、下記をご参照ください。

概ね、3種類の入手手段があります。

・全国の大手百貨店(伊勢丹、高島屋など)
・公式オンラインショップ
・大手ECサイト(Amazon/楽天市場/Yahoo!ショッピング)

「この中で、どれが一番お得なの??」

という疑問に対しては、公式オンラインショップで購入するメリットが大きい。キプリスはセールに掛からないので、どこも販売価格が同じことも理由。

また、PayPay&TポイントユーザーならYahoo!ショッピングのポイントバックが大きいと思いますが、ノンユーザーならオンラインストアにも5%のポイントバックがあります。革小物を揃えたり、ポイントでケアグッズを購入するのもアリ。

その上、プレゼントの際にはギフトラッピングにも対応。また、1年間の無料修理サービスアウトレット品公式限定販売品もあったりと、それなりにお得要素があります。

一応、そういったサービスが不要な方にも向けて、後述のオススメシリーズ紹介には各ECサイトのリンクも張っておきます。

(公式オンラインストアは、こちらのバナーから!)

 

【ハッキリと言います】キプリスが微妙な点

・対外的なブランディングに弱い

キプリスの製品、むちゃくちゃクオリティは高いです。しかも、競合と比べても安い。しかし、残念ながらオンラインショップの広告が悪い意味で「日本メーカー感」から抜け出せない。

この問題に関しては、下のバナーリンクからTOPページをご覧いただければ分かると思います。

 

確かに現状、日本の顧客層を大切にすることは多くの国産メーカーにとって重要です。

キプリスは16年連続で百貨店バイヤーズ賞の革製品部門を受賞しているブランドで、つまりは長らく国内の百貨店を主戦場にしてきました。全国各地の伊勢丹高島屋で取扱いがある一方、オンラインストアのバナーは少しブランド感が薄い。

ノイジャパンという企業がキプリスの公式オンラインショップを担っているのですが、「風水」「幸運の刻印」といった方向性で、10年、20年後に市場が拡大する可能性があるかと言えば、NOですよね。

 

 

もっと言えば、日本にルーツの無い方にどうやって訴求するのか

私は凋落する国内大手メーカーにも、3大コングロマリットのブランドにもいたからこそ痛感しました。対外的にも訴求できるブランディング(さらには、それを可能とする人材の確保)こそ、結果として日本メーカーの秀でた技術を守ることに他ならない

こちらの記事でも触れましたが、日本は今後高齢化し、人口が減少し、貧しくなる国です。富裕層の絶対数こそ(まだ)多い国ですが、日本の市場価値は、これからも低下し続けます。そして、今まで買い支えてきた層も、ファッションから離れる日が来る。

 

 

2010年の売り上げ海外比率が僅か5%だったユニクロですら、海外の売り上げが国内を追い越す時代です。国内市場が縮小し続ける以上、これからのブランドの生存戦略は「海外に(も)売れるか」に掛かっています。

それはたとえ、今後も日本国内を主戦場にし続けるとしてもです。消費者は良いイメージさえあれば、ブランドの出身国など関係なく買うのですから。いずれにせよ、職人を大切にしているメーカーだからこそ、全力で売りに行かなければならないと私は考えます。

これからの時代は、「モノさえ良ければイメージがダサくて良い」という言い訳は通用しません。グローバルスタンダードに達した上で、独自性を出せるブランドでなければ生き残れない

 

【2021年版】キプリスおすすめシリーズは?【財布・革小物】

・・・とまあ、大分厳しいことを言ったのですが、個人的には紛れもない愛用者です。大学生の頃、(当時まだあった)吉祥寺の伊勢丹にて偶然見かけたときから使っているブランドです。

なくなって欲しくないからこそ、時代に乗り遅れないブランディングをして欲しいと思っています(その点ガンゾの方が、ブランド感ありますよね)。

 

だからこそ!

ファッションに興味がある層に向けて、私がキプリスの中でオススメシリーズをチョイスしました。沢山あるシリーズの中から、「このシリーズはこういった人に向いている」という情報付きです。ぜひ、下記をご覧ください!

