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日本のジーンズおすすめブランドランキング11選!有名/高級/一流【メンズ/レディース】

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日本のジーンズは、間違いなく世界でもトップクラスのクオリティを誇ります。

今回は、プロのファッションデザイナーが日本の有名&おすすめデニムブランドを紹介します!

BIG JOHN 公式HPより引用

こんにちは、しょるです。

2022年現在、デニム素材が再びトレンドインしました。近年は、若年層を中心にやや敬遠されていたジーンズですが、やはりファッションの主役であり、歴史も深いものがあります。

そこで今回は、どうせならスペシャルなジーンズが欲しい!という方向けに、日本の有名デニムブランドをご紹介。

日本のデニム産業は、岡山県倉敷市を中心に世界のハイブランドのジーンズを生産している拠点でもあり、非常に優れたジーンズを生み出しています。

ちなみに、ランキングは「良いジーンズ順」というよりほぼ「私の好きな順」(2~6位はかなり迷いました)。特に、高価格帯のアイテムやブランドは、こだわりの方向性が異なります。

だからこそ、順位よりも、あなたの価値観でピンときたブランドを検討してみてください。では早速、日本発の有名&オススメジーンズを見て参りましょう!

目次

日本のジーンズおすすめブランドランキング11選!有名/高級/一流【メンズ/レディース】

第一位:ステュディオ・ダ・ルチザンStudio D’Artisan)

STUDIO D’ARTISAN 公式HPより引用

参考価格
「DO-1」 35,200円

ステュディオ・ダ・ルチザンStudio D’Artisan)は、1979年創業のデニムブランド。日本で初めてヴィンテージ仕様のセルビッジデニムを用いたジーンズ「DO-1」を発売し、90年代のレプリカブームの火付け役(のひとつ)として知られます

1970年代に入って高度成長期&アメカジブームが到来し、各メーカーも大量生産にシフトする中、ダ・ルチはあえて生産量の少ない「セルビッジデニム」「本藍カセ染」「抜き打ちリベット」など、こだわりのモノづくりで差異化。

その他、仔豚のロゴや個性的なシリーズ、そして“本物”を凌駕するレプリカの品質が90年代に受け入れられ、レプリカを代表するメーカーに。品質×歴史×個性を掛け合わせた文句なし実力派ブランド。

ステュディオ・ダ・ルチザン(Studio D’Artisan)ジーンズ
created by Rinker

第二位:シュガーケーン(SUGAR CANE)

SUGAR CANE 公式HPより引用

参考価格
18,480円

シュガーケーン(SUGAR CANE)は、東洋エンタープライズ社が手がけるレプリカブランド。ブランドの名称は“さとうきび”に由来します(写真のデニムも、コットンとサトウキビ繊維の混紡素材だそうです)。

シュガーケーンのジーンズは、特に1940~50年代のディテールを再現したレプリカモデルが人気。また、写真のモデルは阿波藍と合成インディゴをブレンドし、ポケットの裏布は抜染、レザーパッチは阿波藍での手染めを施したこだわりの一本。

アメカジ好きはもちろんですが、どこか日本的でもあり、細かなこだわりが好きな人にもピッタリです。

東洋エンタープライズ社・・・1965年、米軍のベトナム戦争出兵に合わせて立ち上げられたメーカー。当初は、在日米軍やその関係者を相手に、商売を行っていたメーカーだったようです。ところが、ベトナム戦争の終結および沖縄の日本返還に伴い、本州の大半から米軍が撤退。今度は(当時のアメカジブームと相まって)広く日本国民へ、ジーンズやスカジャンなどのアイテムを販売するメーカーへと転身しました。

シュガーケーン(SUGAR CANE)ジーンズ
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第三位:ビッグジョン(BIG JOHN)

BIG JOHN 公式HPより引用

参考価格
16,500円

ビッグジョン(BIG JOHN)は岡山県倉敷のデニム産業と共に歩んできたメーカー。多種多様なシルエットやモデルが展開され、特に近年はストレッチジーンズに注力していることが特徴。

ビッグジョンの前身である「マルオ被服」は元々、縫製工場でした。1958年にジーンズの輸入販売を始め、1965年には米コーンミルズ社から生地を輸入し縫製、キャントンブランドで国産ジーンズ第1号を発売しました。

1967年に「ビッグジョン」ブランドを立ち上げ、こだわりの品質を追求。1973年には倉敷紡績と貝原織布(現カイハラ)が開発した14オンスデニム生地「KD-8」を使用し、国産デニムを使った純国産ジーンズを日本で最初に製造しました。

「キャントン」は、アメリカの実在するブランド名を勝手に拝借していたという、今では考えられない事情がありました。そのため、事業拡大時に新たに「ビッグジョン」を立ち上げた経緯があるそうです。

