こんにちは、しょる(@SHOLLWORKS)です。本日は、プロのファッションデザイナーがオススメする、長さ調節が可能&ビジネス使いできるベルトをピックアップしました。
ベルトは靴や鞄に比べて優先順位が低く、合わせるだけの小物と考えている人が多いと感じます。しかし、あなたがクールビズが推進される企業にお勤めの場合、ベルトは夏の間は何にも隠されません。
だからこそ、ベルトはちゃんとしたものを、ちゃんとしたサイズ感で身に着けたいもの。また、ブランドロゴやネームが大きく配されたものでは、仕事の場面では悪目立ちしがちですよね。
ブランドアピールが強めのベルトも決して否定するものではありません。しかし、以上の理由から今回は、シンプルでビジネスにも使い易いベルトを紹介させていただきます。
それでは早速、見て参りましょう!
ユニクロのベルトは?→初心者はまず、サイズ調節ができるベルトを
ユニクロのイタリアンレザーベルトは、確かに値段に対して品質が高いと思います。しかし、サイズ展開が少ない上に、サイズ調整もできないという欠点も抱えています。
また、ベルト専業ブランドの中にもサイズを調整できないものがあります。そういったブランドのベルトは、5㎝毎にサイズ展開されているのがほとんど。
たまたまサイズが合えばOKですが、展開されているサイズとサイズの間に入ってしまうとイマイチしっくりこないものです。
ひょっとすると、
え、いいじゃん!サイズが多少変わっても穴5個もあるんだし!
と思われるかもしれません。
しかし、今まで使っていた穴がヨレていたり、ベルトの先端が短すぎるor逆に飛び出し過ぎているのはカッコ悪いのでやめましょう。
ベルトは真ん中の穴を使うのが基本です。よほど工作が得意でもない限り、ドライバーやキリなどで新しい穴を空けるのもダメですよ。
だからこそ、初心者や体型が変わる予定のある方はサイズ調節可能なベルトを選ぶと良いと思います。こうすることで(サイズダウンならば)同じ真ん中の穴を使い続けることが可能です。
切り過ぎに注意しつつ、上記の動画を参考に調節してみてください。
長さ調節可能なメンズベルトのブランド|ビジネススーツに合う一本を紹介
それでは、具体的に長さ調節可能なメンズを紹介します。長さ調節が可能なベルトは、オンラインで購入してもサイズで失敗しません。
革を挟める金属部分も目立ちませんし、瘦せていく分には何度も調節できます。また、お得なショッピングサイトもリンクを貼らせていただいたので、ぜひ覗いてみてくださいね。
リーガル TF67EC
Image Photo by REGAL
まずは、日本を代表する靴メーカーであるリーガルから、最もベーシックなTF67ECをご紹介。ガラスレザーで作られたベルトで、ビジネス向けの長さ調節可能なベルトです。
リーガルのベルトを使用する最大の利点は、靴に使用しているものと同じ革のベルトを入手できること。仮に色が同じでも、革の特性で表情が違ったりするので、「揃えたい!」という方にはかなりオススメです。
こちらのTF67ECは、高耐久なガラスレザーで出来ています。同素材であるリーガルの名靴「2504」とも相性抜群で、カラーも黒と茶が展開されています。
ニッポン デ ハンドメイド 栃木レザーサマーオイルベルト
ニッポン デ ハンドメイドは、その名の通り日本製にこだわる革小物メーカー。価格の割にクオリティが高く、コスパを求める方にオススメの長さ調節が可能なベルトです。
写真はBL-LB-720というモデル名。「栃木レザー」という革を使用しており、鞣しに(一般的なクロムではなく)植物の渋みを用いるタンニンを採用しています。
ベルト中央部分の盛り上げ処理によって肉厚感もあり、5,000円台のベルトとしては非常に良い作り。さらに、BL-LB-720にはサマーオイルが添加されており、オイルの効果によって傷つきにくい&濃淡ある表情になっています。
長沢ベルト工業 姫路産キップレザーベルト
長沢ベルト工業は、高品質なベルトづくりに定評あることで知られるメーカー。東京・葛飾に居を構える町工場で、“日本のモノ作り”の丁寧さをファッション業界で体現しています。
上記の長さ調節可能なベルトは、姫路産キップレザーを使用している点が特徴。姫路は世界的に革を鞣すタンナーが廃業に追い込まれる昨今、良質なレザーを供給する国内最大の拠点です。
長沢ベルト工業の中でエントリーモデルと位置付けられ、高級品の中では比較的抑え目の価格。しかし、姫路のキップレザーはシワや引っ張り強度に強く、ベルトに最も向いている革のひとつです。
プレリー銀座(PRAIRIE GINZA)NB13770
続いては、プレリー銀座(PRAIRIE GINZA)のNB13770。ベーシックで合わせやすい上に価格もリーズナブルと、特にオススメ度が高い長さ調節可能なベルトです。
革はキップを使用しており、耐久性とキメ細やかさのバランスが取れた一本。5色展開とカラーも豊富で、スーツスタイルの黒や茶はもちろん、オフィスカジュアルに遊び心も加えられます。
こちらもエントリーモデルですが、ブランドの知名度も高くプレゼントにもオススメです。
キプリス(CYPRIS)シラザギレザーベルト
最後に、株式会社モルフォが展開するキプリス(CYPRIS)。一般的な知名度はそこまで高くないものの、日本屈指の革小物ブランドとして、ファッション業界の中では高い知名度のブランドです。
シラサギレザーとは、北欧産のキップを使用して姫路で鞣した姫路レザーです。キプリス独自のネーミングで、鞣しの産地である姫路の象徴である白鷺城から名付けられているそう。
北欧の寒冷地で放し飼いされた牛は身が引き締まり、革も繊維が密になって耐久性も高くなります。私もこのベルトの愛用者ですが、本当に何年経っても使える逞しさがあります。
まとめ|まずは、質実剛健な「長さ調節可能なベルト」を
今回は以上です。
ご紹介してきたベルトは、いずれも「サイズ調節可能である」こと以外にも、レザーの種類や表面のステッチの有無にも拘ってお送りしました。
というのも、ベルトは作りの丁寧さなどの他にも、レザーの種類や縫製によって耐用年数が変わります。
例えば、ブライドルレザーは硬すぎてシワシワになり易かったり、表面にステッチがないものは接着のみで張り合わされているため、どうしても使っていく内に割れしやすくなったりします。
そういった素材や仕様のベルトにもラグジュアリーさなどの魅力はあります。しかし、初心者が選ぶ一本目としては不便な部分が大きいと思い選外としました。
まずは、質実剛健×安心して使えるベルトから入ることをオススメします。バリエーションを増やしたくなったら、ブライドルレザーやコードバンといった素材や仕様に手を出すと良いですよ。
それでは今回はこの辺で。
おしまい!
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