(ベルトに関しては、こちらでも紹介しています)

 

【シラサギレザー】シリーズ

CYPRIS 公式HPより引用

・キプリスを代表するロングセラーシリーズ

 

・オールラウンドな特性で扱いやすい革

 

・コスパが高く、手軽にキプリスを求める人

まずはキプリスを代表するロングセラー、シラサギレザーのシリーズからご紹介。

シラサギレザーは、兵庫県姫路市にて鞣された革。キプリスでは姫路の名城、白鷺城に由来したオリジナルネーミングにて販売しています。原皮には北欧産キップレザー(生後半年~2年までの牛革)を使用しており、仔牛の革よりも耐久性が高く、成牛の革よりもきめ細やかな表情が特徴。

寒い地域の牛は身が締り、硬くしなやかな革へと仕上がります。今回ご紹介する中で最も扱いやすい特性の革。初めての高級革小物や、過度に気を使わずに使用したい方にオススメ

 

CYPRIS 公式オンラインストアより引用

シラサギレザーは鞣し工程を二回、それぞれタンニンとクロムによって行う「コンビ鞣し」を行います。タンニン鞣しのより革の風合いを残す点と、クロム鞣しの傷や水に強いという品質安定性を両立。

また、染色を手染めで行っており、あえてのムラ感を出しています。暗い色は良く見ると分かる程度ですが、明るい色はムラ感が如実に分かりやすい。

 

CYPRIS 公式オンラインストアより引用

内側に使用しているのは、ヌメ革。広義ではタンニン鞣しによる革の総称で、このシリーズにはしっかりした厚地のものが使用されています。無染色ですが使用していく内に手の油分等を吸い、徐々に柔らかい飴色の革へと変化します

シラサギレザーシリーズの中でも、特に人気のアイテムは小銭入れ付き長財布とのこと。定価19,800円と決して安くはありませんが、ハイブランドの1/3程度と考えるとコスパは高い

キプリスの中心ラインということで展開されているアイテムも豊富、二つ折り財布パスケースの他に、ビジネスバッグスマホケースなど揃っています。ぜひ、下記からお好きなアイテムを探してみて下さい!

キプリス【シラサギレザー】シリーズ
created by Rinker

 

【ルーガショルダー&フルベジタブルタンニンレザー】シリーズ

CYPRIS 公式HPより引用

・革特有の表情が好きな人向け

 

・傷に強いオイルドレザー、水にはやや注意

 

・財布やベルトだけでなく、眼鏡ケースやキーホルダーなども

続いては、ルーガショルダー&ベジタブルタンニンレザーのシリーズ。

ルーガショルダーは、フランス原産の成牛の肩部分を使用した革。上述のシラサギレザー(キップスキン)や後述のカーフレザーと比べて荒々しい雰囲気が特徴で、こちらもキプリス独自のネーミング。

成牛は首から肩部分にかけて大きなシワがあり、革にしたときに虎の模様のような表情を残すことから「トラ」と呼ばれます。ルーガショルダーの製品は、あえてトラを活かすように革を裁断されています。

 

CYPRIS 公式オンラインストアより引用

生き物の証である、革の模様が好きな人にオススメのシリーズ。特に、写真のように明るい色はトラがよく分かります。暗い色なら目立ち過ぎずにビジネス使いもできますし、用途に合わせてチョイスの幅も広い。

また、ルーガショルダーオイルが添加されているため、表面に傷が付いた部分にオイルが馴染み目立たなくなります。その上、革自体も厚みがあるため耐久性が高い。

 

CYPRIS 公式オンラインストアより引用

内側には、国内の有名タンナーである栃木レザーを使用。他のヌメ革よりも、繊細で上質な革が使用されています。

ただし、表側&裏側共に水や油を吸いやすい点に注意。靴に比べれば水に触れにくいものの、取り扱いには若干気を付けた方が良いと思います。

ルーガショルダー&ベジタブルタンニンレザーシリーズは、小銭入れ付き長財布で26,400円。シラサギレザーのようなビジネスバッグはありませんが、眼鏡ケースL字ファスナーのウォレットキーホルダーもあります。

キプリス【ルガーショルダー&ベジタブルタンニンレザー】シリーズ
created by Rinker

 

【ボックスカーフ&リンピッドカーフ】シリーズ

CYPRIS 公式HPより引用

・より大人の上質感を求める人へ

 

・外側は型押し加工で耐久性も高い、内側のアニリンカーフは自然な表情を残した革

 