ビッグジョン(BIG JOHN)ジーンズ
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第四位:フラットヘッド(THE FLAT HEAD)

THE FLAT HEAD 公式HPより引用

参考価格
32,560円

フラッドヘッド(THE FLAT HEAD)は1996年、長野県で創業したデニムブランド。家具などでも人気の高い「ミッドセンチュリー」のアメリカ文化と、日本のモノづくりを融合をフィロソフィーとしています。

フラッドヘッドのジーンズは高品質で本格的ながら、洗練された“スッキリ感”があります。ヴィンテージテイストが強過ぎないので、アメカジにカテゴライズされないようなトップスやシューズとも合わせやすいことが特徴。

また、ブランド曰く、フラットヘッドの価値は「購入して5割」「着て7割」「着込んで10割」とのこと。長く愛用することによって、新しい付加価値が生まれるモノ作りを意識しています。

フラットヘッド(THE FLAT HEAD)ジーンズ
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第五位:ウエアハウス(WAREHOUSE)

WAREHOUSE 公式HPより引用

参考価格
29,700円

ジーンズブランドの中でも、ヴィンテージに特化しているウエアハウス(WAREHOUSE)。1995年の創設以来、「ヴィンテージ古着の忠実な復刻」というテーマの元、インスピレーション源となる一本を徹底的に研究し、発売しています。

ウエアハウスは、1900~50年代の幅広いヴィンテージデニムを手掛けています。完全ワークウェアであった時代のものから戦中の簡素なディティールのもの、後半期のファッションとして認知されつつある時代のジーンズまで多種多様。

各々の時代の生地、縫製、そして洗い加工までを調べ上げ、再現している完全マニア向けのブランド。

ウエアハウス(WAREHOUSE)ジーンズ
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第六位:オアスロウ(orSlow

or Slow 公式HPより引用

参考価格
21,780円

オアスロウ(orSlow)は2005年、兵庫県発のデニムブランド。日本列島をブランドマークに使用している通りのメイドインジャパン、しかも自社生産に徹底的なこだわりを持っているブランドです。

自社工場では、現在は生産が終了している1960年代の米国製ミシンを用いて生産。生地を織る糸や染料、デザインや製造工程など、細部に至るまで妥協せず丁寧に(=Slowに)つくられていることが特徴。

ヴィンテージブランドの中では価格も比較的抑え目で、特に代表モデルの105 STANDARDは、レプリカデニム初心者にもオススメ。糸の表情や色ムラなど、穿いていく内に変化する価値を味わうには“ちょうど良い”と思います。。

オアスロウ(orSlow)ジーンズ
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第七位:ジャパンブルージーンズ(JAPAN BLUE JEANS)

デニム研究所 公式HPより引用

参考価格
15,400円

ジャパンブルージーンズ(JAPAN BLUE JEANS)は、2011年にスタートした新興ブランド。こちらも、デニム・ジーンズの産地として有名な岡山県倉敷市・児島を拠点とする株式会社ジャパンブルー(旧コレクト)が展開しています。

欧州市場を強く意識したブランド展開で、メイドインジャパンの高いクオリティを海外に広めることを目的としています。日本市場には逆輸入スタイルでやってきたブランドで、現在はアジア地域にも法人を設立し拡大中。

ジャパンブルージーンズが近年、特に押しているラインがCIRCLE。新次元のフィット感としてバナナカーブのデニムを、競合他社と比べると比較的抑え目の価格(2万円前後)で提供しています。

ジャパンブルージーンズ(JAPAN BLUE JEANS)ジーンズ
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第八位:エヴィス(EVISU JEANS)

EVISU 公式HPより引用

参考価格
35,200円

エヴィス(EVISU JEANS)は1991年、山根英彦氏が大阪で創業したデニムブランド。流行とは一切の距離を置き、徹底して変わらないモノ作りを行うブランドで、バックポケットのペンキがアイコンとなっています。

ブランド名は90年代のレプリカブームの到来に対し、Levi’sのLを取って、七福神の戎(えびす)と掛け合わせたもの(当初は“EVIS”でしたが、Levi’sから苦情が来たために“EVISU”に変更したのだとか)。

デビット・ベッカムなどを広告に起用するなど、国外でも比較的知名度が高いブランドです。ペイントのインパクトと併せてリラックスシルエットのモデルが多いため、ヒップホップやストリート界隈での人気が高いことも特徴。

エヴィス(EVISU JEANS)ジーンズ
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第九位:ジョンブル(JOHNBULL)