・表側の色は黒のみ、ビジネス使いが前提

続いては、ボックスカーフ&リンピッドカーフシリーズ。異なる二種類のカーフレザー(仔牛革)を使用しており、仔牛故にキメが細かく傷が少ない革です。

表側はボックスカーフといって、タンニンではなくクロムで鞣されたカーフレザーを指します。タンニン鞣しのように自然な革の表情は残りにくいですが、その分均一で安定した品質の革が出来上がる。

さらに、型押し加工で微細なシワ模様を付けることによって、傷が付きにくく目立ちにくい。こちらも長年愛用できる製品へと仕上がっています。

 

CYPRIS 公式オンラインストアより引用

また、内側に使用されているリンピッドカーフは、水性染料であるアニリン仕上げによって染色されたカーフレザーを指します。一般的にはアニリンカーフと呼ばれ、高級紳士靴にも良く使用されている革。

外側のボックスカーフはブラックのみですが、リンピッドカーフはレッド、ネイビー、ブラウンの三色展開。内側に遊び心あるバリエーションが特徴。

ボックスカーフ&リンピッドカーフシリーズの価格は、小銭入れ付き長財布で35,200円。価格も大分上がりましたが、それでも同じグレードの革を使用したブランドと比べるとお得。ビジネス用で良い物が欲しい!という方にオススメ

キプリス【ボックスカーフ&リンピッドカーフ】シリーズ
created by Rinker

 

【コードバン&ベジタブルタンニンレザー】シリーズ

CYPRIS 公式HPより引用

・コードバンは美しいツヤが特徴

 

・外側&内側の革素材の相性が良い

 

・美しい一方、傷つきやすく水染みに弱い

最後に、コードバン&ベジタブルタンニンレザーのシリーズをご紹介。

表側に使用されているコードバン最大の特徴は、何といってもその独特の光沢感と美しさ。牛革ではなく農耕馬の臀部(お尻)の革を使用しています。臀部の奧にあるコラーゲン層を削り出し磨き上げることで、輝きの強い革へと仕上げます。

一体から採れる量が少なく、綺麗で十分な量のコラーゲン層を持っている個体も限られる。農耕馬自体も少ないため希少価値が高く、価格も高騰しています。

 

 

また、コードバンは通常の牛革よりも取り扱いに注意が必要

水も吸収して水ジミを起こしやすい特性がありますし、(引っ張り強度は牛革の数倍と強靭ですが)表面に傷が付きやすい。また、繊維組織が起毛しているのをならして寝かしているため、摩擦で

実際には乾拭きを基本として、数か月に一度オイルを薄く塗って起毛した部分を寝かせる。ケアをしながら楽しめる人向けの革です。長年愛用すると、素晴らしい輝きを放ちます

 

CYPRIS 公式オンラインストアより引用

また、硬いコードバンと柔らかいヌメ革の相性も、個人的に好感度の高いポイントです。硬い革故に菊寄せなどはできませんが、ブラックの他にワインもコードバンらしい魅力的なカラー。靴とも合わせやすい点も魅力的。

コードバン&ベジタブルタンニンレザーシリーズの価格は、小銭入れ付き長財布で34,100円。高めですが、牛革とはまた違った付加価値を味わいたい人には強くオススメ。財布や名刺入れの他、キーホルダーのような小物もコードバンと好相性です。

キプリス【コードバン&ベジタブルタンニンレザー】シリーズ
created by Rinker

 

ちなみに:コードバンの手入れ方法

コードバンの手入れ方法ですが、普段は傷のつかないクロスで乾拭きのみ。古くなったTシャツなど柔らかい布であればOKです。

上述のようにコードバンは水を吸い込んでは水ジミを起こしますし、表面も傷つきやすい。しかし、それを回復させる手入れ方法は簡単。下記のワックスを薄く塗って、傷つかない硬い物体で押し込むだけ

つまり、手入れの手間を楽しめる人には、とても良い革です。私も使い始めた(詳細は後述)ので、一緒にエイジングケアしてみませんか!

【長谷川屋】コードバン専用ワックス
created by Rinker

 

【バッグ】レディース向けラインアップもあります【財布】

キプリスはメンズ中心のブランドですが、レディース向けのラインもございます。

メンズ同様、シンプルで大人向けアイテムが多いのですが、エイジレスな時代もあって幅広い層の方に使えそうなアイテムをピックアップしてみました。



トートバッグ(A4サイズ対応)|アンゴロ

CYPRIS 公式オンラインストアより引用

まずは、オールレザーのトートバッグアンゴロ

ボディ部分には軽量な牛革を使用し、持ち手部分は傷がつきにくく耐久性の高い型押し革を使用。A4の書類が入るサイズのオールレザーなので高そうなイメージがありますが、38,500円とリーズナブルな価格。

 

CYPRIS 公式オンラインストアより引用

開閉は入口中央のマグネットでワンタッチ、また、オールレザーながら約480gと軽量なので非常に使いやすいバッグ。A4用の他にB4サイズのバッグもあるので、お好きな方をどうぞ。

キプリス トートバッグ アンゴロ
created by Rinker

 

ギャルソンハニーセル長財布| リサッカ

CYPRIS 公式オンラインストアより引用

こちらは、モルフォ独自のハニーセル構造を採用した長財布のリサッカ

最大の特徴は、その名の通り「蜂の巣」構造のカード収納ケース。沢山カードを持ち歩いている人にはピッタリで、財布を開いた際に収納されているカードを一瞥できます。

 

CYPRIS 公式オンラインストアより引用

2000年に初めてハニーセル構造の財布が発売されて以来、キプリスを代表する仕様の一つになっています。現在まで、累計15万個を販売したそうです。

(最低限しかカードを持たない主義なので)個人的には使いませんが、管理が得意だったり、ポイントカードが好きな人向け。ハニーセルはレディースが中心ですが、メンズでもシラサギレザーなどでハニーセルタイプがあります。価格は28,600円。

キプリス(Cypris)ハニーセル リサッカ
created by Rinker

 

リュックサック| ミーテ

CYPRIS 公式オンラインストアより引用

最後にナイロン×レザーシリーズのミーテから、バックパックをチョイス。

摩擦に強く、軽量・強靭なナイロン素材に弱撥水加工を施し、多少の雨にも強いという機能的素材を用いており、また部分使いされているレザーも高級感があって素敵ですよね。さながら和風プラダといったところでしょうか。

 

CYPRIS 公式オンラインストアより引用

中の出し入れ時にベルトが面倒と思われがちですが、実際は写真のように根元にマグネットが付いており、ワンタッチで出し入れが可能

また、背中と接する面にもファスナーがあり、そこから中の荷物を取り出すことも可能。こちらも価格は41,800円と決して安くありませんが、確実にそれ以上のクオリティがあります。かなり良心的だと思います。

キプリス(Cypris)ハニーセル リサッカ
created by Rinker

 

おまけ:私の財布も披露します

(新喜皮革製)「オイルシェルコードバン&ベジタブルタンニンレザー」シリーズの二つ折り財布

 

現行シリーズではありませんが、キプリスオイルシェルコードバン&ベジタブルタンニンレザーシリーズの二つ折り財布です。実は頂き物で長年寝かせていたのですが、前の財布が傷んだので先日から使い始めました。

長財布派だったのですが、(スマホ決済が中心になったので)最低限しかカードを持ち運ばなくなったため、二つ折りにしてみました。

上述のコードバン&ベジタブルタンニンレザーシリーズと違うところは、

①「オイルシェルコードバン」という、オイルを含めた後に水染めを施したコードバン

 

②内側のベジタブルタンニンレザーが、牛革ではなく豚革

の2点。

(新喜皮革の水染めコードバンの仕上げを担当する「レーデルオガワ」社のYoutubeチャンネルです)

世界でコードバンを鞣せる有名タンナーは、主に2社。アメリカ・シカゴにある「ホーウィン社」、そして日本の姫路にある「新喜皮革」。ファッションに興味のある層であれば、前者はオールデンの靴の革を供給しているタンナーとして非常に有名ですよね。

一方、新喜皮革は世界で唯一、コードバンやホースハイドといった馬革だけをメインに生産するメーカー。コードバンは基本的に「水染め」「オイル仕上げ」の2タイプがありますが、新喜皮革はいずれも手掛けており、それぞれに異なる特性を持たせています。

 

「オイルシェルコードバン」は国産コードバン仕様のキプリスオリジナルシリーズ

(僅かですが、特有のツヤが出始めています)

「シェルコードバン」はホーウィン社が商標登録している名称。しかし、キプリスの「オイルシェルコードバン」は、国産コードバン(新喜皮革&レーデルオガワ製)を使用しています。