JOHNBULL 公式HPより引用

参考価格
14,300円

ジョンブル(JOHNBULL)は1952年、前身の学生服や作業服を製造するカネワ被服から始まったブランド。岡山県倉敷のブランドで、国産ジーンズが本格化した1967年にジョンブルに改称、ジーンズを中心とした製品をローンチしました。

写真のオーバーオールがアイコニックなアイテムで、現在はジーンズだけでなくチノパンやワークシャツなど、幅広く展開しているファッションブランド。

仕事着からカジュアルウェアまで幅広く使えアイテムが多いながら、デニムはメイド・イン・ジャパンが中心。価格も比較的リーズナブル、老若男女問わず親しみやすいブランドです。

ジョンブル(JOHNBULL)ジーンズ
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第十位:サムライジーンズ(SAMURAI JEANS)

SAMURAI JEANS 公式HPより引用

参考価格
27,280円

1998年、大阪で誕生したサムライジーンズ(SAMURAI JEANS)。「ジーンズは作り手、穿き手のこだわりが一致しないと商品価値が無い」をコンセプトに、数多くの“尖った”オリジナルジーンズを生産・販売しているブランドです。

とにかく、ヘビーオンスのデニム生地を得意とするブランドで、軽くても15オンス、中には21オンスなど、そのまま立ち上がるような重さのジーンズも珍しくありません。造りは良いですが、完全にデニムフリーク向けのブランドといえます。

「牛若丸」「川中島の戦い」「池田谷事件」など、日本の歴史にちなんだモデルも展開され、製造工程は全て日本製であることを信条としています。中には「和モデル」として、自社で栽培した綿花から製造しているものも。

サムライジーンズ(SAMURAI JEANS)ジーンズ
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第十一位:エドウィン(EDWIN)

EDWIN 公式HPより引用

参考価格
9,790円

最後に、日本のデニムブランドの代表的メーカーであるエドウィン(EDWIN)。非常に有名で、服に興味のない方にも知名度の高いブランドではないでしょうか。

メーカーは前身である「常見米八商店」が1947年、アメリカから中古ジーンズを輸入・修理販売したことに始まりました。「EDWINのブランド名はデニム(DENIM)を逆さにした」というのは、それなりに有名な話ですよね。

実は、エドウィンが1961年、初の国産ジーンズを製造したという説もあります。どうやら先述の「キャントン」が初という説が多勢のようですが、少なくとも1960年代にはエドウィン製のジーンズが確認されています。

出典:EDWIN 60TH ANNIVERSARY「DENIM IS EDWIN」

(現在はなりを潜めてしまいましたが)エドウィンは広告宣伝にも優れたブランドでした。1980年代には日本で最も売れているジーンズブランドとなりましたが、不況や不祥事が相次ぎ、現在は伊藤忠商事の完全子会社として存続しています。

中でも、1997年に発売された「503」はハリウッド俳優、ブラッド・ピットをキャンペーンキャラクターに起用したことで知られ、現在でもエドウインを代表するアイコンモデルとなっています。

エドウィン(EDWIN)ジーンズ
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終わりに:相棒といえるジーンズを、5年、10年と穿く価値も素敵

今回は、日本のデニムブランド11選を紹介してきました。大半が岡山のブランドですが、今回ご紹介したブランドに限らず、世界中のハイブランドが現状、岡山でデニムを生産しています(これからは分かりませんが)。

日本のジーンズは、アメリカ製品の真似や輸入販売に始まり、やがては様々な加工やレプリカなどのジャンルまで深化させました。いずれも、高品質の追求や職人文化が可能にした地平であり、実力が広く認められています。

(かつて、ハイブランドのデニムのタグに「日本製」と書かれていて、「偽物だ!」と騒いでいた日本人がいたとかいないとか。冗談のような話ですよね。)

例えば、ユニクロの3,990円のジーンズは出来が良く、それなりに何年か穿けますよね。スマホを突っ込んでも自転車に乗ってもガンガン洗っても気にならない、これも優秀なプロダクトだと思います。

一方で、糸の撚りから、紡績、染、ディテールの「そこまでこだわるの?」と思われるジーンズが、今回ご紹介したジーンズブランドの魅力ではないでしょうか。

造り手がやり過ぎるほどに頑張る製品は、着用する人も「その気」になります。

5年、10年、大切に穿けるジーンズや文化もまた、大切にしていきたいものですね。

おしまい!

SHOLL(しょる)
皆さまこんにちは。“SHOLLWORKS”運営者のSHOLL(しょる)と申します。

1987年、山梨県甲府市生まれ。国内デザイナーズブランドを経て、ファッションコングロマリットのブランドでデザイナー職を経験。

現在は東京在住、デザイナー含め様々な事業に携わっています。
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