「オイルシェルコードバン」は、キプリス独自のオリジナルネームです。国産コードバンにオイルを添加し、更に水染めを行っているハイブリッド仕様。「オイル」だけど、オイルを含めた後に水染め。シェルという名前は入っているけれど新喜皮革製

あくまで「シェルコードバン」ではなく、「【オイル】シェルコードバン」なのでセーフ、というカラクリでしょうか。うーん、ややこしすぎますね笑

 

ただ、そのクオリティは非常に高い

水染めコードバンは均一な染まりと初期段階から(一定の)光沢感があり、オイルコードバンは使用していく内にギラついたツヤが出る。キプリスの「オイルシェルコードバン」は、染色の丁寧さ&使用していく内に出てくるツヤの、ハイブリッドな特性を持っています。

ホーウィン社のシェルコードバンは、染めムラや部分ごとに色の差が大きかったりするのですが、日本製の「オイルシェルコードバン」は、写真の通りキレイで均一な染色。新品時はつまらない表情ですが、使用していくとたまらないツヤ感が出てきます。

また、近年(供給不足で)ものすごく高騰しているホーウィン社のコードバンよりも断然廉価。キプリスはホーウィン社の「シェルコードバン」も展開していますが、長財布で200,000円します(数年前は7万円程度でした)。

優先供給を受けている筈のオールデンの靴ですら、今は定価が143,000円もします。かなりの価格破壊を起こしていますね。

 

ライニングには、唯一自国で賄える「豚革(ピッグスキン)」を使用

 

内側に使用されている革は、ベジタブルタンニンレザー。この財布の場合は牛革ではなく、豚革が使用されています。コードバンが硬い上に内部にまで使用されているので、(先ほどのヌメ革よりも)更に柔らかく薄い革を組み合わせています。

豚革は、日本で唯一自国で賄える革です。牛革との違いは、

・薄く伸びがある

 

・摩擦に強い

 

・(写真のように)毛穴が目立つ

といったところ。

上記の特性から靴の内側に使用されたり、こうしてお札や小銭入れ部分に使用されます。毛穴というと、ゾッとしちゃう人もいらっしゃると思いますが、皮革産業は世界的に「食べられる動物の皮しか使用しない」という暗黙の了解があります。

食肉文化自体、見直す動きもあります。あなたが肉を食べるか否かはさておき、皮革は食肉文化の一部でもあるという点は知ってて欲しい。同時に、動物の生きた証を使用するということは奥深く、また使用する側も大切にする責任があります。

 

現行も「オイルシェルコードバン」シリーズがある!

CYPRIS 公式オンラインストアより引用

そんな経緯で手元に置いていたコードバンの財布ですが、キプリスは現行も複数の「オイルシェルコードバン」シリーズを展開。いずれも、ハイランクなコードバンを良心的な価格で提供しています。

手入れ方法は、先述のコードバン&ベジタブルタンニンレザーシリーズと同じなので、気に入ったものを選ぶと良いと思います。

日本のクラフトマンシップが培ってきた革製品ブランド キプリス

「オイルシェルコードバン&バケッタレザー」シリーズ

CYPRIS 公式HPより引用

内側に「バケッタレザー」という、(ルーガショルダー同様に)成牛の肩部分を使用したオイルドレザーのシリーズ。

こちらはイタリアのトスカーナ地方で鞣された伝統的な製法で、キプリス独自のネーミングではありません。取り扱い方法はルーガショルダーと概ね同様です。

 

「オイルシェルコードバン ナチュラルコレクション」シリーズ

CYPRIS 公式HPより引用

一方、こちらはオイルシェルコードバン ナチュラルコレクションシリーズ。オイルを添加した後、水染め工程をスキップしてそのままフィニッシュ工程へと進んでいるために、元々の革の色が残っています。使用していく内に、飴色に変化することが特徴

スーツを着てのビジネスマン向けではありませんが、革およびコードバンの質感がたまらなく好きな人には、素晴らしいシリーズではないでしょうか。

 

もちろん、コードバンに限らず、ご紹介した革製品はいずれも長年使い甲斐のあるものばかり。こちらのスペースにて、1年、2年・・・とエイジングレポートしてみようと思います。

一緒にキプリスの良い革製品、使ってみませんか!

 

おしまい!

 



この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

シェアお願いします!

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次
閉じる